日程 | 【日帰り】2022年12月11日(日) |
メンバー | ぬこしち・まさ |
天候 | 晴れ時々曇り |
アクセス | 利用交通機関 車鹿嶋神社本殿の手前にある駐車場(無料)を利用。 |
佐野~足利~桐生の周辺に良さそうな低山が数多くあることを知り、最近はこのエリアに来ることが多くなったような気がします。今回は下山後に佐野ラーメンを食べられる山にしようと思い、「三床山(みとこやま)」という低山を見つけたので登ってみることにしました。稜線上の眺望がなかなか優れていたので、晴れた冬の空気が澄んだ日に登るといいと思います。
地図・ルート・標高グラフ・移動ペース
歩行距離:3.7km
累積標高:322m(登り)、307m(下り)
歩行時間:1時間54分
休憩時間:24分
グレード:
コース定数:8
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。
行程とコースタイム
- 日帰り
- 行動
- 1時間54分
- 休憩
- 24分
- 合計
- 2時間18分
今回の山行の費用
交通費 | 高速 | 浦和~佐野田沼 | 1,680円(ETC休日) | 計 | 3,360円 |
佐野田沼~浦和 | 1,680円 |
参考リンク
鹿嶋神社本殿手前の駐車場から反時計回りに周回するコース
鹿嶋神社手前の駐車場から三床山
[10:32]三床山の登山口である鹿嶋神社手前にある駐車場を出発。今回の周回ルートは休憩なしだと2時間で帰ってこれるので遅めの出発でもOK~。
奥の方の駐車スペースから、一床山か二床山へ向かう場合は登山口が若干分かりにくい。
さっきの駐車場から少し戻って、鹿嶋神社方面へ向かう。何だか色々注意書きがしてあるぞ。
登山者が増える週末は多分大丈夫だろうけど、狩猟期間中の平日は危なそうな予感。
夏は山蛭に注意。冬は大丈夫。しかし栃木のこの辺にも蛭が出るようになったか~。もっとも埼玉の春日部の豊春駅近くに上蛭田・下蛭田という地名があるし、関東平野が湿地帯だった頃はもともと蛭がよくいたのかも。
登山道がすぐ横を通っている鹿嶋神社の本殿へ寄り道してみます。杉の巨木が林立している。
なかなかおもしろい顔をしている狛犬。
ここが本殿ということは拝殿が下の方にある。車で駐車場に向かう途中、左側に拝殿があるので時間があればそこも寄り道してみるといいかも。
ほほ~、山の中にあるにも関わらず、しっかりと手入れがされている。
登山者への注意ではなく、猟師に対する注意書き。全身黒い登山ウェアだともしかすると熊と間違われるかも(笑)。
神社の裏に落とし戸式の罠が設置されていた。クマ用にしては網が華奢なのでイノシシ用だろうか?
おがくずのような撒き餌が罠の中まで続いていた。おがくずに釣られる動物はいそうにないから、、、これは米ぬかかな?
登山道に戻り、少し歩くと尾根コースと沢コースの分岐。道標が結構新しいのでおそらくどちらのコースもちゃんと整備されているはず。今回は無難に尾根コースで行きます。
隣のゴルフコースの辺縁をぐるっとまわる道と尾根コースの分岐。低山だと周辺の地形が分かりにくいので、道標が整備されていると助かります。
なぜかシーンと静まり返った林の中を登る。何かいそうな予感がしたけど、何も出てきませんでした~。
落ち葉が多く、濡れていると滑りやすそうな斜面に設置されたお助けトラロープ。
三床山山頂の手前辺りから見晴らしが良くなった。紅葉まっさかりの時期に来るときれいでしょうね。
南西方面に目立つ山は「大小」の文字が掲げられた大小山。佐野市と足利市の境にある山です。
子連れで大小山を登ったと時の記録。
急斜面を登り切ると、落ち葉が敷き詰められたなだらかな稜線に出る。
その稜線の先にあるのが三床山山頂(334m)。
三床山山頂にはいくつか祠が設置されていた。これは彫られた文字がまだ読める比較的新しいもの。昭和7年建立。
これは「中﨑岩下」しか読めない。意味もよく分からない。設置した人の名前だろうか?
北の方には日光連山が見えるはずですが、本日はあまり遠くまで見通せず。
三床山山頂は日当たりも良く、休憩するのにちょうどよい。お湯を沸かしてカップスープの軽食を取るつもりだったのに、ガス缶だけ自宅に忘れてくるという大失態🙀。やはり当日の朝に準備すると忘れ物しちゃうな~。まあしかしこの日だまりで20分ほどぼんやりと大休止するのは気持ちよかった。
三床山~二床山の岩がちな稜線
[11:31]休憩後、次の二床山へ向かって出発。下の鞍部の向こうに見えているので気分は非常にラク。
すぐに鞍部へ降りてきた。
[11:35]登山口から沢コースで登ってきた場合はここに出てくる。
鞍部から二床山へ登る途中、気をつけていないとこのピンクリボンの付けられた太い枝に思いっきり頭をぶつけるので注意(笑)。
ここもかつては海の底だったのだろう。
振り返ると三床山の丸い山頂が見えた。
[11:40]三床山~二床山間は岩が露出している場所が多く、複数箇所で簡単な岩登りを楽しめる。
視界が開けていた北東方面には無惨な岩肌を晒す山が見えた。石灰岩の採掘場だそうだ。ということはやはりこの辺りは、大昔すべて海の底だったようですね。
三峰山という佐野市と鹿沼市の境にある山の採掘場のようだ。
[11:44]二床山山頂へ至るまでの間、何度か岩登りをこなす。危なくなはい。ほんとの初心者だと怖く感じるかも。
[11:46]鎖場を登ると、眺めの良い丸太のベンチがあった。
南東の方を眺めると三毳山(みかもやま)とその手前の唐澤山城跡、そして奥の方に渡良瀬遊水地の水面が見えた。今日は雲が多いし空が霞んじゃってますね。
[11:49]稜線の北の方へ分岐があり、小三床山から一床山へぐるっと大回りするルートも取れる。
二床山のあたりから見た次のピークである高松。名前の通り松が生えているのが見える。
二床山~高松経由で駐車場へ戻る
高松経由で登山口の駐車場へ向かいま~す。
高松のあたりも地面は岩っぽい。これは高松の手前から眺めた三床山~二床山の岩がちな稜線。他の登山者も数組見える。
名前の通り、高松の山頂は松の木が群生している。
[12:20]三床山から約1時間で高松に到着。なぜここだけ松の木が多いのだろうか?
高松からの下りは落ち葉で覆われていて滑りやすい。一部踏み跡さえも分かりにくい所があった。
緩めのアップダウンを繰り返しながら高度を下げてゆく。
普通の雑木林に出ると駐車場はすぐ。
ちゃんと笹が刈払われた登山道に合流。
ここが一床山と二床山の分岐点でした。
刈払いがなされておらず、道標も無かったらここが分岐点だとは分かりづらいかも。
すぐにフェンスと太陽光パネルが見えてきた。
この奥の太陽光発電パネルの向こう側に登山道があります。
[12:50]駐車場に無事到着。今回歩いた三床山の周回ルートは、見晴らしの良い稜線散歩と軽い岩登りを楽しめました。岩場に恐怖心をおぼえる人もいるかもしれないので、ほんとの初心者向けではありませんが、2時間でぐるっと回って下山できる非常にお手軽な低山です。夏よりも、落葉して空気が澄んでいる冬の晴れた日に来ることをおすすめします。
下山後は佐野らーめんの有名店「おぐら屋」へ
今回は三床山登山口から車で約10分ほどの所にある「おぐら屋」へ行ってみました。建物はラーメン屋らしからぬ、南欧風のデザイン。13:30頃に訪れたのにもかかわらず、まだ順番待ちの列ができていました。名前を記入して待ちますが、店自体が大きいのでそれほど長くは待たなかった。よかったよかった。
私は大盛りチャーシューを頼んでみた。大盛りなのに880円で、普通のラーメンは605円となっていた。あらやだ結構安い。
佐野ラーメンの特徴は、青竹を使って捏ねた手打ちの縮れ麺でこんな感じの中太。すすってみるとあまり歯ごたえを感じなかったので茹ですぎたのだろうか?柔らかいうどんのような食感。チャーシューとスープはうま~い😋。しかしこれなら浦和のたかのさんの方が美味いな~。
餃子も一皿注文した。あ~これ美味しい😋。冷凍の餃子をお土産に持ち帰れるみたいですよ。
大きい店で店員も多いのに何故か水はセルフサービス。客席の奥の方に座らされた人は水を取りに行くのが面倒くさくなると思われ。