日程 | 【日帰り】2022年09月25日(日) |
メンバー | ぬこしち |
天候 | 快晴 |
アクセス | 利用交通機関 車浅間山荘の登山者用駐車場(500円)を利用。 |
噴火警戒レベルが1のままなので、浅間山の前掛山ピークまでソロで往復してきました。突然噴火しても一人なら逃げやすい(笑)。
地図・ルート・標高グラフ・移動ペース
歩行距離:15.2km
累積標高:1,183m(登り)、1,170m(下り)
歩行時間:6時間13分(登り3時間22分、下り2時間51分)
休憩時間:1時間45分
グレード:
コース定数:28.3
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。
行程とコースタイム
- 日帰り
- 行動
- 6時間13分
- 休憩
- 1時間45分
- 合計
- 7時間58分
今回の山行の費用
交通費 | 高速 | 所沢~小諸 | 3,110円 | 計 | 6,220円 |
小諸~所沢 | 3,110円 | ||||
駐車料金 | 浅間山荘駐車場 | 500円 | 500円 | ||
下山後の温泉 | 日帰り温泉 | 天狗温泉・浅間山荘 | 800円 | 800円 | |
合計 | 7,520円 |
参考リンク
ドラぷら | https://www.driveplaza.com/ |
天狗温泉・浅間山荘 | https://tenguspa.com/ |
長野県小諸市 | 浅間山登山の案内 |
気象庁 | 浅間山火山防災連絡事務所 |
気象庁 | 浅間山の活動状況 |
浅間山荘前の登山口から前掛山まで往復
浅間山荘~火山館は樹林帯の登り
今回のソロ山行は初めての浅間山です。黒斑山を経由して外輪山を上り下りするよりラクな浅間山荘からの往復コース。下山したらすぐに温泉だ。
浅間山荘の登山口
朝6時頃に浅間山荘のちょい下にある駐車場に到着。駐車場へ下る坂の入り口で駐車料金500円を徴収されました。
準備をしているとどんどん車が入ってきた。
[06:27]登山口の鳥居から出発~。このすぐ近くにトイレもあります。
浅間山はしょっちゅう噴火しているので注意が必要です。
いざという時に逃げやすいよう、今回は単独で来ました~。
[06:52]歩きやすいが毛虫だらけの道をたどると25分ほどで一の鳥居に到着。最初の休憩にちょうどいい。ここで沢を渡ると右岸沿いに行くか山側に行くかどちらかのルートを選ぶ分岐がある。どっちを行っても二の鳥居で合流します。所要時間はどちらでも同じ。
[07:13]山側の静かな方のルートを取って二の鳥居に到着。ここもザックを下ろして休憩するのにちょうどいい。ここから1時間ほどでトイレのある火山館に着く予定。
黙々と標高を上げてゆくと空が明るくなってきた。左右に牙を剥くような断崖が見えてくる。
石碑の文字は「浅間山開闢(かいびゃく)祖 中開霊神」とある。浅間山を最初に開いた人が誰かなんてもう分からないでしょう。
火山館の手前でトーミの頭の辺りがよく見えるようになってきた。
火山館でトイレ休憩
[08:03]浅間山荘の登山口から1時間半で火山館に到着。ベンチやテーブルがあちこちにあり、大勢が休憩中。自分もここで大休止。
噴火時に逃げ込めるシェルターが火山館の床下にあったりする。
[08:19]火山館の隣りにある浅間神社。ちょっとお参りしてから出発。
火山館~前掛山
前掛山への登りに入るまでしばらく平坦な道が続く。足元は砂が多く、埃っぽい。火山灰が積もっているのが実感できる。
火山館から5分で湯ノ平分岐。自己責任で登山をしてくださいって、単独行の人だったら当たり前のことである。前掛山へは賽の河原分岐方面へ直進。
車坂峠から出発するとあのトーミの頭を越えてここまで下り、また前掛山へ登るという修行が待っているのである。しかし結構車坂峠から歩いてくる人がいましたね。
[08:42]賽の河原分岐。ここから前掛山への登りに入る。この周辺の大きめな岩は全部噴火で飛んできたものだそうだ。
しばらく登ると樹林の背が低くなり、外輪山や前掛山の西面がよく見えるようになる。眺めが良くなるとやっと元気が出てきた~。
黒斑山方面。
前掛山の斜面。雪が降り始めるときれいな白黒の縦縞が見られるところ。
前掛山への登りの途中、北側の眺望。後で確認してみると谷川岳まで見えていた。
下の樹林帯がさっきまで歩いてきた湯の平。向かい側にそびえる黒斑山から外輪山の稜線をたどる登山者たちがちらほら見える。(この写真だと分からない)
外輪山の北端にある鋸岳(Jバンド)から下ってくる登山者が数名見えた。
火山らしい礫砂漠のような斜面を黙々と登る。
[09:48]前掛山の斜面を登りきったところに到着。ここには浅間山のお釜へ通じる登山道があったが、現在は立入禁止になっている。残すはこの稜線を辿って山頂まで歩くだけ。
噴火時に逃げ込める鉄筋コンクリート製と鉄製の退避壕2棟が立っている。元々鉄製のシェルターが2棟立っていたが、2004年の噴火で1棟が破壊され、右のコンクリ製の避難壕が再建されたそうだ。
コンクリの避難壕を設置した企業のウェブサイトを見つけた。岩がモルタルで貼り付けられていたのは景観のためだったらしい。2/3は崩れてしまっているが(笑)。
2004年の噴火時の映像。
避難壕から前掛山まで30分。
浅間山のお釜。
あともうちょい。昼前だというのに陽射しがキツ~。
前掛山山頂
[10:14]現在の浅間山で登ってこれる一番標高の高いピーク、前掛山(2,524m)に到着。向こうに見えるお釜の縁にソーラーパネルなど観測機器っぽいものが見える。
南西の小諸方面の眺め。左から剣ヶ峰、牙山、トーミの頭。
南側は雲が多かった。南南東に富士山が頭を覗かせている。
浅間山の南南西にそびえる南アルプスの山々。
西側は外輪山の向こうに北アルプスが全部見える。
北アの北部をよく見るとこんな感じ。
今日のランチも絶景をおかずにカップラーメン。いつ噴火するかわからない山なので、長居せずすぐに下山する人も多い。
前掛山から往路をそのまま下山
[11:03]前掛山山頂で50分ほど休憩した右端に見える避難壕へ下ります。
こんな感じの雲の上を歩くのが子供の頃の夢でした。
[11:25]避難壕の中。金目のものは特に無いようだ。
かつてはここからお釜まで行けたが、現在は立入禁止。噴火警戒レベルが2になるとここへも来れなくなるが。
下る前に前掛山を目に焼き付けておく。
赤茶けてザレザレの溶岩をサクサクッと下る。眺めがいいですな~。
外輪山の地層が見えるということは、この下に広がる湯の平がかつての火口だった時に吹き飛ばされたんだろうな~と感慨にふける。それともカルデラで陥没したのだろうか?
外輪山の中央。
外輪山南端の黒斑山。冬になったら車坂峠から入山して黒斑山から前掛山を眺めに来ようと思う。
[12:32]前掛山山頂から1時間半で火山館に下ってきました。日陰で10分休憩。
何故なのかは知らぬが2連の鳥居。この後は右手にトーミの頭を見ながら一気に二の鳥居へ下ります。
[13:49]一の鳥居まで戻ってきた。ここから浅間山荘の登山口まで約30分。
浅間山荘の天狗温泉で汗を流す
何故かここには馬がいる。
イッヌもいた。
今日は快晴の日曜だったのでかなり多くの登山客が入山したようだ。車を坂の上の駐車場に移動してから風呂へ~。
浅間山荘の天狗温泉はあまり広くないので、浴室に入ると身体を洗う前に順番待ちがちょっとだけありました。入浴料は800円。
浅間山荘の売店の様子。山バッジの購入はここで。
立派な天狗の面。
瓶のコーラがあるらしい。
げざ~んして風呂に入った後のコークは最高だ~。
小諸から浅間山を目指してきた場合、ここが車坂峠と浅間山荘の分岐。バス停もある。
横川SAの峠の釜めし
上信越道を使うとだいたいいつも横川SAで休憩しますね。小腹がすいたので久しぶりに峠の釜めしと蕎麦のセットを買ってみた。
いつもと変わらない昔ながらの釜飯でした。