日程 | 【日帰り】2022年04月10日(日) |
メンバー | ぬこはち・まさ |
天候 | 快晴 |
アクセス | 利用交通機関 車日和田山登山口前の駐車場(300円)を利用。西武池袋線高麗駅から登山口まで距離1kmで徒歩13分。 |
地図・ルート・標高グラフ・移動ペース
歩行距離:6.8km
累積標高:420m(登り)、403m(下り)
歩行時間:1時間53分
休憩時間:2時間3分
グレード:
コース定数:11.6
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。
行程とコースタイム
- 日帰り
- 行動
- 1時間53分
- 休憩
- 2時間3分
- 合計
- 3時間56分
今回の山行の費用
交通費 | 駐車料金 | 日和田山登山口前の駐車場 | 1日300円 | 計 | 300円 |
参考リンク
民間の有料駐車場から日和田山と物見山を往復
[07:00]日曜の朝、日和田山登山口に一番近いこの駐車場には続々と車が入ってきた。
ブルーシートの屋根がかけられたテントがあり、ここで300円を払う。
封筒がぶら下がっているので、自分の車のナンバーを書き、300円を入れて料金箱に投入。ヒガンバナの開花時期は料金が500円に上がる模様。
駐車場の片隅には故田部井淳子さんの碑があった。意外と新しそうだ。
日和田山登山口~日和田山山頂
[07:15]では出発~。今日は暑くなりそう。
出発してすぐの所にトイレがあります。
次のトイレは日和田山を通り過ぎ、物見山の登山道入り口手前にあります。
男坂経由で日和田山山頂へ登り、物見山から戻ってきたら日和田山山頂は巻いて、女坂で下るルートで行きます。
最初はこんな感じの道。
[07:23]一の鳥居を通過。
すぐ先に男坂と女坂の分岐がある。行きは男坂、帰りは女坂で行くことにしま~す。
ロッククライミング用の岩場への分岐でもありますが、右上の男坂へ。
この分岐には水場もある。ただしこの水が湧き出る谷間のすぐ上には女坂の登山道があるわけで、清潔かどうかは検査しないと分からんぞな。大腸菌なんかが出るかもよ。
男坂に入るといきなり急登に。
岩場と言ってもそれほどきつくはない。
初心者に岩場での足の置き方を練習させたり、おニューの登山靴を慣らし運転するのにちょうどいい山ですな~。
岩場の上の方に来ると視界が開けて巾着田がよく見える。 おー、ほんとに巾着の形だ。
二の鳥居越しの巾着田。
南西には奥多摩の山越しに富士山が見えます。
二の鳥居のすぐ上に金毘羅神社。
日和田山山頂
[07:51]登山口から歩行時間22分で日和田山山頂に到着。あっという間だ。
日和田山の宝篋印塔
日和田山山頂に鎮座するこの形状の塔は「宝篋印塔」といい、鎌倉時代以降各地に作られた。茨城県の筑波山から南西6.8kmのところにある宝篋山(小田山)には、1260年頃に建立された同じ形式の宝篋印塔がいまもよく保存されて周囲を見渡している。
その他の山にある宝篋印塔
これがつくば市の宝篋山(461m)山頂に立つ宝篋印塔(1260年ころ)。
これは大菩薩峠にある宝篋印塔。形が違う。専門家ではないので形の違いの意味は分かりませ~ん。
日和田山山頂の宝篋印塔は享保十年建立
日和田山の宝篋印塔には「享保十乙己天 寶篋塔基 三月吉祥日」と彫られている。享保年間は西暦1716年~1736年で、乙巳(きのとみ)は1725年になります。「天」は「年」を表す。隠れキリシタンが「年」を「天」と表記することが多かったそうですが、宝篋印塔の意義からすると隠れキリシタンとの関連は薄いと思われる。
日和田山の南側は飯能や青梅方面になります。
日和田山~物見山
山頂からザレた斜面を下って物見山方面に続く登山道へ合流。
合流地点を振り返るとこんな感じ。帰路は日和田山山頂を巻くので右手の「→巾着田・高麗駅」へ向かいます。
奥武蔵自然歩道は歩きやすいですな。
舗装道路に出たらそこが高指山への入り口。
ここにはちょっと前まで無線中継用のアンテナが建っていたのだが、不要になって撤去された。不自然に四角い空き地と、使われなくなった局舎が残されている。
無線中継用アンテナの塔があったときは立ち入ることのできなかった高指山山頂。2021年に新しい標柱が建てられたばかり。右の岩は元々そこにあった山頂の岩なのか、後から設置されたものなのかどっちなんでしょ?
塔を撤去したのならついでに右の局舎もついでに撤去してほしかったな。高指山山頂は特に眺望はありません。
駒高集落まで舗装道路を歩くと、道路沿いの桜がちょうど満開でした。
集落の手前に東屋とトイレがあり、休憩にちょうどよい。このトイレも高指山の標柱と同じくらい新しい。
そして物見山への登山道入り口手前にある売店が「ふじみや」。朝8:30だとまだ開いていませんでした。帰りに覗いてみる。
駒高に咲いていたやたらピンクな花。なんだろ?
ふじみやの前を通り過ぎ、斜め上へ入っていく道が物見山への登山道入り口。ここから物見山山頂まで15分程度です。
久しぶりに「猿より頭の毛が三本?」の看板を発見。昔よく丹沢で見かけた。
物見山山頂と五常の滝方面の分岐。左へ行くと物見山山頂を巻いて五常の滝を経由し、武蔵横手駅方面へ行ける。
[08:45]物見山山頂へ到着。
物見山の標柱があるからここが標高375mの山頂なのかと思いきや、三角点のある375m地点は少し北側の森の中だった(笑)。
まだ9時前だというのに日差しが強烈なので、端っこにある古い方のベンチで早めのランチを取ることにしました。
早めのランチは山うな丼
今日はレトルトうなぎを持ってきた。中国産と記された安めのうにゃぎ。むか~し、中国産の激安レトルトうなぎ(3ドル)を一口食べてあまりのヘドロ臭さに吐き出してしまったことがありますが、久しぶりに挑戦してみることにしました。これは確か980円くらい。3USDよりはマシでしょ~(笑)
ご飯は飯盒で炊き、その間にレトルトうなぎは湯煎する。
10分ちょいで炊けた炊けた。やはりパックご飯やアルファ化米よりもちゃんと炊いたお米の方がうまい。
山うな丼の完成で~す😋 中国産のレトルトうなぎのお味はどうだったかというと、柔らかすぎるという点を除けば十分合格点!網で焼けば良かったかも。タレは別売りのものを持ってきたし、山椒でピリリとさせるとさらに味が引き立ちました。タレご飯おいちい。あの3ドルのうなぎの正体は一体何だったんだろうか??
物見山から、日和田山山頂を経由せずに女坂で下山
抗ヒスタミン剤なしでは鼻水で死んでしまいそうな杉林の中の道を戻る。
この「山道→」はどこへ繋がるのだろうか?駒高の集落の本体の方かな?
[10:16]帰り道に寄ったらふじみやは営業中でした。日和田山と物見山の山バッジを購入。
バッジを買ったついでに中の様子を見せてもらった。周囲はすごくのどかで日当たりのよい山村の雰囲気。色々な花が咲き乱れている。こんな所で猫になって余生を過ごしたい😺
ふじみやから見た富士山方面。この時間になると霞んでしまい、富士山はうっすらとしか見えなかった。南西方面だけ視界が開けている。
駒高集落から車道をちょっと歩き、高指山の所で再び登山道に入る。この分岐で右に行くとロッククライミングのゲレンデ前に出るはず。日向の集落に出てしまうと駐車場まで遠回りになりますが、巾着田も見て回りたい場合は、日向から巾着田を反時計回りに歩いて駐車場に戻るといいかも。
日和田山の山頂を登り返さずに金比羅神社へ戻る。
[10:49]金比羅神社の裏に出た。
落書きだらけである。
2週間くらい前だと巾着田の桜が「Ω」の形に見えてきれいだったのかも。
女坂の核心部を下る。男坂より明らかに楽ちん。
ご丁寧に手すり付きである。
[11:04]スタートから4時間(休憩込み)で戻ってこれた。この時間から登り始める人達が続々とやってきていましたので、朝7時スタートで正解だったかな。冬のよく晴れた日だともっと空気が澄んで、富士山など遠くの景色がさらによく見えたでしょう。