2019年7月14日(日)、山へ行きたいけど梅雨前線の影響で東北地方の一部以外ほとんど雨という状況下、岩手の真ん中辺だけ晴れ間が望めそうだということで行ってきました早池峰山(1917m)。13日(土)の21:30頃に出発し、雨で速度規制が出る中、東北道をひたすら突っ走ります。途中で何度か仮眠を取りながら花巻インターを降りたのが朝の5時半ごろでした。
今回の山行ルート:早池峰山往復
- 出発時間/標高:07:30am/1245m
- 早池峰山山頂の標高:1917m
- 到着時間/標高:13:20pm/1245m
- 合計時間:5時間55分
- 歩行距離:4.7km
- 累積標高(上り):678m
- 累積標高(下り):767m
早池峰山のメイン登山口としては河原の坊と小田越があり、河原の坊コースが登山道崩落のため閉鎖中。そして2019年6月9日から8月4日までの土日祝日、午前5時から午後1時の間、車輌乗り入れ規制があるため、今回は岳駐車場に車を停めます。7:00のシャトルバスに乗り、25分くらいで小田越の登山口に到着。シャトルバスは30分おきに出ています。
今回の交通費:
高速 | 浦和I.C.→花巻I.C. | 7,000円(ETC割引・片道) |
バス |
岳駐車場→小田越登山口(片道) |
800円(大人)400円(小学生) |
今回の交通費は高速料金往復14,000円とシャトルバス往復料金(大人2人と小学生1人)4,000円の合わせて18,000円プラスガソリン代でした。最初は夜行バスで盛岡まで行く計画を立てたものの、座席を3人分確保できなかったため自家用車で行くことに。いやしかし、夜通し岩手まで運転して山を登り降りしてそのまま車で帰宅して翌日仕事、というのはあまり安全ではないのでおすすめしません。おとなしく新幹線を使って盛岡で前泊するのがベターでしたね。
小田越登山口~早池峰山山頂
満員のシャトルバスに乗るまで準備が忙しくて写真を撮ってるひまが無かった。7:30に登山口を出発。
日が差し込んで蒸し暑い樹林帯をしばらく登る。これは登山道整備の方が集めた浮き石かな?こんな樹林帯にケルンを積む意味なんてないしな。
突然視界が開けて森林限界の上へ出ま~す。雲が無ければ南側に薬師岳を望める。
反対側には早池峰山の山頂方面。あそこが山頂かと思いきやハシゴ場などまだまだ続きます。
余裕のよっちゃん。
稜線に上がるまでこんな感じのガレ場が続きます。吹き上げる風が気持ちいい~。
上を見上げるとうろこ雲。昼過ぎには天気が崩れ始めるはずです。
こんな岩があったら登りたくなるらしい。
早池峰山は高山植物の宝庫としても知られていて、稜線近くには登山道の両側に色々な花が咲き乱れていました。ハヤチネウスユキソウは結構特徴ある花で、エーデルワイスっぽい形で薄く毛が生えている。あまり花に興味がない私でもカメラを向けるほどキレイな花ですね~。ここ早池峰山の固有種であるこの花を見るために早池峰へ来る人も多いらしい。
稜線に出ると平坦な道になり、すぐに小屋が見えてきます。小屋の先をちょっと登ると社のある山頂に到着@10:10。もうこの時間帯になるとガスってしまって眺望は何も得られませんでした。結構人だらけであまり写真も取らず。
ランチはまたカップラーメン。デザートにヨーカドーで買ったフルーツパックとサイダーを合わせたフルーツポンチ。山で飲むコーラや炭酸は何でもうまい!
早池峰は携帯トイレ推奨
早池峰山は携帯トイレの持参が勧められています。登山口や山頂の避難小屋で携帯トイレ3つセットが1000円で売られているので、持っていない方は購入しておくといいかも。1個はいくらだったか忘れました。登山口にはトイレがあるものの、百名山で花の宝庫として人気がある早池峰山は登山者が多いため、携帯トイレを実際に使えるのは樹林帯にあるトイレブースか山頂避難小屋のトイレブースだけでしょう。森林限界の上はガスっていない限り上下から丸見えです。心配な人は目隠し用にツェルトが必要。
山頂~小田越登山口
1時間ほど山頂で休憩して下山開始。山頂直下は木道があって歩きやすい。
これが小田越コースのハシゴ場。登る時は上を見上げると人の尻だらけだったので写真を撮らなかったけど、上から見るとこんな感じ。高度感はありますが垂直ではないので初心者でも何とかなるかな?ハシゴは2段階に分かれていて、下段は1本。上段は2本のハシゴがあります。下段の方は脇にロープがあり、そっちも使える。
早池峰山を歩いていると気がつくのがこの滑りやすい蛇紋岩。尾瀬の至仏山や北アの白馬鑓ヶ岳の辺りでも見かける岩で、雨に濡れると滑りやすくて難儀する。今回も下山時に雨が降り出したので、ソールがすり減った登山靴を履いている私は結構緊張しましたね。
ずっと浮き石だらけのガレ場を見上げる。登りはマシだけど下りは神経使う。
途中で登山道の整備をしている方が浮き石を集めて脇によけてくれていました。ありがとうございま~す!
予報通り途中から雨が振り始め、視界の効かない中を下り続けると樹林帯に入る。
樹林帯に設置されているトイレブース。携帯トイレを使いたいけど人の目が気になる場合はここを使います。早池峰山は登山客が多いので助かりますね。
下の方からバスのエンジン音が聞こえるな~と思っていると登山口に戻ってきた~!早池峰の木道は手の込んだ加工がしてあって滑りにくくて良いですね。登山口に携帯トイレ用ゴミ箱があるのでありがたくポイさせていただきます。
小田越登山口の様子。帰りのシャトルバスはこの写真の左手の方へ下るのでこっち側で待ちます。
登山口のすぐそばにトイレが設置されている。20分くらい待ってシャトルバスに乗り込んで岳駐車場へ。
下山後は花巻のわんこで有名な「やぶ屋」でそば
下山後は釜石自動車道の東和I.C.すぐそばにある東和温泉で汗を流し、夕食は花巻で有名な「やぶ屋」へ向かった。夜の部開店時間の17:00ちょうどに店に到着。この店はわんこそばが有名。100杯以上食べる気満々で訪れたものの、わんこは大人2人からですと言われ、泣く泣くあきらめて普通のメニューから選びました。
こちらはお子様セット(600円)。これで600円は安い!ここは宮沢賢治がそばを食べに通ったお店らしいですよ。
やぶ家花巻総本店 | https://yabuya.jp/ |
食後は花巻の中心部を散歩してみた。
賢治の広場は17:30で閉まっていた。日曜の夕方だから人がいないんですかね?
というわけで、花が咲き乱れる早池峰を登り、温泉に入って美味いそばを食べられたという山行記録でした。わんこそば100杯達成の目標を成し遂げるのはまたの機会で。
Reliveで今回の山行を振り返る
Relive ‘2019/07/14 早池峰山ピストン’