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【北八ヶ岳】子連れで雪山シーズン終わりの北横岳をロープウェイ利用でピストン
2020年3月12日(木)、小学6年生の長女と二人で北八ツの北横岳へ残雪期の雪山ハイクを楽しみに行ってきました。二人とも6本爪の軽アイゼン装着。例年と比べると雪が少なすぎて北横岳の南峰は地面がむき出しになっていました。とは言っても、3月下旬に急に大量降雪することもあるので注意。
今回の山行ルート
正月の八ヶ岳はJRとバスで来ましたが、今回は車で。ロープウェイを利用すると北横岳山頂まで片道約1時間半(休憩込み)で登れる初心者向けの雪山です。歩行距離もロープウェイの分を除くと往復5kmで、平地だったら1時間半で行けちゃう距離ですね。
今回の交通費:
高速(浦和I.C.→諏訪南I.C.)
6,130円(ETC割引、通常6,190円)
北八ヶ岳ロープウェイ(往復)
大人1,700円(モンベル割引、通常1,900円)、子供950円
高速(諏訪南I.C.→浦和I.C.)
6,130円(ETC割引)
交通費は高速料金が往復12,260円、ロープウェイ料金が往復2,650円の計14,910円プラスガソリン代でした。
北八ヶ岳ロープウェイ~坪庭
大人往復1,900円ですが、モンベル会員だと200円引き。子供料金のモンベル割は無し。
9時半過ぎに北八ヶ岳ロープウェイの駐車場に到着。春休み中とはいえ平日なのでガラガラ。準備を整えてロープウェイで山頂駅(2,237m)へ。ここに登山届のポストがあります。
山頂駅を出た所で二人とも6本爪の軽アイゼンを装着。いつものキツツキがお出迎え~。雪の北横岳は基本的に軽アイゼンでも大丈夫で、チェーンスパイクでも可。買ったばかりの12本爪アイゼンで歩き方の練習をするのにもいい場所。
去年買ったモンベル・スノースパイク6 クイックフィット・サイズM(23.0~26.5cm)。子供とうちの奥さんが使える。自分もモンベルの同じ軽アイゼンで、サイズはL(26.5~30.0cm)。前爪を必要としない雪山ならこれかチェーンスパイクで。
普通の観光客に混じって坪庭の散策路を出発~。
中央左側のピークが北横岳南峰。
第二休憩所から見た縞枯山(2,403m)。
坪庭をくるっと周回する散策路には普段着とスニーカーで滑りながら歩いている観光客がいますが、この分岐から先は登山者用。とはいっても数年前の正月、白いバスケットシューズで登ってきた人を北横岳山頂で見たことがあるな~。
坪庭~北横岳山頂
昼前の気温は5~10℃くらいで暑い。
つづら折りの登りを終えると三ッ岳分岐に到着。もうちょいで北横岳ヒュッテ。
北横岳ヒュッテ着。昔は木製の古びたブランコがあったけど今はもうない。小屋の看板の右下、丸の中に何か書いてある。
何故かマルの中に「狂」と書かれている。はしごが無いと届かない高さだし、いたずらではないと思うけど何だろ。
北横岳ヒュッテ公式サイト
北横岳山頂(南峰~北峰)
小屋から10分ほどで北横岳山頂の南峰に到着。
南峰は雪が溶けてしまって地面がむき出し。
とりあえずエビの尻尾は付着している。
天狗、硫黄、赤岳、阿弥陀とよく見える。今日は快晴で360°見渡せる絶景の登山日和だった。
北峰へ移動。5分で来れます。すぐ北にある蓼科山(2,530m)も雪が少なくなって、山頂部だけ白いですな。その背景に見えるのは北アルプス。
写真の加工は少し明るくする程度なんですが、冬の八ヶ岳は晴れるとこんな真っ青な空を見られる。青というか群青だな。
槍ヶ岳も見える。
中央アルプスと右奥の御嶽山(3,067m)。中央に見える水たまりが蓼科湖。南峰~北峰で30分ほど眺めを堪能してから小屋の方へ下山。
部分的に斜面が急ですが、軽アイゼンで大丈夫。アイゼンを装着したままお尻で滑るのはケガの元だと知っておいてください。
北横岳ヒュッテ前で昼食
色々注意書きが記されているが、初心者の相手をするのが嫌になったか、人手が足りないかのどちらかだな。こっちの看板にも右下の○の中に何か書いてある。「吉治」と書かれているように見えるけど作った人の名前かな?
この小屋の周囲に大小便についての注意書きが多いのは、それだけ困っているということでしょう。
小屋前のベンチでランチのカップヌードル。
北横岳ヒュッテの外トイレ。山中に下水管なんて無いので利用料100円くらいは気持ちよく払いましょう~。小屋前で40分ほどランチ休憩してから下山開始。
北横岳ヒュッテから下山
昼過ぎは雪がグズグズで歩きにくい。
坪庭に下りてきたので北横岳方面を振り返る。斜面上、右上に向かって斜めに伸びる白い線が登山道。左上のピークが北横岳南峰。
坪庭散策路に入ったのでもうちょいでロープウェイ山頂駅。
北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅に到着。11:00行動開始で3時間後には戻ってこられる楽チン雪山登山でした。
今回の山行をReliveでふりかえる
Relive '2020/03/12 Kita-Yokodake Peak roundtrip'
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下山したら日帰り温泉へ
しばらく好天が続いていたので道に雪は全く無かった。
駐車場も路面に雪なし。
今回は親湯温泉に行ってみた。
場所はここ。
2019年に改装したばかりらしく、高級感あふれる仕上がり。内装もおしゃれになってしまった。
日帰り入浴の料金はおとな1,200円、子供600円。「ホームページ見た」とフロントで言えば大人1,000円、子供400円に割引。我々の料金は本当なら1,400円のはずが、2,000円払ってしまった事に後で気付いた。うちの長女(小6)は背が高いので大人と間違われたらしい(笑)。お布施だと思っておきます。
他にお客さんがたまたまいなかった。
露天風呂。下山後の温泉は最高ですな~。
超清潔感あふれる感じ。もちろん貴重品ロッカーもあり。
いいお湯でした。
廊下にあった謎の木像「親湯温泉裸婦像」は小川由加里さん(1910-1981)という茅野出身の彫刻家によるものらしい。よく見ると手ぬぐいを持っている。山関係の本が本棚にあった。
あちこちに本棚が設置されて、客が自由に読めるようになっている。
ねこ。背表紙を見たらよくある古本屋の値札が付いていた(笑)。
八ヶ岳エコーラインそばのサンロクカフェに寄り道
昼にカップラーメンを食べたっきりだったので小腹がすいた。ということで17時頃でも営業中のカフェとかないか~?と検索して見つけた「サンロクカフェ」へ寄ってみた。↑自家製のジンジャーエールおすすめ。ちゃんと辛い。下山後の風呂上がりに飲んだので余計に美味かった。
サンロクカフェ公式サイト
場所はここ。エコーラインを使って中央道南諏訪I.C.に向かう道すがら寄り道できる。
ラズベリーのジェラートとチーズケーキ。
娘は普段めったに飲まない紅茶を飲みたくなったらしい。
出発前にコーヒーも。残念ながらこの時間は食事を出してもらうことができず、飲み物とデザートだけでした。まあしょうがにゃい。
金・土・日だったら17:30から夜のメニューを頼めたらしい。
2020年4月3日から営業時間を火曜~日曜の11:30~18:00に変更するそうです。さらに感染症対策のため店内飲食は出来なくなり、しばらくの間持ち帰りのみの営業となる模様。
居心地良さそうだったので、次回車で八ヶ岳へ来た時はまた寄り道すると思います。
【東北・山形】途中で引き返した鳥海山
2015年10月22日(木)、昨日の月山に引き続いて今日は出羽富士とも呼ばれる鳥海山を目指しました。ただし、軽アイゼンを持っていなかったため、途中の御田ヶ原で引き返した記録です。
今回の山行ルート
前日は月山を後にして酒田市内で夕食を取り、遊佐の福浦駅近くにある道の駅・鳥海ふらっとで車中泊。パラパラと雪が降る寒い夜でした。朝4時に起床し、道の駅の向かい側にあるコンビニで温かい朝食をゲット。早速、鳥海ブルーラインで鳥海山登山口の一つである鉾立へ向かいました。鳥海ブルーラインは冬季通行止めになる道路で、翌日の2015年10月23日から夜間通行止め、11月4日から2016年4月下旬まで全面通行止めになっていました。その年の開通期間や規制情報は、山形県の道路規制情報のホームページでチェックしてください。ちなみに鳥海ブルーラインの山形県側は県道210号で、秋田県側は県道131号です。
鉾立登山口駐車場~御田ヶ原
[06:20]鉾立の駐車場には食事を取れる立派な施設とキレイなトイレ、登山道入口に登山届けを入れるポストが小さな小屋の中にあります。6時前に駐車場に着いた時は他に誰~もおらず、多少不安を憶えたものの、準備を整えて出発。少し上の展望台辺りまでは観光客用に整備された道です。夏は人が多そうです。
駐車場を振り返ると車が数台増えた。よかったよかった。全く土地勘が無い山域での単独行動は結構不安になるもので。
海岸沿いに目を走らせると酒田港が見える。雲が多いうえ、ここは西側の斜面のため朝は暗い。
上昇気流が発生し始めたのか、谷間から雲が湧き上がる。
[07:00頃]鳥海山の向こう側、つまり東側から青空が見えるようになった。
[07:35]賽の河原に到着。石畳状の登山道が続く。
ちょっと休憩していたら陽が届き始めた。
月山と同様、背の高い樹木が生えていない。
海に突き出た町はおそらく秋田県側の象潟。
[08:10]御浜小屋に到着。この時期は無人でした。トイレも閉鎖中。
およそ16万年前の噴火口に水が溜まって出来た鳥海湖。ここで眺めを楽しみながら15分ほど休憩。
山頂の方は厚い雲に覆われたまま。
北西側の眺め。やはりあの港町は秋田県にかほ市の象潟。
またちょっと登り始めて御浜小屋を振り返る。
御浜小屋の向こうに続く稜線。冬は雪が多いんでしょうね。
また違う角度から眺める鳥海湖。特徴的な溶岩ドームが鍋森(1652m)。
日本海側から山頂へ向かってどんどん雲が上がってくる。
[08:35]御浜小屋から10分ほどで御田ヶ原に到着。ここで山頂から下りてきた人と話すことが出来ました。道の様子を尋ねると、七五三掛から上は凍ってカチカチだよとのこと。今回は軽アイゼンを持ってこなかったので、この辺で登頂をあきらめることにしました~。
傘雲に覆われた鳥海山山頂。傘雲は天気が下り坂の時に現れるんだっけ?と思い出し、ここから先に進むのを躊躇したのでした。
御田ヶ原にあった小さな祠。
傘雲が少し取れて山頂がチラッと見えた。確かに雪が付いていて、2015年当時の私だとここで引き返しちゃいましたが、今の私ならもっと上まで行きますね。
空自の救難捜索機が私を中心にして周りをグルグル旋回し続けているんですが、遭難者と間違われてなければいいな(汗)。
御田ヶ原で1時間ほど行動食を食べつつ眺めを堪能し、下山開始。あっという間に賽の河原に下りてきた。この辺りで他の登山者とすれ違い始めた。
鳥海山周辺の雲が晴れてきた。くそー。
傘雲が散って晴れてしまった鳥海山山頂。天気は下り坂じゃなかったんかい...。
ダケカンバの赤い実。
[11:35]ゆっくり2時間かけて鉾立の駐車場に帰還。昨日の月山に引き続いて、今日も最高の登山日和だったようです。
鉾立登山口駐車場のトイレ。売店とレストランが営業しており、結構人で賑わっていました。ラーメンを食べてからいざ温泉。
下山後の温泉など
鳥海ブルーラインで遊佐町の方へ下りるとすぐに見つかる、鳥海温泉の日帰り入浴施設「あぽん西浜」へ向かった。
[googlemaps https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d3097.7689131169573!2d139.87255631563838!3d39.06618014458211!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x5f8e8f074c64326b%3A0x654580b4c24c0e35!2z6bOl5rW35rip5rOJ5L-d6aSK44K744Oz44K_44O844GC44G944KT6KW_5rWc!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1599833365448!5m2!1sja!2sjp&w=100%&h=450]
場所はここ。この鳥海温泉はお湯が独特で、石油の香りが強くて舐めるとかなり塩辛い。湯上がりはずっとポカポカした感じが続きました。
風呂の後は近くにあった鳥海山神社の本殿へお参り。同じ場所に月山神社もあった。
静かな境内への入り口。
結構長い石段を登る。
登りきった所の鳥居。
お参りをした後は海岸へ移動し、十六羅漢岩駐車場に車を止めて周辺を散歩。
明治元年(1868年)に建立された磨崖仏。
風力発電が遠くに見え、その向こうに酒田が見える。
海原の長めを楽しんだ後はこれまた近くにある石原莞爾の墓所を訪れてみた。地元の有志によって清掃、整備されているようです。
【東北・福島】 台風一過の平日、安達太良山 (1700m)のくろがね小屋でひとっ風呂浴びる
2013年9月19日(木)、台風が通過した後の快晴の日に安達太良山を日帰りで登って源泉近くの温泉に入ってきました。東北道を使って3時間半ほどであだたら高原スキー場の駐車場に到着。紅葉シーズンの土日祝日はスキー場に近い方の駐車場が有料になりますが、基本的に駐車料金無料。有料になる日付は紅葉シーズン直前になると【http://www.adatara-resort.com/green/】の「あだたらブログ」に書き込みがあるはずです。
今回の山行ルート
スキー場のロープウェイ片道利用でぐるっと回るルートです。このルート上のトイレはロープウェイ山麓駅、山頂駅、くろがね小屋の3か所。
コースタイム:
あだたら高原スキー場山麓駅(8:30)-山頂駅(8:40/8:45)- 表登山口分岐(9:10)-山頂(9:40/9:45)-乳首(9:50/10:05)-牛の背・峰の辻への分岐(10:20/10:35)-峰の辻(10:50)-くろがね小屋(11:20/12:00)-勢至平分岐(12:30)-駐車場(13:30)
ロープウェイ山麓駅~安達太良山山頂
よく晴れた青空の下、ロープウェイの運行開始時刻の8:30に合わせて駐車場に到着。周りの車のプレートを見ると日本各地から人が集まる人気の山だという事がよく分かります。
ロープウェイ乗り場の建物。
上の方に山頂駅。
ロープウェイを降りて右手の方に行くと見晴らし台があり、「この上の空がほんとの空です」と刻まれた柱が立っているはずなのですが、うっかりそのまままっすぐ登山道へ向かってしまった。
智恵子抄で有名な空を見上げると今日はこんな感じでした。ちょっと飛び出た岩場が安達太良山の山頂。
今回たどったルートはよく整備されていて、ロープウェイ利用の山頂往復なら初心者でも特に問題なし。途中で東の方を振り返ると福島市の市街地が良く見えた。
次第に灌木の背が低くなってきて、表登山口への分岐点に到着。ロープウェイ山頂駅を出発し、私の脚で1時間後に山頂へ到着。安達太良山の三角点はポコッと飛び出した乳頭部の岩場の上にあります。
安達太良山山頂
岩場にはちょろっと鎖が付いていますが夏場なら特に問題なくてっぺんへ上がれます。今日の眺めは素晴らしく、磐梯山はもちろん遠くの飯豊連峰も見えまし た。台風が通過した翌日だったらもっと空気が澄んでいたかもね。
山頂直下の岩場。
中央奥に見えるのが安達太良山の西に位置する磐梯山。
ちょっと気になったのが三角点が土台ごと崩れていた事。磐梯山山頂の古い三角点が消失し、2010年に再設置・再測量されたのと同じ事が起こらないようよう願うばかり。
安達太良山山頂~くろがね小屋
昼食にカロリーメイトだけ食べてから、牛の背の稜線を伝って噴火口跡を見に行きます。噴火口は1997年に濃霧で登山道から外れた理容師のパーティー14人の内4 名が硫化水素のため亡くなった所でもあります。今でも沼の平の火口付近や、くろがね小屋の上にある源泉付近は立ち入り禁止となっています。
安達太良山噴火口の様子。火口の眺めを堪能した後、くろがね小屋を目指して下ります。峰の辻からの下山ルートで、くろがね小屋を通過せずに篭山の中腹をトラバースして勢至平へ向かうコースがあるのですが間違ってそっちへ入ってしまいました。すぐに気がついてくろがね小屋へ向かうコースへ復帰。
峰の辻の分岐。
峰の辻から山頂を振り返る。
岳(だけ)温泉への道しるべ。
鉄山の方を見上げる。
数日前の台風で若干荒れて踏み跡が不明瞭になったガレ場を下り、どんどん高度を落としていくと灌木帯に入り、しばらくするとくろがね小屋が突然現れます。そのすぐ上には立入禁止の看板があり、岳温泉の源泉がここ。8kmもの距離をパイプを使って湯を供給しているそうな。立入禁止の看板の先が廃道になった登山道です。
くろがね小屋に到着。ここでお風呂休憩~。もちろんまだ下山途中なので登山口にたどり着くまでにまた汗をかく予定。
かけ流しで白濁した酸性泉を楽しむ事が出来るくろがね小屋の内湯。平日の昼間で、お客は私一人。
お湯をなめてみるとかなり酸っぱい。梅干し並みの酸っぱさです。酸性のお湯で硫黄の香りがすごい温泉は初めて。窓を開け、始まったばかりの紅葉と青い空を眺めながら温泉に浸るのは最高に気持ちいい。入浴料は¥400。
成分分析表を見てみるとここのお湯はpH2.5で、全身消毒されているような感じがする。入浴も含めて40分ほど休憩してから出発。小屋から下は車のタイヤ痕が残っているくらいの歩きやすい道になります。小屋までの荷揚げ用にジープ?を使っているらしい。
途中で旧道と馬車道の分岐があり、天気が良ければ旧道の登山道へ、悪天候時であれば馬車道を通る事をおすすめします。旧道は赤土がむき出しのところが多く、濡れていると結構滑りやすい。最後の最後で滑って思いっきり尻もちをついてしまった!
くろがね温泉~スキー場間はまだ緑色が優勢で、紅葉が盛りを迎えるのはまだまだ先のようです。駐車場から高速に向かう途中、岳温泉街の中にある「成駒」というお店でヒレソースカツ丼をいただいてから帰路につきました。おすすめ。
岳温泉・成駒
【北アルプス】 唐松岳~五竜岳、テント泊縦走
絶景な稜線歩きを楽しめる唐松岳~五竜岳を一泊二日のテント泊で歩いてきました。このルートは登りも下りもスキー場のリフトを利用できるので楽チンでよろしいです。一気に五竜山荘のテン場まで行ってしまいましたが、唐松岳頂上山荘のテン場も五竜に負けず劣らずの展望を楽しめます。
【奥日光】大雨の後に現れる幻の小田代ヶ原湖を見に行ってきた
2019年10月14日(月・体育の日)、長女を連れて日光戦場ヶ原方面へ出かけてきました。台風19号の被害がひどくて中央道、上信越道方面はダメ、高尾山や筑波山、丹沢も登山道が寸断されていて行ける山の選択肢がほぼ無かったため日光戦場ヶ原へ。赤沼の駐車場が泥に埋まって閉鎖中だったため三本松に駐車。赤沼まで1kmを歩いて戻ってから小田代ヶ原を目指し、バスで中禅寺湖の千手ヶ浜へ行くコースを取ります。
今回の山行ルート
↑のグラフで移動速度が10m/sに上がっている部分はバスに乗車中。
今回掛かった交通費
高速(浦和I.C.~清滝I.C.)
2,360円(ETC休日割引)
低公害バス(小田代ヶ原~千手ヶ浜)
大人300円、子供150円
低公害バス(西ノ湖~小田代ヶ原)
大人300円、子供150円
高速(清滝I.C.~浦和I.C.)
2,360円(ETC休日割引)
費用は高速料金とバス料金で5,620円プラスガソリン代3,000円くらいでした。戦場ヶ原の赤沼駐車場や三本松駐車場は無料。
三本松駐車場~赤沼~小田代ヶ原
前日に日光湯元ビジターセンターや赤沼自然情報センターのサイトを見て今回のルートを決定しました。切込湖・刈込湖は倒木で通行止め、戦場ヶ原の湯川沿いの木道も通行止めになっていたものの、小田代ヶ原周回ルートは通行可となっていたのでこちらへ。
日光湯元ビジターセンター
http://www.nikkoyumoto-vc.com/
赤沼自然情報センター
https://www.nikko-nsm.co.jp/bus.html
湯元ビジターセンターのウェブサイトからハイキングコースの最新情報、赤沼自然情報センターのサイトからは千手ヶ浜行きバスの時刻表などを確認出来ます。
赤沼駐車場への道は台風の影響でこんな状態に。車道はバスが通れるようになっていたのでタイヤの跡をたどって赤沼自然情報センター横のトイレへは行けました。歩道は深さ10cm以上の泥に覆われていて、いくら登山靴を履いているといっても歩きたくなかった。
車道を渡って反対側にあるハイキングコースへの入口。
赤沼分岐から湯川沿いの自然研究路は通行不能となっていました。木道が流されたらしい。
湯川周辺も結構な高さまで水が来たようであちこちに木の枝が引っかかっていた。
色づき始めたばかりでまだ緑が優勢。
小田代へ続く道への分岐。左のしゃくなげ橋方面へ行くと竜頭の滝の上へ出る。
途中で脇道があり、50mほど行くと戦場ヶ原方面を見渡せるはずの展望台。手前の木々が成長してしまい、眺めが若干悪くなっているようだ。
奥日光の紅葉はまだ始まったばかり。
ところどころ色づいている。紅葉が見ごろになるのは10月下旬かな?
午前中はまだ日が出ていて歩くのが気持ちよかった。
本日の天気予報では昼過ぎから雨。
小田代原は植生保護のため鹿除けの電気柵が張られていて、入口は回転扉式になっている。
小田代ヶ原に到着~。北側をぐるっと回って歩きます。南側のルートは舗装された車道です。
小田代ヶ原の東側を歩いている時に見つけた今回最も美しかった紅葉。このツタだけキレイに色づいていました。
ここは小田代ヶ原北端の分岐。湯滝方面は通行できるかどうか不明。西ノ湖と指されている方へ向かい、トイレとバス停がある休憩所へ向かいます。
左手、東側に見える男体山にもう雲が掛かり始めた。雲底がどんどん下がり始めていて、やはり予報通り昼過ぎから雨の模様。
小田代ヶ原湖
小田代ヶ原の東側を歩いているときには気づかなかった水たまりが見えてきた。
小田代ヶ原湖と男体山、大真名子、小真名子、太郎山。曇ってしまったのであまり色鮮やかではないですね。普段は原っぱになっている小田代ヶ原に大雨が降るとこの様に池ができるので、幻の小田代ヶ原湖と呼ばれています。
40分ほどで小田代ヶ原をぐるっと周回して休憩所に到着。対岸に「白い貴婦人」と呼ばれる白樺が独り立っているのが見える。拡大すると...
コンデジだとだめだこりゃ~。塗り絵みたいな。もっと紅葉が進んだ時期に来ればさらに色彩鮮やかな舞台に佇む白い貴婦人が見られるでしょう。
この休憩所から少し北側の歩道から最も美しい小田代ヶ原を見られるかも。大きなカメラを担いだ人達は皆そっちから写真を撮っていました。ここでバスが来るまでコーヒー休憩。
愛用のプリムス2243バーナー。2004年にカリフォルニア州のREIマウンテンビュー店で購入したもの。着火装置は初めから無し。ライターで着火に失敗したことが無いほどこの十字形のゴトクは防風性に優れている。シューっとガスを出してやって、どこかに火が着いていれば風に吹き消された部分にもまたすぐ炎が回ってくれる。他のメーカーの小型バーナーもいいけど、この2243バーナーの頑丈さとゴトクの安定性、着火のしやすさは山へ連れて行くのに安心できる。
山で市販のドリップコーヒーを楽しむ際によく使うのはこのモンカフェかスタバ。この2種類はコーヒーバッグの底がコップのフチとほぼ同じ高さにあってコーヒーに浸らずにすむため使いやすい。
小田代ヶ原バス停のトイレ。トイレの横にバス停のベンチがあって、そこにトレッキングポール(右)を置き忘れてしもた。帰り道に探したけど見つかりませんでした~。赤沼の自然情報センターに落とし物として届いていないかどうか聞きに立ち寄ったものの、今日は何も届いてませんとのことでした。7年使って傷だらけになっていたし、家に置いてきたもう片方は曲がっていて完全には収縮できなくなっていたのでそろそろ買い替え時だったのかも。
千手ヶ浜で昼食
小田代ヶ原から中禅寺湖西岸の千手ヶ浜へこのバスで移動。このバスを降りる時にトレッキングポールを忘れたことに気付いた。小田代ヶ原から千手ヶ浜まで車道で約5kmの距離を18分で移動できてありがたや~。
ここだけ真っ赤な紅葉。
遊覧船用の桟橋がある千手ヶ浜に到着。ここに来たのは初めて。今日は遊覧船が来ないらしく、切符売り場のシャッターは閉まっていました。雲に隠れている山は男体山(2486m)。
今年作ったばかりのようなテーブルとベンチがあったのでそこでランチの用意。雨はなんとかまだ降らなそう。
本日のランチはパスタとパンケーキ。なんという組み合わせでしょう!(笑)最近山でよく使うママーのパレットは茹でやすいしおすすめ。ソースもあえるだけのタイプなのでお湯で温める必要なし。
長女はカルボナーラ。こりゃチージーでうみゃい。
こっちはきのこのボロネーゼ。普通にうまい。私はよっぽどの事がなければ何でもうまい言います。
お次は石井スポーツ大宮店で見つけて買ってみた森永のもみもみホットケーキミックス。袋の中に牛乳と卵を投入してもみもみすればパンケーキが作れる!これは山用にいいよ~。もみもみしたい人に超おすすめ。牛乳はイオンで見つけた常温保存可能な60mlパック。この牛乳も登山用に最適。
もみもみは子供にやらせた。ユニフレームの山用フライパンで焼いていきます。右端の白い所は混ざりきらなかった卵の白身ですね。やはりボウルでシャカシャカできないと卵の白身は混ざりきらないか。
スプーンとフォークでなんとかひっくり返したらちょっと焦げてた。上にかける蜂蜜やバターなどを持ってくるのは忘れちゃいました。チョコクリームとか今度は持ってこよう!
食べたら後片付けをして撤収。
そうそう、千手ヶ浜にはかつてキャンプ場があり自家用車でここまで入れたんですよ。1993年から低公害バスが千手ヶ浜まで運行するようになり、自家用車の乗り入れは出来なくなりました。車道の道幅も狭いですし正解でしょう。ハイキングコースの見回りなどをされる管理者の車は普通に走ってきますので自転車の方は注意。千手ヶ浜のトイレは少し戻ったバス停にしかありませんでした。遊覧船の切符売り場の建物内にトイレがあるかもしれませんが、今日は閉まっていた。
千手ヶ浜~西ノ湖
これから西ノ湖へ向かいます。ここは外山沢川が中禅寺湖に流れ込む河口。この両岸はしっかり護岸工事されている。中禅寺湖の向こうに流されていくと華厳の滝。
橋を渡って外山沢川の右岸へ。こちらの岸辺は紅葉がきれいになりつつある感じ。
晴れていれば青空と紅葉と青い湖面の組み合わせでかなり良い写真を撮れたはず。
西ノ湖のバス停で降りたグループがこの道から出てきたのでちゃんと通れるようだ。
こんな感じの遊歩道がゆるい登りで続く。自然をそのまま残すコンセプトで、あまり人の手は入っていない。
台風通過直後なのであちこち太い枝が落ちています。こういう時は頭上注意。
新鮮な木の香りを漂わせながら遊歩道をふさぐ倒木。通れないわけではにゃい。紅葉は目立たなくなって緑優勢。
この辺りで目立つのがこのぐるぐる巻き。
鹿よけのためなんだろうと思っていたらやはりそうで、おそらく樹脂製の網で木の根元を囲うよりも安上がりなのでしょう。
西ノ湖への分岐点の手前、柳沢川の護岸が崩れていて岸に近い所は地面にひびが多数入っている。また大雨が降ったら崩れそう。
立派な吊り橋がかけられている。
この吊り橋を渡ると西ノ湖まで10分ほどです。
西ノ湖に到着したらガーン!茶色い水たまりになっていた。
普段は透明な水を湛えた透き通る美しい湖のはずなんですけどね。西ノ湖入口バス停にもどる時間を考慮してさっさと引き返しました。
西ノ湖入口バス停に続く林道。
新鮮な倒木は良い香りがしますな~。
この橋を渡るとすぐ右側に西ノ湖入口バス停。10分ほど待ってバスに乗り込み、また小田代ヶ原で降車します。トレッキングポールがまだ残っているかもしれないと一縷の望みをかけて!
バス停のベンチにも周囲にもトイレの中にもポールはありませんでした~。にゃーん。とぼとぼと赤沼まで歩いて戻ります。14時ごろには雨脚も強まり、雨具を上下着用。モンベルのトレッキング用折り畳み傘は軽くておすすめ。重さ128gでサイドポケットに突っ込んでおいても負担にならない。
再び湯川を渡り、ちょっと歩けばすぐに赤沼へ。赤沼自然情報センターの職員の方にトレッキングポールの落し物が届いていないかどうか尋ねたところ「今日は何も届いていません」と。三本松までさらに1km歩いて戻り、今日のハイキングは終了。総移動距離は22.8kmで、行動時間は7時間13分でした。バスの移動距離・時間も含みます。
小田代ヶ原のコースは冬になるとクロスカントリースキーやスノーシューで周回するのにうってつけのルートになるので雪の季節もおすすめ。
三本松駐車場名物、辰ちゃん人形。いったい何時からここに立っているんだろうか?
着替えた後はいつもの日光アストリアホテルで日帰り入浴。今日のお湯の色は乳白色っぽいエメラルドグリーンでした。風呂上りは隣の光徳牧場でアイスを食べてから岐路についた。牧場のアイスはどこも美味いね。
今回のハイキングコースをReliveで振り返る
Relive '2019/10/14 奥日光・小田代ヶ原'
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【奥日光】湯元温泉から金精の森コースをスノーシューで周回
一人で奥日光の湯元温泉のさらに奥にある金精沢沿いにあるスノーシュー用のコースをぐるっと回って歩いてきました。ついでに日光湯元温泉を楽しめる良い場所です。このコースは栃木と群馬の県境にある金精峠(こんせいとうげ、標高2,024m)を通る金精道路の下にあります。道路が冬季閉鎖されている間は道路を辿って眺めを楽しんだ後、金精沢に沿って湯本温泉へ下山するコースも取れます。
【八ヶ岳】 子連れでオーレン小屋泊、小屋から硫黄岳&根石岳を周回
2016年8月18日(木)~19日(金)、小屋泊まりで八ヶ岳の硫黄岳と根石岳を子連れで登ってきました。予定では天狗岳まで行くつもりでしたがガスって何も見えない状況だったので天狗の手前の根石岳で引き返した山行の記録です。
今回の交通費:
東北道久喜I.C.→圏央道→中央道諏訪南I.C.
往復:10,900円 (ETC)
プラスガソリン代。土日ならETCの休日割引で高速料金往復9,040円でした。
今回の山行ルート
スタート地点がずれているのはGPSのスイッチを入れ忘れていたためです。中央道八ヶ岳パーキングエリアで車中泊した後、いつもの諏訪南I.C.で降りて桜平の駐車場まで砂利の林道を走り、何とか木と木の隙間に駐車スペースを確保。天候は曇り時々雨。
出発時間/標高:2016年8月18日 8:00am/1900m
到着時間/標高:2016年8月19日 12:15pm/1900m
合計時間:28時間
歩行距離:約18km
累積標高(上り):1390m
累積標高(下り):1404m
桜平駐車場~オーレン小屋
2012年8月に長女(当時4歳)を連れて登った硫黄岳へ今回は次女(5歳)も連れて3人での山行です。予定では天狗岳(2646m)も登頂予定でしたが、ガッスガスな雨天のため手前の根石岳で引き返しました。オーレン小屋泊で硫黄岳を子連れで目指す方は結構多そうなので参考になれば幸いです。
8月18日(木)曇り/雨
17日の21時過ぎに出発し、中央道八ヶ岳P.A.で車中泊後、諏訪南I.C.そばのファミマで6時頃に朝食。娘達は2人とも車中泊に慣れているので朝から元気です。1時間少々で桜平登山口駐車場に到着。奥の方は一杯だったので引き返し、結局ゲートに近い所へ止められました。ゲートをくぐり、橋を渡った辺りに簡易トイレが設置してあります。(桜平駐車場は工事が完了し、新設された駐車場が2か所あります。2019-09-04追記)
車の通れる道を30分ほど歩くと夏沢鉱泉。ここでちょっと休憩。桜平に登山計画書ポストは無いのでここで提出。
毎回この木のアーチで記念撮影。
ちょっとした急登が終わるともうすぐでオーレン小屋に到着です。
10:30にオーレン小屋到着。この時はまだ青空が見えていた。
とりあえずチェックインし、荷物を置いて昼食です。食べ終わったら雨具、救急セット、非常食などをサブザックに詰めて硫黄岳を目指します。
オーレン小屋~硫黄岳
子供達には自分の雨具、ゲイター、おやつを持たせています。
ここが北八ヶ岳と南八ヶ岳の境界とされる夏沢峠。左の断崖絶壁は爆裂火口跡でその上が硫黄岳山頂になります。
崩壊が激しくなったらしく、迂回ルートが設けられていました。
硫黄岳山頂手前は結構ガレているものの、子供達はこんな道に慣れているのでひょいひょい通過していきます。一瞬だけ北側に天狗岳が顔を見せました。残念ながら翌日はずっと雨で、天狗岳が見えたのはこの時だけでした。
あそこがてっぺんだよ~と言うと俄然元気が出てピューっと登っていきます。
13:20硫黄岳山頂到着~。所要時間はオーレン小屋から途中休憩を入れまくって1時間50分でした。
あそこに見えるのが山小屋だよと言うと「うわーすごーい!」
小屋で購入したランチセットを食べながら休憩中。
20分ほど山頂で休憩し、赤岩の頭経由でオーレン小屋へ戻ります。4年前は当時4歳の長女をほとんど背負ったまま登り降りしましたが、5歳の次女は今回の行程を全て自分で歩いてくれました。
硫黄岳山頂~オーレン小屋へ戻る
赤岩の頭への降り口。
子供達はこんな岩場を面白がってくれます。
硫黄岳から見た南八ヶ岳。右から阿弥陀、中岳、雲に隠れた赤岳。時々晴れ間が見えるものの、雲が一気に増えてきたのでできるだけ急いで下山します。
奥のピークが赤岩の頭で、オーレン小屋への分岐はその手前にあります。
子供達に大人気のベニテングダケ?。キモーいなどと言いながらストックでつついてます。
雨に降られる前にオーレン小屋へなんとか到着@15:00。硫黄岳~赤岩の頭~オーレン小屋の所要時間は1時間10分程度でした。
間一髪で小屋に入れた。小屋の主人が風呂入れ~と言ってくれたので3人で男風呂を貸し切りにして汗を流しました。ここのお風呂は湧き水を薪で沸かしたものなので貴重なお湯です。
オーレン小屋の夕食は馬肉を使った桜鍋です。味付けは濃いめ。登山の後はコレがうまい!部屋に戻ると子供達は疲れが出たのかあっという間に眠りにつきました。
2日目の記録は次のページへ↓
オーレン小屋~根石岳~オーレン小屋
8月19日(金)雨
5時起床で今日は天狗岳を目指す予定でしたが、、残念ながら雨で視界も無いため天狗岳手前の根石岳登頂で引き返してきました。
オーレン小屋で朝ごはん。人が作ってくれたものを食べられるだけでありがたい。
他にも同年代の子供達が宿泊していました。
6:40頃に天狗岳に向かって出発。雨が降ったり止んだり。雨具のパンツは履かなくても大丈夫な感じ。
特に次女はキノコを見つけると大騒ぎします。
キノコに接近。名前はよく分からず。
子供達にはモンベルの雨具を着せています。ちゃんとメンテナンスしているのでしっかり撥水してます。
上の子が使っているのはモンベルの安い方の雨具。高いのは3レイヤーで、安い方は2レイヤーだったかな?
オーレン小屋から天狗岳方面に登ると最初に現れるピークが箕冠山(みかぶりやま)。樹林帯の中なので眺望は元々ゼロ。根石岳山荘へ向かって下ります。
子供達は流れてくる雲をパクパク食べています。
真っ白で周りは何も見えません。根石岳山荘周辺はコマクサの保護地になっていてルート以外はロープで仕切られています。
「コマクサかわい~」
根石岳山荘で20分ほど休憩し、根石岳山頂へ向かいました。完全に雲の中で天狗岳も見えません。今日はここまでにしてオーレン小屋へ引き返すことに決定。
取りあえず山頂の一番高い所へ~。
根石岳を下り始めた所でポーズ。
登りと違って下りになると2人とも元気になってぴょんぴょん歩き、小屋に着く頃には天候も回復してきていました。
オーレン小屋~桜平駐車場へ戻る
小屋にデポしておいた荷物をまとめて下山開始。
下りは元気だな(笑)。夏沢鉱泉へ向かいます。
夏沢鉱泉の日帰り入浴は1人600円。タオルとお茶付きです。湯温が低いらしく、ダイヤルを回して湧かす必要がありました。
もうちょいで桜平の駐車場。晴れてきて暑い。
桜平へ到着。車は無事でした。子供達を着替えさせて出発し、途中でジェラートの店を見つけて寄り道。
硫黄岳は特に危険な所も無いので山小屋に荷物を預けて子連れ登山をするのにちょうどいい山です。標高(2760m)や歩行距離を考えると、初心者の親が山に慣れていない子供を連れて行くのには適していませんが、他の山で経験を積んで装備もしっかりしている親子ならきっと大丈夫。
山小屋リンク
オーレン小屋
http://www.o-ren.net/
夏沢鉱泉
http://iou.style.coocan.jp/natsuzawa/
Reliveで今回の子連れ山行を振り返る
Relive '2016/08/18-19 八ヶ岳・硫黄岳と根石岳を子連れで周回'
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【群馬・赤城】 最高の登山日和に赤城山周回コース 冬の平日でも結構人がいる
2016年2月18日(木)、パパッと準備して日帰りで楽に登れる雪山へ行こうと思い立ち、赤城山へ。数日前に大雪が降り、その後雨が降って固まった雪面はアイゼンが良く効いて登りやすかった。
今回の山行ルート
コース状況:人気のある山なので踏み跡はハッキリしている。道標も完備。ただし、黒檜山山頂近くは携帯電波(au)の入りが悪い。駒ヶ岳の方に来ると電波をつかみやすくなる。
アクセス:赤城山南側の県道16号は冬期閉鎖中。
赤城山の大沼近辺で一番広い駐車場。黒檜山をピストンするだけならもうちょい奥の赤城神社の駐車場などに停めてもいいかも。夏と比べるとガラガラ。
駐車場のトイレ。こんな山の上なのに大沼の北西側、さいたま市立赤城少年自然の家の近くに下水処理場っぽい施設があります。
ワカサギ釣りのテントがチラホラ。いつか氷の穴開けをやってみたい。
岸辺の歩道を歩いてると氷のこすれあう音が響いている、、、ということはまだ薄い部分があって氷が動いているということですかね?おそろしや~
山には神社が多いですな。大沼周辺のどこかに軍艦赤城の記念碑が建っているはず。
夏にこの橋を渡った時は下にコイが沢山いたけど冬の間のえさはどうしてるんでしょ。
これからも無事に山登りを続けられますように!
黒檜山登山道入口。ここで6本爪の軽アイゼンを装着。天気が良すぎてすでに汗ばんでます。
夏にここから見た景色も良かったけど、冬の景色もなかなかいいですな
確かに岩はあるけどにゃんこの形をしているわけではにゃい。
去年の夏にはこんな標識は無かった、、、ような気が。
アイゼンがよく効いて登りやすい。
分岐のすぐ北側に山頂。さらにその先に見晴らしの良い展望台があります。展望台といっても何か施設があるわけではない。
赤城山は火口にできたカルデラを取り囲んでいるピークの総称で、この黒檜山(くろびさん)が一番高い所(1828m)になります。
夏に子連れで登った時よりも短時間で山頂に到着。山頂の北側にある眺めの良い小ピークが展望台で、そこでランチ。カップヌードル食べた後は昼寝タ~イム。完全に無風なので全く寒くないです。
展望台からの眺め。群馬と新潟の国境沿い、右から武尊山、谷川岳、苗場山など。
赤城山の真北に尾瀬があり、猫耳の燧ヶ岳と左側の至仏山がバッチリ見える。至仏は何度か登ってますが、実は燧ヶ岳に登った事がまだにゃい。
西南西に見えるのは榛名山の向こうの浅間山。
この眺めを堪能しながらのお昼寝です。
黒檜山山頂すぐ南側にある黒檜大神の社。
駒ヶ岳へ向かって下ります。昼過ぎの日差しを浴びて雪がグズグズになってて滑りやすい状態。
南東方面(埼玉の羽生や加須の方向)の眺め。
駒ヶ岳への登り返し。カップルひと組とだけすれ違いました。
黒檜山~駒ヶ岳のこの辺りは雪庇ができるところですが、踏み抜きそうな雪庇は今日は無かった。
駒ヶ岳山頂(1685m)に到着。雪が溶けてビチャビチャなので休憩せずに通過。
駒ヶ岳南側の稜線を辿る。
小ピークを越えた後は広い緩斜面の気持ちよい下り。
赤城山・駒ヶ岳登山口への分岐点。大沼駐車場へ向かって下山します。
アイゼンを着けたままだと非常に下りづらい。外すと今度は溶け始めた雪面でスリップしておっかない。
駒ヶ岳登山口への分岐に到着。昼を過ぎると南斜面の雪はグズグズです。アイゼンを着けっぱなしで階段を下るとアイゼンの爪が曲がりそうでイヤですね。広い範囲で土やガレ場が剝きだしになっているとアイゼンを外し、雪の残っている所に来るとまたアイゼン装着と、着け外しの繰り返しになってしまいます。当然ですがアイゼンを外したまま雪が残った斜面に突っ込むとやはりズルズル滑って危ない...。危険な斜面ではないけど滑ってしりもちをついて尻がびしょ濡れになるのは勘弁。登山口に近い下の方は締まった雪が結構残っていました。温泉には入らずまっすぐ帰還。
追記:冬でも楽に登山口まで車で来られるため初心者も多い山です。ルート上に山名と番号を記した標識(例:黒檜山10)が取り付けられていて、救助要請する場合の現在地特定が簡単になっている。ただし携帯電話の電波の入りが結構悪い(私の携帯はau)ので要注意。
2007年1月に黒檜山山頂からわざと登山道を外れたルートで下ろうとした50代の女性が遭難死しています。(参照: 羽根田治(2008)「ドキュメント滑落遭難」山と渓谷社)黒檜山西斜面の谷筋に入り込んで15mの滝を落下した後ビバーク中に凍死されたそうなので、初心者向けの山だと思って侮らず、非常食やビバーク用の装備は必ず用意しましょう。
今回の山行をReliveで振り返る
Relive '2016/02/18 雪の赤城山周回コース'
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