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2024-12-08(日)

【福島】子連れで登った一切経山から眺める魔女の瞳と吾妻小富士の噴火口は絶景なり~

ホーム山行記録子連れ登山【福島】子連れで登った一切経山から眺める魔女の瞳と吾妻小富士の噴火口は絶景なり~

磐梯吾妻スカイライン浄土平駐車場からピストン

日程 【日帰り】2023年08月24日(木)
メンバー ぬこしち・まさ・ゆき・みー
天候 晴れ
アクセス
利用交通機関

浄土平の駐車場(普通車500円)を利用。
経路を調べる (google transit)
行きの経路 帰りの経路

地図・ルート・標高グラフ・移動ペース

歩行ペース1.2(標準的:ちょっとゆっくり)
※旺文社「山と高原地図」標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率(全行程のうち休憩時間を除いた登山口から山頂まで80%の区間で比較)
ルートの詳細データ
最高地点:1,948.8m (一切経山)
歩行距離:7.2km
累積標高:379m(登り)、368m(下り
歩行時間:3時間11分
休憩時間:1時間47分
グレード:
コース定数12
コース定数とは歩く時間、歩く距離、登った高さ、下った高さの4つの要素を使って数値化したもので、次の式を用いる。 1.8×時間(h)+0.3×歩行距離(km)+10×登りの累積標高(km)+0.6×下りの累積標高(km)
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。

行程とコースタイム

日帰り
行動
3時間11分
休憩
1時間47分
合計
4時間58分
S浄土平駐車場09:3161分 10:32酸ヶ平避難小屋10:4542分 11:27一切経山12:5431分 13:25酸ヶ平避難小屋13:324分 13:36鎌沼のほとり54分 14:29浄土平駐車場G
コースタイムの見方:
移動時間
到着時刻通過地点の地名出発時刻

今回の山行の費用

交通費 高速 浦和~磐梯熱海 5,480円 11,460円
福島西~浦和 5,980円
駐車料金 浄土平 500円   500円
温泉 日帰り温泉 高湯温泉花月ハイランドホテル 大人900円 3,600円
        合計 15,560円

その他ガソリン満タン1回約6000円。

参考リンク

ドラぷら高速道路料金の計算
磐梯吾妻スカイライン絶景ドライブガイド
浄土平ビジターセンター駐車場のある浄土平について
自然公園財団浄土平支部周辺の最新情報
登山口ナビ浄土平駐車場について
高湯温泉花月ハイランドホテル日帰り温泉あり
高湯温泉観光協会公式サイト高湯温泉の施設紹介
らーめん成川東北道福島西I.C.そば

浄土平駐車場から酸ヶ平避難小屋経由で一切経山山頂へ

磐梯吾妻スカイライン浄土平の駐車場とレストハウス

[09:31]東北道浦和料金所からだと約3時間半で磐梯吾妻スカイライン浄土平の駐車場に到着。駐車料金は500円です。駐車場の入口に近い所にあるトイレの他、レストハウスの中にもトイレ(営業時間の9:00~16:00のみ)があります。ただし、登山口に近い方のビジターセンターと天文台の方には一般用のトイレはありませんのでご注意を~。

磐梯吾妻スカイライン浄土平から一切経山へ

浄土平駐車場から2本のルートがある。この歩きやすい木道と、天文台の脇から入るルート。この2本が合流するところに登山届ポストがあります。

磐梯吾妻スカイライン浄土平の天文台と一切経山

木道の方から行きます。

吾妻連峰・浄土平を流れる赤い川

途中、浄土平を流れる赤い小川を渡る。

吾妻連峰・浄土平を流れる赤い川

浄土平湿原の様子。時期的にあまり花は咲いてなかったな。リンドウはちょこちょこ見かけました。

吾妻連峰・一切経山への登山口にある登山届ポスト

登山届ポストの所で2本の道が合流。この辺から酸ヶ平避難小屋を経由せずに登るルートがあったはずなのだが、火山ガス噴出のため通行止めになっております。

一切経山への登りの途中から見た吾妻小富士-

ちょっと上がると浄土平湿原の向こうに崩れたプリンのような吾妻小富士が見えてまいりました。

中央ちょい左に酸ヶ平避難小屋の屋根が見える

酸ヶ平避難小屋が見えてきた。

酸ヶ平避難小屋分岐への登り

酸ヶ平避難小屋分岐の手前あたりで吾妻小富士(1,707m)の標高を超える。

一切経山・酸ヶ平避難小屋分岐

[10:25]鎌沼と酸ヶ平避難小屋の分岐。次女が暑い暑いと不満をぶちまけ中。

一切経山・酸ヶ平避難小屋の遠景

避難小屋を過ぎて、あの鞍部(コル)へ登ってゆきます。

一切経山・酸ヶ平避難小屋と隣のトイレ

[10:32]酸ヶ平避難小屋に到着。結構しっかりした造りの避難小屋ですね。トイレも有り。水場は無かった。

一切経山・酸ヶ平避難小屋の特徴的な天井と梁

中を覗いてみると、天井や梁が手の込んだ造りをしていて一見の価値あり。

一切経山・酸ヶ平避難小屋から一切経山へ向かう登り

10分ちょい休憩して、鞍部へ向かってガレ場を登る。

一切経山・山頂手前から見える吾妻小富士

登りきったあたりで吾妻小富士が再び姿を見せた。

一切経山・山頂へつながる緩やかな稜線

あとは山頂まで広い稜線を30分ほどかけて辿る。晴れてるからいいけど、濃霧時は注意。

いかにも火山の噴火口っぽい吾妻小富士のお釜

一切経山・山頂付近から見た吾妻小富士のお釜

おお~これはいいオカマだ!

一切経山山頂

一切経山・新興宗教の手による空気大感謝塔のケルン

三角点のある山頂の標識の手前にはケルンがあり、空気大感謝塔と書かれた標柱が刺さっている。なんじゃこりゃ~(笑)。こちら側には万邦平和生存感謝と書かれていて、平和とか感謝とかその言葉はいいんですが、反対側には宗教団体の名が記されています。昭和62年8月2日に建立されたもので、その宗教団体の会長?の名前も記されている。山と高原地図にまでこの標柱が「碑」として掲載されているのは気に入らない。だってすぐそばに本物の山頂と三角点があるんですよ。昔の修験道などによる古い石碑なら納得できるけど、歴史の浅い新興宗教によるものです。

一切経山・三角点そばの山頂標識

[11:27]こちらが一切経山山頂(1948.8m)。背後に去年登った西吾妻がみえております。特徴が無いのでどれがどれだか分からなかった。

一切経山の三角点

保護されているタイプの三角点。

一切経山山頂から見下ろす魔女の瞳こと五色沼

一切経山・山頂から見下ろす魔女の瞳こと五色沼

これこれ、この「魔女の瞳」を家族に見せるのが今回の山行の目的でした。模型で作ったかのような形と色をしている山上の火口湖。群青色からエメラルドグリーンに変化する湖水と周囲の砂浜の色がまるで作り物のように見えてしまう。残雪期に訪れるとまた違った光景に出会えるでしょう。

一切経山・山頂周辺で発達する雲

一切経山山頂はカンカン照りなのに対し、周囲は雲がどんどん発達してしまい、安達太良山や磐梯山はよく見えませんでした。

一切経山・今日の山めしはレトルト牛丼

今日の山めしは飯盒炊爨でお焦げ付きのご飯を炊いてレトルト牛丼を投入。完成品の写真はあいにく無い。レトルトは3袋だけだったので、家族の分だけ作って自分は残ったお焦げご飯とお茶。

一切経山・炭酸水を使って山頂で作ったフルーツポンチ

デザートは夏山だとよく作るフルーツポンチ。サイダーで作るとフルーツのシロップと合わさって甘すぎるので、強炭酸水を使うのがオススメ。小型の保冷バッグに保冷剤を入れて冷やしたまま持ってきました。これ、女子ウケが非常によろしいです。

一切経山山頂から鎌沼をちょっと見てから浄土平へ下山

一切経山・吾妻小富士の噴火口を見下ろす

[12:54]山頂で約1時間半休憩して絶景を堪能した後、下山開始~。右奥に安達太良山が見えているっぽい。

一切経山・南に安達太良山が見えた

地図で確認するとやはり奥の山は安達太良山でした。

一切経山・鎌沼と東吾妻山

鎌沼のほとりまで行ってみることになりました。左のなだらかな山が東吾妻(1,975m)。

一切経山・干上がりつつある鎌沼のほとり

[13:36]鎌沼のほとりに来てみると、降雨が少ないのかだいぶ干上がっている様子。乾いた沼底がらヘドロっぽい匂いが漂ってくる。鎌沼の周囲をぐるっと周るコースを取るのは却下されました。暑いからって。

一切経山・鎌沼と酸ヶ平避難小屋の分岐

すぐに分岐点へ戻って下り始めたが、この辺まで下りてくると無風状態になり暑いのなんの。ショルダーベルトにくくりつけてある温度計をチェックすると27℃くらいありました。下山中だからまだいいものの、これが登りだったらやばい暑さです。

一切経山・大穴のそばを通る登山道は通行止め

あの噴気が上がっている大穴付近は火山性ガスが出ているらしく、その近くを通る登山道がこのように通行止めになっております。

浄土平から眺める吾妻小富士

[14:29]暑すぎてひーこら言いながら浄土平の駐車場に到着。吾妻小富士のリッジに上がるのに10分ほどで、お釜の縁を巡るのに1時間ほど。お鉢めぐりもついでにするかどうか家族に聞くと3人とも暑いから嫌だそうです(笑)。ざんねん。

下山後は高湯温泉で汗を流してラーメン

磐梯吾妻スカイラインを引き返すのではなく、福島市側へ下りて高湯温泉へ向かうことにしました。吾妻小富士のちょうど北側は荒涼とした景色を楽しめる良さそうな場所でしたが、「火山ガス発生中につき停車するな」の看板が立っていたので運転中の私はあまり景色を見られませんでした。ぐぬぬ。窓も開けるなと書かれていたけど、前を走るバイクの人やオープンカーの人は死なずに通過できていました(笑)。

不動沢橋

磐梯吾妻スカイラインの不動沢橋

途中の不動沢を渡る橋のたもとにトイレがあったのでちょっと休憩。紅葉の季節だと絶景でしょうな~。

磐梯吾妻スカイラインの不動沢橋から眺める福島市市街地

不動沢橋の真ん中から見た福島市街地。下を見るとかなり高度感がある橋でした。ここの第二駐車場かには登山口があり、3時間ほどで五色沼(a.k.a 魔女の瞳)経由で一切経山山頂へ登れます。五色沼を経由せず、高湯温泉からラクダ山経由で一切経山へ登るルートは古い歴史のある登山道なのだろうか?

高湯温泉・花月ハイランドホテルで日帰り入浴

高湯温泉・花月ハイランドホテルで日帰り入浴

高湯温泉の一番上にあった花月ハイランドホテルへ日帰り入浴に立ち寄る。平日の料金が大人900円、小学生以下450円。

高湯温泉・花月ハイランドホテルで日帰り入浴

入ってみると改装工事が終わったばかりのような内装でちと驚かされた。

高湯温泉・花月ハイランドホテルの大浴場

風呂は内湯と露天が別棟に分かれていて、露天風呂も楽しみたかったら一旦上がって着替えてから移動せねばなりません。面倒だったのでこの内湯で汗を流すだけにしました。娘たちは露天風呂の方へ行ったらしい。少し白濁したお湯はかけ流しでよいよい。ただめちゃんこ熱くて肩まで浸かれたのは一瞬だけでした。

高湯温泉・花月ハイランドホテルの温泉成分表

成分表を見ると浴槽の湯温が42.0℃と表示されている。いや~、たぶんもっと高かったと思うぞ~。夏ったからあまり浴場に長居できなかったけど、冬に来るといいお湯なのかもしれない。

下山後のラーメンは福島西I.C.そばのらーめん成川へ

福島西I.C.近くのらーめん成川

磐梯吾妻スカイラインを下りた辺りのフルーツラインで桃を買い、ググって見つけたこちらの「らーめん成川」へ寄ってみた。

らーめん成川のメニュー

福島市・らーめん成川のメニュー

しめしめ、4人で訪れたので4種類のラーメンを味わえるぞ(笑)。成川中華そば、成川味噌ラーメン、豚骨醤油らーめん、そして成川冷やしらーめんの4つを注文。餃子の単品も追加。ミニソースカツ丼も頼もうとしたら家族全員に却下されました。太るよって(涙)。

福島市・らーめん成川のドリンクメニュー

ドリンクのメニュー。

福島市・らーめん成川の冷やしラーメン

私はこの冷やしらーめんの「梅肉入り」というところに惹かれたのである。

らーめん成川で食べたラーメン4種

冷やしらーめんは名前の通り冷たいラーメンで、高湯温泉の激アツ湯船で熱くなりすぎた身体を冷やしてくれた。うまいうまい。梅肉のクエン酸がおいちい。

こちらはうちの奥さんが注文した成川中華そば。4種類の中でもこれが一番美味しかったな。値段は680円という、ヨーカドーのフードコート「ポッポ」で売ってるラーメンのような値付けですが、味は段違いでうま~い😋。太い縮れ麺と柔らか穂先メンマ、ホロホロほぐれるチャーシューと味玉の組み合わせは絶品。佐野ラーメンぽいかなと思ったものの、スープはきっちりした醤油味。塩辛くなく、最後まで飲み干せる一品。ナルトは普通。おすすめ。

これは次女が頼んだ味噌らーめん。無料の生にんにくトッピングをニンニクプレスで絞って投入したらその味に感動していました。反応が新鮮すぎてうらやましい。

長女の豚骨醤油らーめん。女子高生には背脂がキツかったらしい(笑)。3人とも三分の一くらい残したので、私が残りを全部頂戴いたしました。

場所はここ。関東方面に帰るときは福島西インターを使うと思うので、そのついでにぜひお試しあれ~。

今回の子連れ山行を3D動画で振り返る

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