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2024-04-26(金)

【中央アルプス】千畳敷から木曽駒ヶ岳へ・親子3世代で稜線散歩とテント泊

千畳敷から木曽駒山頂までテント泊でピストン

ホーム山行記録子連れ登山【中央アルプス】千畳敷から木曽駒ヶ岳へ・親子3世代で稜線散歩とテント泊
日程 【テント泊】2018年07月31日(火)~8月1日(水)
メンバー ぬこしち・いさお・こゆ
天候 快晴
アクセス
利用交通機関
車・バス・ロープウェイ
菅の台バスセンター近くの駐車場(600円)に止め、バスでロープウェイ駅へ移動。
経路を調べる (google transit)
行きの経路 帰りの経路

2018年7月31日(火)、一泊二日の予定で中央アルプスの主峰「木曽駒ヶ岳(2856m)」をテント泊で登ってきました。父親を誘って親子3世代の登山です。父、私、長女の3人で出発し、次女はお留守番。今回のコースは駒ケ岳ロープウェイで入り、木曽駒ヶ岳まで往復する簡単なルート。宝剣は岩場が小学生向きではないと思ったので見るだけです。

地図・ルート・標高グラフ・移動ペース

歩行ペース0.9(標準的:普通のペース)
※旺文社「山と高原地図」標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率(全コースのうち70%の区間で比較)
ルートの詳細データ
最高地点:2,956m (木曽駒ヶ岳)
歩行距離:5.1km
累積標高:419m(登り)、404m(下り
行動時間:3時間13分(初日1時間25分、2日目1時間48分)
休憩時間:2時間08分(初日52分、2日目1時間16分)
グレード:
コース定数11.7
コース定数とは歩く時間、歩く距離、登った高さ、下った高さの4つの要素を使って数値化したもので、次の式を用いる。 1.8×時間(h)+0.3×歩行距離(km)+10×登りの累積標高(km)+0.6×下りの累積標高(km)
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。

行程とコースタイム

2日目
行動
1時間25分
休憩
52分
合計
2時間08分
S千畳敷駅11:562分 11:58ホテル千畳敷11:5955分 12:53乗越浄土13:085分 13:13宝剣山荘13:260分 13:26天狗荘19分 13:45中岳14:0819分 14:15木曽駒ヶ岳頂上山荘G
2日目
行動
1時間48分
休憩
1時間16分
合計
3時間04分
S木曽駒ヶ岳頂上山荘07:3525分 08:00木曽駒ヶ岳08:1113分 08:25木曽駒ヶ岳頂上山荘09:1327分 09:40天狗荘09:461分 09:47宝剣山荘09:484分 09:52乗越浄土09:5737分 10:34ホテル千畳敷10:380分 10:38千畳敷駅G
コースタイムの見方:
移動時間
到着時刻通過地点の地名出発時刻

今回の山行の費用

交通費 高速 岩槻~駒ヶ根 6,940円(ETC) 13,880円
駒ヶ根~岩槻 6,940円(ETC)
バス 菅の台~しらび平 往復:1,640円(大人)820円(子供) 4,100円
ロープウェイ しらび平~千畳敷 往復:2,260円(大人)1,130円(子供) 5,650円
駐車場 菅の台バスセンターそば 600円 600円
宿泊料 テント泊 木曽駒ヶ岳頂上山荘テン場 大人1,000円、子供500円 2,500円
下山後の温泉 こまくさの湯   大人700円、子供300円   1,700円
        合計 25,930円

参考リンク

ドラぷらhttps://www.driveplaza.com/
駒ヶ岳ロープウェイhttps://www.chuo-alps.com/fare/
木曽駒ヶ岳頂上山荘https://miyadakankou.co.jp/chojosansou
こまくさの湯http://www.komakusanoyu.com/
明治亭http://meijitei.com/

特に渋滞することもなく駒ヶ根に到着し、菅の台バスセンターにある駐車場に入れようとしたら満車だったので誘導に従ってすぐ近くの小さめの駐車場へ車を停めて600円払います。日帰りなのか一泊なのか特に何も聞かれませんでした。バス待ちで時間かかるかなと思ったけど臨時便がちょくちょく来るので大丈夫みたいです。

菅の台からロープウェイ駅まで30分ほどくねくね道に揺さぶられ、すぐにロープウェイに乗り換えるとあっという間に標高2612mの千畳敷に到着。寝不足のままこの高度にいきなり突撃するとだいたい高山病の症状が出てくるけど、今回は朝7時頃の出発だったので無事でした~。

千畳敷~中岳~駒ヶ岳頂上山荘テント場往復

駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅前

山小屋泊はどうしても嫌だと父が言うのでテント泊になったものの、愛用のテント(アライテントのエアライズ1)に3人も入るわけがないし、約20年前に買ったこのテントは床がすり切れて小さな穴がポツポツと開いてしまっています。という訳で1週間前にモンベル大宮店でステラリッジ2を購入してきました。単独行の多い私は3人用や4人用のテントを買う気にはなれなかったのでステラリッジ2を選択。エアライズの方はテントマットを床に敷けばまだまだ使えますので、今回はテントを2つ背負っての山行です。山行じゃなくて苦行かな?テント2セットで約3kg。
千畳敷の眺め
12時前に千畳敷駅を出発し、乗越浄土への急登が始まります。ここは有名なところでJRのポスターにも使われたりしますね。
千畳敷からの眺め

千畳敷

千畳敷

千畳敷

千畳敷カールとロープウェイ駅

しばらく登り、後ろを振り返ると千畳敷カールの絶景が拝めます。夏の雲がモクモクしていると結構な迫力があります。

乗越浄土から見た宝剣岳

ほぼ標準コースタイム通り、約1時間で乗越浄土へ到着。宝剣岳山頂の岩の先っぽがよーく見える。ここから先は楽チンな稜線散歩。

宝剣岳山頂

ふと宝剣の山頂を見たら人が立ってた。いいな~。この角度から見ると簡単そうに見えますが、宝剣岳山頂直下の岩場はなかなかスリルがあります。うちの子にはまだ早いですね~。

宝剣山荘と天狗荘

宝剣山荘のベンチで小休止の後、中岳(2925m)への緩い登りに入ります。振り返って見えるのが青い屋根の宝剣山荘と赤い屋根の天狗荘。宝剣は雲に隠れた。

中岳(2925m)

宝剣山荘からゆっくり登って30分程度で中岳山頂(2925m)に到着@1450。あとはテント場まで下るだけ。

駒ヶ岳頂上山荘とテン場

休憩込みの超ゆっくりペースで3時間ほどでテント場に到着。このテン場は早めに着かないといい場所がなくなってしまうけど今日は空いてます。向こうのピークが明日登る予定の木曽駒ケ岳(2956m)。

駒ヶ岳頂上山荘テント場の使用料:1人1000円(小学生以上)
小学生未満は1人500円で、トイレや水場の使用料も含まれる。

テント張り
テント張り
小屋からあまり遠くない場所にテントを2張り設営。

初代テント

父には1人用のテントに寝てもらいます。

モンベル・ステラリッジ2

おニューのステラリッジ2のフライシートは青っぽいやつを選びました。以前は黄色しか無かったはずですが、緑や白も選べるようになった模様。青いフライは虫があまり寄って来ないと聞いたことがありますがホントかいな?

私は登山用の寝袋を2つ持っていて一つを父に譲り、もう一つのダウン多めの寝袋は長女に使わせることにしました。自分は寝袋無しで薄い銀マットの上にそのまま寝ることに。インフレータブルのエアマットは娘に使わせたため、地面に体温を吸い取られて結構辛かった。温度計を見たら摂氏10度くらいでしたね。ブルブル。

駒ヶ岳頂上山荘テント場

テント場の周囲の様子。子連れのグループも多し。去年は結構混んでたけど今回は夕方になっても結構空いている。うちの子は寝言がうるさいので助かった。

三ノ沢岳(2847m)

南西に見える三ノ沢岳(2847m)。なかなかイカした山容を誇っている。あの稜線をたどると気持ちよさそう!

中岳の北面

テン場から見た中岳。白い花崗岩が青空に映えるいかにも中央アルプスな光景。

2日目は木曽駒ケ岳頂上へピストン

テン場から見た朝日
山で見る満点の星空もいいですが、静かな朝をご来光とともに迎えるのも心が清められる。

駒ヶ岳頂上山荘テン場の朝日
長女もじっと朝日を眺めていました。

木曽駒山頂への登り
とりあえず7:30から空身で木曽駒ケ岳山頂を目指します。山頂まで30分程度。

ちんぐるま
花期が終わった後のちんぐるまの群落を山頂手前で目にした。

木曽駒ヶ岳山頂
宝剣と違って木曽駒の山頂部はなだらかで特に危険なところもありません。天気が良ければ幼稚園児くらいの小さな子連れでも大丈夫でしょう。

木曽駒山頂

木曽駒山頂

山頂の売店でお守り(800円)を買わされているところ。

木曽駒から見たテント場

御嶽山(3067m)が西の方に見えるはずなのでしばらくねばったものの、ずっと雲に隠れたままなので諦めてテン場に帰還します。

頂上山荘テン場から中岳の巻道を経由して下山

中岳のトラバース

テントを撤収し、ロープウェイ駅へ戻りま~す。中岳を登り返すのは面倒くさかったので巻道を使う。積雪期は使用禁止と書かれているルートです。

中岳のトラバース

怖がらずひょいひょい歩いてくれて助かる。

中岳トラバース道の終わり

中岳を登って下るのより楽できました。この後は千畳敷までハイペースで帰還し、タイミングよく出発間際だったロープウェイに飛び乗ってあっと言う間に山麓駅に到着。

下山後は近くの温泉で汗を流し、明治屋という有名そうな店で名物のソースカツ丼をたいらげてから一路さいたまへの帰路をとりました。

ソースカツ丼
ででーん!

ソースかつ丼の明治亭 長野県駒ヶ根市赤穂759-487
公式サイト http://meijitei.com/

今回の木曽駒ヶ岳テント泊山行を動画で振り返る

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