馬返し登山口~岩手山山頂~網張温泉へ縦走する予定でしたが、往復コースに変更
日程 | 【避難小屋泊】2023年08月03日(木)・4日(金) |
メンバー | ぬこしち |
天候 | 晴れ時々曇り |
アクセス | 利用交通機関 車馬返し登山口の無料駐車場を利用。 |
地図・ルート・標高グラフ・移動ペース
歩行距離:12.3km
累積標高:1,457m(登り)、1,444m(下り)
歩行時間:8時間10分(初日:4時間56分、2日目:3時間14分)
休憩時間3時間20分(初日:3時間02分、2日目:0時間18分)
グレード:
コース定数:34.6
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。
行程とコースタイム
- 初日
- 行動
- 4時間56分
- 休憩
- 3時間02分
- 合計
- 7時間58分
- 2日目
- 行動
- 3時間14分
- 休憩
- 0時間18分
- 合計
- 3時間32分
今回の山行の費用
交通費 | 高速 | 浦和~滝沢 | 7,700円(ETC深夜) | 計 | 18,400円 |
盛岡南~浦和 | 10,700円(ETC) | ||||
宿泊費 | 八合目避難小屋 | 大人1人 | 1,700円 | 1,700円 | |
温泉 | 日帰り入浴 | 網張温泉温泉館 | 600円 | 600円 | |
合計 | 20,700円 |
その他、ガソリン給油満タン2回(約7,000円を2回)
参考リンク
ドラぷら | 高速道路料金の計算 |
岩手県山岳スポーツクライミング協会 | 八合目避難小屋の最新情報 |
岩手山登山道モデルコース | 十和田八幡平国立公園 |
休暇村岩手網張温泉 | 日帰り温泉の案内 |
そば処東家 | 盛岡市内のわんこそば |
牛たん炭火焼き仁盛岡分店 | 東家近くの牛タンの店 |
【初日】馬返し登山口~八合目避難小屋~岩手山山頂
さいたま方面から東北道を使い、6時間ほどで2023年8月3日(木)の05:30頃に岩手山馬返し登山口前の駐車場に到着。この広い第1駐車場のほかに、第2、第3の駐車場が隣接しているので駐車場所に困ることはなさそう。
駐車場の隅に登山口の表示がありましたが、ここから少し登ると、東屋、水洗トイレ、水場、登山届ポストのある馬返しキャンプ場があります。
岩手山周辺の案内図。八幡平と岩手山を繋ぐ「裏岩手連峰縦走コース」というルートが楽しそうなので、今度挑戦してみたい。
これは駐車場に近い方のトイレ。
こっちが登山届ポストのある馬返しキャンプ場内の水洗トイレ。
そのトイレ前にある湧き水がジャバジャバと湧き出る鬼又清水。下山時にここで頭を洗ったら気持ちよかった。
この馬返し登山口から岩手山を登るコースは「柳沢コース」と呼ぶらしい。当初の予定では翌日鬼ヶ城コースで網張温泉へ下山する予定でした。
[06:11]登山届はオンラインで提出済み。朝6時だというのに気温は25℃を超えていて蒸し暑い…。先が思いやられる。
[06:42]陸自の岩手山演習場立ち入り禁止の看板を右手に見ながら樹林帯を登ると30分ほどで0.5合目の分岐に到着。山と高原地図では「細い道」と「広い道」と記されているルートへの分岐点です。上の1合目でまた合流するのでどちらを通っても大丈夫ですが、左の細い道の方が谷に面していて風通しが良さそうだったので細い道を選んでみたら正解でした~。
[07:03]細い道と広い道が合流する1合目に到着。ちょっと広くなっていて休憩適地。
岩手山一合目の祠。
豆腐に似ているから豆腐岩というらしい(笑)。
[07:21]ちょっと開けた2.5合目。雲が晴れると眺めがよかったので10分ほど休憩。
ちょっと登るとここが2.5合目で、新道と旧道の分岐。旧道はPanoramic Trailと記されているので迷わず旧道を選択。
二合五勺の古い道標。
[07:55]三合目。新道と旧道の連絡路が見える。そしてちょうど8時になった頃、いきなり「ズドン!!…….バコーン!」と大きな音が聞こえ始めた。最初は何だか妙なカミナリだなと思ったものの(笑)、3発目くらいで戦車砲の発砲音と着弾時の爆発音だと気づきました。すぐ隣に陸自の岩手山演習場が広がっていて、そこで東北地方唯一の戦車部隊が実弾演習を始めたようです。時々「パパパパパパ!」と車載機銃の発砲音も聞こえてくる。富士山山麓で行われる総合火力演習で聞いたことのあるおなじみの音です。
三合目は標高1130mくらい。気温が25℃くらいのままで暑い~。三合目より上の岩場は風が吹き抜けてくれるのが良かったが、日差しが強くてまいった。
[08:36]四合目(1294m)から露岩帯になり、見晴らしが良かったので約20分休憩。ここから五合目の間は岩場の登りになります。
振り返ると馬返しキャンプ場にあった赤い屋根の小屋が見えた。
上を見上げると五合目までこんなこんな感じの岩場でした。白いペンキで印が付けてあるものの、下山時にガスっていると分かりにくいでしょう。
[09:28]五合目。四合目からここまで休憩時間を含めて1時間もかかってしまった。標高差約130mにこんな時間がかかるということは、かなりペースが落ちてバテていたと思われ。全く気温が下がらず、寝不足でしたからね~。。。
お助けロープや段差の大きいところには階段が出現。まあ大したことはないです。
五合目の上は再び樹林帯に入り、木陰があったので生き返ってペースが回復。
この旧道で一番目立つ巨大な岩が六合目に鎮座する御蔵岩。最近割れたかのような大きな破片が下に散らばっている。
この御蔵岩について調べてみると、日本山岳会(JAC)岩手支部が発行した支部通信49号(2019年3月20日発行)6ページに、1905年頃に行われた岩手山山行についての記録を紹介する記事がありました。日本山岳会会誌「山岳」第1年(1906・明治39年)第3号に掲載されている、野口幽香子という女性登山家による「岩鷲(岩手山)登山記」をかいつまんで紹介してくれています。
それによると、「六合五勺のお藏石(今の御蔵石)といふに着きぬ」「ここは眞に恐ろしと思えり。大なる山の如き岩の右と左に路あり。辛うじて一人を通ずるのみ」「右の道は新道にて鎖あれば皆此方を選びて進む。鎖につかまりて登らんとすれば、足はヅルヅルとすべりて登る事能はず」「お藏石のいはれさんざんときかされたれど、言語更に解せず終に要點をも止むる能はざりき」と記されていたそうです。
1900年頃の御蔵岩には左右両側に道があり、下から見て右側に鎖が設置されていたようですね。現在の新道との関連は不明です。下から見て御蔵岩の左側は現在では大きく崩壊していて登山道はありません。さらに100年も経つとこの御蔵岩とその周辺の様子は大きく変わるのでしょう。
「岩鷲(岩手山)登山記」にはその他にもいろいろと面白いことが書かれているらしく、コマクサの採掘に夢中になったり、不動平の岩室の宿代が一人五銭、水代を含めて十銭だったりなど、私も原本のコピーを読んでみたくなりました。1917年7月の宮沢賢治も学友と共に不動平岩室に泊まったことでしょう。
注意と書かれた大きな破片にはトラロープが巻き付けてある。
御蔵岩の山頂側に六合目の道標が立てかけられていた。
この辺で15分休憩。
[10:43]ようやく七合目の鉾立に到着。見晴らしよし。ここまで来れば避難小屋まであともうちょいだ。
七合目の道標は緑の中に隠れていました。
岩手山八合目避難小屋
[10:56]馬返し登山口から八合目避難小屋まで、休憩時間込みで約5時間かかりました。ぶひ~。普通は4時間程度で来れると思います。この三角屋根は避難小屋のトイレ。
八合目避難小屋の宿泊棟。一般的にイメージする避難小屋よりもかなり立派な作りである。地元の「岩手県山岳スポーツクライミング協会」の方が持ち回りでこの避難小屋の管理を請け負っているらしい。中に入ってみると普通の有人小屋と遜色ありませんね。
小屋の前には御成清水と名付けられた湧き水がパイプを通して湧き出ている。この水は冷たくて美味かった!
風が強かったので、物陰に隠れるようにしてお湯を沸かしてカップラーメンのランチ。この後、小屋でチェックイン(?)して宿泊協力金という名の宿泊費を1,700円支払い、荷物をデポしておいてサブザックで山頂へアタックしました。
八合目避難小屋から岩手山山頂往復
八合目の道標は小屋のすぐそば。
不動平避難小屋分岐のあたりで振り返って見たこの景色が、何となく鳥海山の雰囲気に似ていると思った。
岩手山の火口丘への登り口。登山道がこの先で二股に別れており、左の方が岩手山山頂の薬師岳(2,038m)への近道です。しかしこの日の小屋の管理人さんに左は滑るから右から登った方がラクだよと聞いていたのでその通りにしてみました。
左から登ると細かくなった溶岩がザレザレしているので、確かに滑って登りにくそうである。
右から登るとこっちの方が路面がしっかりしていて歩きやすそうなのは一目瞭然。登りで使うルートは、富士山の砂走りのような左ルートより、こっちの右ルートの方がおすすめです。
コマクサが散在して咲いているものの、乾燥気味で萎れていました。
火口丘に登りきった辺りから見下ろした八合目避難小屋。小屋からここまで20分程度。
八合目避難小屋の西側にある不動平避難小屋と右ルートを見下ろす。奥に見えるギザギザな稜線が鬼ヶ城。
右ルートを登りきった所から左折して岩手山山頂の薬師岳を目指してもいいけど、そのまま反時計回りで進むことにしました。荷物が軽くなっているのでどっちでも一緒。
その先に岩手山神社奥宮への分岐が出現。お参りするより景色を楽しみたいと思ったのでそのまま進む。
岩手山奥宮の様子。でっかい剣が刺さっている。
中央火口丘の妙高岳が最高地点かと思いきや、この先にある薬師岳の方が岩手山の最高地点です。
お鉢巡りをしているとあちこちに古い石仏や道標が見られる。例えばこれは「渡辺千佐 大更村」と彫られている。大更村(おおぶけむら)とは昭和31年(1956)まで存在した村で、現在の八幡平市大更にあたる。日付が彫られていそうなものだが、他の文字はもはや読み取れない。
外輪山を歩いていると13時頃に再び戦車砲の射撃音が聞こえてきた。昼ごはんが終わったのでしょう(笑)。
よーく見ると74式が少しずつ前進しながら発砲している。ピカッと発泡炎が光り、少し遅れて標的が設置されている土手に土煙が上がるのが見える。そして発砲音が聞こえるまで意外と結構時間がかかった。後で射撃場からこの外輪山までの距離を測定してみると水平距離で約5,700mありました。岩手山演習場内の射撃場の標高470mと外輪山の東側の標高1940mの差は1470m。三角関数で計算すると射撃場から外輪山のここまでの距離は5886.5mでした。音の速さの340m/sで割ってみると約17.3秒もかかっていたことが判明。ほほ~。ここで夜間射撃演習があるとピカピカ光ってキレイだそうです。
外輪山を歩きながら見る中央火口丘は登ってみたくなる形をしているが、特に決まった登山道は付けられていない。登るのなら奥宮から上がると最短距離で行けるでしょう。あのてっぺんの出っ張りはどうみても人が石を積み上げて作ったケルンのようだ。
岩手山最高地点の薬師岳に近づくと赤茶けた溶岩がザレザレした登りに入る。
あともうちょい!
[13:22]八合目避難小屋から外輪山を反時計回りに周回し、1時間11分で岩手山山頂に到着~。しかしなんだかここは色々と散らかってる山頂だな。
1981年に誰かが岩手山山頂に奉納したものと思しき剣。どんな願いが叶ったのだろうか?
ステンレスの板を切り抜いただけの簡単な剣や、馬の蹄鉄もあった。馬に関する何らかの願いが込められていると思われ。
昭和60年(1985)に奉納された厄除け祈願の鉄板。こりゃ重い。
錆びついてもはや何が記されているのか分からない剣もあった。2000年代以降の新しいものは無かったと思う。
山頂に奉納された石板はちゃんと固定されていないとこの様に割れてしまう。積雪があると踏まれてしまうでしょう。1990年の中学3年生だとすると1975年生まれですね。全員進路実現出来たのだろうか?
こちらは1993年の中学3年生によるもの。そういえば月山や鳥海山でも同じような登頂記念の石板を多く見かけた。
岩手山、薬師岳山頂の一等三角点。右奥にうっすら見えている山がおそらく早池峰山(1,914m)。
岩手山山頂の薬師岳から見ると中央火口丘である妙高岳(1,990m)のほうが低いことが分かる。
中央火口丘の隣に口を開ける噴火口跡。
残り三分の一はゆるい下りになります。
いつ頃のものなのかよく分からない石仏と、はるか下の方に見える御苗代湖(おなわしろこ)。岩手山山頂からの標高差は600mあります。左側に見える稜線が鬼ヶ城。名前がイカしてる。
途中にあった焼走りコースへの分岐。
当初下山ルートとして想定していた鬼ヶ城。残念ながら翌日は山頂も含め、すっぽり雲の中でした。
火口丘へ登る時は右コースを使いましたが、下りではザレザレの左コースを使います。埃っぽいこっちのコースは下りに使うと走れて楽しい。
下から振り返って見た、火口丘へ繋がるY字型の分岐。繰り返しますが、登りは右ルートがおすすめ。
[14:28]岩手山山頂から1時時間ちょいで八合目避難小屋へ無事帰還。本日の行動はこれで終了。
岩手山八合目避難小屋の様子
ここは管理人がいる「避難小屋」なので食事は自炊ですが、カップラーメンやコーヒー、ココアはお湯付きで購入可。毛布も借りられるので、寝袋を持参しなくてもなんとかなります。自分は寝袋とマットを持参しました。
八合目避難小屋の各種料金一覧、
小屋内部には3段の就寝スペースがある。下段と中段は天井が低くて梁に頭をぶつけて痛かったので、上段へ引っ越しました。
平日だったので空いていました。ハシゴは垂直に設置されているので上り下りしづらい。
避難小屋前から眺める岩手山山頂火口丘とその向こうに沈む太陽。
同じ場所から見た南東側。中央奥に見えるのは早池峰山で間違いないと思う。晴れていればご来光は小屋の前からでも拝める。
【2日目】八合目避難小屋から馬返しへ下山
[06:12]翌朝は晴れることを大いに期待しておりましたが、ご覧のとおり~😿。ガッスガスの風ビュービューである。
「登山天気」によればこの日の岩手山山頂は晴れて風も弱いはずだったのだが。
鬼ヶ城の稜線をたどり、黒倉山からの岩手山の眺めを楽しんでから網張温泉へ下山しようと予定していたものの、中止して馬返し登山口へ戻ることに決定。
[06:18]七合目に降りてきて後ろを振り返ると、ちょうど山頂をすっぽり覆う雲の下に出たところでした。雲海を楽しみたかったので下山ルートも旧道を選択。
嬉しいことに下界には雲海が広がっていた。
上昇気流でどんどん吹き飛ばされてゆく雲。あれ?これなら鬼ヶ城へ向かっても良かったかな?と思ってしまった。
6合目の御蔵岩。
どんどん雲が吹き上げられてくる。
いつ頃からここにあるのか3合目のベンチ。
2.5合目にある旧道と新道の分岐を通過。3合目から下は雲の中でした。
しばらく樹林帯の中を歩き続けるとようやく登山届ポストが見えてきた。
馬返しキャンプ場の草地の様子。あの東屋の中に八合目避難小屋用の薪が積まれている。ここは一般車が入れない所のはずだが、この止まっている車たちは何じゃろ。
馬返し登山口の広場の片隅に宮沢賢治の歌碑が一つ設置されていた。「岩手山 いただきにして ましろなる そらに火花の湧きちれるかも」という、宮沢賢治が盛岡高等農林学校3年の夏、1917年7月に学友と岩手山に登頂した時の歌だそうです。おそらく山頂は雲に覆われて真っ白だったのでしょう(笑)。火花は何を表しているのだろうか?学友との議論かな?1917年(大正6年)だとまだ八合目の小屋は建てられていないので、不動平の岩室に宿泊したはず。
東屋の中にあった薪の山。余裕のある人は八合目避難小屋まで運び上げて欲しいそうです。夏は使わないと思うけど。
[09:34]八合目避難小屋から休憩時間も含めて3時間半で無事帰還。馬返し登山口駐車場に戻ってみると車の数が結構増えてましたね。ここから日帰り温泉に移動します。
岩手山下山後のお楽しみは温泉とグルメ
馬返し登山口から直接盛岡へ向かう途中には温泉が無いため、元々下山口として予定していた網張温泉へ行ってみることにしました。馬返しからの距離は約18kmで、車だと20分ほどの距離です。網張ビジターセンターの隣りにある温泉館の方が気楽に入れそうだったのでこっちへ。入浴料は大人600円で安い。隣りにある国民休暇村の方に混浴の露天風呂「仙女の湯」があります。
馬返し登山口から網張温泉への道順。
脱衣所に貼られていた網張温泉の由来について。
網張温泉の源泉についての解説。ほほー。
この温泉館の場所がかつての網張温泉の位置だそうな。
少し白っぽい網張温泉の湯は弱酸性で、登山後の日焼けした肌にも優しかった。
隣りのビジターセンターにも寄り道
山バッジを八合目避難小屋で買い忘れた場合、ビジターセンターでも購入できます。
ヤマケイの記事の中でも結構好きな「帰ってきた避難小屋」でも、岩手山の避難小屋が取り上げられていた。
盛岡市内のわんこそばで有名な東家
風呂上がりは以前から目を付けていた盛岡市内の東家へ。周囲にコインパーキングがたくさんあって駐車場所には困らないはずなのに、どこもかしこも満車だった。ちょっと離れた立体駐車場の屋上になんとか駐車して東家まで来てみると、、、なんということでしょう!!わんこそばは3時間待ちとか言われてしまいました~!EPARKで予約をするべきだったらしい。実は次の日が盛岡の「さんさ祭り」の日だったせいで、観光客が大勢盛岡入りしていたのかもしれませぬ。
これから6時間の運転があるというのに3時間も待ってられない!ということで、わんこそば待ちはキャンセル。普通の蕎麦を食べることにして、普通席?の方に案内してもらいました。手打ち天ざるそばを注文。
しばし待ってやって来た天ざるそば。天ぷらの方はサクサクで美味しかったけど、、、蕎麦はあまりコシが無くて柔らかいし、蕎麦の香りを感じなかったな。浦和の美味しい蕎麦屋に慣れているとすぐに違いが分かってしまいますね。ここはあくまで「わんこそば」を楽しむための店でしょう。
東家の近くにあった炭火焼き牛たんの店
わんこそばを100杯以上いくつもりだったのに、普通の天ざる蕎麦だけだと下山後の胃袋が全く満たされない。しょうがないので近くにあった牛タンの店へ突撃~。牛たん炭火焼き仁盛岡分店というお店でした。
あまり考えずに入ったお店にしてはかなり満足。さいたま新都心の利休で食べたことがある牛タンと比べるとこちらの方が圧倒的に分厚い!固すぎず柔らかすぎず適度な歯ごたえとうまみがあり、炭火で焼かれて香りもよし!
こんな分厚い牛タンを食べたのは初めてかもしれない。お腹を満たすためだけに入ったお店でしたが、余は満足じゃ~!
牛たん炭火焼き仁のメニュー。たくさん食べたかったので、右ページにある牛たん定食4枚8切を注文したところ、牛たん3枚ランチのほうが安いよとランチメニューの方に誘導されてしまった。まいっか。
しかしわんこそば100杯チャレンジを実現できなかったのが残念無念なので、今度八幡平へ来る機会があったらちゃんと予約をしてから試してみたいと思う。