2012年8月7日(火)、一泊二日の予定で八ヶ岳へ小屋泊まりで行ってまいりました。今回は長女(4歳)を連れて。赤岳などの岩場・鎖場を子連れで通過するのはまだ難しいため、今回は八ヶ岳の中部に位置する硫黄岳(2760m)と天狗岳(2646m)が目標。「海賊がお山のてっぺんに隠した宝物を探しに行こう~」という設定にすると、4歳児は喜んでついてきた(笑)。
今回の山行コース
桜平駐車場~オーレン小屋
中央道諏訪南I.C.を降りて桜平分岐を通過。中央道の渋滞が無ければ初日に天狗岳、2日目は硫黄岳に登れたのですが、到着がかなり遅れてしまったのでこの日は天狗岳をあきらめてゆっくりと山小屋までの歩きを楽しむことにしました。
桜平の駐車場に車を止め、準備を整えて登り始めるものの、荷物が多すぎてつらい、、、。ドイターのキッドキャリーに子供を乗せ、さらに20リットルのザックを胸の前に抱えています。風通しが悪くて暑苦しい~。
歩いてくれると楽なんだけどね~。沢沿いの道は所々崩壊していて巻き道が作られていますが、目的地であるオーレン小屋まで標準コースタイムで90分程度。単独だったら一気に通過しますが今回は2時間半も掛かってしまった…。
倒木を見る度に「おばけだ~やっつけなきゃ」とか小さい穴を見つけると「小人さんのおうちかも~」などと言って立ち止まる4歳児の相手をしなければなりませぬ。さらに登山道でカモシカとばったり出くわしてあわてた時に帽子を落としてしまったりしながら最後の急登のジグザグを通り過ぎてしばらく歩くと今日の宿泊地であるオーレン小屋です。(落とした帽子は誰か親切な人が木の枝に引っかけておいてくれたのを帰り道に回収。)今回はオーレン小屋の個室を予約済み。
食べて歯を軽く磨いたら翌日に備えて19:00には布団をかぶってもう寝る。1人でテント泊だったら3時頃には起きて4時に出発してしまいますが、オーレン小屋の朝食は05:30頃からなのでそれに合わせてゆっくり起床。娘はばっちり10時間寝てくれました。オーレン小屋の個室は予約時に先着順。小学生だったら大部屋でもいいですが、幼稚園児と一緒の場合は個室が安心できるかも。
オーレン小屋~硫黄岳~オーレン小屋~下山
翌日8月8日(水)、06:30頃に外へ出てみるとこれから登る東側の稜線から陽が出てくるところ。昼はオーレン小屋でカレーやボルシチなどが食べられるので、ランチをここでとれるように硫黄岳を登ってからぐるっと廻って戻る予定。
20分ほど登っていくとパッと明るくなり、そこが夏沢峠。
ここは登山道から爆裂火口跡側にはみでた展望台状の所。あともうちょいで山頂。
硫黄岳山頂下から北の天狗岳方面を振り返るとこんな感じ。
ハーハーいいながら登ると結構簡単に硫黄岳の頂上(2760m)に到着。夏沢峠から休憩時間を入れて1時間20分くらい。子供を背負って登っているのでバックパックの総重量は24kg。この日は快晴で、ただっぴろい山頂からは北アルプスや南アルプスが良く見えます。東側は雲海に覆われたままで、奥秩父や妙義方面は見えませんでした。山頂で40分ほど休憩・昼寝をして景色を堪能。
赤岳方面。硫黄岳~横岳~赤岳をぐるっと廻る人も多い。
赤岩の頭経由でオーレン小屋まで戻るルートをとります。ちょっと大きめな岩が結構あって、ここを小さな子に歩かせるのはキツイかも。子供を背負って通過しました。
分岐点からすぐに 樹林帯に入り、アブ・ブヨの襲撃に備えましたが、この時期になるとトンボの数が非常に増えていて害虫はあらかた食べられてしまったようです。虫さされ被害ゼロ!