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Saitama
2022-10-03(月)

【山形】山頂の山小屋泊で鳥海山山頂から眺める御来光と日本海に落ちる影鳥海の絶景

ホームMOUNTAIN山行記録【山形】山頂の山小屋泊で鳥海山山頂から眺める御来光と日本海に落ちる影鳥海の絶景
日程 【山小屋泊・一泊二日】2022年08月28日(日)29日(月)
メンバー ぬこしち
天候 初日の朝のみ雨、その後快晴
アクセス
利用交通機関

鉾立登山口駐車場(無料)を利用。
経路を調べる (google transit)
行きの経路 帰りの経路

日本海に面してそびえ立つ鳥海山は古くから幾度ともなく噴火を繰り返してきた活火山である。船乗りの目印にもなり、雪解け水や地中に浸透してから湧き出てきた水は周囲の里の田畑を潤してきた。登山雑誌でもよく取り上げられる山で、鳥海山は自分も昔から登ってみたい山リストの上位に食い込んでいました。前回鳥海山を登りに来たときは途中で引き返したので、今回が初登頂です。

山頂にある御室小屋に宿泊し、翌日は見事な御来光と影鳥海を拝むことが出来た久しぶりの絶景登山でした。

地図・ルート・標高グラフ・移動ペース

歩行ペース0.9(標準的:普通のペース)
※旺文社「山と高原地図」標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率(全コースのうち80%の区間で比較)
ルートの詳細データ
最高地点:2,236m (鳥海山・新山)
歩行距離:18.2km
累積標高:1,508m(登り)、1,508m(下り
歩行時間:8時間54分
休憩時間:3時間47分
グレード:
コース定数37.6
コース定数とは歩く時間、歩く距離、登った高さ、下った高さの4つの要素を使って数値化したもので、次の式を用いる。 1.8×時間(h)+0.3×歩行距離(km)+10×登りの累積標高(km)+0.6×下りの累積標高(km)
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。

行程とコースタイム

初日
行動
4時間36分
休憩
1時間57分
合計
6時間33分
S鉾立09:157分 09:22鉾立展望台60分 10:22賽の河原40分 11:02御浜小屋11:1714分 11:31御田ヶ原9分 11:40御田ヶ原分岐11:4124分 12:05七五三掛7分 12:12外輪山・千蛇谷分岐12:31149分 14:00鳥海山山頂御室小屋14:4118分 14:59新山山頂15:408分 15:48鳥海山山頂御室小屋
2日目
行動
4時間18分
休憩
1時間50分
合計
6時間08分
S山頂御室小屋04:1025分 04:35七高山山頂05:1124分 05:35山頂御室小屋06:5041分 07:31行者岳10分 07:41伏拝岳07:4323分 08:06文珠岳08:0729分 08:36外輪山・千蛇谷分岐08:417分 08:48七五三掛08:4918分 09:07御田ヶ原分岐12分 09:19御田ヶ原14分 09:33御浜小屋09:5124分 10:15賽の河原10:1851分 11:09鉾立展望台11:145分 11:19鉾立G
コースタイムの見方:
移動時間
到着時刻通過地点の地名出発時刻

今回の山行の費用

交通費 高速 浦和~遊佐比子 7,000円 16,820円
酒田中央~浦和 9,820円
宿泊費 山小屋 山頂御室小屋 7,700円 12,000円
個室料金 1,000円
食費(夕食+朝食) 1,650円x2
温泉 日帰り入浴 あぽん西浜 400円   400円
        合計 29,220円

プラスガソリン代(さいたまで1リットル154円だったガソリンが、酒田では177円に跳ね上がりました。)

参考リンク

ドラぷらhttps://www.driveplaza.com/
鳥海山大物忌神社(山小屋)http://www9.plala.or.jp/thoukai/
鳥海山定点カメラ(鉾立山荘)https://chokai.pixif.jp/
あぽん西浜(日帰り温泉)http://www.chokai-yuza.com/apon/
道の駅鳥海ふらっとhttp://www.chokai-flat.com/
ヤマサ鮮魚(岩牡蠣)https://yamasa.raku-uru.jp/
酒田のラーメンhttps://www.sakatano-ramen.com/
酒田ラーメン花鳥風月https://kachou.jp/

【初日】秋田県側にある登山口、鉾立から千蛇谷経由で新山(2236m)へ登り、頂上御室小屋で宿泊

象潟コース、鉾立登山口~千蛇谷分岐

鳥海山・鉾立登山口

[09:15]鉾立登山口の駐車場には朝7時ころには到着したものの、明け方に前線が通過したばかりで土砂降り状態。これから天気は良くなると分かっているし、小屋泊の予定で時間に余裕があるため、出発を遅らせることにしました。出発してゆくパーティーも何組かいましたが、車の中で待機中の登山客の方が多かった。9時前にようやく小降りになってきたので準備開始。駐車場のそばにあった稲倉山荘は9時から営業開始で、きれいなトイレも使えました。

鳥海山・鉾立登山口の登山届ポストのある小屋

鉾立登山口のすぐ横に目立つ小屋があり、その中に登山届ポストがあります。

鳥海山・秋田県と山形県の県境

[09:44]小雨の中、秋田県から山形県側に侵入。

鳥海山・鉾立登山口から登る象潟コース

ガッスガスで見通しが利かないものの、このあたりは登山道が石畳状になっていて歩きやすい。

鳥海山・賽の河原

[10:22]岩が周囲にゴロゴロしている賽の河原を通過。ここは休憩で腰を下ろすのにちょうど良さそうな岩が沢山。

鳥海山・賽の河原~御浜小屋

[10:43]御浜小屋への登りに入った辺りから、急に空が明るくなってきて雨も止んだ。

鳥海山・御浜小屋手前

後ろの日本海側を振り返ると、パーッと雲が上がり、青空が高層雲と陸上の雲の間に見えてきた。

鳥海山・御浜小屋下の鉾立・大平分岐

御浜小屋の下にある分岐。鳥海ブルーライン上の登山口は、秋田県側の鉾立と、山形県側の大平があります。鉾立の方がトイレや売店などの施設がしっかりしているようだ。酒田の小学生は学校の行事として大平から登るそうです。

鳥海山・御浜小屋、御浜の鐘

随分と年季の入っていそうな御浜の鐘。御浜小屋には熊鈴ウルサイから鳴らすなという注意書きがたくさん貼ってありますのできっとこれも鳴らすべからず。

鳥海山・御浜小屋のトイレ

[11:02]御浜小屋で15分ほど大休止。トイレもあり。上昇気流が結構あり、雲が吹き飛ばされてゆく。

鳥海山・御浜小屋前から見た鳥海湖

御浜小屋の下方には鳥海湖が静かな湖面を湛えています。翌日は快晴のはずなので、下山時の景色に期待。右端の小山が鍋森という溶岩ドームの火口丘。

鳥海山・御浜小屋前から見た鳥海山山頂

ちょっと上がると鳥海山山頂が見えた。手前の緑の盛上がりが扇子森という火口丘。鳥海山の周囲には〇〇森という地名が付けられたピークが散見される。

鳥海山・御浜小屋前から見た庄内平野

雲がどんどん北東に流れているので、南西方面の庄内平野が見えるようになってきました。月山はまだ見えない。

鳥海山・扇子森から御浜小屋を振り返る

もう雨は降らないと判断し、御浜小屋の上のピークで雨具を脱いだ。ここは扇子森という所で、この辺り一帯の大きな火口に後から形成された火口丘である。鳥海湖のそばにある鍋森という目立つ小山も、同じく溶岩でできた火口丘だそうな。

鳥海山・御田ヶ原

[11:31]御田ヶ原通過。これから歩くルートとゴールが見えると元気が出てきますな~。

鳥海山・御田ヶ原から御田ヶ原分岐への下り

御田ヶ原分岐に向かって一旦下り、また登り返す。

鳥海山・御田ヶ原分岐

[11:40]御田ヶ原分岐通過。

鳥海山・七五三掛への登り

岩がゴロゴロしている所を登ると七五三掛。

鳥海山・七五三掛

[12:05]どうしてこんな地名なのか、七五三掛(しめかけ)を通過。しめ縄が掛けられていたのだろうか?確かにここから先は鳥海山の本体に入るような感じになります。

鳥海山・七五三掛

七五三掛の先の様子。地形図にはまだ描かれている、千蛇谷への登山道分岐がこの辺にあったはず。その古い道は崩壊して廃道になったようだ。現在の千蛇谷への分岐は少し登ってからジグザグに下るというルートになっている。

鳥海山・七五三掛の祠

古そうな祠があった。何か文字が彫られていないかどうかチェックしたが、風化しすぎてよく分からなかった。

鳥海山・七五三掛~外輪山・千蛇谷分岐

もうちょい登って千蛇谷への分岐を目指す。左の崖下に旧道が埋もれているようです。

鳥海山・七五三掛~外輪山・千蛇谷分岐

少し登った所の道標。焦げ茶に塗られた部分にネジ穴や接着剤の跡が残っているので、ここから左に分岐が有ったはず。千蛇谷へのルートは何度か付け替えられているらしいので、ここにも分岐があったのだろう。地形図を見ると確かにこの辺に分岐が描かれています。

鳥海山・外輪山・千蛇谷分岐からの眺め

現在の千蛇谷分岐から七五三掛や扇子森を振り返る。中央下右寄りの白い線は木製の柱で、その辺りが七五三掛。柱の正体は何だろう??

千蛇谷から山頂御室小屋へ登る

鳥海山・外輪山・千蛇谷分岐

[12:12]千蛇谷・外輪山方面への現在の分岐。外輪山の稜線からの眺めは翌日の下山時のお楽しみに取っときます。

鳥海山・七五三掛~千蛇谷へのジグザグ

比較的新しいこのジグザグを通って千蛇谷へ下りる。土留めに使われている丸太が土圧や雪の重さに負けて斜めったりしているので歩きづらい。途中の眺めが良いベンチで20分ほど休憩。

鳥海山千蛇谷コースの雪渓(8月下旬)

ベンチの先にもジグザグが続き、谷へと下りる。8月の下旬になると雪渓はここまで縮小しています。

鳥海山千蛇谷コース

千蛇谷へ続くジグザグはこんな感じの土留めで作られている。完全に横に倒れたらすべり台みたいな木道の完成だな(笑)。

鳥海山千蛇谷コースの雪渓

小さくなった雪渓を渡り、ここから御室小屋まで2時間ちょいの登りです。

鳥海山千蛇谷コースの雪渓

雪渓の上は風が冷たくて気持ちいい。

鳥海山千蛇谷コースの雪渓

雪渓を渡ってちょっと登り、ジグザグを振り返る。右の方に水平な踏み跡が残っているのが見えますね。

崩壊して廃道となったトラバースの写真と記事を発見。

鳥海山千蛇谷コースの池塘

千蛇谷の池塘。

鳥海山千蛇谷コース

[13:02]時間が経つにつれて青空が広がってきた。その代わりジリジリと日が照りつけてくる。

鳥海山千蛇谷コース・古びた祠

草に埋もれた古い祠。

鳥海山千蛇谷コース・古びた祠

山頂の小屋まであと1時間位。

鳥海山千蛇谷コースから見上げた外輪山の稜線

右手には明日の下山ルートに使う外輪山のゴツゴツした稜線。

鳥海山千蛇谷コース・日本海側の眺め

[13:50]さらに高度を上げて小屋の直下にたどり着くと、日本海側の雲量がだいぶ減って、日本海も見えるようになった。海が見える山っていいですね。

鳥海山千蛇谷コース・御室小屋直下の最後の登り

御室小屋直下の最後の登り。 小屋の屋根がちょこっとだけ見える。

鳥海山千蛇谷コース・御室小屋への最後の登り

ここを越えればもうゴールだと思うと急に元気が出る。遠くから見るとすごい崖だが、実際に歩くと普通の山道。

鳥海山山頂御室小屋

鳥海山・御室小屋

[14:00]御室小屋に無事到着。鉾立登山口から休憩込みで4時間45分。

鳥海山・御室小屋は鳥海山大物忌神社の敷地内にある参詣所

御室小屋の奥、山頂に近場所に鳥海山大物忌神社の本社があり、朝と夕方に宮司が祝詞をあげている。その前に太鼓がドンドンドンドンドドドドド…と叩かれているのが聞こえてきます。

鳥海山・御室小屋大部屋

受付でチェックインを済ませ、まずは大部屋に案内してもらった。そこですかさず小屋の人が「あと1,000円支払っていただくと個室をご案内できます❤」とおっしゃるので、個室を見せてもらうことにした。山小屋の大部屋は十中八九いびきのひどい人がいるので、個室がいいな~。

鳥海山・御室小屋個室内部

大部屋の建物の斜め向かい側に、蚕棚形式の個室が用意された建物があった。

鳥海山・御室小屋個室内部

下段は1人用で6室、上段が2人用で4室。個室に窓は無し。

鳥海山・御室小屋個室

天井にコンセントがあり、USB電源のLEDライトがぶら下がっています。充電も可能。

鳥海山・御室小屋個室

自分は下段の出入口に近い端っこを選びました。完全な個室ではないけど、壁と厚手のカーテンがあるから大部屋よりマシだろうと思ったのである。床は板張りで、EVA素材のマットが敷かれている。これだけだと断熱性はあまり期待できないので自分の登山用マットを持ってくることをおすすめします。私はこのEVAマットの上にそのまま夏用寝袋で寝たので結構寒かったです。大部屋だとゴザが敷いてあるだけだったから、こちらの方がまだマシなのかな?

鳥海山・御室小屋個室棟

この建物が今回利用した個室小屋。5000円くらい払うと利用できる完全個室もあるらしいです。グループや家族で使うといいのかも。

鳥海山・御室小屋周辺の見取り図

小屋周辺の見取り図と、山頂へのルート案内。一方通行というわけではありませんが、混雑時は時計回りでまわった方がいいでしょう。

鳥海山・御室小屋の受付

御室小屋は北アルプスの山小屋よりも値段が高め。水場は無いので、必要ならペットボトルで購入する必要があります。軽食の販売も無し。カップラーメン(お湯つき)のみです。おそらく水は天水に頼っているのでしょう。

鳥海山大物忌神社本社の社殿と鳥居

受付の奥にあった鳥海山大物忌神社の本社。

鳥海山大物忌神社本社の狛犬

本社前の狛犬。昭和二年六月吉日と彫られている。

鳥海山大物忌神社本社境内の奥

本社境内の一番奥。

鳥海山山頂の新山(2,236m)

鳥海山・新山山頂への登り

[14:41]個室に荷物を降ろし、ちょっと休憩してから鳥海山山頂である新山へ登りに行ってきま~す。この新山は1801年に噴火した時にできた溶岩ドームで、力強い盛り上がり方は活火山である鳥海山のエネルギーを感じさせます。

鳥海山・御室小屋

御室小屋の全景を見下ろす。

鳥海山・新山山頂への登りの途中の眺め

後ろを振り返ると西に傾き始めた日の光を反射して、日本海が輝いていた。

鳥海山・新山山頂への登り

結構大きな岩がゴーロゴロしております。岩の隙間がそこら中にあるため、スマホやカメラなどを岩の間に落としてしまうとまず回収出来ないでしょう。

鳥海山・新山山頂への登り

矢印に従ってえっちらおっちら。危ないところは特に無し。

鳥海山・新山山頂への登り

山頂かな?と思ったら違った。

鳥海山・新山山頂への登り

この先に岩の裂け目があり、そこを通り抜ける。

鳥海山・新山山頂への登りの途中

庄内平野の海岸線がほぼ全て見えるようになった。中央左寄りに見える防波堤のある港町が酒田。

鳥海山・新山山頂下の岩の裂け目

切り通しを通過するには少し下ります。

鳥海山・新山山頂下の岩の裂け目

切り通しの底のあたり。

鳥海山・新山山頂下の岩の裂け目

切り通しを通り抜けた所。200年前の噴火時にどうやってこの岩の裂け目は出来たんじゃろ。

鳥海山・新山山頂(2236m)

[14:59]少し登り返して、山小屋から18分で鳥海山の新山山頂(2,236m)に到着。久しぶりに360°見渡せる快晴の山頂に立てたような気がします。

鳥海山・新山山頂の隣りのピーク

新山の隣りのピークの方が少し高いように見える。岩に文字が彫られているのが見えるし、登れなくはなさそうだが、斜めった岩の上に岩が乗っていて不安定そうな所があちこちにある。無理して行かなくてもよし。

鳥海山・新山山頂からの眺め

鳥海山の北東、由利本荘市方面の眺め。

鳥海山・新山山頂から見た七高山山頂

新山の隣、七高山(2,229m)へは翌朝登りにいきます。古い地図を見るとこの新山から七高山へまっすぐ直登するルートがかつてあったらしいですが、一体どこから登ったんだろ?

鳥海山・新山山頂下の岩の裂け目

さっき通り抜けた岩の裂け目の上の部分。

鳥海山・新山山頂からの酒田方面の眺め

手前の岩と、外輪山越しに見える庄内平野。

外輪山越しに眺める鳥海山の南方面。

鳥海山・新山山頂からの眺め

隣のピーク越しに眺めるにかほ市方面。

鳥海山・新山山頂下の胎内くぐり

新山山頂では40分ほど絶景を堪能した後、小屋に向って下山開始。往復ではなく、ループ状のコースになっています。登りの時に通った岩の裂け目と違い、下りでは胎内くぐりというトンネルがありました。これもどうやって出来たんじゃろ?

鳥海山・新山山頂下の胎内くぐり

ここを通り抜ければ擬死再生、つまり一旦死んで生まれ変われるんだ!胎内くぐりは筑波山にもあったな。

鳥海山・新山山頂

トンネルをくぐり抜けた後に見えた山頂。

鳥海山・新山から見た七高山への登山道

登山をしない人には信じられないかもしれませんが、中央の薄茶色い筋が外輪山の稜線へ上がる登山道です(笑)。浮石だらけなので要注意。

鳥海山・御室小屋

山頂から8分で小屋に戻ってきた。

鳥海山・御室小屋のトイレ

御室小屋のトイレ棟。

鳥海山・御室小屋前と新山の溶岩ドーム

新山山頂から下りてきて、小屋を通り抜けた所の広場で遅めの山ランチにします。

鳥海山・御室小屋前の広場で食べるカップラーメン

[16:00]本当は新山山頂でお湯を沸かして食べようと思っていたものの、あまり広くなかったので小屋の前の広場でいただくことにしました。山小屋の夕食は17:30からですが、かなり質素な食事だと分かっているのでカップラーメン食べても大丈夫。日本海方面の絶景をおかずにすするカップラーは最高ですな。

鳥海山・御室小屋前の広場からの眺望

夕日はどうだろうなと思いましたが、日没時刻前からガスっちゃいました。

鳥海山・御室小屋の夕食

[17:30]受付の隣りの建物で夕食と朝食を取ります。

鳥海山・御室小屋の夕食

鳥海山御室小屋の夕食。食器が使い捨てなのは使える水の量に限度があるせいでしょう。水を使って調理しているのはご飯と味噌汁とお茶のみ。カップラーメンを食べておいて正解だった。

【2日目】七高山でご来光を拝んだ後、小屋で朝食を取ってから外輪山経由で下山

朝4時に起きて朝食前に七高山で御来光を見る

鳥海山・七高山山頂から眺める日の出直前の様子

[04:42]日の出前に七高山山頂に到着。中央右寄りの2つのピークは早池峰山(1,917m)と隣りの薬師岳(1,645m)。中央左側、空がオレンジ色になり始めている部分に見えるピークは岩手山(2,038m)と秋田駒ケ岳(1,637m)。その左に連なる平らなプラトーは八幡平(1,613m)。登ったことのある山がこうして見られるのは感動もの。

鳥海山・七高山山頂

七高山山頂には三角点の他に碑が複数あって結構邪魔である。

鳥海山・七高山山頂から眺める新山の溶岩ドーム

七高山の西側にある新山山頂にも朝日が届き始めた。

鳥海山・七高山山頂の北にあるピーク

七高山北側のピークの向こうには、男鹿半島に向って弧を描く秋田県の海岸線が見える。

鳥海山・七高山山頂から眺める岩手山、秋田駒ケ岳、八幡平、森吉山

北北東方面の山を少しアップ。森吉山はあまり聞いたことの無い山ですが、地元の人には秋田山として親しまれているようです。

鳥海山・七高山山頂から見た早池峰山

岩手の早池峰山と、栗駒山の北側にある焼石岳の間から太陽が昇って来そう。

鳥海山・朝日で真っ赤に染まる雲

[04:55]おおっ、日の出時刻の直前に雲が突然真っ赤に染まった。

鳥海山・七高山山頂から眺める御来光

04:57]酒田市の日の出時刻は05:05ですが、標高2,229mでは04:57が8月29日の日の出時刻になります。ばんじゃーい。

鳥海山・七高山山頂から眺める朝日

久しぶりに山頂で御来光を拝むことができました。

右端の山は月山(1,984m)。先日登った西吾妻山や蔵王も見えた。

鳥海山・朝日で赤く染まる七高山山頂

真っ赤に染まった鳥海山・七高山の山頂。

鳥海山・七高山山頂から見た新山

西隣の鳥海山・新山山頂も同じように赤く染まっています。

鳥海山・七高山山頂東側斜面

鳥海山東側斜面の緑の草原も真っ赤に染まった。

鳥海山・七高山山頂から見た秋田県男鹿半島方面

鳥海山から見た真北の方角。肉眼だと白神山地や岩木山がうっすらと確認できました。このカメラだとだめだ~。

鳥海山・七高山山頂から見た象潟

鳥海山から見た秋田県の象潟。「しょうがた」と読むのかと思っていたら実は「きさかた」でした。読めんぞこれは(笑)。

鳥海山・七高山山頂の紀元2600年記念の碑

紀元2600年7月、武運長久と彫られた石柱。西暦1940年(昭和15年)のもの。

鳥海山・外輪山の稜線と月山

絶景過ぎて写真を撮るのを止められない(笑)。この後小屋で朝食を取り、下山時は再びここに上がってきてから外輪山の稜線コースで鉾立登山口へ戻る予定です。

鳥海山・七高山から見た影鳥海

鳥海山・影鳥海

少し場所を変えたら影鳥海が見えた😺。新山山頂だと影鳥海がもっとよく見えるんでしょうな。

鳥海山・影鳥海と新山の溶岩ドーム

朝日を浴びる鳥海山・新山と、日本海に落ちた鳥海山の影である「影鳥海」。小屋の人によると、影鳥海を見られるほど天気の良い日はこの夏で5回か6回目だそうです。

影鳥海

影鳥海の山頂付近に自分の影も含まれているはず!

鳥海山・ご来光

[05:20]黒、群青、青、黄色、橙、紅と目まぐるしく移り変わる光のダンスが終わったので小屋に戻ります。

小屋近くの雪渓の下に出来た池が、まだ8月下旬だというのに凍りついていた。

予報では夜の気温が5℃まで下がるとなっていましたが、風が結構強かったので氷点下まで下がったらしい。寝袋の中も結構寒くて、ダウンジャケットの上に雨具を着てフードをかぶってプルプル震えながら寝ていました。

鳥海山・御室小屋で購入したペットボトルの水500円

6時の朝食までちょっと時間があったので下山時用の水を買っておいた。1本500円。

鳥海山・御室小屋の朝食

御室小屋の朝食。やはり水を使って調理したものはご飯と味噌汁とお茶のみ。卵は温泉卵でした。

鳥海山大物忌神社本社内部

鳥海山大物忌神社本社

朝食後、神社の本殿の扉が開いていたのでお参り~。中からまだ新しい木の香りが漂ってくる。

鳥海山大物忌神社本社

この扁額は古そうだ。写真を拡大すると大正十年と書かれているのが読める。天正かもしれないと思って調べると、天正十年は1582年なので天正ではなく大正で正解ですね。

鳥海山山頂御室小屋から外輪山コースで鉾立へ下山

鳥海山・七高山の虫穴

[07:02]御室小屋を06:50に出発し、12分でまた外輪山稜線のここへ戻ってきた。あの虫に食われたかのような岩が「虫穴」。御室小屋と外輪山の行者岳を結ぶショートカットは崩壊したらしく通行止めになっていますので、外輪山へ登れるルートはここのみです。

鳥海山・七高山から南東方面の眺め

幾重にも重なる山並みと雲の絶景。

鳥海山・御室小屋

1974年の小規模噴火時には火山灰が小屋の屋根に降り積もったそうです。

鳥海山・新山の溶岩ドーム

1801年に形成された新山の溶岩ドーム全景。

鳥海山東側の登山口、百宅口への分岐

百宅登山口への分岐を通過。百宅コースは昔ながらの鳥海山の面影が残る静かな登山道らしいです。左下に白く光る四角いものは百宅コース上の避難小屋。

鳥海山・外輪山から月山の眺め

中央左寄りの目立つ山が月山。そして庄内平野の鶴岡市が見える。

鳥海山・御室小屋

登りに使った千蛇谷の眺め。

鳥海山・外輪山の稜線

これから絶景を楽しみながらこの稜線を辿ります。

鳥海山・外輪山のはしご

ところどころハシゴが取り付けられています。無雪期で好天なら特に危険なところは無し。

鳥海山・外輪山の行者岳

[07:25]行者岳山頂を通過。このロープが張られている所が現在通行止めになっている、御室小屋と行者岳を結ぶ近道への入口。

鳥海山・外輪山の登山道

あ~こういう道はいいですね~。

鳥海山

山頂を振り返る。こうして見ると御室小屋はすごい所に建っている。

鳥海山・外輪山から眺める庄内平野と月山

遮るもの無く庄内平野を眺められる場所に出た。下山したら酒田の岩牡蠣とラーメンを食べるんだ!

鳥海山・外輪山の稜線散歩

この先の稜線上に見える御浜小屋まで、この天空の散歩道を楽しむ。

鳥海山・外輪山上の河原宿・湯ノ台分岐

[07:43]湯の台登山口への分岐を通過。

鳥海山・外輪山の伏拝岳(ふしおがみだけ)

ここは伏拝岳(ふしおがみだけ)の山頂でもある。

鳥海山から見る庄内平野全景

凹んで雪が残っている場所は火口の跡かな?

青空の下で青く映える鳥海湖

御浜小屋下の鳥海湖がはっきり見えるようになってきた。今日は快晴だから湖面が真っ青です。

鳥海山・外輪山~の男鹿半島方面の眺め

男鹿半島の先っぽが見えるようになった。

鳥海山・外輪山の文珠岳

[08:11]文珠岳を通過。

千蛇谷分岐のすぐ上からの眺め

この下が千蛇谷・外輪山分岐。すれ違う登山者の数が増えてきた。

千蛇谷・外輪山の分岐点

[08:36]千蛇谷・外輪山分岐に到着。ここで5分小休止。日の出とともに登り始めた人達と大勢すれ違う。

千蛇谷分岐~七五三掛は歩きづらい

千蛇谷・外輪山分岐と七五三掛の間も一部分、このタイプの登山道になっていて、すれ違いしにくい。

七五三掛の上を振り返る

七五三掛から青空の山頂(左奥)を振り返る。

一旦下って御田ヶ原へ登り返す

いったん下って扇子森の御田ヶ原へ登り返す。

御田ヶ原から鳥海山山頂を振り返る

御田ヶ原から山頂方面を振り返る。

御浜小屋から鳥海湖を眺めながら大休止

御浜小屋前から眺めた鳥海湖と月山

昨日は灰色だった鳥海湖が今日は真っ青である。残雪があると緑・白・青のコントラストが非常に美しく写真映えするはず。

御浜小屋内でペットボトルのドリンクを無人販売中

御浜小屋の宿泊営業は昨日がラストだったらしく、一時的に無人になっていました。山頂の御室小屋ではペットボトル1本500円だったが、ここは300円でちと安い。

御浜小屋内

小屋の中の様子。また管理人さんが戻ってきて小屋じまいをするのでしょう。

御浜小屋内で無人販売中だったドリンク

山頂の御室小屋と比べるととても安いと思ってしまい、コークとお茶を2本買ってしまった。

鳥海湖とコーラ

山で飲むコークは最高である。

鳥海山・賽の河原の辺りから御浜小屋方面を見上げる

賽の河原から振り返ると、昨日とはうって変わって青と緑のコントラストが美しい。

酒田市の沖合にある飛島

酒田港から35kmの距離にある飛島が見えた。ハイキングや釣り、海水浴などが楽しめる日本海の孤島です。酒田港から定期船「とびしま」が1日数便出ています。

酒田市の沖合にある飛島

少し引いてみるとこんな感じ。現在地から飛島までの直線距離は約40km。

鳥海山・奈曽川の渓谷

深くえぐられた奈曽川の渓谷。白糸の滝が近くにあるはずだが、音はすれども姿が見えない。

鉾立登山口~展望台付近までの舗装路

登山道が舗装路に変わればあともうちょい。

鉾立の展望台から見える御浜小屋

展望台の辺りから御浜小屋が見えました。ここから御浜小屋までの水平距離は2.5km。

鉾立登山口駐車場と象潟と金浦の港

ようやく鉾立登山口の駐車場が見えた。それにしてもこの地域は風力発電の風車が多いな。

鉾立登山口近くにある東雲荘

鉾立登山口に入ってすぐの所に建っているTDK所有の東雲荘。

鉾立登山口近くにある東雲荘

一般人も使えるとはいっても場所がイマイチすぎる。

鉾立登山口

[11:18]鉾立登山口に無事戻ってきました。おつかれ山~。

下山後のお楽しみは温泉と岩牡蠣と酒田ラーメン

まずは汗を流すため、鳥海ブルーラインで下ってきて最寄りの「鳥海温泉・あぽん西浜」でお風呂~。

ここは安いです。大人400円。

石原莞爾将軍の墓参り

石原莞爾将軍墓所

汗を流した後は、すぐ近くに満州国建国に力を及ぼした石原莞爾中将の墓地があるので今回も立ち寄ってみた。石原将軍は世界最終戦争論を唱えた人物として知られています。生まれは鶴岡市。

石原莞爾将軍墓所

石原将軍のレリーフがはめられた碑。

石原莞爾将軍墓所・記帳所

墓地内の記帳所。新しく建て替えられたようだ。墓地の敷地内はしっかり人の手が入っていて清潔感が保たれている。

岩牡蠣を求めてヤマサ鮮魚へ

酒田・ヤマサ鮮魚

事前の情報では道の駅鳥海ふらっとで岩牡蠣を食べられるはずだったが、残念なことに「岩牡蠣終了しました」の無慈悲な張り紙がしてあった。ガビーン。しょうがないので岩牡蠣で検索すると、すぐ近くの「ヤマサ鮮魚」で岩牡蠣をまだやっていると分かったので、ここでチュルチュルいきます。

酒田・ヤマサ鮮魚の岩牡蠣

まずはオススメされたメガ産の岩牡蠣980円を購入。メガってどこだ?と思った時にすぐ聞かないと駄目ですね。調べてみるとメガ産とは山形県遊佐町の女鹿(めが)のことを指すらしい。何故カタカナで書くんだ…??メガドライブかと思った(笑)。

こちらがメガ産の牡蠣になります。1個980円。お店の人が殻を開けて持ってきてくれます。チュルっと一気に飲んでしまうともったいないので、味わって食べました。

酒田・ヤマサ鮮魚の岩牡蠣

1個だけだと物足りないので、あと3つ!吹浦産と天然岩ガキと、酒田産を追加で注文。

左の吹浦産は小ぶりで600円。中央は天然岩ガキ(どこ産なのか書かれていなかった)900円、右は酒田産の岩牡蠣800円。香りも喉越しも最高でした。

ヤマサ鮮魚のメニュー。ホタテやサザエも気になったけど、これからラーメンも食べるので自重しておいた。

何だこりゃの地名「こあら」

酒田市こあら

ラーメン屋に向って国道7号を走っていると交差点に「こあら」の地名が掲げられているのを発見。思わず写真を撮っておいたけど、調べてみると「こあら」の由来は「古荒」からきているようだ。近くに「古荒新田」という地名があります。なーんだって感じですな。この先の羽越本線を越える陸橋を渡るとすぐに目指すラーメン店があります。

酒田ラーメン花鳥風月本店

酒田ラーメン花鳥風月・酒田本店

酒田はラーメンが美味しいと聞いていたので、花鳥風月というラーメン店に寄ってみた。ここは花鳥風月の本店で、他にも山形市に2店舗、鶴岡にも1店舗を構える人気店らしい。

場所はここ。広い駐車場が店舗前にあります。

酒田ラーメン花鳥風月・花鳥風月ラーメン

券売機で、人気ナンバーワンだという「花鳥風月ラーメン」をチョイス。これは海老ワンタンと普通の肉ワンタン、チャーシューが入った全部入りのラーメン。透明な醤油味で、魚介ベースのあっさりしたスープは全部飲み干してしまいました~。最近流行りの煮干し系とは全く違う、透明感のあるスープは下山後のはらわたに染み入った😋。煮干しはもう飽きたのでこれは旨い~😋。このスープなら3杯くらいイケそうな気がしましたが、これから6時間の運転があるので1杯でやめておきました(笑)。

ラーメンの後は鶴岡の金太郎という地元の回転寿司で美味しい寿司も食べたいな~と思っていましたが、ランチの営業時間(平日は14:00まで)を過ぎてしまっていたので諦めてそのまま帰路につきました。土日祝日だったら11:00から20:30まで通しで営業しているそうだ。

まとめ

鳥海山登山の計画を立てる度に、台風など悪天候のため何度も中止してきましたが、今回ようやく実行することができました。遠いのでやはり好天を狙える日でないと登る気になれないんですよ。日本海に面する独立峰である鳥海山山頂の山小屋に宿泊して、御来光と共に日本海に落ちる鳥海山の影も見られてラッキーでした。山小屋は寝袋などの寝具を持参することになっています。夜の気温が冷え込むことが予想される場合はマットも忘れずに持参することをおすすめします。

山頂で御来光を拝みたい場合は、東側にある七高山の方がおすすめ。それに対して、日本海に落ちる影鳥海をバッチリ見たい場合は日本海側にある新山の方がおすすめです。どちらの山頂も小屋から20分程度で行けますので、真っ暗な岩場をヘッドライトを頼りに登る必要はありません。是非天気の良い日を狙って登ってみてください。下山後は酒田ラーメンがおすすめ。

今回の鳥海山小屋泊山行を動画で振り返る

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