磐梯吾妻スカイライン浄土平駐車場からピストン
日程 | 【日帰り】2023年08月24日(木) |
メンバー | ぬこしち・まさ・ゆき・みー |
天候 | 晴れ |
アクセス | 利用交通機関 車浄土平の駐車場(普通車500円)を利用。 |
地図・ルート・標高グラフ・移動ペース
歩行距離:7.2km
累積標高:379m(登り)、368m(下り)
歩行時間:3時間11分
休憩時間:1時間47分
グレード:
コース定数:12
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。
行程とコースタイム
- 日帰り
- 行動
- 3時間11分
- 休憩
- 1時間47分
- 合計
- 4時間58分
今回の山行の費用
交通費 | 高速 | 浦和~磐梯熱海 | 5,480円 | 計 | 11,460円 |
福島西~浦和 | 5,980円 | ||||
駐車料金 | 浄土平 | 500円 | 500円 | ||
温泉 | 日帰り温泉 | 高湯温泉花月ハイランドホテル | 大人900円 | 計 | 3,600円 |
合計 | 15,560円 |
その他ガソリン満タン1回約6000円。
参考リンク
ドラぷら | 高速道路料金の計算 |
磐梯吾妻スカイライン | 絶景ドライブガイド |
浄土平ビジターセンター | 駐車場のある浄土平について |
自然公園財団浄土平支部 | 周辺の最新情報 |
登山口ナビ | 浄土平駐車場について |
高湯温泉花月ハイランドホテル | 日帰り温泉あり |
高湯温泉観光協会公式サイト | 高湯温泉の施設紹介 |
らーめん成川 | 東北道福島西I.C.そば |
浄土平駐車場から酸ヶ平避難小屋経由で一切経山山頂へ
[09:31]東北道浦和料金所からだと約3時間半で磐梯吾妻スカイライン浄土平の駐車場に到着。駐車料金は500円です。駐車場の入口に近い所にあるトイレの他、レストハウスの中にもトイレ(営業時間の9:00~16:00のみ)があります。ただし、登山口に近い方のビジターセンターと天文台の方には一般用のトイレはありませんのでご注意を~。
浄土平駐車場から2本のルートがある。この歩きやすい木道と、天文台の脇から入るルート。この2本が合流するところに登山届ポストがあります。
木道の方から行きます。
途中、浄土平を流れる赤い小川を渡る。
浄土平湿原の様子。時期的にあまり花は咲いてなかったな。リンドウはちょこちょこ見かけました。
登山届ポストの所で2本の道が合流。この辺から酸ヶ平避難小屋を経由せずに登るルートがあったはずなのだが、火山ガス噴出のため通行止めになっております。
ちょっと上がると浄土平湿原の向こうに崩れたプリンのような吾妻小富士が見えてまいりました。
酸ヶ平避難小屋が見えてきた。
酸ヶ平避難小屋分岐の手前あたりで吾妻小富士(1,707m)の標高を超える。
[10:25]鎌沼と酸ヶ平避難小屋の分岐。次女が暑い暑いと不満をぶちまけ中。
避難小屋を過ぎて、あの鞍部(コル)へ登ってゆきます。
[10:32]酸ヶ平避難小屋に到着。結構しっかりした造りの避難小屋ですね。トイレも有り。水場は無かった。
中を覗いてみると、天井や梁が手の込んだ造りをしていて一見の価値あり。
10分ちょい休憩して、鞍部へ向かってガレ場を登る。
登りきったあたりで吾妻小富士が再び姿を見せた。
あとは山頂まで広い稜線を30分ほどかけて辿る。晴れてるからいいけど、濃霧時は注意。
いかにも火山の噴火口っぽい吾妻小富士のお釜
おお~これはいいオカマだ!
一切経山山頂
三角点のある山頂の標識の手前にはケルンがあり、空気大感謝塔と書かれた標柱が刺さっている。なんじゃこりゃ~(笑)。こちら側には万邦平和生存感謝と書かれていて、平和とか感謝とかその言葉はいいんですが、反対側には宗教団体の名が記されています。昭和62年8月2日に建立されたもので、その宗教団体の会長?の名前も記されている。山と高原地図にまでこの標柱が「碑」として掲載されているのは気に入らない。だってすぐそばに本物の山頂と三角点があるんですよ。昔の修験道などによる古い石碑なら納得できるけど、歴史の浅い新興宗教によるものです。
[11:27]こちらが一切経山山頂(1948.8m)。背後に去年登った西吾妻がみえております。特徴が無いのでどれがどれだか分からなかった。
保護されているタイプの三角点。
一切経山山頂から見下ろす魔女の瞳こと五色沼
これこれ、この「魔女の瞳」を家族に見せるのが今回の山行の目的でした。模型で作ったかのような形と色をしている山上の火口湖。群青色からエメラルドグリーンに変化する湖水と周囲の砂浜の色がまるで作り物のように見えてしまう。残雪期に訪れるとまた違った光景に出会えるでしょう。
一切経山山頂はカンカン照りなのに対し、周囲は雲がどんどん発達してしまい、安達太良山や磐梯山はよく見えませんでした。
今日の山めしは飯盒炊爨でお焦げ付きのご飯を炊いてレトルト牛丼を投入。完成品の写真はあいにく無い。レトルトは3袋だけだったので、家族の分だけ作って自分は残ったお焦げご飯とお茶。
デザートは夏山だとよく作るフルーツポンチ。サイダーで作るとフルーツのシロップと合わさって甘すぎるので、強炭酸水を使うのがオススメ。小型の保冷バッグに保冷剤を入れて冷やしたまま持ってきました。これ、女子ウケが非常によろしいです。
一切経山山頂から鎌沼をちょっと見てから浄土平へ下山
[12:54]山頂で約1時間半休憩して絶景を堪能した後、下山開始~。右奥に安達太良山が見えているっぽい。
地図で確認するとやはり奥の山は安達太良山でした。
鎌沼のほとりまで行ってみることになりました。左のなだらかな山が東吾妻(1,975m)。
[13:36]鎌沼のほとりに来てみると、降雨が少ないのかだいぶ干上がっている様子。乾いた沼底がらヘドロっぽい匂いが漂ってくる。鎌沼の周囲をぐるっと周るコースを取るのは却下されました。暑いからって。
すぐに分岐点へ戻って下り始めたが、この辺まで下りてくると無風状態になり暑いのなんの。ショルダーベルトにくくりつけてある温度計をチェックすると27℃くらいありました。下山中だからまだいいものの、これが登りだったらやばい暑さです。
あの噴気が上がっている大穴付近は火山性ガスが出ているらしく、その近くを通る登山道がこのように通行止めになっております。
[14:29]暑すぎてひーこら言いながら浄土平の駐車場に到着。吾妻小富士のリッジに上がるのに10分ほどで、お釜の縁を巡るのに1時間ほど。お鉢めぐりもついでにするかどうか家族に聞くと3人とも暑いから嫌だそうです(笑)。ざんねん。
下山後は高湯温泉で汗を流してラーメン
磐梯吾妻スカイラインを引き返すのではなく、福島市側へ下りて高湯温泉へ向かうことにしました。吾妻小富士のちょうど北側は荒涼とした景色を楽しめる良さそうな場所でしたが、「火山ガス発生中につき停車するな」の看板が立っていたので運転中の私はあまり景色を見られませんでした。ぐぬぬ。窓も開けるなと書かれていたけど、前を走るバイクの人やオープンカーの人は死なずに通過できていました(笑)。
不動沢橋
途中の不動沢を渡る橋のたもとにトイレがあったのでちょっと休憩。紅葉の季節だと絶景でしょうな~。
不動沢橋の真ん中から見た福島市街地。下を見るとかなり高度感がある橋でした。ここの第二駐車場かには登山口があり、3時間ほどで五色沼(a.k.a 魔女の瞳)経由で一切経山山頂へ登れます。五色沼を経由せず、高湯温泉からラクダ山経由で一切経山へ登るルートは古い歴史のある登山道なのだろうか?
高湯温泉・花月ハイランドホテルで日帰り入浴
高湯温泉の一番上にあった花月ハイランドホテルへ日帰り入浴に立ち寄る。平日の料金が大人900円、小学生以下450円。
入ってみると改装工事が終わったばかりのような内装でちと驚かされた。
風呂は内湯と露天が別棟に分かれていて、露天風呂も楽しみたかったら一旦上がって着替えてから移動せねばなりません。面倒だったのでこの内湯で汗を流すだけにしました。娘たちは露天風呂の方へ行ったらしい。少し白濁したお湯はかけ流しでよいよい。ただめちゃんこ熱くて肩まで浸かれたのは一瞬だけでした。
成分表を見ると浴槽の湯温が42.0℃と表示されている。いや~、たぶんもっと高かったと思うぞ~。夏ったからあまり浴場に長居できなかったけど、冬に来るといいお湯なのかもしれない。
下山後のラーメンは福島西I.C.そばのらーめん成川へ
磐梯吾妻スカイラインを下りた辺りのフルーツラインで桃を買い、ググって見つけたこちらの「らーめん成川」へ寄ってみた。
らーめん成川のメニュー
しめしめ、4人で訪れたので4種類のラーメンを味わえるぞ(笑)。成川中華そば、成川味噌ラーメン、豚骨醤油らーめん、そして成川冷やしらーめんの4つを注文。餃子の単品も追加。ミニソースカツ丼も頼もうとしたら家族全員に却下されました。太るよって(涙)。
ドリンクのメニュー。
私はこの冷やしらーめんの「梅肉入り」というところに惹かれたのである。
らーめん成川で食べたラーメン4種
冷やしらーめんは名前の通り冷たいラーメンで、高湯温泉の激アツ湯船で熱くなりすぎた身体を冷やしてくれた。うまいうまい。梅肉のクエン酸がおいちい。
こちらはうちの奥さんが注文した成川中華そば。4種類の中でもこれが一番美味しかったな。値段は680円という、ヨーカドーのフードコート「ポッポ」で売ってるラーメンのような値付けですが、味は段違いでうま~い😋。太い縮れ麺と柔らか穂先メンマ、ホロホロほぐれるチャーシューと味玉の組み合わせは絶品。佐野ラーメンぽいかなと思ったものの、スープはきっちりした醤油味。塩辛くなく、最後まで飲み干せる一品。ナルトは普通。おすすめ。
これは次女が頼んだ味噌らーめん。無料の生にんにくトッピングをニンニクプレスで絞って投入したらその味に感動していました。反応が新鮮すぎてうらやましい。
長女の豚骨醤油らーめん。女子高生には背脂がキツかったらしい(笑)。3人とも三分の一くらい残したので、私が残りを全部頂戴いたしました。
場所はここ。関東方面に帰るときは福島西インターを使うと思うので、そのついでにぜひお試しあれ~。