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山行記録
【尾瀬】紅葉が始まったばかりの尾瀬ヶ原を子連れで横断
2018年9月25日
2018年9月23日(秋分の日)から2日間、低気圧通過後の秋晴れの中、特にピークを攻めることなく尾瀬ヶ原を子連れで横断してきました。 二人の娘を連れて山小屋泊、そんなにキツくなくて風呂もついている所、、、は何カ所か候補があるんですが、今回は草紅葉を見に行こうと思って尾瀬に決定! 長女(10歳)は3歳・4歳・5歳の夏に尾瀬へ連れてきたことがあって、4歳の時には至仏山(2228m)を登頂しています。今年は5年ぶり。 今回の山行ルート 2018年9月23日 出発・到着時間/高度: 11:30am/1470m → 14:40pm/1420m 2018年9月24日 出発・到着時間/高度: 07:26am/1420m → 12:54pm/1591m 合計歩行時間:8時間40分 歩行距離:19.0km 累積標高(上り):429m 累積標高(下り):336m 今回のコースはこんな感じで福島側の御池(みいけ)から入り、尾瀬温泉小屋に一泊。翌日は見晴経由で鳩待峠にぬけます。御池~温泉小屋間はアップダウンが多少あるものの、翌日は山の鼻までほぼフラット。鳩待峠への登りは1時間程度です。歩行距離は19km。 尾瀬といえば水芭蕉。そのシーズン中は木道が渋滞していわゆる尾瀬ペースで歩くことになりますが、秋にそこまで渋滞がひどくなることは無いような気がします。約25年前の話になりますが高校生の頃、雪の降り始めた尾瀬を横断した時は小屋仕舞いの直前だったこともあり、ほとんど人がいませんでしたね。 さて今回は福島側から入るということで東武鉄道の特急リバティを使います。 昔乗った尾瀬夜行よりはるかに乗り心地が良かった。 ちなみに下今市駅から東武鬼怒川線に入るとスピードが落ち、鬼怒川温泉の廃墟旅館群がよく見えるので廃墟好きにおすすめ。 会津高原尾瀬口駅~御池登山口 会津高原尾瀬口で下車し、バスで御池登山口へ向かいます。会津バスのウェブサイトを事前にチェックすると「尾瀬横断バス乗車券」なんてものを発見してしまったのでありがたく利用いたします。 福島側と群馬側のバス乗車券を別々に買うより930円お得です。 御池~鳩待峠コースの場合のアクセス・交通費 福島IN、群馬OUTのため今回は公共交通機関を利用します。さいたま方面からだと宇都宮線の栗橋駅で東武日光線へ乗り換えて、さらに板倉東洋大前駅で特急リバティに乗換。 【電車】 栗橋→会津高原尾瀬口 乗車券 2,040円 特急券 3,220円 【バス】 会津高原尾瀬口→御池登山口 乗車券 2,440円 特急券 300円 【バス】 鳩待峠→戸倉 乗車券 980円 【バス】 戸倉→上毛高原 乗車券 2,450円 【新幹線】 上毛高原→大宮 乗車券 2,270円 指定席特急券 3,110円 大人1人の往復交通費は16,810円プラスちょっとになります。子供2人分が23,460円。 交通費合計:40,270円 浦和~沼田間の高速料金がETCで片道3,050円なのと比べると高いな~。子連れで新幹線の自由席を確保できる自信が無かったのでしょうがないけど。 東武も特急を使わない場合は2回くらい乗換が必要で、会津高原尾瀬口駅からの始発特急バスを使いたい場合は特急リバティを使ったほうが楽でいいです。 特急バス料金300円を支払って9:50発の特急バスに乗ると会津駒ヶ岳登山口付近まで停まらず一気に駆け抜けてくれます。2時間ほどゆられて今回の登山口、御池(みいけ)に到着。 登山道への入口は駐車場の奥の方にあります。 御池~尾瀬温泉小屋 足ごしらえをして出発するとすぐこんな光景が。 登山口から30分も歩くと上田代。尾瀬ヶ原の山の鼻付近も上田代といいますが、御池側にも上田代という地名があります。ベンチがあったのでここでしばらく黄金色に染まりつつある草原に吹き渡るそよ風を堪能しました。 尾瀬はどこも水が透き通っている。 そしてしばらくアップダウンを繰り返し、雪の重さでねじ曲がった木々に子供たちが興奮している様子を写真に撮ったりしながら1時間半も歩くと天神田代に到着~。 ここには渋沢温泉小屋(廃業)への分岐がありますが、このルートは閉鎖されていて見ての通りすでに入り口から荒廃しています。 ちょっと行くと立派な吊橋があり、30分くらい歩くと次の分岐点に到着。 この分岐から三条の滝経由のルート、渋沢温泉小屋跡へのルート、滝へ下りずにそのまま今日の宿がある赤田代へ向かうルートへ進めます。滝へ下るのが面倒くさかった私達はそのまま赤田代へ直行します。 ちょこちょこアップダウンがある。 50分ほどで滝経由のルートと合流する分岐点に到着。すぐに元湯山荘や休憩所が見えてくる。 15時頃に到着。元湯山荘と並んで建つ尾瀬温泉小屋に今夜は泊まります。登山道から小屋への分岐点に湧き水を使った靴洗い場があるのでそこで泥を洗い流す。 小屋の前にはおしゃれなデッキが!何か飲み物など注文した人が利用可のようです。 今回の宿泊費(一泊二食付き) 大人: 10,260円 子供: 16,200円(2人分)の計26,460円 土日祝日料金プラス眺めの良い本館湿原側の個室料金。赤田代の向こうに至仏山が見える部屋ですが、ちょっとケチって別館の部屋でもよかったかも。でも子連れで相部屋(1人8,640円)はやめておこうと思いました。 交通費40,270円と合わせると今回の費用は66,730円プラスおやつ代。テント泊+車と比べるとえらく高くつきました。 早速部屋へ案内していただき、ひとっ風呂浴びることに。 部屋の写真を取り忘れましたが、小屋の内部写真を少々。 結構広くて清潔な山小屋です。トイレも水洗。尾瀬のように水が豊富な場所にある小屋はええですな~。 連休の日曜日ということもあり結構混んでいましたので、この写真を撮ったのは翌朝。ちゃんとお湯を抜いて清掃中でした。お湯は鉱泉を沸かしたもので鉄分多め。上がり湯用の温水シャワーが浴室内にあるので助かります。 薄暗くなってきた17:00から食堂で夕食。ローストビーフにホースラディッシュがすでにかかっていたため次女は「から~い」と言って食べられず。自炊だとアルファ化米やフリーズドライ、レトルトばかりになってしまうので、炊きたてのご飯が食べられるだけで充分幸せです。 部屋に戻り寝る準備。こちらの尾瀬温泉小屋ではチェックイン時に人数分の糊が効いてパリッとしたシーツを渡してくれます。山小屋では贅沢なことです。20時には2人とも夢の中へ~。 温泉小屋~見晴~山の鼻 5時前には目が覚めて、朝日を浴びる至仏山方面をへやからボーッと眺める。テント泊と違って出発の準備が少なくて済むのはのはいいですね。 6時から食堂で朝食。 次女の食べかけ。 7:30に出発。至仏を右に見ながら30分ほどで見晴の十字路に到着。山小屋が集中しているここに宿泊する人も多いですね。テント場もあるし。 見晴にある弥四郎小屋前の湧き水を子供たちは冷たくて美味しいと言ってました。ここで10分ほど休憩。 天気は下り坂なので羊雲がかかってきた。 尾瀬の数ある池塘のうちの一つ。 雲に隠れる至仏山。 尾瀬ヶ原の北側に位置する山々。熊のすみかだそうです。 ナウシカっぽい 竜宮十字路のすぐ東側で県境を越えて群馬県側へ。 この道標もずいぶん昔からあるね~。 燧ヶ岳がだんだん遠くなる。風がなければこの池塘の水面に逆さ燧が見られるはずだけど残念でした。ここからもうちょい行くと山の鼻に到着です。 山の鼻~鳩待峠 山の鼻は山小屋が3軒とテント場があり、鳩待峠から近いので一気に人の数が増えます。ここでインスタントラーメンの昼ごはん。至仏山荘でお土産のキーホルダーを買わされたりして1時間ほど休憩。 山の鼻~鳩待峠間から至仏がチラチラ見える。 木道が終わり、石段をひと登りすると1時間ちょいで鳩待峠に到着。 以前はこの看板前まで車やバスが入ってきていましたが、今ではバス停や駐車場をやや下の方へ移動させたそうです。という訳で、戸倉へのバス・乗り合いタクシー乗り場は鳩待山荘前ではなく、少し坂を下ったところにあります。人数が9人位集まったところで乗合タクシーが出発。戸倉から新幹線上毛高原駅行きのバスが出るまで1時間半の余裕があったので、尾瀬ぷらり館の温泉で汗を流しました。 上毛高原駅までがまた長くて約2時間のバスの旅。1726発のMaxとき334号に乗るとあっという間で、50分後には無事大宮駅に到着。お疲れさまでした~。 Reliveで今回の山行を振り返ってみる Relive '2018/09/23-24 尾瀬ヶ原横断' https://cdn.embedly.com/widgets/platform.js
山行記録
【北八ヶ岳】 5歳の幼稚園児と初心者向けの北横岳を親子で登ってきた
2013年9月12日
2013年9月12日(木)、日帰りで北八ヶ岳の北横岳(2480m)を子連れで登ってきました。2012年8月に硫黄岳を登った長女(当時4歳)と今回も一緒です。北八ヶ岳ロープウェイを利用すると北横岳山頂まで1時間程度で登れる初心者向けの山ですが、標高2000mを超えているので小さい子連れの場合は天気が良い時に行きましょう。 今回の山行ルート 北八ヶ岳ロープウェイの駐車場は無料。電車の場合は茅野駅から北八ヶ岳ロープウェイ行きのバスでも来られます。 今回の交通費 高速(浦和I.C.~諏訪南I.C.) 5,820円(ETC割引) 北八ヶ岳ロープウェイ 1,900円(大人往復)、小学生未満は無料。 高速(諏訪南I.C.~浦和I.C.) 5,820円(ETC割引) 高速代が合計11,640円とロープウェイ代合わせて13,540円でした。プラスガソリン代。高速道路は浦和I.C.発だと圏央道経由でも首都高経由でも走行距離は212kmで大差ありません。外環が中央道につながれば便利になるけどまだ先の話。 コースタイム: 北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅(8:40/9:00)-山頂駅(9:07/9:15)-北横岳ヒュッテ(10:00/10:20)-北横岳南峰(10:35)-北峰(10:40/11:00)-北横岳ヒュッテ(11:10/11:40)-山頂駅(12:30) 休憩多めでも昼過ぎにはロープウェイ山頂駅に戻れました。 ロープウェイ山頂駅~北横岳 ロープウェイ駅を出るとこの看板がお出迎え。坪庭は八ヶ岳最後の火山活動によって広がった溶岩台地で、900~700年前の比較的新しい溶岩がゴロゴロしています。普通の観光客用の散策路もあるので軽装の人達は坪庭~縞枯山荘を歩いてますね。 その先にあるのがこのキツツキ。コンコン。 しばらく木道を歩き、北横岳の登りに取り付いて後ろを振り返る。 えっさほいさ 特に危ない所は無いので幼稚園児でも大丈夫。 途中で南側を振り返ると溶岩台地の坪庭とその向こうにある縞枯山が鎮座している。 45分ほどで北横岳ヒュッテに到着。この山小屋は宿泊客の予約が入っていなければ閉まってしまう非常駐型。小屋前にトイレと休憩スペースはあります。 小屋前のベンチで軽食をとりながら休憩。ここからちょっと登るとすぐに山頂(南峰)です。 北横岳ヒュッテから15分で山頂南峰に到着。ここは赤岳や阿弥陀が見えるほど見晴らしが良いですが、南峰よりも北峰の方が標高が若干高いらしいのでそっちにも行ってみましょう~。5分以内で北峰に着きます。 こちらも広々とした山頂で、景色を眺めながらゆっくりできます。ここ北八ヶ岳の北横岳(2480m)はロープウェイを使って登れる2000m級の山の中ではかなり楽な方なので初心者にもお勧め。ロープウェイ山頂駅からの標高差は243mで、大人の脚ならあっという間。小さい子連れで来る人も多いです。 北側に見えるのは蓼科山(2,530m)。あっちも見晴らしのいい山ですよ。ただし、スズラン峠からの標高差は約780mあります。 帰りはまた北横岳ヒュッテで30分ほど休憩し、約1時間で坪庭へ下山。帰りは途中の蓼科の日帰り温泉で汗を流して帰路につきました。
山行記録
【浅間山】浅間山荘から外輪山のピークである前掛山までピストン
2022年9月25日
2022年9月25日(日)、快晴の浅間山をソロで登ってきました。噴火警戒レベル1の状況で前掛山まで登れるのでそこまで往復です。下山後は登山口にある浅間山荘の天狗温泉で汗を流してサッパリ。
山行記録
【奥秩父】 ススキ原と岩場が見どころの乾徳山 (2031m)
2013年10月24日
2013年10月17日(木)、山梨の中央線塩山駅が最寄りで、西沢渓谷の手前に位置する乾徳山(けんとくさん)へ単独で行ってきました。前回登ったのは高校2年の秋だから1992年かな?徳和の駐車場に車を止めて山頂まで往復のコースでしたが、山はあまり変わっていませんでした。 今回の山行ルート 徳和バス停そば駐車場(5:50/6:10)-登山口(6:40)-銀晶水(7:10)-錦晶水(8:20)-国師ヶ原(8:25)-月見岩(9:00/9:10)-扇平(9:30)-乾徳山山頂(10:20/10:35)-月見岩(11:20/12:10)-駐車場(13:30) 今回利用した駐車場 通常の登山口から入山し、下山は月見岩から道満尾根を使う予定だったのでこの徳和駐車場を利用した。登山口に近い方にも駐車スペースはあるのでピストンする人はそちらがおすすめ。 徳和集落の駐車場~月見岩 徳和駐車場の道を挟んで反対側に「乾徳公園」があり、そこのトイレで用を済ませて出発。 徳和駐車場に設置されている乾徳山登山ルートについての鳥瞰図。駐車場から山頂まで標高差1,200mの、それなりに登りごたえのある山です。高2の時は登山口から入山し、道満尾根を下山ルートに使った。道満尾根は枯れ葉がふわふわで歩きやすかった記憶があるのでまた歩こうと思ったんですが、月見岩の分岐でミスってしまい来た道をそのまま戻って下山してしまった。残念無念。 てくてく。 駐車スペースを通り過ぎ、林道を登山口に向かって進む。 徳和の駐車場から歩くこと20分ほどで登山口に到着。 早朝で薄暗い杉林の中を登る。自分一人しかいないのかと思ったら実際はそうでもなく、2,3人とすれ違った。前日台風が通過した直後だったものの、登山道の崩壊は特に無し。 登山口から1時間ほどで最初の水場、銀晶水に到着。パイプから水がチョロチョロとしか出ていませんでした。前回来た時もこんな感じだったかな。銀晶水を過ぎると登山道は尾根筋へと上がっていき、明るい乾徳山らしい雰囲気になってきます。 最初の水場、銀晶水の周囲の様子。 急に尾根筋へ出る。 鹿が蹄で地面を掘った跡。 銀晶水からさらに1時間登ると第2の水場、錦晶水に到着。こちらはパイプから結構豊富な水が流れ出ています。 錦晶水のそばには朽ち果てた小屋がある。隙間から覗いてみると白い便器がまだ残っていた。1992年に来た時もこの便所はあったな。 錦晶水から5分くらいで国師ヶ原に到着。 国師ヶ原は明るく開けた場所でこんな感じに乾徳山を眺められる。 次の休憩地点、月見岩を目指す。 道満尾根と避難小屋への分岐点である十字路を通過。 再び登り。 石垣が残っている所は小屋か神社のあった場所。近くに前宮跡の標識があった。 乾徳山は岩場の鎖が出てくるまでこんな感じで歩きやすい。 もうちょいで月見岩。 徳和の駐車場を6時に歩き始めて3時間、09:00に月見岩へ到着。周囲はススキの原で、この岩に登ると見晴らしもいい。台風通過の翌日ということで、富士山がよく見えるはずだと思ってここまできたのに意外と雲が多かった…。富士山はほんのちょっとしか見えませんでした。 富士山の山頂だけ見えた。月見岩で10分ほど休憩し、扇平経由で山頂を目指す。 月見岩~乾徳山山頂 髭剃り岩。 岩場に到達。眺めよし。最初の岩場はホールドもしっかりしている。 ハシゴを上り下りしたり。 岩のエッジが丸くなってきている。 山頂の岩場が見える。 ここが山頂直下の岩場。登り始めは鎖に頼ってしまうので腕力まかせになってしまう。左側のクラックを使えば何とかなりそうですが、自分は最初の岩棚の所まで鎖を使って力任せに登ってしまった。その後は鎖を補助にして、通常の三点支持で登れる。もしこの岩場を登り切る自信が無ければ右横にある迂回路を使って頂上へ行けます。ここで数年前に滑落死亡事故が発生してるので注意。 久しぶりに「うおー」とか言ってしまった。 鎖の支点はこんな感じ。 下を覗くとこんな感じ。岩棚から上はホールドする所や足場が多いので何とかなる。 10:20に乾徳山山頂に到着~。駐車場から休憩込みで4時間でした。 乾徳山山頂は岩がゴロゴロしている。写真↑の「迂回路」を使うと先ほどの鎖場を使わずに山頂へ来れる。ランチはここではなくて、下の月見岩で取ることにした。 始まったばかりの紅葉。 乾徳山山頂~徳和駐車場へ下山 月見岩に下りてきた。今日のランチはうにソース蟹スパゲティで、小瓶の白ワイン、たらばがにの缶詰、オリーブオイルも持ってきた。ワインは瓶のままじゃなくって小さいナルゲンの容器にでも移してくればよかったな。ソースを加熱する時にワインのアルコールは飛ぶだろと思ったけど残っていたらしく、下山中に赤ら顔になってしまった。自分は超下戸です。眺めを楽しんだ後は道満尾根へ進む予定だったが、すっかり忘れてまっすぐ下りてしまった~。アルコールのせいか?しばらく下ってから気づいたので登り返す気力もなくそのまま下山。 錦晶水に戻ってきた。左上に見える小屋が古びた便所。 使われなくなった林道と交差。国土地理院の地形図にはまだ林道の線が記されている。 同じ場所で反対側を見る。 月見岩から1時間ほどで登山口に無事帰還。ガレた場所は無いので下りは超特急でした。登りはほぼ標準コースタイム通りだった。 徳和登山口手前の駐車スペース。そんなに広くはない。登山口から徳和駐車場まで下りは20分ほど。13:30には駐車場へ無事帰還できました。お疲れ山! Reliveでこの山行を振り返る Relive '2013/10/17 Mt. Kentoku roundtrip' https://cdn.embedly.com/widgets/platform.js
子連れ登山
【山形・月山】陽射しを遮るものがない月山は天気が良すぎると熱中症寸前でつらい
2021年7月22日
2021年7月22日(木)、家族全員で山形の月山をピストンで登ってきた時の記録です。天気が良すぎて気温もうなぎのぼり。私は平気でしたが、暑すぎて家族は皆バテてしまい、休憩だらけの山行でした。しかし青空と草原と雪渓と夏の雲の組み合わせは最高にきれいでしたね。
山行記録
【岩手】宮沢賢治ゆかりの岩手山を馬返し登山口からピストン、標高差1400mは初心者にはきついかも
2023年8月4日
2023年8月3日(木)、盛岡から一番近い馬返し登山口から岩手山を避難小屋泊で登ってきました。予定では鬼ヶ城を経由して網張温泉へ下山するつもりでしたが、4日朝の天気がガッスガスの強風だったため馬返しへそのまま引き返しました。下山後の温泉と牛たんには満足。
山行記録
【東北・山形】途中で引き返した鳥海山
2015年10月24日
2015年10月22日(木)、昨日の月山に引き続いて今日は出羽富士とも呼ばれる鳥海山を目指しました。ただし、軽アイゼンを持っていなかったため、途中の御田ヶ原で引き返した記録です。 今回の山行ルート 前日は月山を後にして酒田市内で夕食を取り、遊佐の福浦駅近くにある道の駅・鳥海ふらっとで車中泊。パラパラと雪が降る寒い夜でした。朝4時に起床し、道の駅の向かい側にあるコンビニで温かい朝食をゲット。早速、鳥海ブルーラインで鳥海山登山口の一つである鉾立へ向かいました。鳥海ブルーラインは冬季通行止めになる道路で、翌日の2015年10月23日から夜間通行止め、11月4日から2016年4月下旬まで全面通行止めになっていました。その年の開通期間や規制情報は、山形県の道路規制情報のホームページでチェックしてください。ちなみに鳥海ブルーラインの山形県側は県道210号で、秋田県側は県道131号です。 鉾立登山口駐車場~御田ヶ原 [06:20]鉾立の駐車場には食事を取れる立派な施設とキレイなトイレ、登山道入口に登山届けを入れるポストが小さな小屋の中にあります。6時前に駐車場に着いた時は他に誰~もおらず、多少不安を憶えたものの、準備を整えて出発。少し上の展望台辺りまでは観光客用に整備された道です。夏は人が多そうです。 駐車場を振り返ると車が数台増えた。よかったよかった。全く土地勘が無い山域での単独行動は結構不安になるもので。 海岸沿いに目を走らせると酒田港が見える。雲が多いうえ、ここは西側の斜面のため朝は暗い。 上昇気流が発生し始めたのか、谷間から雲が湧き上がる。 [07:00頃]鳥海山の向こう側、つまり東側から青空が見えるようになった。 [07:35]賽の河原に到着。石畳状の登山道が続く。 ちょっと休憩していたら陽が届き始めた。 月山と同様、背の高い樹木が生えていない。 海に突き出た町はおそらく秋田県側の象潟。 [08:10]御浜小屋に到着。この時期は無人でした。トイレも閉鎖中。 およそ16万年前の噴火口に水が溜まって出来た鳥海湖。ここで眺めを楽しみながら15分ほど休憩。 山頂の方は厚い雲に覆われたまま。 北西側の眺め。やはりあの港町は秋田県にかほ市の象潟。 またちょっと登り始めて御浜小屋を振り返る。 御浜小屋の向こうに続く稜線。冬は雪が多いんでしょうね。 また違う角度から眺める鳥海湖。特徴的な溶岩ドームが鍋森(1652m)。 日本海側から山頂へ向かってどんどん雲が上がってくる。 [08:35]御浜小屋から10分ほどで御田ヶ原に到着。ここで山頂から下りてきた人と話すことが出来ました。道の様子を尋ねると、七五三掛から上は凍ってカチカチだよとのこと。今回は軽アイゼンを持ってこなかったので、この辺で登頂をあきらめることにしました~。 傘雲に覆われた鳥海山山頂。傘雲は天気が下り坂の時に現れるんだっけ?と思い出し、ここから先に進むのを躊躇したのでした。 御田ヶ原にあった小さな祠。 傘雲が少し取れて山頂がチラッと見えた。確かに雪が付いていて、2015年当時の私だとここで引き返しちゃいましたが、今の私ならもっと上まで行きますね。 空自の救難捜索機が私を中心にして周りをグルグル旋回し続けているんですが、遭難者と間違われてなければいいな(汗)。 御田ヶ原で1時間ほど行動食を食べつつ眺めを堪能し、下山開始。あっという間に賽の河原に下りてきた。この辺りで他の登山者とすれ違い始めた。 鳥海山周辺の雲が晴れてきた。くそー。 傘雲が散って晴れてしまった鳥海山山頂。天気は下り坂じゃなかったんかい...。 ダケカンバの赤い実。 [11:35]ゆっくり2時間かけて鉾立の駐車場に帰還。昨日の月山に引き続いて、今日も最高の登山日和だったようです。 鉾立登山口駐車場のトイレ。売店とレストランが営業しており、結構人で賑わっていました。ラーメンを食べてからいざ温泉。 下山後の温泉など 鳥海ブルーラインで遊佐町の方へ下りるとすぐに見つかる、鳥海温泉の日帰り入浴施設「あぽん西浜」へ向かった。 [googlemaps https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d3097.7689131169573!2d139.87255631563838!3d39.06618014458211!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x5f8e8f074c64326b%3A0x654580b4c24c0e35!2z6bOl5rW35rip5rOJ5L-d6aSK44K744Oz44K_44O844GC44G944KT6KW_5rWc!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1599833365448!5m2!1sja!2sjp&w=100%&h=450] 場所はここ。この鳥海温泉はお湯が独特で、石油の香りが強くて舐めるとかなり塩辛い。湯上がりはずっとポカポカした感じが続きました。 風呂の後は近くにあった鳥海山神社の本殿へお参り。同じ場所に月山神社もあった。 静かな境内への入り口。 結構長い石段を登る。 登りきった所の鳥居。 お参りをした後は海岸へ移動し、十六羅漢岩駐車場に車を止めて周辺を散歩。 明治元年(1868年)に建立された磨崖仏。 風力発電が遠くに見え、その向こうに酒田が見える。 海原の長めを楽しんだ後はこれまた近くにある石原莞爾の墓所を訪れてみた。地元の有志によって清掃、整備されているようです。
山行記録
【那須岳】子連れで三斗小屋温泉泊、温泉を楽しむ山旅
2018年10月30日
2018年10月28日(日)から一泊で子供を2人連れて三斗小屋温泉に泊まってきました。三斗小屋温泉は2年前にテント泊で訪れたことがあり、今回は2回目です。2人用テントに3人で寝るのはキツいので小屋泊なり~。 歩行距離は水平13.0km、最大標高差499m、獲得標高は上り799m・下り1022mでした。ロープウェイで標高差220m分だけ楽できた。 山行ルート 出発時間/高度:10月28日 9:15am/1693m 到着時間/高度:10月29日 12:24pm/1466m 合計時間:27時間10分 歩行距離:13.0km 累積標高(上り):799m 累積標高(下り):1022m ロープウェイ山頂駅から茶臼岳山頂へ ロープウェイ山麓駅前の駐車場は一杯だったので上の方の駐車場に止め、ロープウェイまでちょっと下って戻ります。山頂駅で登山届を提出して出発~。 次女は約1年前に茶臼岳をロープウェイ片道利用で登っていますが、長女にとっては初の那須岳。岩の色が場所によって違うことに興味津々みたいです。 紅葉の時期はほぼ終わっているものの、日曜日ということもあって子連れの家族が結構登っています。普段着とスニーカーで登ってる人も多い。 2人とも山歩きに慣れているので1時間ほどで山頂に到着~。今日は雲が多めです。 しばし休憩の後、噴火口跡をぐるっとまわる。この噴火口は古いもので、807年(大同2年)に爆発してできた爆裂火口だそうな。800年代は富士山も大爆発してますよね。 噴火口をまわった後、峰の茶屋跡避難小屋へ下ります。ロープウェイを使わずに登ってきた人たちと大勢すれ違う。 三角形に尖っているピークが朝日岳(1896m)で、左下の赤い屋根が峰の茶屋跡避難小屋。明日は左奥に見える稜線を登り、朝日岳を経由してこの避難小屋へ戻ってきます。 山めしの本などを読んで、手の込んだ料理を作ってみたいと思うもののついついカップラーメン。 ランチ休憩の後、そろそろ出発~。中央手前の低い稜線の向こう側に三斗小屋温泉があります。 牛ヶ首へ向かって歩くと噴気活動が目立つ場所が出てきます。「神明鏡」の記録によるとここは1410年頃に大噴火した場所で、その後1953年、1960年にも噴火した無限地獄と呼ばれる所。1963年に微噴火した後は目立った活動が無いものの、今でもこうして火山性ガスに含まれる硫黄が地表で急速に冷却されていたるところで結晶化している。この山はいつ再び噴火するか分かりませんな。 この無限地獄以外にも大穴、奥噴、大噴、牛ヶ首と名付けられた噴火口が茶臼岳山頂付近に点在する。下に見えるのはひょうたん池。 「やばい、逃げなきゃ!」と言ってる(笑) 岩肌が地熱で温かいのを確かめて火山活動を実感してもらいましょう。 姥ヶ平へ到着。背後の茶臼岳で白煙がモクモクしているところがさっきの無間地獄。紅葉シーズン真っ盛りの頃に来られれば良かったけど、残念ながらほとんど落葉しています。 姥ヶ平はちょっとした広場になっており、ベンチやテーブルが設置されて休憩に最適。ところでGoogleMapで那須岳をチェックするとズームアウトした時にまず最初に「那須岳」と表示される地点がこの姥ヶ平とひょうたん池の間になっています。上のYahooマップでも同じで、ズームアウトするとこの姥ヶ平付近に「那須岳」の表示が出てしまう。そこには木道があるだけで山頂でもないし何かの標識があるわけでもありません。これは何かの間違いですが、ここをGoogleMapを頼りにしてやって来る人はまずいないはずだからまぁいいか。 三斗小屋温泉や沼原方面のルートへの入口はこっち。 この石仏はいつからここにあるのだろうか。 湿った落ち葉の道を分岐点までたどります。 分岐に到着。 標高を下げると紅葉の名残が。 この橋を渡るとまた少々登りになります。 登り切ってこんな感じの道になると後は小屋までほぼ平坦なルートになる。 三斗小屋・峰の茶屋跡避難小屋間の分岐に到着。 道標のそばに活火山である茶臼岳が噴火した場合の危険区域予測図があった。だいたいいつもこの周辺は強い西風が吹いているのでこの予測図通りに降灰するのでしょう。 三斗小屋温泉宿は本来やや南側にあったが、そこはかつて戊辰戦争の舞台の一つになったところ。幕府軍が北進した後、警備に残された兵が火をつけたらしい。現在の三斗小屋温泉は源泉に近い所にあり、煙草屋と大黒屋の二軒が温泉付きの旅館風山小屋を営んでいる。 小屋の手前の渓流は温かかった。 三斗小屋温泉に到着~。右手に煙草屋、左手に大黒屋。煙草屋といってもタバコを売っているわけではなく、単なる屋号です。 早速受付を済ませましょ~。水場はこの階段の奥。 水の補給はこの屋外の水場で。 テン場の様子。以前と比べて芝が薄くなってしまった。 煙草屋の料金表。大人1人と小学生2人で¥23,000なり。徒歩でしか来られない秘湯! その他の料金。 今夜泊まる部屋は別館の方で、6畳の広さ。隣の部屋との境がふすまだけって久しぶりに見た。でもまあ山の中でよくぞここまで作ったもんだ。 煙草屋には露天風呂があり、時間ごとで男女入れ替え制になっております。一旦建物内を通らなければ露天風呂へ通じる道へ出られません。坂を登ると更衣室がわりの小屋が見える。 煙草屋の露天風呂から見る大黒屋。大黒屋のお風呂もなかなか良さそうなので今度はこちらへ泊まってみたい。ちなみに大黒屋にはテント場も露天風呂も無し。 露天風呂からはこんな景色をおがめられます。紅葉真っ盛りの時期だと絶景でしょうな~。 今夜の夕食。山の中で人が用意してくれたご飯を食べられるだけで十分幸せです。 いただきまんもす。床の上で正座orあぐらはつらい(特に山歩きの後)。 内風呂の様子。日が暮れる頃から雨がぱらついたりして露天風呂には1回入っただけになったものの、内風呂でもゆっくりできました。 10月29日(月)晴れ・強風 朝食はこんな感じ。田舎の民宿風。アルファ米と違ってちゃんと炊いたごはんが美味い。 7時半頃、小屋の人に挨拶してから出発し、少し登ると温泉神社に到着。このあたりは豪雪地帯なので社が今風の小屋で保護されています。 しばらく登ると源泉に到着。ここは隠居倉の中腹です。 水蒸気がすごい。硫黄の匂いもすごい。 女子でも小学生はわざわざ水蒸気の中に突撃しにいく。 北の方に雲海が少々。赤いつぶつぶはナナカマドの実かな? 隠居倉山頂に到着。日が上がるにつれて眺めは良くなり、青空が広がった。右奥に見える三角形の山頂がこれから目指す朝日岳(1896m)。 北の方に目をやると三本槍。 三本槍をバックに。この辺りから朝日岳分岐までなだらかで歩きやすくなります。 この崩落跡は茶臼岳からもよく見える。 朝日岳山頂を踏んだ後、ここをトラバースしていきます。右中に見える赤い屋根が峰の茶屋跡避難小屋。 ここは朝日岳分岐。右奥に朝日岳山頂(1896m)が見える。 ここに荷物をデポして山頂を目指してもいいですが、どっちにせよ山頂まで5、6分です。 朝日岳山頂に到着~。風が強すぎ。 朝日岳山頂から見た茶臼岳。これからあの斜めに下るルートを目指す。 これから遠目にはおっかなそうに見えた下山路をたどります。 鎖は新品が張られている。そんなに怖いところではありません。 順番にゆっくりと。 すれ違いは順番に。 一見怖そうな鎖場を通過。この辺りの鞍部の風が一番強かった。 ちょっとしたピークを乗り越えると剣ヶ峰が見えてくる。あそこまで下れば風は弱まるはず。 途中、岩の間に挟まった岩を見つけた。この窓を吹き抜ける風が超強い。 そして峰の茶屋跡避難小屋で休憩し、冷たい強風で冷えきった身体を温めてからロープウェイ山麓駅上にある駐車場へと無難に下山しました。 Reliveでルートを振り返ってみる Relive '2018/10/28-29 那須岳・三斗小屋温泉泊でぐるっと' https://cdn.embedly.com/widgets/platform.js
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