日程 | 【日帰り】2022年11月03日(木・祝) |
メンバー | ぬこしち・まさ |
天候 | 快晴 |
アクセス | 利用交通機関 車足利市さいこうふれあいセンター駐車場 (無料)を利用。 |
地図・ルート・標高グラフ・移動ペース
歩行距離:6.1km
累積標高:390m(登り)、387m(下り)
歩行時間:2時間47分
休憩時間:42分
グレード:
コース定数:12
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。
行程とコースタイム
- 日帰り
- 行動
- 2時間47分
- 休憩
- 42分
- 合計
- 3時間29分
今回の山行の費用
交通費 | 高速 | 浦和~足利 | 1,840円(ETC休日) | 計 | 3,680円 |
足利~浦和 | 1,840円(ETC休日) | ||||
合計 | 3,680円 |
参考リンク
ドラぷら | https://www.driveplaza.com/ |
天狗山ハイキングコース | https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/page/tenguyama-hiking.html |
NHK・両崖山休憩所再建について | https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20211211a.html |
織姫神社境内の蕎麦屋 | https://www.kyouyuuan.com/ |
ふもとの駐車場から両崖山~天狗山を反時計回りに周回するコース
さいこうふれあいセンター駐車場から織姫神社経由で両崖山へ
今日はゆるゆる登山のつもりで家を出発し、足利市の両崖山ハイクの起点として最適と思われる「さいこうふれあいセンター駐車場」へ09:30頃に到着。舗装駐車場はすでにいっぱいで、グラウンドが駐車用に開放されていたのでそちらへ車を止めた。
グラウンドの道路側にあるトイレ。外見は簡易型ですが、ちゃんと固定された水洗式のトイレでした。
[09:47]可愛らしい名前の織姫神社参道からスタート。今日は何か行事をやってるっぽい。
鳥居の横にあった簡易マップ。今日は奥の方までは行かず、両崖山から馬蹄形にぐるっと周回してきます。
階段は疲れるものの、何やら奥の方からピーヒャラピーヒャラ聞こえてくる(笑)。
本殿の手前に蕎麦屋があった。ここは神社の境内で眺めがいい。立地が最高ですね~。
この織姫神社をゴールにしていればここでそばを食べられたであろう。
織姫神社本殿前からの眺め。
舞台では翁舞(おきなまい)を演じていた。笛や太鼓の音はここから聞こえていたようだ。
端っこを通過中に気づいた錠のびっしり繁殖した手すり(笑)。同じハート形の錠しかない。神社の社務所にて1100円で購入できるらしい。愛の鍵とあるけどこれはLockなので錠だ。
織姫神社の本殿はきれいな色に塗られている。
両崖山から先が県立の自然公園に指定されているらしい。
栃木の足利にどうして大山阿夫利神社があるのかよく分からなかったので調べてみると、この周辺では大山講に限らず、御嶽講や湯殿山講も盛んであったようだ。
山形が遠すぎるからなのか、足利市内に湯殿山がある。
意外と長い階段。
階段を登りきると足利の阿夫利神社。丹沢の大山まで行く代わりにここにお参りしていたのだと考えられる。天気が良くて空が霞んでいなければ、この辺から大山(1,252m)が見えるはずです。
またこの周囲は古くから人が住んでいたようで、古墳があちらこちらに残されている。
織姫公園展望台手前の前方後円墳が機神山山頂古墳。ここは一番見晴らしの良い場所。ほぼ真南に位置する埼玉のさきたま古墳群(埼玉の小学生は遠足で行かされる)周辺の住人との交流はあったのだろうか?
これまた一番眺めの良い場所にある「手打ちそば伊とう」の建物。
夜だときれいでしょうね。
また古墳が現れた。先程の機神山古墳よりも古いらしい。
スズメバチに注意の張り紙を横目に古墳の斜面をトラバースで通過。
橋を渡って、しばらく歩くとようやく登山道の入口っぽいところにたどり着きます。
噴水広場の横を通り過ぎると登山道の入口。
ここは平安時代から戦国時代まで山城として使われてきた軍事的要衝だったそうな。
2021年の両崖山の山火事があってから、足利の山では火器の使用が条例によって禁止になりました。
織姫公園の一番奥にある展望広場。
[10:17]同じ展望広場のテーブルとベンチ。すでに陽射しが強烈。
展望広場から東側の眺め。佐野と足利の境界付近にある大小山などが見えているはずだが、特徴があまりなくて判別がつかにゃい。
[10:21]織姫神社と両崖山の中間地点を通過。
この辺りから岩岩してくる。特に危ないところは無し。
次第に山火事の痕跡が見られるようになってきた。
あの一番高いところが両崖山山頂(251m)。途中に見える岩場に人が座っている。
空き缶を細工して作ったモービルが風を受けてくるくる回っている。きっと地元の人に愛されてる山なんだろうなあ。
本格的に燃えた場所はまだ下草も生えていない。
先ほど下から見えた岩場から織姫公園方面を見下ろす。
[10:50]駐車場を出発して1時間半で両崖山の見晴らしテラスに到着。山火事で焼けてしまった休憩用の展望デッキがこの形で復旧されました。
見晴らしデッキから見た東側、佐野方面の眺望。
監視カメラがあちこちに設置されていて、次に山火事を起こしたモンは逃さんで~という気迫を感じる(笑)。
デッキの形状が直線的な前方後六角形墳なのはわざとこうした訳ではなく、焼け落ちた展望デッキの土台の配置がこの形だったから。元々は6角形のデッキがあり、手前に階段が配置されていた。低予算なので、土台を流用した平らなウッドデッキになってしまったようだ。
両崖山山頂
両崖山山頂直下の鳥居。
そばには休憩するのにちょうど良い東屋もあり。
両崖山の山頂が足利城の本丸とな。今登ってきた尾根筋に堀切があったらしい。全く気付かなかったので、おそらく埋められたのだろう。
[11:00]駐車場を出発して1時間半で両崖山山頂に到着~。本丸があった頃はどんな風景だったんでしょうね?現在の山頂中央に鎮座しているのは御嶽神社。端っこに石のテーブルとベンチがあったのでそこでカップラーメンのランチ。バーナーは使えないことになっているので、サーモスの山専ボトルでお湯を持ってきた。
両崖山~天狗山
両崖山山頂での休憩は25分。西にこれから向かう天狗山(258m)の山頂が見えます。
両崖山山頂から天狗山に向かって下ると尾根を横にザクッと切ったような谷があった。これが堀切の遺構だ。堀切は尾根ぞいに押し寄せる敵兵を遮断するために作られる。通常時は板の橋を渡しておき、戦の際は橋を外せば簡単に敵兵が侵入できなくなる、というもの。
現在は砂利を入れて堀切を渡る登山道を作ってあります。
[11:36]両崖山~天狗山の鞍部で本経寺へ下る道への分岐を通過。このルートは地形図には載っていないものの、YAMAP地図には記載されている。
本経寺分岐のベンチ。
天狗山山頂東側の岩場には鎖が垂らされていて登ろうと思えば登れますが、巻道も用意されています。
巻道の方にはお助けトラロープあり。
巻道を登りきったところ。
突然温度計があった。11:50で18℃。風もほとんどなく、この後手元の温度計を見ると20℃を超えていました。暑くてもうバテバテ。
しかし気力を振り絞って天狗山へ向かって黙々と登る。
北側を走る北関東道の向こうに見える山は大岩山。
[11:57]両崖山から30分ほどで天狗山(258m)に到着。
天狗山から見た両崖山。
今回辿った馬蹄形のコースの頂点から中の谷間を見ると学校が2つあるようだ。
もう一つの天狗の面。
[11:59]天狗山では2分間の小休止のみ。両崖山よりこっちの天狗山の方が眺めが良いですね。
天狗山から出発地点の駐車場へ下る
一旦下って小ピークを登り返す。
焼けた所と焼けなかった場所の境目だろうか。
[12:13]かわら山(202m)の手前で本経寺へ下る分岐を通過。
かわら山周辺はよく燃えたらしく、枯れ木が立ち並んでいる。
[12:17]かわら山(202m)山頂。ここから距離200mほど南へ下ると富士見岩(188m)という見晴らしの良い岩場へ出られるらしいので行ってみます。「通7丁目」は下山口の町名です。
[12:19]かわら山から2分ほどで富士見岩。おおっ、これは眺めよし!
気温が20℃くらいにまで上がったこの日は空気が霞んでしまい、残念ながら富士山は見えず。空が澄んでいれば富士山の左側の端っこに丹沢の大山も見えるはず。
[12:30]ゴジラ岩通過。
[12:39]つる山という小さなピークから見えた両崖山(右)と天狗山(左)。
[12:49]須永山の標高は154m。
[12:53]下るとすぐに観音山(122m)のテーブルとベンチ。ここも南側に視界が開けて関東平野の眺めがいい。
エイリアンの卵を発見。
おそらく市内で邪魔になった庚申塔がここに集められたのだと思われます。
子安観世音菩薩の前に出たらあとは階段を下るだけ。
時計回りで天狗山と両崖山を周回する場合はこの階段から入山することになります。
階段を下りたら街中を5分ほど歩いて出発点の駐車場に到着。今日は気温が上がりすぎて大変でしたが、3時間ちょいでぐるっと回れて、トレーニングにちょうどいいコースでした。
下山後は足利のアシコタウン近くにあるスリランカカレーの店へ
前もって調べておいた、シナモンガーデンというスリランカカレーの店でカレーを食べたかったのだ。
場所はここ。
足利のシナモンガーデン店舗外観
アシコタウンの裏側(東側)の方へやってくると、スリランカ国旗のはためく煉瓦塀の建物が見えてきた。
お店の入口がこんな感じのゲート。
シナモンガーデン店内
店内は結構広めで、席数も多い。テーブルや椅子が手作りですね。トイレも含めて内装は店の人達が自分たちで仕上げたようだ。
毎週日曜はビュッフェ方式でいろいろなカレーを楽しめる。
シナモンガーデンのメニュー
今日はランチセットで、チキンとマトンを注文してみた。
「デビル」は辛いんだろうな~と想像できる(笑)。
デザートにワティルアッパを注文。
ビリヤニがあれば絶対頼んだのだが…。残念ながらビリヤニは土曜限定のメニュー。
ランチセットに付いてきたアイスティーの他にジンジャーエールも追加。山の後は炭酸が一番うまい😋
シナモンガーデンのマトンカレー
おおっ、このお店の盛り付けは美しい。
バスマティライスの上に乗ったパパダム(パパドゥ)というせんべいの食感がいいんですよ~。ライスとその周囲の具材およびカレーを適度に混ぜ合わせ、その上にパパダムを砕いたものを撒き散らして食べるとうまいうまい😋。
マトンの肉はクセがあるものの、私の大好物の一つ。シナモンガーデンでいただいたマトンカレーとチキンカレーは予想していたとおりの美味しさ。ビリヤニという炊き込みご飯の一種も大好きなので、もしまたここへ土曜日に来る機会があれば試してみたい。
デザートのワティルアッパ。黒糖を使ったプディングのようなものです。
外を見るとスリランカカレー店にしては妙におしゃれな感じだ。
店舗の外観。門の外の表札部分に「草花の想い」と書かれた小さな看板or表札がありました。ちょいと調べてみると、この場所にかつて「草花の思い」というフラワーデザイン教室があったようです。
シナモンガーデンの駐車場は斜めの道を少し進んだところにあるこの駐車場の手前部分を使用します。