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【栃木】栃木県の隠れ名山、三毳山(みかもやま)でカタクリの群生を愛でながらの子連れハイキング

東北道佐野S.Aの東隣にある三毳山は車でサッと行けるお手軽な低山

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日程 【日帰り】2020年03月26日(木)
メンバー ぬこしち・まさ・みー
天候 快晴
アクセス
利用交通機関

みかも山公園の東口駐車場に止めて歩く周回コース
経路を調べる (google transit)
行きの経路 帰りの経路

三毳山と漢字で書かれてすんなりと読める人は少ない「みかもやま」というスーパー低山(標高229m)を子連れでハイクしてきました。位置は栃木県南部で、埼玉から東北自動車道を北上すると一番最初に見える山がこの三毳山です。大抵のドライバーはこれが三毳山であるとは認識さえしないでしょうが、佐野SAから見てすぐ東隣りにあります。また、三毳山の稜線が佐野市と栃木市の境となっています。

地図・ルート・標高グラフ・移動ペース

↑ 開始地点の標高がマイナス50mになっていますが何かの間違いです。

ルートの詳細データ
最高地点:229m (三毳山・青竜ヶ岳)
歩行距離:6.8km
累積標高:294m(登り)、283m(下り
歩行時間:2時間11分
休憩時間:1時間18分
グレード:
コース定数8.9
コース定数とは歩く時間、歩く距離、登った高さ、下った高さの4つの要素を使って数値化したもので、次の式を用いる。 1.8×時間(h)+0.3×歩行距離(km)+10×登りの累積標高(km)+0.6×下りの累積標高(km)
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。

行程とコースタイム

日帰り
行動
2時間11分
休憩
1時間18分
合計
3時間29分
Sみかも山東口駐車場09:4833分 10:21カタクリの里10:2437分 11:01三毳山山頂11:0926分 11:35鞍部(関所跡)12:357分 12:42犬石12:476分 12:53中岳12:5522分 13:17みかも山東口駐車場G
コースタイムの見方:
移動時間
到着時刻通過地点の地名出発時刻

今回の山行の費用

交通費 高速 浦和~佐野藤岡 1,680円 3,360円
佐野藤岡~浦和 1,680円

参考リンク

ドラぷらhttps://www.driveplaza.com/
みかも山公園https://www.park-tochigi.com/mikamo/
道の駅みかもhttps://mikamo.proteck.co.jp/

みかも山公園東口駐車場から北側のかたくりの里へ移動し、反時計回りに周回

三毳山の隣の高平寺

[09:48]みかも山公園東口の駐車場で準備を整えて出発。今回は三毳山の稜線をたどる予定なので、まずは北口まで住宅街と田んぼの中を歩きます。途中に三毳山を背景にして桜に埋もれた古刹があったが、中に入る時間は残念ながらありませぬでした。高平寺という1200年の歴史があるお寺だそうです。

東の方に見えるのは、仮面ライダーなどの特撮で撮影地としてよく使われる岩船山。採石場の跡地でよく爆発シーンを撮影しているそうな。

岩船山の刃物が食い込んだようにえぐれている部分が、東日本大震災で崩壊した所。

途中に大型バスを止められる駐車場があり、ここにもトイレがあった。三毳山のハイキングコースはあちこちにトイレがあって助かります。

トイレの隣が高平寺の別院だそうで、慈覚大師円仁誕生の地と書いてあった。

民家の庭先に咲いていた椿。周辺の桜も満開です。

県道67号に出て左折するとすぐに佐野市側へ入る。

北側の入口である「かたくりの里」まで300m。

左折して普通の住宅街の中を通ってかたくりの里へ向かいます。

かたくりの里駐車場に到着。カタクリが満開の時期でしかも日曜だったので車が多い。

場所はここ。

みかも山公園の北口に当たるこちらの駐車場にもちゃんとしたトイレがあります。

みかも山公園かたくりの里~三毳山山頂

三毳山は万葉集の東歌に歌われていて、石碑が設置されている。これは多分この地域の小学生が憶えさせられるやつですな~。

歩き始めるとすぐに水芭蕉の群生地があった。3月のこの時期に水芭蕉の花を目にするとは思っても無かったぞい。

まっすぐ行くとそのまま三毳山の稜線へすすむコースで、左へ行くとカタクリの群生地。今回は寄り道してカタクリの花を見てきます。

カタクリ群生地を突っ切ってから右折して稜線のハイキングコースへ復帰します。北入口から南へ向かっているのでこの地図の下が北、上が南になっている困ったちゃんな地図。自治体が作った地図を見るたびに思いますが、どうして南北を逆にすることになるのか小一時間問い詰めたい(笑)。ところでマユミの道ってなんじゃろ。

自分が知っている花は、、、カタクリとニリンソウ、ヤマユリ、トリカブトとリンドウくらいだな。

カタクリの花が小楢(こなら)の林の中に咲き誇っていた。

若干シーズン終わり頃なのでしおれた花も多かったですね。

「片栗粉」は本来カタクリの地下茎から作られますが、それだと大量生産向きではないため、通常市販されている片栗粉の原料は実はじゃがいもでんぷんなのである。

カタクリの里を抜け、右折して三毳山ハイキングコースへ戻ります。

三毳山の最高地点、青竜ヶ岳(229m)への登り。大したことないけど割と岩がゴロゴロしている。

後ろを振り返るとこんな感じ。

雰囲気としてはさいたまの岩槻城址公園の裏の方と同じかな。

三毳山の最高地点、青竜ヶ岳(229m)に到着~。電柱と電線が邪魔しているものの、北の方に見えるは日光連山です。

ちょっとアップで。右の富士山型の山が日光男体山(2,486m)、中央の雪をかぶった山が日光白根山(2,578m)、左端の切り立った崖のある山が皇海山(2,144m)。皇海山の右に少し盛り上がっているのが庚申山(1,892m)です。

西南西を眺む。雪をかぶった八ヶ岳が奥秩父の稜線の向こうに見えましたが写真だと分かりにくいな~。

佐野市街の向こうの方に見えるのが浅間山。その手前の右側に大小山の「大小」が白いドットの集まりとして見えてます。

北西に目を向けると赤城山(1,828m)。空は霞んでいましたが、結構いろいろな山を見渡せました。

三毳山山頂(青竜ヶ岳)~関所跡の東屋

青竜ヶ岳山頂はアンテナ塔の基礎コンクリートに座って休むこともできますが、今日は日差しが強かったので下に降りて日陰でごはんにしま~す。しかし三毳山は意外と急斜面だらけ。

ちゃんとチェックしていませんでしたが、三毳山には名所としての岩が沢山あるようだ。

[11:35]先程の青竜ヶ岳と南側の中岳の鞍部にある関所跡に到着。古そうな祠が柵に囲まれて保存されていました。ここにはテーブルが一つと屋根付きの休憩所があり、テーブルの方でランチにしま~す。

初めて買った悪魔のキムラー。ピリ辛で美味し😋。

またこれを作ろうと思って持ってきた、もみもみホットケーキミックス。これはアウトドアで便利だ~!牛乳はイオンで売っている常温保存可能な125mlのパックです。

エルボーでもみもみ。

ユニフレームの山フライパンで焼いた。自分はあまり興味がないんだけど、山で作るホットケーキは子供が喜ぶもので。

関所跡の東屋から中岳への登り

車道を渡り、急な階段を使って犬石へ登り始めます。車道に一般車両は来ないものの、フラワートレインという機関車っぽい電動車に牽引された客車が時々通ります。

三毳山は遠くから見ると大したことなさそうな低山なのに、実際に訪れてみるとアップダウンが意外と激しいことに驚かされる。

犬石のピーク直下。階段じゃなくてこうした岩場の登りだったら却って登りやすいのである。

子供にとっては楽しい。

関所のあった峠道をここから監視していたそうだが、ほんまかいな?見晴らしが良くなるように周囲の樹木を切り払っていたか、薪を取るため割と禿山になっていたのだろうか?現状の様に樹木が茂っていると下の峠道(東山道)は見えそうにない。3月でこれですからね~。

[12:53]犬石から一旦下がってトイレ休憩をしてから中岳へ到着。アップダウンだらけだな。

三毳山・中岳からの南東方面の眺望。うっすらと筑波山および宝篋山が見えます。真夏に来ると何も見えなさそう。こうした低山は冬の空気が澄んだ季節に来る方が良いでしょう。

三毳山・中岳からみかも山公園東口駐車場へ戻る

これはニリンソウ

中岳から東口駐車場への下りは階段が連続します。中ほどにカタクリの群生地があり、ここにも大勢の人々が写真を撮りに来ていました。

三毳山はハイキングコースが錯綜していて、分岐点ではしっかり地図で確認しないと間違った方へ進んでしまう可能性が高く、初心者は注意する必要があるかな。ちなみにみかも山公園の一番南側にはわんぱく広場という公園があって、大き目のジャングルジムやふわふわドームという巨大トランポリンがあるのでいつも子連れの家族で賑わっています。

夏はマムシに注意。

疲れた人の図。

三毳山を通過する東山道についての案内板。犬石は三毳山山頂(青竜ヶ岳)の南側にあったけど、この案内板の間違えですかね?きっと間違いだ(笑)。役所が作る地図は北と南が逆になっていたりするから信用ならん。

わんぱく広場へ行く家族連れが使うフラワートレインが東口駐車場そばの停留所におった。

我が家の車を止めた東口駐車場へ無事帰還。結構車が増えていた。

以上、葉っぱが少なくて空気が澄んでいる冬か、カタクリのシーズンに来るのがお勧めの三毳山(みかもやま)についての記録でした。

ちなみに三毳山を南東方面から眺めるとこんな感じ。

三毳山の山バッジを販売していたのに後で気づいた

2016年8月から園内の各売店で販売しているそうです。こんな低山だと山バッジは無いだろうと決めつけていたのが間違いでした。また三毳山へ行く機会があったら買っておかねば。

今回子連れで訪れた三毳山ハイキングを動画で振り返る

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