日程 | 【日帰り】2019年4月28日(日) |
メンバー | 【子連れ】ぬこはち・ゆき |
天候 | 晴れ、午前中は強風 |
アクセス | 利用交通機関 車・乗合タクシー戸倉の尾瀬第1駐車場から鳩待峠へ乗合タクシーで移動。 |
2019年4月28日(日)、GWの前半は尾瀬の至仏山へ6年生の長女を連れて行ってきました。2012年9月にも4歳の長女を連れて登っているので7年ぶりです。その前は、、、1995年頃に大学のワンゲルで登った記憶があるので私は3回目ですね。真冬の至仏山を登るには戸倉から鳩待峠までの除雪されていない林道11kmを歩かなければならず、テント泊や雪洞堀りの装備が必要になります。出来なくはないけど小学生の子連れでやることではないですね。ゴールデンウィーク前になると除雪作業が終わり、鳩待峠まで車で入れるようになります。そしてGWが終わると雪が溶けて木道が現れる初夏までしばらく立入禁止になる。そうしないと薄い雪の下に隠れた高山植物が踏み荒らされてしまうので植生保護のためだそうです。ほうほう。
というわけで、GW限定で入れる残雪の至仏山へ軽アイゼンとスノーシューで往復してきた山行記録です。
地図・ルート・標高グラフ・移動ペース
歩行距離:10.3km
累積標高:683m(登り)、683m(下り)
歩行時間:3時間58分
休憩時間:2時間35分
グレード:
コース定数:16.6(無雪期なら初心者向け。)
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。
行程とコースタイム
- 日帰り
- 行動
- 4時間24分
- 休憩
- 2時間35分
- 合計
- 6時間33分
今回の山行の費用
交通費 | 高速 | 浦和~沼田 | 3,050円(休日割引) | 計 | 6,100円 |
沼田~浦和 | 3,050円(休日割引) | ||||
駐車料金 | 尾瀬第1駐車場 | 1,000円(1日) | 計 | 1,000円 | |
乗合タクシー | 戸倉~鳩待 | 大人980円、小人490円 | 計 | 2,940円 | |
鳩待~戸倉 | 大人980円、小人490円 | ||||
下山後の温泉 | 尾瀬ぷらり館 | 日帰り入浴 | 大人500円、小学生200円 | 計 | 700円 |
合計 | 10,740円 |
運よく鳩待峠へ車で入れた場合の駐車料金は2,500円。乗合タクシーの往復料金が大人一人子供一人で2,940円プラス戸倉の駐車料金が1,000円で差額が1,440円。スキーやスノボの人達は結構早めに来て鳩待峠に駐車していたようです。
参考リンク
ドラぷら(NEXCO東日本) | https://www.driveplaza.com/ |
尾瀬へのアクセス | https://www.ozetokura.co.jp/access/ |
尾瀬保護財団 | https://www.oze-fnd.or.jp/ |
尾瀬ぷらり館 | https://www.tepco.co.jp/oze/iku/purari/ |
【往路】鳩待峠~至仏山山頂
前日の天気予報で山沿いは雪が降ったと聞き、仕事から帰ってきた後大急ぎで車のタイヤをスタッドレスに交換。手際が良かったらしく、前輪後輪10分ずつで交換できたのは新記録でした。翌朝5時前に出発し、もしかしたら鳩待峠まで車で行けるかも?と思いつつ7時半ごろに戸倉まで来るとやはりダメで、戸倉の尾瀬第1駐車場へ誘導されてしまった。
もうスキーで歩き始めている人々。この上が鳩待山荘。
乗合バス・タクシーで来ると鳩待山荘よりも下にある駐車場で降ろされます。前日の雪は結構降ったらしい。
鳩待山荘の前は雪の吹き溜まりで、そこを乗り越えて至仏山へのルートに入る。
なだらかな至仏山の南斜面を登り始める。うちの子はモンベルの6本爪アイゼンを装着。私は雪を踏み抜くのが嫌でスノーシューを装着。スノーボーダーの人たちはみんなスノーシューを履いていましたね。前日の低気圧の影響がまだ残っていて、午前中はずっと強い西風でした。
樹林帯の隙間から次第に至仏山が見えるようになった。手前のピークが小至仏で、奥のピークが至仏山の本体。この真っ白な斜面をボーダーやスキーヤーが目指して我々と同じルートを登っている。
ちょっと休憩。私の6本爪アイゼンはサイズが合わないので子供用に新しく購入した。
追い越したり追い越されたりしながら次第に高度を上げていく。スノーボードの重さはどのくらいあるんだろ?
小至仏山の手前の緩斜面。ここは吹雪いたら迷いそう。人の列が見えるところを辿っていきます。
小至仏山のトラバースから上を見上げる。あのピークを踏んでもいいんですが、この時はまだ風が強すぎた。
トラバースを振り返る。中央奥の方に見えるちょっと高い雪をかぶったピークが日光白根山。冬の空気が澄んでいる時期だと日光白根山は埼玉からでも見えますね。
振り返ると小至仏山の山頂とほぼ同じ高さに到達。右奥の山は川場スキー場の奥にある武尊山(2158m)。
至仏山山頂(2228m)
12:05に山頂へ到着。鳩待峠から山頂まで、休憩時間も含めた所要時間は3時間27分でした。強かった西風も昼頃には収まり、山頂からの眺めは絶景で、360度の見晴らしでした。
ランチはフリーズドライのパスタなど。風よけは役に立ちますよ。
自分はペペロンチーノで娘はカルボナーラ。モンベル大宮店で購入。あまり美味くない(笑)。雪原の尾瀬ヶ原と燧ヶ岳を眺めながらの贅沢なランチ。
中央の雪原が尾瀬ヶ原。双眼鏡で見ると人影が見えました。中央の山が8000年前に噴火した燧ヶ岳(2356m)で、中央左が会津駒ヶ岳(2133m)。至仏山頂から山の鼻へ降りる途中の人が転倒して骨折したようで、救助ヘリが飛来してきました。
これは至仏山頂から北方を撮った写真なので、中央の山頂が平らっぽい山が平ヶ岳かな?左側の猫耳が越後駒ケ岳と荒沢岳、その左のピラミッドな三角が八海山だと思う、、、けど確証はない。
【復路】至仏山山頂から来た道を鳩待峠へ戻る
13:20に下山開始。スキーヤーもスノーボーダーもみんな斜面へ落ちていく~。歩いて下山する人が少ない(笑)。
小至仏山のトラバースを引き返し中。左を見ると結構下まで見える斜面。
振り返ると至仏山の東斜面にシュプールだけが残されていて、スキーヤーやスノーボーダーは皆あっという間に降りていったようだ。
「鳩待峠への下山路は迷いやすい」視界が悪ければ分からなくなるでしょうね。
ヒップソリを持参したのでお尻で滑りながらげざーん。尾根が広すぎてトレースがあっちゃこっちゃ分散している今回の下山ルートでは、ヒップソリが迷惑にもならず有効でした。
誰かさんの体重が重すぎるのと、低温にさらされて割れてしまったヒップソリ。もちろん持ち帰りましたよ。
歩いたりソリで滑ったりを繰り返しているうちにどんどん高度を下げて鳩待峠に戻ってきました。再び乗合タクシーで戸倉へ戻り、尾瀬ぷらり館の温泉で汗を流し、ご飯はどこで食べようかと検索すると沼田I.C.手前がとんかつ街道と呼ばれていることを発見。老舗っぽい「とんかつトミタ」へ寄ってみました。
下山後の夕食は沼田のとんかつ街道へレッツらゴー
ヒレカツ定食。カラシをつけてレモンも絞って。肉はやわらか、衣はカリカリ。うまかったけど食器が安っぽいプラスチック製だったのが残念。尾瀬から沼田I.C.に向かう途中の左側にある店で、窓から赤城山がよく見えました。
とんかつトミタ
住所 | 群馬県沼田市下久屋町767-7 |
営業時間 | 11:00~21:00 |
定休日 | 水曜・年末年始 |