2016年4月28日(木)、前から登ろうと思っていた残雪期の北アルプス・唐松岳(2696m)へ行く機会がやっとできました。2012年8月に唐松岳~五竜岳の縦走をしていますので、4年ぶりの唐松。
今回の山行ルート
↑のGPSデータについてですが、登り始めてしばらくするまでスイッチを入れ忘れていたのと、下山時リフトに乗る前にオフにするのを忘れたため歩行距離は間違っています。
- 出発時間/標高:08:30am/1830m
- 下山時間/標高:15:45pm/1830m
- 唐松岳頂上の標高:2696m
- 合計行動時間:7時間15分
- 歩行距離:約10.0km
- 累積標高(上り):823m
- 累積標高(下り):823m
27日(水)の仕事を終え、22時過ぎに車で出発。上信越道を突っ走っていましたが、午前1時前にはもう眠くてしょうがなかったので上田菅平I.C.手前の東部湯の丸SAで車中泊することに。八方尾根スキー場のゴンドラとリフトの営業開始時間が朝8時なので、7時半頃に到着すればOKかな?東部湯の丸SAから八方尾根スキー場まで約2時間。自分は更埴I.C.で降りましたが、早朝でも市街地の運転で時間を取られてしまったので、長野I.C.で降りた方が時短になります。八方尾根スキー場の駐車場は複数箇所あり、無料駐車場はスキー場ゴンドラ乗り場から離れています。今回は平日という事でゴンドラ乗り場前の駐車場へ無料ですんなり駐められました。
07:45にチケット売り場到着。この時はまだ誰も並んでいなかったのに、トイレに行って8時ちょい前に外へ出てみたらズラーっと列が出来ていました。
今回の交通費:
高速 | 浦和I.C.→更埴I.C. | 3,940円(片道・ETC深夜割引) |
高速 | 長野I.C.→浦和I.C. | 5,730円(片道) |
八方リフト | 往復 | 2,900円(大人) |
自分がゴンドラに乗れたのは08:10頃だったかな?GPSのスイッチを入れるのが遅れました。
ゴンドラを降りてリフトを乗り継いでいきます。スキー場はシーズン終了間近で雪はグズグズでした。
4年前来た時は気付かなかった長野オリンピックの名残。
リフトを降り、八方池山荘前のベンチで準備を整える。山荘の外のトイレは閉鎖されていました。トイレはゴンドラ駅で済ませておきましょう。
南側にある遠見尾根(右)とHAKUBA47スキー場。五竜遠見スキー場は向こう側。
北側を見ると白馬三山がよーく見えます。3つのピークがあり、右から白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳。
後ろを振り返ると赤い屋根が八方池山荘(営業)で、向こうに見えるのが戸隠山方面です。
第2ケルンの手前にはトイレがあるものの、この日はまだ冬期閉鎖中でした。
トイレから八方ケルンへの斜面。
おなじみ八方ケルンに到着。下にトイレが見えます。
八方池そばの第3ケルン。左上に下ノ樺(しものかんば)と呼ばれるちょっとした樹林帯が見え、そこ経由で尾根を詰めていきます。
この辺でテント張れます。上の樺(うえのかんば)への登りが始まるので、ここでアイゼン装着。
今日は眺めよし!
ちょっとアップ。五龍岳(2814m)と鹿島鎗(2889m)。
今日は富士山も見えます。富士山の左側に八ヶ岳、右端の方に見えるのが南アルプス。
上ノ樺を通過~。丸山ケルンまであとひとふんばり。
あのピークの上にちょこっと見えるのが丸山ケルン。
丸山ケルン。この辺りから風が冷たくなってきた。眺めよし。
この先ちょいヤセ尾根。唐松岳の山頂が見えてきた。
あのピークの向こうが唐松岳頂上山荘になります。
風が強いとおっかないかも。
唐松岳頂上山荘手前の岩場。岩にしがみついて通過。
剱岳(2999m)と立山三山がよく見えまーす。
20~30分で山頂へ行ける距離ですが、体調不良が目立ってきた…。頭痛が次第にひどくなってきたのと、吐き気がする。でもとりあえず進みます。この後、一歩一歩の歩幅が極端に狭くなってしまった。
この辺まで来てギブアップ。本格的に気持ち悪い。引き返します。
水分をしっかり取って風の当たらない所で休憩したら頭痛と吐き気は収まってきた。とっとと高度を下げるが吉。大腿四頭筋もピクピク痙攣してた。
この四角いくぼみは誰かが野営した跡かな?
ハーハーゼーゼー言いながら登った斜面ですが、下りは楽チンです。午後は雪がグズグズだったので、ヒップそりを持ってきても上手く滑れなかったと思う。
高度を下げると頭痛、吐き気は消失。寝不足だと高山病が発症しやすいな…。八方池への分岐に到着したので寄り道してみます。
これ↑が八方池かと思っていましたが、今立っている所の背後が八方池でした~。
↑振り返ると八方池。この石碑は飯森神社奥社。
ここまで来ればリフト駅まであと30分程度。八方ケルンとトイレ小屋。
登り始めたのが8:30頃で、この一番上のリフトへ戻ってきたのが15:45。
リフトで楽々下山。
降りてきた時、ゴンドラ乗り場前駐車場の状態はこんな感じでした。
寝不足状態で高い山を登るのはできるだけ避けるようにします。