Home MOUNTAIN 山行記録 【奥秩父】 ススキ原と岩場が見どころの乾徳山 (2031m)

【奥秩父】 ススキ原と岩場が見どころの乾徳山 (2031m)

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2013年10月17日(木)、山梨の中央線塩山駅が最寄りで、西沢渓谷の手前に位置する乾徳山(けんとくさん)へ単独で行ってきました。前回登ったのは高校2年の秋だから1992年かな?徳和の駐車場に車を止めて山頂まで往復のコースでしたが、山はあまり変わっていませんでした。

今回の山行ルート

記録したコースタイム
徳和バス停そば駐車場(5:50/6:10)-登山口(6:40)-銀晶水(7:10)-錦晶水(8:20)-国師ヶ原(8:25)-月見岩(9:00/9:10)-扇平(9:30)-乾徳山山頂(10:20/10:35)-月見岩(11:20/12:10)-駐車場(13:30)

今回利用した駐車場

通常の登山口から入山し、下山は月見岩から道満尾根を使う予定だったのでこの徳和駐車場を利用した。登山口に近い方にも駐車スペースはあるのでピストンする人はそちらがおすすめ。

徳和集落の駐車場~月見岩

徳和駐車場前のトイレ

徳和駐車場の道を挟んで反対側に「乾徳公園」があり、そこのトイレで用を済ませて出発。

徳和駐車場に設置されている乾徳山登山ルートについての鳥瞰図。駐車場から山頂まで標高差1,200mの、それなりに登りごたえのある山です。高2の時は登山口から入山し、道満尾根を下山ルートに使った。道満尾根は枯れ葉がふわふわで歩きやすかった記憶があるのでまた歩こうと思ったんですが、月見岩の分岐でミスってしまい来た道をそのまま戻って下山してしまった。残念無念。

てくてく。

駐車スペースを通り過ぎ、林道を登山口に向かって進む。

徳和の駐車場から歩くこと20分ほどで登山口に到着。

早朝で薄暗い杉林の中を登る。自分一人しかいないのかと思ったら実際はそうでもなく、2,3人とすれ違った。前日台風が通過した直後だったものの、登山道の崩壊は特に無し。

登山口から1時間ほどで最初の水場、銀晶水に到着。パイプから水がチョロチョロとしか出ていませんでした。前回来た時もこんな感じだったかな。銀晶水を過ぎると登山道は尾根筋へと上がっていき、明るい乾徳山らしい雰囲気になってきます。

最初の水場、銀晶水の周囲の様子。

急に尾根筋へ出る。

鹿が蹄で地面を掘った跡。

銀晶水からさらに1時間登ると第2の水場、錦晶水に到着。こちらはパイプから結構豊富な水が流れ出ています。

錦晶水のそばには朽ち果てた小屋がある。隙間から覗いてみると白い便器がまだ残っていた。1992年に来た時もこの便所はあったな。

錦晶水から5分くらいで国師ヶ原に到着。

国師ヶ原は明るく開けた場所でこんな感じに乾徳山を眺められる。

次の休憩地点、月見岩を目指す。

道満尾根と避難小屋への分岐点である十字路を通過。

再び登り。

石垣が残っている所は小屋か神社のあった場所。近くに前宮跡の標識があった。

乾徳山は岩場の鎖が出てくるまでこんな感じで歩きやすい。

もうちょいで月見岩。

徳和の駐車場を6時に歩き始めて3時間、09:00に月見岩へ到着。周囲はススキの原で、この岩に登ると見晴らしもいい。台風通過の翌日ということで、富士山がよく見えるはずだと思ってここまできたのに意外と雲が多かった…。富士山はほんのちょっとしか見えませんでした。

富士山の山頂だけ見えた。月見岩で10分ほど休憩し、扇平経由で山頂を目指す。

月見岩~乾徳山山頂

髭剃り岩。

岩場に到達。眺めよし。最初の岩場はホールドもしっかりしている。

ハシゴを上り下りしたり。

岩のエッジが丸くなってきている。

山頂の岩場が見える。

ここが山頂直下の岩場。登り始めは鎖に頼ってしまうので腕力まかせになってしまう。左側のクラックを使えば何とかなりそうですが、自分は最初の岩棚の所まで鎖を使って力任せに登ってしまった。その後は鎖を補助にして、通常の三点支持で登れる。もしこの岩場を登り切る自信が無ければ右横にある迂回路を使って頂上へ行けます。ここで数年前に滑落死亡事故が発生してるので注意。

久しぶりに「うおー」とか言ってしまった。

鎖の支点はこんな感じ。

下を覗くとこんな感じ。岩棚から上はホールドする所や足場が多いので何とかなる。

10:20に乾徳山山頂に到着~。駐車場から休憩込みで4時間でした。

乾徳山山頂は岩がゴロゴロしている。写真↑の「迂回路」を使うと先ほどの鎖場を使わずに山頂へ来れる。ランチはここではなくて、下の月見岩で取ることにした。

始まったばかりの紅葉。

乾徳山山頂~徳和駐車場へ下山

月見岩に下りてきた。今日のランチはうにソース蟹スパゲティで、小瓶の白ワイン、たらばがにの缶詰、オリーブオイルも持ってきた。ワインは瓶のままじゃなくって小さいナルゲンの容器にでも移してくればよかったな。ソースを加熱する時にワインのアルコールは飛ぶだろと思ったけど残っていたらしく、下山中に赤ら顔になってしまった。自分は超下戸です。眺めを楽しんだ後は道満尾根へ進む予定だったが、すっかり忘れてまっすぐ下りてしまった~。アルコールのせいか?しばらく下ってから気づいたので登り返す気力もなくそのまま下山。

錦晶水に戻ってきた。左上に見える小屋が古びた便所。

使われなくなった林道と交差。国土地理院の地形図にはまだ林道の線が記されている。

同じ場所で反対側を見る。

月見岩から1時間ほどで登山口に無事帰還。ガレた場所は無いので下りは超特急でした。登りはほぼ標準コースタイム通りだった。

徳和登山口手前の駐車スペース。そんなに広くはない。登山口から徳和駐車場まで下りは20分ほど。13:30には駐車場へ無事帰還できました。お疲れ山!

Reliveでこの山行を振り返る

Relive ‘2013/10/17 Mt. Kentoku roundtrip’

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