日程 | 【テント泊】2018年07月31日(火)~8月1日(水) |
メンバー | ぬこしち・いさお・こゆ |
天候 | 快晴 |
アクセス | 利用交通機関 車・バス・ロープウェイ菅の台バスセンター近くの駐車場(600円)に止め、バスでロープウェイ駅へ移動。 |
2018年7月31日(火)、一泊二日の予定で中央アルプスの主峰「木曽駒ヶ岳(2856m)」をテント泊で登ってきました。父親を誘って親子3世代の登山です。父、私、長女の3人で出発し、次女はお留守番。今回のコースは駒ケ岳ロープウェイで入り、木曽駒ヶ岳まで往復する簡単なルート。宝剣は岩場が小学生向きではないと思ったので見るだけです。
地図・ルート・標高グラフ・移動ペース
歩行距離:5.1km
累積標高:419m(登り)、404m(下り)
行動時間:3時間13分(初日1時間25分、2日目1時間48分)
休憩時間:2時間08分(初日52分、2日目1時間16分)
グレード:
コース定数:11.7
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。
行程とコースタイム
- 2日目
- 行動
- 1時間25分
- 休憩
- 52分
- 合計
- 2時間08分
- 2日目
- 行動
- 1時間48分
- 休憩
- 1時間16分
- 合計
- 3時間04分
今回の山行の費用
交通費 | 高速 | 岩槻~駒ヶ根 | 6,940円(ETC) | 計 | 13,880円 |
駒ヶ根~岩槻 | 6,940円(ETC) | ||||
バス | 菅の台~しらび平 | 往復:1,640円(大人)820円(子供) | 計 | 4,100円 | |
ロープウェイ | しらび平~千畳敷 | 往復:2,260円(大人)1,130円(子供) | 計 | 5,650円 | |
駐車場 | 菅の台バスセンターそば | 600円 | 計 | 600円 | |
宿泊料 | テント泊 | 木曽駒ヶ岳頂上山荘テン場 | 大人1,000円、子供500円 | 計 | 2,500円 |
下山後の温泉 | こまくさの湯 | 大人700円、子供300円 | 1,700円 | ||
合計 | 25,930円 |
参考リンク
特に渋滞することもなく駒ヶ根に到着し、菅の台バスセンターにある駐車場に入れようとしたら満車だったので誘導に従ってすぐ近くの小さめの駐車場へ車を停めて600円払います。日帰りなのか一泊なのか特に何も聞かれませんでした。バス待ちで時間かかるかなと思ったけど臨時便がちょくちょく来るので大丈夫みたいです。
菅の台からロープウェイ駅まで30分ほどくねくね道に揺さぶられ、すぐにロープウェイに乗り換えるとあっという間に標高2612mの千畳敷に到着。寝不足のままこの高度にいきなり突撃するとだいたい高山病の症状が出てくるけど、今回は朝7時頃の出発だったので無事でした~。
千畳敷~中岳~駒ヶ岳頂上山荘テント場往復
山小屋泊はどうしても嫌だと父が言うのでテント泊になったものの、愛用のテント(アライテントのエアライズ1)に3人も入るわけがないし、約20年前に買ったこのテントは床がすり切れて小さな穴がポツポツと開いてしまっています。という訳で1週間前にモンベル大宮店でステラリッジ2を購入してきました。単独行の多い私は3人用や4人用のテントを買う気にはなれなかったのでステラリッジ2を選択。エアライズの方はテントマットを床に敷けばまだまだ使えますので、今回はテントを2つ背負っての山行です。山行じゃなくて苦行かな?テント2セットで約3kg。
12時前に千畳敷駅を出発し、乗越浄土への急登が始まります。ここは有名なところでJRのポスターにも使われたりしますね。
しばらく登り、後ろを振り返ると千畳敷カールの絶景が拝めます。夏の雲がモクモクしていると結構な迫力があります。
ほぼ標準コースタイム通り、約1時間で乗越浄土へ到着。宝剣岳山頂の岩の先っぽがよーく見える。ここから先は楽チンな稜線散歩。
ふと宝剣の山頂を見たら人が立ってた。いいな~。この角度から見ると簡単そうに見えますが、宝剣岳山頂直下の岩場はなかなかスリルがあります。うちの子にはまだ早いですね~。
宝剣山荘のベンチで小休止の後、中岳(2925m)への緩い登りに入ります。振り返って見えるのが青い屋根の宝剣山荘と赤い屋根の天狗荘。宝剣は雲に隠れた。
宝剣山荘からゆっくり登って30分程度で中岳山頂(2925m)に到着@1450。あとはテント場まで下るだけ。
休憩込みの超ゆっくりペースで3時間ほどでテント場に到着。このテン場は早めに着かないといい場所がなくなってしまうけど今日は空いてます。向こうのピークが明日登る予定の木曽駒ケ岳(2956m)。
小学生未満は1人500円で、トイレや水場の使用料も含まれる。
父には1人用のテントに寝てもらいます。
おニューのステラリッジ2のフライシートは青っぽいやつを選びました。以前は黄色しか無かったはずですが、緑や白も選べるようになった模様。青いフライは虫があまり寄って来ないと聞いたことがありますがホントかいな?
私は登山用の寝袋を2つ持っていて一つを父に譲り、もう一つのダウン多めの寝袋は長女に使わせることにしました。自分は寝袋無しで薄い銀マットの上にそのまま寝ることに。インフレータブルのエアマットは娘に使わせたため、地面に体温を吸い取られて結構辛かった。温度計を見たら摂氏10度くらいでしたね。ブルブル。
テント場の周囲の様子。子連れのグループも多し。去年は結構混んでたけど今回は夕方になっても結構空いている。うちの子は寝言がうるさいので助かった。
南西に見える三ノ沢岳(2847m)。なかなかイカした山容を誇っている。あの稜線をたどると気持ちよさそう!
テン場から見た中岳。白い花崗岩が青空に映えるいかにも中央アルプスな光景。
2日目は木曽駒ケ岳頂上へピストン
山で見る満点の星空もいいですが、静かな朝をご来光とともに迎えるのも心が清められる。
とりあえず7:30から空身で木曽駒ケ岳山頂を目指します。山頂まで30分程度。
宝剣と違って木曽駒の山頂部はなだらかで特に危険なところもありません。天気が良ければ幼稚園児くらいの小さな子連れでも大丈夫でしょう。
山頂の売店でお守り(800円)を買わされているところ。
御嶽山(3067m)が西の方に見えるはずなのでしばらくねばったものの、ずっと雲に隠れたままなので諦めてテン場に帰還します。
頂上山荘テン場から中岳の巻道を経由して下山
テントを撤収し、ロープウェイ駅へ戻りま~す。中岳を登り返すのは面倒くさかったので巻道を使う。積雪期は使用禁止と書かれているルートです。
怖がらずひょいひょい歩いてくれて助かる。
中岳を登って下るのより楽できました。この後は千畳敷までハイペースで帰還し、タイミングよく出発間際だったロープウェイに飛び乗ってあっと言う間に山麓駅に到着。
下山後は近くの温泉で汗を流し、明治屋という有名そうな店で名物のソースカツ丼をたいらげてから一路さいたまへの帰路をとりました。
ソースかつ丼の明治亭 | 長野県駒ヶ根市赤穂759-487 |
公式サイト | http://meijitei.com/ |