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2024-04-27(土)

【東北・福島】 台風一過の平日、安達太良山 (1700m)のくろがね小屋でひとっ風呂浴びる

ロープウェイ山頂駅から安達太良山山頂までの標高差は350mで初心者向け。

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2013年9月19日(木)、台風が通過した後の快晴の日に安達太良山を日帰りで登って源泉近くの温泉に入ってきました。東北道を使って3時間半ほどであだたら高原スキー場の駐車場に到着。紅葉シーズンの土日祝日はスキー場に近い方の駐車場が有料になりますが、基本的に駐車料金無料。有料になる日付は紅葉シーズン直前になると【http://www.adatara-resort.com/green/】の「あだたらブログ」に書き込みがあるはずです。

今回の山行ルート

スキー場のロープウェイ片道利用でぐるっと回るルートです。このルート上のトイレはロープウェイ山麓駅、山頂駅、くろがね小屋の3か所。

コースタイム:

あだたら高原スキー場山麓駅(8:30)-山頂駅(8:40/8:45)- 表登山口分岐(9:10)-山頂(9:40/9:45)-乳首(9:50/10:05)-牛の背・峰の辻への分岐(10:20/10:35)-峰の辻(10:50)-くろがね小屋(11:20/12:00)-勢至平分岐(12:30)-駐車場(13:30)

ロープウェイ山麓駅~安達太良山山頂

あだたら高原スキー場駐車場
あだたら高原スキー場駐車場

よく晴れた青空の下、ロープウェイの運行開始時刻の8:30に合わせて駐車場に到着。周りの車のプレートを見ると日本各地から人が集まる人気の山だという事がよく分かります。

あだたら高原スキー場ロープウェイ山麓駅

ロープウェイ乗り場の建物。

あだたら高原スキー場

上の方に山頂駅。

山頂駅を降りて登山道入口

ロープウェイを降りて右手の方に行くと見晴らし台があり、「この上の空がほんとの空です」と刻まれた柱が立っているはずなのですが、うっかりそのまままっすぐ登山道へ向かってしまった。

突起状の安達太良山山頂が見える

智恵子抄で有名な空を見上げると今日はこんな感じでした。ちょっと飛び出た岩場が安達太良山の山頂。

福島市方面のながめ

今回たどったルートはよく整備されていて、ロープウェイ利用の山頂往復なら初心者でも特に問題なし。途中で東の方を振り返ると福島市の市街地が良く見えた。

安達太良山山頂の乳頭部

次第に灌木の背が低くなってきて、表登山口への分岐点に到着。ロープウェイ山頂駅を出発し、私の脚で1時間後に山頂へ到着。安達太良山の三角点はポコッと飛び出した乳頭部の岩場の上にあります。

安達太良山山頂

安達太良山山頂の三角点はこの上岩場にはちょろっと鎖が付いていますが夏場なら特に問題なくてっぺんへ上がれます。今日の眺めは素晴らしく、磐梯山はもちろん遠くの飯豊連峰も見えまし た。台風が通過した翌日だったらもっと空気が澄んでいたかもね。

安達太良山山頂の岩場を登る

山頂直下の岩場。

中央奥に見えるのが安達太良山の西に位置する磐梯山。

安達太良山の三角点。土台が崩れている。

ちょっと気になったのが三角点が土台ごと崩れていた事。磐梯山山頂の古い三角点が消失し、2010年に再設置・再測量されたのと同じ事が起こらないようよう願うばかり。

安達太良山山頂~くろがね小屋

牛の背から鉄山方面を見る

昼食にカロリーメイトだけ食べてから、牛の背の稜線を伝って噴火口跡を見に行きます。噴火口は1997年に濃霧で登山道から外れた理容師のパーティー14人の内4 名が硫化水素のため亡くなった所でもあります。今でも沼の平の火口付近や、くろがね小屋の上にある源泉付近は立ち入り禁止となっています。

安達太良山噴火口

安達太良山噴火口の様子。火口の眺めを堪能した後、くろがね小屋を目指して下ります。峰の辻からの下山ルートで、くろがね小屋を通過せずに篭山の中腹をトラバースして勢至平へ向かうコースがあるのですが間違ってそっちへ入ってしまいました。すぐに気がついてくろがね小屋へ向かうコースへ復帰。

峰の辻の道標峰の辻の分岐。

峰の辻から山頂を振り返る

峰の辻から山頂を振り返る。

岳(だけ)温泉↑

岳(だけ)温泉への道しるべ。

鉄山を見上げる鉄山の方を見上げる。

くろがね小屋の上の方

数日前の台風で若干荒れて踏み跡が不明瞭になったガレ場を下り、どんどん高度を落としていくと灌木帯に入り、しばらくするとくろがね小屋が突然現れます。そのすぐ上には立入禁止の看板があり、岳温泉の源泉がここ。8kmもの距離をパイプを使って湯を供給しているそうな。立入禁止の看板の先が廃道になった登山道です。

くろがね小屋くろがね小屋に到着。ここでお風呂休憩~。もちろんまだ下山途中なので登山口にたどり着くまでにまた汗をかく予定。

くろがね小屋温泉の浴室かけ流しで白濁した酸性泉を楽しむ事が出来るくろがね小屋の内湯。平日の昼間で、お客は私一人。

くろがね小屋の風呂から見た景色

お湯をなめてみるとかなり酸っぱい。梅干し並みの酸っぱさです。酸性のお湯で硫黄の香りがすごい温泉は初めて。窓を開け、始まったばかりの紅葉と青い空を眺めながら温泉に浸るのは最高に気持ちいい。入浴料は¥400

岳温泉源泉の温泉成分表

成分分析表を見てみるとここのお湯はpH2.5で、全身消毒されているような感じがする。入浴も含めて40分ほど休憩してから出発。小屋から下は車のタイヤ痕が残っているくらいの歩きやすい道になります。小屋までの荷揚げ用にジープ?を使っているらしい。

道標

途中で旧道と馬車道の分岐があり、天気が良ければ旧道の登山道へ、悪天候時であれば馬車道を通る事をおすすめします。旧道は赤土がむき出しのところが多く、濡れていると結構滑りやすい。最後の最後で滑って思いっきり尻もちをついてしまった!

ナナカマド
ナナカマド

くろがね温泉~スキー場間はまだ緑色が優勢で、紅葉が盛りを迎えるのはまだまだ先のようです。駐車場から高速に向かう途中、岳温泉街の中にある「成駒」というお店でヒレソースカツ丼をいただいてから帰路につきました。おすすめ。

岳温泉、成駒のソースカツ丼岳温泉・成駒

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