2012年11月29日(木)、丹沢の鍋割山(1,272m)を単独で往復してきました。本来の計画では鍋割山と塔ノ岳を登頂後、大倉尾根でバス停まで下山する予定でしたが、寝坊してスタートが遅れたため、鍋割山のみの記録です。
今回の山行ルート
自宅から新宿経由で小田急渋沢駅に着くのが08:00という計画でしたが、思いっきり寝坊したため渋沢駅着が10時!小田急に乗っている間、中止しようか迷ったもののヘッドライトはあるし、ちょうど日没時刻ごろに下りてこれるだろと考えて、鍋割山ピストンに計画変更で行ってきました。
歩行距離:15.8km (往復)
標高差 :982m
累積標高:1,520m
歩行時間:7-8時間
グレード:
鍋割山を往復するだけならそれほど難しいところはありませんが、大倉バス停から歩き始めると休憩込みで7~8時間かかるので初心者向けではないですね。塔ノ岳も回るともっとかかります。大倉バス停(標高290m)と鍋割山頂の標高差は982m。累積標高差が結構大きくなっていますが何でだろ。GPSの誤差かも。
大倉バス停~二俣~鍋割山
[10:30]15分ほどで大倉のバス停に着き、準備を整えてから住宅街と畑の中の舗装路を通って林道へ向かう。二俣まであちこちに記念碑や銅像があった。
途中の分岐で丹沢県民の森へ向かう橋を渡りかけてしまったものの、気が付いて二俣への林道に戻った。
登り始めた時間が遅いので前後に誰もいない。
途中、すでに使われなくなった県立登山訓練所の建物が見えた。ここは1964年から1997年まで運用され、その後廃墟になっていましたが、2016年に解体・撤去された模様。
奥の方に来ると紅葉が目立ってきた。
紅葉の時期は終わりを告げていたが、まだ部分的に残っていた。
林道歩きは次第に飽きてきますな。
林道終点の二俣には水の入ったペットボトルが山積みになっていて、ボランティアで水を鍋割山荘まで歩荷してくれる人を募集しています。ほとんど2リットルで、中には5リットルくらいありそうな焼酎用?のペットボトルも。赤いポリタンは燃料かな?
では登山道に入りま~す。
後ろを振り返る。車はおそらく小屋の人のもの。
ここから後沢乗越まで杉林の中の急登が続く。
まああまり面白くない。
春の花粉の時期じゃなくてよかった。
後沢乗越からも樹林帯の登りが続き、時々見晴らしの良い場所があるものの、飽きてきたころに鍋割山山頂の下に出る。
山頂はまだかいな~?と思っていると小屋のソーラーパネルが見えた。
鍋割山山頂
[13:30]標準コースタイムより若干早めで鍋割山荘に到着したので、早速鍋焼きうどん(1,000円(2012年当時))を注文。自分で作った方が安いとか美味いとか無粋なことは言わず、土鍋で食べる鍋焼うどんを楽しみましょう。食材は全部小屋の人が担ぎ上げているはずです。で、肝心な鍋焼うどんの写真を撮らなかったんですよね~。食べるのに夢中になってしまった(笑)うどんを作るのに必要な水は全て二俣にあったペットボトルの水を使っているので、余裕のある人はぜひ担ぎ上げるべし。筋トレだと思えば何とかなる。
意外とよく富士山が見えた。
こんな感じ。
平日でランチには遅い時間帯だったので、鍋焼うどんを食べるのに座るテーブルには困らなかった。
うどんをすすっていたらヘリが荷物をぶら下げてやって来た。
ぬお~、枯草やら何やら一杯飛んでくる!うどんを守るのに必死だった。
さて、ヘリは荷物を切り離したらすぐにどこかへ飛び去った。今日は下の方の空気が澄んでいたので、相模湾が割とよく見えた。↑江の島がかすかに見える。
これは秦野と二宮方面。
小田原方面に目をやると相模湾の向こうに伊豆大島の影が見えた。真冬に来るともっとよく見えるでしょうね。
鍋割山から下山
休憩しているうちに14:00を過ぎてしまったので、ちょいと急ぎ気味で下山します。11月29日の日没時刻は16:30。しかし後沢乗越から下は尾根の東側の谷間なので、実際はもっと早く暗くなります。
下山中は周りの風景がよく見えるので紅葉がきれい。林道にたどり着いたのが16:00過ぎで、もう暗かったですね。林道ならヘッドライト無しでも何とか歩けますが、尾根上で追い越したパーティは真っ暗な登山道を下っているはず。大倉バス停で登山靴の泥を落として着替えると、すぐにバスが来たので渋沢駅へ。小田急への乗り換え時間が短かったので急いで階段をダッシュ。寝坊したせいでなんだか忙しい山行でした。おつかれ山~。
Reliveで今回の山行をふりかえる
Relive ‘2012/11/29 鍋割山ピストン’