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Saitama
2024-03-28(木)

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【三浦半島・葉山】仙元山ハイキングコース

2021年12月12日(日)、よく晴れた冬の日、簡単に登れて下山後はちょっとした観光も楽しめる山を歩きたくなって、神奈川県三浦半島の付け根にある仙元山(標高118m)へ行ってきました。車を下山口に止め、バスで移動してからぐるっと周回する3kmほどのコースです。初心者や子連れにおすすめ。ただし、真夏は避けたほうが賢明かも。

【北アルプス】蝶ヶ岳・常念岳を2泊3日のテント泊で縦走【単独行】

2022年8月9日(火)から2泊3日のテント泊で蝶ヶ岳と常念岳を縦走してきました。槍・穂高の稜線を眺めながら歩く計画でしたが、残念ながら周囲が厚い雲に覆われていてそこにあるはずの絶景をなかなか拝めませんでした。

【奥多摩】親子3世代で高尾山の日帰りハイキング

2018年4月22日(日)、高尾山を登ってきました。高校で山登りを始めて以来、初めての高尾山です。奥多摩山域では川苔山や御岳山などを登ったことがあるものの、高尾山は観光地っぽくて敬遠してたんですよね。 小学生2人と父を連れて山登りをすることになり、まず長野にある入笠山(1955m) か飯盛山(1643m)、あるいは高尾山あたりを候補にしてみました。ところがゴールデンウィーク直前で入笠山のゴンドラがまだ営業しておらず候補から脱落。面白い形をした飯盛山にも結構惹かれるものがあったんですが、もっと近い所でいいやということで、高尾山に決定~。 今回のルート 今回の交通費: 高速 東北道岩槻I.C.→圏央道高尾山I.C. 片道:2,760円(ETC) ケーブルカー 片道:清滝駅→高尾山駅 480円(大人1人)480円(小人2人) 駐車場   1,000円(1日) 高速 圏央道高尾山I.C.→東北道岩槻I.C. 片道:2,760円(ETC) 往復の高速代とケーブルカーの片道料金と駐車代で7,480円。市営の駐車場に入れようとしたらすでに満車だったため、近くの民家の敷地っぽい所に止めました。料金は市営駐車場と同じだったと思います。 清滝駅~高尾山駅~4号路 この日は4月なのに東京都内の最高気温が28℃を記録する夏日で、低山ハイク向きの日ではありませんでしたね。朝から汗だくや~。 高尾山の細かい記録を残してもあまり意味がないような気もしたので、今回の記録は簡単なものにしておきます。あまり写真も撮っていない。 ケーブルカーを降りるとそこら中人だらけ。いつもの山行と雰囲気が違うなこりゃ。 石碑やら何やらマニ車まであった。六根清浄とあるから、五感と意識を清めてくれるこのマニ車を回すとお釈迦様の説く正しい道をゆく事ができるのである。子供たちはグルグル回して遊んでました(笑) 開運ひっぱりだこって何のこっちゃ? 後ろにある杉の大木の根元がたこ足の様に曲がりくねっていることから「たこ杉」と名付けられ、ご神木として扱われているようです。樹齢450年以上の杉の根が触られまくるのはよろしくないという事で柵で囲われてしまい、たこ杉の根を触る代わりにこのタコの石像の頭を通りがかりの人は皆なでていきます。他の山に普通に生えてそうな杉の大木も観光地にあるとご神木になってしまう...。 人の多かったビアガーデンの辺りを通り過ぎ、我々は4号路経由で高尾山山頂を目指します。 人も少ないし、こんな吊り橋もあり。 ほとんどの人は薬王院経由かな? 高尾山山頂は人だらけでさっさと退散。もうちょい西側の方まで行ってみて、ランチに良さそうなベンチを探してみます。 山頂のあたりから見た富士山。晴れているけど霞んでしまってイマイチ。西側の斜面を下り、ちょうど良さそうなベンチを見つけたのでそこで昼ご飯。ただもう昼時になると暑すぎて嫌になり、ほとんど写真を撮っていません。食べた物の写真も撮っていないな。帰りは山頂に一旦戻り、稲荷山コースで清滝駅まで戻ることにした。 稲荷山コースで下山 この稲荷山コースはだらだら続く緩い斜面。時々東側の視界が開け、八王子方面が見える。冬で空気中の水蒸気量が少ない時期だったら良かったけどね。 この後、特筆することも無く下山して無事駐車場にたどり着きました。高尾山I.C.からさいたま市まで圏央道と東北道を使って1時間程度なのでサーっと帰還。ケーブルカーを使った楽チンハイキングのはずが高すぎる気温のせいで結構な苦行でした~。

【奥武蔵】四季の花咲く巾着田を見下ろす日和田山から、物見山まで往復する楽ちんハイキング

今回訪れた日和田山(305m)と物見山(375m)は子連れや初心者に優しい山でありながら、ロッククライミングのゲレンデもあったりして、多くの人々に親しまれている埼玉の名山です。ふもとにはヒガンバナで有名な「巾着田」があり、時間が許せばセットで訪れるとよいでしょう。

【北アルプス 】子連れで立山三山縦走を目指すも、悪天候のため雷鳥沢に停滞

2020年8月11日から2泊3日の予定で立山三山を久しぶりに縦走するつもりでしたが、2日目からはあいにくの天気だったため、雷鳥沢キャンプ場にテント泊で停滞した時の記録です。

【八ヶ岳】正月のテント泊山行、赤岳の予定だったが硫黄岳に変更

2020年1月2日(木)、新宿駅07:30発のあずさ3号で長野県の茅野駅に向かって出発。一泊二日の予定。でかザックを持って特急に乗る時は、進行方向に向かって車両内で一番後ろの座席を予約しておくと背もたれの後ろと壁の間にザックを置けて便利。この正月は八ヶ岳の主峰赤岳 (2,899m)を目指すつもりでしたが、1月3日の天気が悪くて硫黄岳(2,760m)に変更しました。 今回の山行ルート 今回の諸費用 JR(浦和駅~新宿駅) 400円 JR特急あずさ(新宿駅~茅野駅) 5,650円(運賃3,410円、指定席2,240円) バス(茅野駅~美濃戸口) 1,000円(片道) 赤岳鉱泉・テント泊料金 1,000円(1人1泊) 赤岳鉱泉・夕食(海鮮鍋&焼き魚) 2,000円 赤岳鉱泉・昼食(カレー) 800円 バス(美濃戸口~茅野駅) 1,000円(片道) JR特急あずさ(茅野駅~新宿駅) 5,650円(運賃3,410円、指定席2,240円) JR(新宿駅~浦和駅) 400円 交通費は往復14,100円、テント泊料金が1,000円でした。食料はフリーズドライのご飯ものと磯辺焼き用の餅4個などを所持していましたが、小屋の夕食が海鮮鍋だと聞いて思わず2,000円を払って予約してしまった(笑)。赤岳鉱泉の夕食メニューはステーキや海鮮鍋などが日替わりとなっている。おそらく翌日がステーキだったはず。正月休み中で特急あずさの上り下りは共にほぼ満席状態。夕方の上り臨時特急は運よく予約できた。 茅野駅~美濃戸口 新宿07:30発の特急あずさ3号の4号車座席番号1-Cに座り、ザックは座席の後ろにある壁との隙間に押し込んだ。09:51に茅野駅に到着。 茅野駅に降り立つのは一体何回目だろう?茅野駅西口のバス乗り場にあるアルピコ交通のチケット売り場でバス乗車券を購入。片道1,000円です(2020年1月現在)。 茅野駅からバスに揺られて50分ほどで美濃戸口にある八ヶ岳山荘に到着。暖冬のため道路に全く雪が無かった。四駆車にチェーン装備であればここから先のアイスバーンだらけの林道を使って美濃戸まで入れるが、今回はここからスタート。 美濃戸口~美濃戸~赤岳鉱泉 この舗装路を真っ直ぐ行くと阿弥陀岳への登山口。美濃戸はこっち。 つるつる滑るのでチェーンスパイクを装着した方が楽。 1時間ほどで美濃戸に到着。もうちょい行ったところにある美濃戸山荘で最初の小休止。 美濃戸山荘の先にある北沢と南沢の分岐。行者小屋へ直行する人は南沢、赤岳鉱泉をベースにする人は北沢へ。行者小屋は冬季営業していないのでテント泊のみ。 堰堤広場に到着。山小屋関係者の車はここまで入れる。ここでアイゼン装着している人も多かったが、雪が少なそうなのでチェーンスパイクのまま行きま~す。 北沢は基本的になだらかで、南沢よりも歩きやすい。 1月2日は快晴で絶好の雪山日和だった。翌日は、、、駄目でしたね。 赤岳鉱泉に到着@14:50。アイスクライミング用の通称「アイスキャンディー」の前を通り、小屋の入口やトイレが近い方をテン場に選択。 トイレに近い方のちょっと上にテント設営開始。 冬用の外張りは持っていないため普通にフライを張る。竹ペグを埋めて張り綱とカラビナでつないだり、本体の四隅は幅広のペグで固定したり。竹製の割りばしを数本まとめれば竹ペグの代わりになるかと思い数年前に雪山で使ったことがああるが、すぐに折れたり張り綱がすっぽ抜けやすかったりで使い物にならなかった。今回の山行前に竹ペグを石井スポーツ大宮店で購入。フライの裾を雪で埋めようと試みたものの、雪が固すぎてめんどくさくなり止めた。 周囲の様子。 テント泊の人用の水は小屋の入口に入ってすぐ左にあるポリタンクからもらえる。硫黄岳への登り口はこの出入り口の真ん前。テント泊受け付けの際、今夜の夕食は海鮮鍋だと記してあるのが目に入り思わず夕食の予約もしてしまった。 赤岳鉱泉入口横にある飲料水ポリタンク。この日の夕食と翌日の昼食を小屋の食堂で取ったので、この飲料水をいただく必要は無かった。 今宵の夕食はテント内でフリーズドライものを食べる代わりに赤岳鉱泉の食堂で。 ほっけの焼き魚。 海鮮鍋。大ぶりの海老とホタテが2つずつ。固形燃料の火力が妙に強いな...。 食べ終えたらさっさとテントに戻って寝る準備。寝袋はモンベルのアルパインダウンハガー#5とドイターのアストロー2を重ねた上にシュラフカバーをかけて使用。どちらの寝袋も冬用ではないが、二重にすれば何とかなる。ダウンのジャケット、パンツ、象足と呼ばれるダウンブーティも着用するしね。テント場の気温はマイナス15℃程度でした。ほぼ無風。 1月3日(金)の記録は次のページへ 2020年1月3日(金)、外へ出て空を見上げると昨日の青空はどこへやら。どんよりとした雲に覆われ、予報通り風も強そう。天気が良ければ赤岳、イマイチだったら硫黄岳にしようと思っていたので今日は硫黄岳のピストンにします。 朝食はアルファ化米をおかゆにしてカニ缶を投入したカニ雑炊。生卵も入れた。頂上アタック用の軽装備で出発~@07:45。 赤岳鉱泉から硫黄岳山頂ピストン 硫黄岳へ向かうルートの途中にはロープで遮られた踏み跡がある。これらは横岳西面の岩壁へと通ずるルートで、一般の登山者には関係ないため入り込まないようにしましょう。 高度を上げるとようやく雪山らしい雰囲気になってきた。 ここは赤岩の頭直下。もうすぐ樹林帯を抜けます。山頂から下りてくる人とすれ違うと皆さんウェアや髪の毛やザックが霧氷で真っ白けになっている。気温はマイナス10~15℃程度。朝早く登った人は強風でつらかったそうな。 吹きさらしの赤岩の頭に到着@09:30。上から下りてきた人に「ホワイトアウトしてるから踏み跡見失わないようにね~」と言われました。 赤岩の頭付近で雪崩に巻き込まれる事故が数年前に発生したはずだけどこだったんだろ?暖冬の正月だとまだ雪が少なくてよく分かりません。↑の写真に見える道標はオーレン小屋へ下るルートへの分岐点。 オーレン小屋へ下るルートは冬季通行禁止。この右上の硫黄岳山頂へ向かう。 ケルンや道標、すれ違った人たちの足跡を目印にする。夏に何度か歩いているので地形は憶えています。 この岩場を抜けると硫黄岳山頂。 ガスっているので高度感もないし、ホールドはしっかりしている。ピッケルいらんかったな...。 あともうちょい。 登ってきた岩場を見下ろす。 目印のケルンに到着。本当に真っ白けになると山頂からここへ戻るのにも苦労するかも。 奥の方に人影が見える。そこが硫黄岳の山頂。左に見えるのが雨量計小屋跡。自分がここにたどり着いた時の風速は15m/sくらいかな。風は強いけど普通に動けます。 硫黄岳山頂(2,790m)に到着@10:05。冬に来たのは初めて。 人影の内のお一人に頼んで写真を撮っていただきました。 何も見えないし、とっとと戻ることにします。 昨日だったら八ヶ岳ブルーを拝めたはず。 硫黄岳山頂にあるこの雨量計小屋跡もとうとう立入禁止の看板が貼られてしまった。 来た方へ戻る。 まあ立派なエビの尻尾だこと。 硫黄岳は目印になるケルンが要所要所に建てられているので視界不良時に大変ありがたい。無雪期に歩いた事があるルートだと地形を憶えているため、視界が悪くても不安にならずにすみます。 何となく踏み跡が見えるし、ちゃんとGPSも随時確認しています。 自分の姿がどんな風になっているのか疑問になって自撮り。眉毛がちょびっと凍っている程度か。ゴーグルをテントに置き忘れてきてしまったのでサングラス着用。吹雪いている時はゴーグルを忘れないようにしましょ~。 下山中に南の方を撮った写真。昼が近づくにつれ雲底が上がってきた。 赤いテントが見えるので、ここは赤岳鉱泉のすぐ上。 テント場に帰還@11:20。雪道の下りは足が速い。昼食も小屋の食堂で食べるか。 赤岳鉱泉で昼食 何にしよ。 普通のビーフカレーを注文。 食堂の席についてしばし待つとビーフカレー(800円)がやって来た。テント内で湯気がもうもうと立ち込める中、窮屈な格好で昼食を取るよりも食堂で食べたほうが断然楽で暖かいですな~。 赤岳鉱泉のWiFiに繋げてみたけど、接続が弱すぎてあまり使い物にならず。私はiPhone2台持ちでauとドコモの回線を格安simで利用していますが、auの電波は圏外でドコモは3Gの電波がかろうじて入る程度でした。場所によるかな。 赤岳鉱泉~北沢~美濃戸口 昼食後、13:20に撤収開始。下山は12本爪のクランポンではなく、入山時と同じくチェーンスパイクで。ここには昨日テントが密集していたが、皆どこかへ行ってしまった。 赤岳鉱泉の冬の名物、アイスキャンディー。人工の氷壁。 やってるやってる。 水が豊富な小屋だから出来る事だな。 ではさようなら~。空が明るくなってきた。 昨日来た道を美濃戸に向かって戻る。 堰堤広場に戻ってきた。小屋関係者のピックアップが止まっている。 休憩せずに美濃戸を通過し、さらに50分ほどで美濃戸口に戻ってきた。この凍った坂道はチェーンスパイク無しだと歩きづらいですよ。ツルツルで。 美濃戸口の八ヶ岳山荘に無事帰還@1625。茅野駅行きのバス乗車券を小屋内の受付で購入(片道1,000円)。そしてバスが来るまでお風呂。入浴料は500円だったっけ?温泉ではない。浴室入口の手前にザック置き場もあります。三菱の黒いトライトンは八ヶ岳山荘のピックアップらしい。 たまたま誰もいなかった。 いや~下山後の風呂は気持ちええ~。 美濃戸口バス停の向かい側にいつの間にかできていたJ&Nというオーベルジュ(?)山小屋風の宿泊施設を備えたレストランだそうです。こちらのキレイなお風呂の入浴料は700円。食事もうまそうなので今度ここに来たら寄ってみる! 【公式サイト】http://j-and-n.jp/ 【Facebook】https://www.facebook.com/Yatsugatake-JN-1694325797470088/ 茅野駅 茅野駅で上りの臨時特急あずさを待つ間、立ち食いそばで補給。普通の蕎麦が妙にうまい。下山後は何でも美味くて食べ過ぎる。 茅野駅の上りホーム中ほどにある黒曜石をタッチしてからあずさに乗車。お疲れ山。 今回の山行をReliveでふりかえる Relive '2020/01/02 硫黄岳ピストン' https://cdn.embedly.com/widgets/platform.js

【那須】 紅葉シーズン直前の那須岳をぐるっと巡る日帰り登山

2015年9月24日(木)、一昨日は子連れで赤城山を登り、今日は単独で那須岳へ行ってきました。茶臼岳(1,915m)と朝日岳(1,896m)の2つのピークをぐるっと回り、下山後はロープウェイ山麓駅最寄りの大丸温泉で汗を流してきた記録です。 今回の山行ルート 山頂標高:1951m(主峰・茶臼岳) 歩行距離:8km (周回コース) 累積標高:936m 所要時間:5時間 グレード:茶臼岳のみなら初心者向け  コースタイムの記録: 那須ロープウェイ山頂駅(8:45)-茶臼岳山頂(9:30/9:55)-峰の茶屋跡(10:20)-朝日岳分岐(11:00)-朝日岳山頂(11:05/12:00)-朝日岳分岐(12:05)-峰の茶屋跡(12:30)-那須ロープウェイ山麓駅前駐車場(13:25) 那須ロープウェイ~茶臼岳山頂 紅葉シーズン前の平日なのでロープウェイ山麓駅前の駐車場にすんなりと止められた。 料金は大人片道1,200円なり。 山頂駅から登り始めるとすぐ牛ヶ首への分岐。牛ヶ首は山頂の向こう側、茶臼岳の西面にある噴気が盛んな所。 岩がゴロゴロしている斜面を普通の観光客の人々はスニーカーなどで登っている。北に見えるピークが朝日岳。後でいくぞ~。 岩場を登りきると山頂の肩。あのピークの向こうに鳥居と山頂の標柱が立っている。 いつ建てられたものなのかよく分からない鳥居。とりあえずくぐっておく。 ほぼ標準コースタイム通りに山頂へ到着。天気は下り坂なのであまり見晴らしはよろしくない。 噴火口跡の周りをグルっと周ってから峰の茶屋跡へ下る。 しばらく下ると峰の茶屋跡避難小屋の赤い屋根とその向こうにある朝日岳が見えてくる。峠の茶屋とついつい混同してしまうが、峠の茶屋はロープウェイ山麓駅の上の方にある駐車場前の休憩所の事である。 峰の茶屋跡避難小屋の上の方には木材で組まれた構造物の残骸が残っている。いつもここを通る度に気になっていたこれらは、かつてこの周囲に存在していた硫黄採掘所に関連する施設の痕跡だそうな。特にこの残骸は、峠の茶屋前の駐車場にかつて存在していた鉱山事務所と精錬所に繋がる索道を支える櫓(やぐら)の土台の痕跡に違いない。 検索してみると、那須岳の硫黄鉱山跡を調べた方のウェブサイトを発見した。 2011.10.23 那須硫黄鉱山跡を訪ねる:後編(その1) 硫黄採掘の仕組みや、採掘して精製した硫黄を下界に降ろす仕組みについて詳しく調査されていて非常に参考になります。高校で地学を選択して地層や地形、それに伴う歴史が好きだった人には堪らない内容です。自分も索道跡やトロッコ道跡などを辿ってみたくなりました。 峰の茶屋跡にある避難小屋に到着。ここはかつて硫黄鉱山作業員や登山者相手の売店としての小屋が掛けられていた場所で、鉱山が閉鎖された後はいつしか無人となり残骸が残るだけだったそうです。この場所は茶臼岳と朝日岳の間にある鞍部でいつも強い西風が吹く場所でもあり、遭難事故をきっかけにしてこの避難小屋が建てられ、今では登山者が風をしのいで休憩するのに格好の場所になっています。西風を避けるため、石垣にぴったりくっついて避難小屋が建てられていますね。ちなみにここにトイレや水場はありません。 避難小屋で小休止の後、剣が峰(1,799m)をトラバースする形で朝日岳へ向かいます。 剣が峰を過ぎた後の小ピーク。この手すりが強風時にはありがたい。 ハーハーゼーゼー息を切らせながら急登をこなすと鎖場が現れる。ちょうどこの鎖の付け替え作業中だったらしく、鎖も支点も新品になっていました。 後ろを振り返ると今日歩いてきたルートがよく見える。 こうして俯瞰するとロープウェイよりも、硫黄鉱山跡の規模の方が大きい事がよく分かる。峠の茶屋駐車場はかつて鉱山事務所や精錬所のあった場所で、さきほど休憩した峰の茶屋跡避難小屋近くから索道がつながっていた。 北の方を見ると熊見曽根や隠居倉周辺の紅葉が色づき始めたところでした。朝日岳山頂でお湯を沸かして約1時間のランチ休憩。 また同じルートを辿って峰の茶屋跡避難小屋へ下る。 朝日岳から峰の茶屋跡避難小屋まで30分。そして峠の茶屋がある登山口まで40分ほどで下った。まあ標準的なタイムです。登山口の手前には山之神という祠が祀られいて、これは硫黄鉱山会社の社長が建立したもの。硫黄鉱山が操業していたのは明治45年~昭和25年までのことなので、比較的新しい。硫黄鉱山が閉鎖された後、草に覆われて忘れられた存在になっていたものをこの様に再整備したそうです。 可愛らしい感じの狛犬もいる。 以前ここには木製の古びた鳥居が立っていたが、石造の鳥居に建替えられた。まだ新しいのでここ数年以内の事だと思う。 ちょっと下ると峠の茶屋に到着。峰の茶屋跡と名前を間違いやすい休憩所です。ここで那須岳のピンバッジを購入。ここからロープウェイ山麓駅前駐車場までさらに15分の下り。 下山後は車で5分くらい下った所にある大丸温泉で汗を流した。ところでこの大丸温泉、湯が湧いている渓流をそのまま露天風呂にしたような所で、混浴になっています。露天風呂の一番上流が女性専用風呂で、下流の露天風呂が混浴。 湯舟の底は石がゴロゴロしていて、登山後の足裏には刺激が強かった...。露天風呂自体は解放感があって気持ち良かったです。おすすめ。 たまたま誰もいなかった内風呂の様子。 大丸温泉は車を止めにくいかもしれない。駄目だったら大丸園地の大きい駐車場へ止めることになります。 Reliveで今回の山行を振り返る Relive '2015/09/24 那須岳&朝日岳' https://cdn.embedly.com/widgets/platform.js

【丹沢】鍋割山の鍋焼うどんを食しに鍋割山荘まで往復

丹沢山塊・塔ノ岳の脇に控える鍋割山で鍋焼きうどんを食べてきた記録。
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