23.6 C
Saitama
2023-05-30(火)

【福島】尾瀬の東側、山上の湿原が広がる田代山、名峰を拝める帝釈山

ボコボコの林道を10km走ってようやく登山口にたどり着ける、そんな価値のある山

ホームMOUNTAIN山行記録【福島】尾瀬の東側、山上の湿原が広がる田代山、名峰を拝める帝釈山
日程 【日帰り】2020年9月23日(日)
メンバー ぬこはち
天候 晴れのち雨
アクセス
利用交通機関

福島側の猿倉登山口駐車場(無料)からスタート&ゴール。 駐車場まで10kmの荒れた林道を走る必要がある。
経路を調べる (google transit)
行きの経路 帰りの経路

2020年9月13日(日)、単独行の日帰りで田代山(1,971m)と帝釈山(2,060m)を歩いてきました。以前から帝釈山山頂の湿原はお花畑がすごい!と聞いていたのでいつか行きたいと思っていた山です。9月中旬だと草紅葉が始まって、山頂の湿原は金色の野といった趣でした。なお2020年現在、車を置いて最短距離で往復できる登山口は猿倉のみです。栃木県側からのアプローチは林道が通行止めのため不可、帝釈山最寄りの登山口である馬返峠も車両通行止めです。

地図・ルート・標高グラフ・移動ペース

ルートの詳細データ
最高地点:2,060m (帝釈山)
歩行距離:10.4km
累積標高:970m(登り)、954m(下り)
歩行時間:4時間2分
休憩時間:1時間15分
グレード:
コース定数20.6(一般登山者向き)
コース定数とは歩く時間、歩く距離、登った高さ、下った高さの4つの要素を使って数値化したもので、次の式を用いる。 1.8×時間(h)+0.3×歩行距離(km)+10×登りの累積標高(km)+0.6×下りの累積標高(km)
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。

この記録の行程とコースタイム

日帰り
行動
4時間2分
休憩
1時15分
合計
5時間17分
S猿倉登山口(南)06:5564分 07:59小田代32分 08:31田代山湿原10分 08:41田代山山頂8分 08:49田代山避難小屋09:0057分 09:57帝釈山10:0452分 10:56田代山11:0922分 11:31小田代41分 12:12猿倉登山口(南)G
コースタイムの見方:
移動時間
到着時刻通過地点の地名出発時刻

今回の山行の費用

交通費 高速 浦和~西那須野塩原 2,680円(ETC)    
西那須野塩原~浦和 2,990円(ETC) 5,670円
下山後の温泉 塩原グリーンビレッジ 日帰り入浴 大人730円 730円
        合計 6,400円

参考リンク

ドラぷら 高速料金 https://www.driveplaza.com/
舘岩観光センター 田代山登山口 http://tateiwa-tic.jp/category/oze/
塩原グリーンビレッジ 日帰り入浴 https://shiobara-gv.net/onsen/

田代山の空撮映像

南会津町が作成した田代山の空撮映像を発見した(撮影年不詳)。台形の山の上にある珍しい湿原の様子がよく分かるので、行く前にこの動画でおさらいしておきましょう。

水の溜まる湿原が山頂近くにあるのはなかなか珍しい事で、ひっくり返したプリンの様な田代山に似た山は他にあるのかどうか、、、思いつかない。燧ヶ岳、月山、苗場山など、山頂近くに湿原(田代)のある山はありますが、山の形がプリン状の台形ではないですね。

参考:南会津町舘岩観光センターによる田代山の解説

西那須野塩原I.C.~猿倉登山口

東北道の西那須野塩原I.C.を下りて、塩原温泉を通過。福島県に入って、グルっと北側から回り込んでたどり着くのが今回利用した猿倉登山口です。

インターから登山口まで距離は81km。前夜に出発して、道の駅たじまで車中泊しました。ちなみにgoogle mapで田代山猿倉登山口までの経路を関東方面から検索すると、栃木県側からの近道を表示されてしまいますが、栃木県側の林道は2019年の台風の影響で通行止めになっていますので注意(2020年現在)。林道の名称は「県道栗山舘岩線」といい、いつ通行止めになるか分からないので、計画を立てる時に検索してチェックしておくといいでしょう。

舘岩郵便局前で左折し、登山口に向かいますが、奥の方のラスト10kmはデコボコに荒れた林道を走るので結構神経使います。尖った石を踏みたくないのでスピードは出せないですね。車高が低い車は底を擦らないように注意。私の車高高めの4WDだと問題無しでした。ちなみにさいたま市舘岩少年自然の家はもう一本西側にある谷間の集落にあります。そこの木賊(とくさ)温泉には名物の岩風呂があるので帰りに寄ってみるといいかも。湯の花温泉と木賊温泉の集落はトンネルで繋がっています。

今回の山行の記録

猿倉登山口~田代山山頂

猿倉登山口手前のトイレ

[6:30]ボコボコに荒れた林道を通過するのに思ったより時間がかかって、6時半にようやく登山口駐車場に到着。田代山の猿倉登山口は北と南の2箇所あり、どちらからでも入山は可能。それぞれに駐車場があり、トイレはこの北登山口にある。南登山口から登ると標高30mほどお得です(笑)。

猿倉登山口

南登山口に車を止めた。すでに4台ほど駐車中。アプローチの林道がめんどくさいのであまり混雑しないと思われる。

猿倉登山口から先の林道は通行止め(2020年現在)

栃木県側は土砂崩れなどで2019年7月から通行止めのままです。検索してみるとマウンテンバイクやスーパーカブ(笑)で走破した記録は見つけましたが、車で栃木県側からここまで来るのは不可能です。たぶんそのうち林道の復旧工事が終わるはずなので気長に待ちましょ~。

【参考】栃木日光土木事務所・栗山立岩線全面通行止めについて

猿倉登山口

[6:55]準備を整えて田代山猿倉登山口を出発。

田代山・猿倉登山口

この案内地図の横に登山届ポストがあります。で、何故か左下が北になっている地図。どうしてこうなった??南北に長い山を横長の地図に表記したいなら左右どちらかが北になってもおかしくないけど、田代山~帝釈山は東西に連なる稜線上にあるので、わざわざひっくり返す理由がさっぱり分からない。

猿倉登山口の木橋

沢を渡るとちょっとした広場がある。

猿倉登山口すぐ近くの水場

登山口から10分くらい歩くと水場。下の沢の方にある。水を忘れた人はどうぞ~(笑)。

休憩スポット

少し登ると休憩に良さそうな場所。田代山~帝釈山は県境の山奥にあるにもかかわらず、結構人の手が入ってますね。

猿倉登山口~田代山

階段も幅がちょうど良くて登りやすい。これは地味にうれちい。

台地状の田代山

50分ほど登ると視界が開けて台形をした田代山が上に見えてきた。

田代山の小田代

[8:00]傾斜がゆるくなったと思ったらそこが小田代。さらにあと一踏ん張りすると田代山の台形状山頂へ。

田代山から見た日光連山

南の方には日光連山がよく見えた。左から、どーんと大きな女峰山、小真名、大真名、男体山と重なった太郎山がよく見える。実はこの日は2つの低気圧が日本海と太平洋上を移動中。前線が昼過ぎにちょうどここを通過するので、それまでにこの樹林帯へ戻ってこなければならない。この写真の日光連山の右側、つまり南西から乱層雲が近づいてくるはず。こういうときは怪我をしないように気をつけねばねば。

【参考】気象庁・2020年9月の天気図

田代山山頂湿原

[8:25]田代山山頂湿原に到着。空撮映像だと面白い形をした山だと分かるのに、実際にそこに立ってみると普通の尾瀬っぽい湿原ですね。

田代山

[8:31]早速分岐点が現れた。空が広くて非常に開放的。

田代山山頂の木道は反時計回りで

田代山山頂の木道はループ状になっていて、反時計回りに歩くよう指示があります。

田代山山頂湿原と会津駒ヶ岳

天国みたいなところだ。向こうに見える山は会津駒ヶ岳(2,133m)。右手の沼が弘法沼。弘法沼の右側の茂みの奥80~100mに三角点があるはず。左手には次の分岐点の道標が見える。

田代山山頂の標識

[8:41]田代山山頂と表記のあるここは木賊温泉へ下るルートへの分岐点。4時間半かけて下ると木賊温泉に着く。「登山道コース」の矢印が右を指していますが、帝釈山や避難小屋は左です。田代山の山頂を便宜上ここにしているようですね。

田代山山頂湿原

青空と爽やかな風が吹き渡る高層湿原の草原。ここで昼寝したいけどそんなベンチは無いし、昼には下山を開始せねば。

田代山

木道の先の少し高くなっている樹林帯の中に避難小屋がある。

田代山避難小屋手前の分岐

[8:49]避難小屋の手前の分岐。下山時はこの「一方通行」側へ行く。

田代山避難小屋(弘法小屋)

トイレから見た田代山避難小屋

すぐに避難小屋に到着。高床式だ!掘り出し用のスコップが軒下に設置されているから積雪が半端ないんでしょう。

田代山避難小屋のトイレ

新しくて非常に清潔なトイレの中。スリッパに注目~!

田代山避難小屋のトイレ

フィットネスジムのトイレで見かける巨大スリッパがあり、登山靴を履いたままその上にスリッパを履いてトイレを使ってほしいそうです。ジムでも運動靴を履いたままトイレに入れるように、トイレ用の巨大スリッパが用意されてますね。それと同じシステムです。

田代山避難小屋の旧トイレ?

ロープの向こうの小屋はおそらく古いトイレ。

田代山避難小屋のベンチ

トイレの裏にはベンチがあった。尾瀬ヶ原以上に整備されている。

田代山避難小屋の弘法大師像

こちらは避難小屋の内部。こちらも整理整頓されていて、ゴミも落ちていない。弘法大師の座像が祀られており、これなら一人で泊っても怖くないな(笑)。

田代山避難小屋

早めに下山したいので、昼食は取らずにこのまま帝釈山へ向かいます。

田代山から帝釈山ピストン

田代山~帝釈山

田代山~帝釈山間のぬかるみは徹底的に対策されている感。

田代山~帝釈山

整備状態は非常に良好。

田代山~帝釈山

田代山と帝釈山の中間あたり。

帝釈山手前のはしご

梯子は無くてもいいような気が…。

田代山~帝釈山

突然ガスった。

帝釈山山頂

[9:57]田代山から1時間ほどで帝釈山に到着。雲が一気に増えてきました。

帝釈山の倒れた古い標識

山頂の新品の標柱の近くに転がっていた古い標柱。

帝釈山山頂からの見晴らし。

帝釈山から見た木賊温泉方面

帝釈山北側の谷筋は木賊温泉へ繋がる。

帝釈山から見た燧ヶ岳

西に見える燧ヶ岳。

帝釈山に近づく乱層雲

向こうの方(南西)からゴロゴロ聞こえてきた。

帝釈山~田代山間

[10:04]雷はおっかないのでさっさと戻る。

帝釈山から見た田代山

西側から見た田代山。向こうの一番高くなっている辺りに避難小屋があるので、そこへ戻るところです。

田代山・避難小屋

[10:56]52分で避難小屋へ戻ってきた。トイレの裏のベンチで小休止。

猿倉登山口へ下山

田代山・山頂湿原"

田代山山頂湿原の木道は反時計回りの一方通行なので指示に従う。

田代山・山頂湿原

午前中の美しい湿原の様子が一変し、ガスって湿度が上がり、雷雲が近づいてきた。ピャー

田代山・山頂湿原

ここは苔がいい感じ。

田代山・山頂湿原

一本道の木道なので、混雑時は追い越しや休憩ができなくて大変かも。

田代山

行き止まりの木道があるが、理由は不明。

田代山・山頂湿原

木賊温泉分岐で「登山道コース」の矢印がおかしかった以外は、田代山・帝釈山の道標はしっかりしております。さすが尾瀬国立公園内。

田代山山頂湿原

田代山山頂湿原の木道最初の分岐点に戻ってきた。ぬおー、近くで雷がゴロゴロ言い出した。

田代山・小田代

[11:31]小田代通過。この下の樹林帯にちょうど入ったところで雨が降り始めた。レインウェアを着るのが面倒なのと風が無い樹林帯なので、山用の超軽量傘をさして下る。

田代山猿倉登山口(南)

田代山避難小屋から1時間ちょいで下りてきた。

田代山猿倉登山口(南)の駐車場

[12:10]土砂降りと雷鳴の中、猿倉登山口(南)駐車場に無事帰還。

田代山猿倉登山口への林道、ダートになる手前

凸凹林道を走り抜けて舗装路に出たところ。ほっと一安心。おつかれ山~

横川のさとの蕎麦

横川のさと

福島から121号線で栃木県側に入り、男鹿高原駅入口の手前左側にある蕎麦屋「横川のさと」へ寄り道。今回で4回目の訪問。

横川のさと・お通し

テーブルにつくと最初に出てくるお通しだけでご飯食べられますね。

横川のさと・山菜天ぷら

山菜天ぷらは1人で食べるには多すぎた。食べたけど。

横川のさと・ちたけ蕎麦

名物乳茸(ちたけ)蕎麦。つけ麺の様にして食す。

横川のさと・ちたけ蕎麦

ちたけの独特な食感がいいね。

横川のさとの蕎麦

蕎麦は打ちたての切りたて。近くを通ったら寄ってみてください。うみゃいよ?

今回の山行を動画で振り返る

Relive ‘2020/09/13 田代山・帝釈山’

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尾瀬ヶ原

【尾瀬】紅葉が始まったばかりの尾瀬ヶ原を子連れで横断

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2018年9月23日(秋分の日)から2日間、低気圧通過後の秋晴れの中、特にピークを攻めることなく尾瀬ヶ原を子連れで横断してきました。 二人の娘を連れて山小屋泊、そんなにキツくなくて風呂もついている所、、、は何カ所か候補があるんですが、今回は草紅葉を見に行こうと思って尾瀬に決定! 長女(10歳)は3歳・4歳・5歳の夏に尾瀬へ連れてきたことがあって、4歳の時には至仏山(2228m)を登頂しています。今年は5年ぶり。 今回の山行ルート 2018年9月23日 出発・到着時間/高度: 11:30am/1470m → 14:40pm/1420m 2018年9月24日 出発・到着時間/高度: 07:26am/1420m → 12:54pm/1591m 合計歩行時間:8時間40分 歩行距離:19.0km 累積標高(上り):429m 累積標高(下り):336m 今回のコースはこんな感じで福島側の御池(みいけ)から入り、尾瀬温泉小屋に一泊。翌日は見晴経由で鳩待峠にぬけます。御池~温泉小屋間はアップダウンが多少あるものの、翌日は山の鼻までほぼフラット。鳩待峠への登りは1時間程度です。歩行距離は19km。 尾瀬といえば水芭蕉。そのシーズン中は木道が渋滞していわゆる尾瀬ペースで歩くことになりますが、秋にそこまで渋滞がひどくなることは無いような気がします。約25年前の話になりますが高校生の頃、雪の降り始めた尾瀬を横断した時は小屋仕舞いの直前だったこともあり、ほとんど人がいませんでしたね。 さて今回は福島側から入るということで東武鉄道の特急リバティを使います。 昔乗った尾瀬夜行よりはるかに乗り心地が良かった。 ちなみに下今市駅から東武鬼怒川線に入るとスピードが落ち、鬼怒川温泉の廃墟旅館群がよく見えるので廃墟好きにおすすめ。 会津高原尾瀬口駅~御池登山口 会津高原尾瀬口で下車し、バスで御池登山口へ向かいます。会津バスのウェブサイトを事前にチェックすると「尾瀬横断バス乗車券」なんてものを発見してしまったのでありがたく利用いたします。 福島側と群馬側のバス乗車券を別々に買うより930円お得です。 御池~鳩待峠コースの場合のアクセス・交通費 福島IN、群馬OUTのため今回は公共交通機関を利用します。さいたま方面からだと宇都宮線の栗橋駅で東武日光線へ乗り換えて、さらに板倉東洋大前駅で特急リバティに乗換。 【電車】 栗橋→会津高原尾瀬口 乗車券 2,040円 特急券    3,220円 【バス】 会津高原尾瀬口→御池登山口 乗車券 2,440円 特急券     300円 【バス】 鳩待峠→戸倉 乗車券  980円 【バス】 戸倉→上毛高原 乗車券 2,450円 【新幹線】 上毛高原→大宮 乗車券 2,270円 指定席特急券 3,110円 大人1人の往復交通費は16,810円プラスちょっとになります。子供2人分が23,460円。 交通費合計:40,270円 浦和~沼田間の高速料金がETCで片道3,050円なのと比べると高いな~。子連れで新幹線の自由席を確保できる自信が無かったのでしょうがないけど。 東武も特急を使わない場合は2回くらい乗換が必要で、会津高原尾瀬口駅からの始発特急バスを使いたい場合は特急リバティを使ったほうが楽でいいです。 特急バス料金300円を支払って9:50発の特急バスに乗ると会津駒ヶ岳登山口付近まで停まらず一気に駆け抜けてくれます。2時間ほどゆられて今回の登山口、御池(みいけ)に到着。 登山道への入口は駐車場の奥の方にあります。 御池~尾瀬温泉小屋 足ごしらえをして出発するとすぐこんな光景が。 登山口から30分も歩くと上田代。尾瀬ヶ原の山の鼻付近も上田代といいますが、御池側にも上田代という地名があります。ベンチがあったのでここでしばらく黄金色に染まりつつある草原に吹き渡るそよ風を堪能しました。 尾瀬はどこも水が透き通っている。 そしてしばらくアップダウンを繰り返し、雪の重さでねじ曲がった木々に子供たちが興奮している様子を写真に撮ったりしながら1時間半も歩くと天神田代に到着~。 ここには渋沢温泉小屋(廃業)への分岐がありますが、このルートは閉鎖されていて見ての通りすでに入り口から荒廃しています。 ちょっと行くと立派な吊橋があり、30分くらい歩くと次の分岐点に到着。 この分岐から三条の滝経由のルート、渋沢温泉小屋跡へのルート、滝へ下りずにそのまま今日の宿がある赤田代へ向かうルートへ進めます。滝へ下るのが面倒くさかった私達はそのまま赤田代へ直行します。 ちょこちょこアップダウンがある。 50分ほどで滝経由のルートと合流する分岐点に到着。すぐに元湯山荘や休憩所が見えてくる。 15時頃に到着。元湯山荘と並んで建つ尾瀬温泉小屋に今夜は泊まります。登山道から小屋への分岐点に湧き水を使った靴洗い場があるのでそこで泥を洗い流す。 小屋の前にはおしゃれなデッキが!何か飲み物など注文した人が利用可のようです。 今回の宿泊費(一泊二食付き) 大人: 10,260円 子供: 16,200円(2人分)の計26,460円 土日祝日料金プラス眺めの良い本館湿原側の個室料金。赤田代の向こうに至仏山が見える部屋ですが、ちょっとケチって別館の部屋でもよかったかも。でも子連れで相部屋(1人8,640円)はやめておこうと思いました。 交通費40,270円と合わせると今回の費用は66,730円プラスおやつ代。テント泊+車と比べるとえらく高くつきました。 早速部屋へ案内していただき、ひとっ風呂浴びることに。 部屋の写真を取り忘れましたが、小屋の内部写真を少々。  結構広くて清潔な山小屋です。トイレも水洗。尾瀬のように水が豊富な場所にある小屋はええですな~。 連休の日曜日ということもあり結構混んでいましたので、この写真を撮ったのは翌朝。ちゃんとお湯を抜いて清掃中でした。お湯は鉱泉を沸かしたもので鉄分多め。上がり湯用の温水シャワーが浴室内にあるので助かります。 薄暗くなってきた17:00から食堂で夕食。ローストビーフにホースラディッシュがすでにかかっていたため次女は「から~い」と言って食べられず。自炊だとアルファ化米やフリーズドライ、レトルトばかりになってしまうので、炊きたてのご飯が食べられるだけで充分幸せです。 部屋に戻り寝る準備。こちらの尾瀬温泉小屋ではチェックイン時に人数分の糊が効いてパリッとしたシーツを渡してくれます。山小屋では贅沢なことです。20時には2人とも夢の中へ~。 温泉小屋~見晴~山の鼻 5時前には目が覚めて、朝日を浴びる至仏山方面をへやからボーッと眺める。テント泊と違って出発の準備が少なくて済むのはのはいいですね。 6時から食堂で朝食。 次女の食べかけ。 7:30に出発。至仏を右に見ながら30分ほどで見晴の十字路に到着。山小屋が集中しているここに宿泊する人も多いですね。テント場もあるし。 見晴にある弥四郎小屋前の湧き水を子供たちは冷たくて美味しいと言ってました。ここで10分ほど休憩。 天気は下り坂なので羊雲がかかってきた。 尾瀬の数ある池塘のうちの一つ。 雲に隠れる至仏山。 尾瀬ヶ原の北側に位置する山々。熊のすみかだそうです。 ナウシカっぽい 竜宮十字路のすぐ東側で県境を越えて群馬県側へ。 この道標もずいぶん昔からあるね~。 燧ヶ岳がだんだん遠くなる。風がなければこの池塘の水面に逆さ燧が見られるはずだけど残念でした。ここからもうちょい行くと山の鼻に到着です。 山の鼻~鳩待峠 山の鼻は山小屋が3軒とテント場があり、鳩待峠から近いので一気に人の数が増えます。ここでインスタントラーメンの昼ごはん。至仏山荘でお土産のキーホルダーを買わされたりして1時間ほど休憩。 山の鼻~鳩待峠間から至仏がチラチラ見える。 木道が終わり、石段をひと登りすると1時間ちょいで鳩待峠に到着。 以前はこの看板前まで車やバスが入ってきていましたが、今ではバス停や駐車場をやや下の方へ移動させたそうです。という訳で、戸倉へのバス・乗り合いタクシー乗り場は鳩待山荘前ではなく、少し坂を下ったところにあります。人数が9人位集まったところで乗合タクシーが出発。戸倉から新幹線上毛高原駅行きのバスが出るまで1時間半の余裕があったので、尾瀬ぷらり館の温泉で汗を流しました。 上毛高原駅までがまた長くて約2時間のバスの旅。1726発のMaxとき334号に乗るとあっという間で、50分後には無事大宮駅に到着。お疲れさまでした~。 Reliveで今回の山行を振り返ってみる Relive '2018/09/23-24 尾瀬ヶ原横断' https://cdn.embedly.com/widgets/platform.js
残雪期の至仏山

【尾瀬】期間限定で入山できる残雪期の至仏山を子連れで挑戦してみた

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2019年4月28日(日)、残雪期の至仏山を子連れで登ってきた記録です。真っ青な空の下、絶好の登山日和に至仏山山頂に立つと、眼下に広がる真っ白な尾瀬ヶ原や周囲の山々を360度見渡せる絶景を拝めました。
戦場ヶ原

【奥日光】冬の一歩手前、戦場ヶ原を子連れでお散歩

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日程 【日帰り】2018年11月13日(火) メンバー ぬこはち・みー 天候 曇り アクセス 利用交通機関車・バス 車を赤沼駐車場に止め、バスで湯の湖まで移動。 経路を調べる (google transit) 行きの経路 帰りの経路 地図・ルート・標高グラフ・移動ペース 最高地点:1,492m (湯ノ湖湖畔前バス停) 歩行距離:6.5km 累積標高:28m(登り)、123m(下り) 歩行時間:1時間57分 休憩時間:1時間3分 グレード:コース定数:5.9 コース定数とは歩く時間、歩く距離、登った高さ、下った高さの4つの要素を使って数値化したもので、次の式を用いる。 1.8×時間(h)+0.3×歩行距離(km)+10×登りの累積標高(km)+0.6×下りの累積標高(km) コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。 行程とコースタイム 日帰り 行動 1時間57分 休憩 1時間3分 合計 3時間00分 S湖畔前バス停12:0513分 12:18金精道路ゲート11分 12:29湯滝12:3627分 12:56小滝13分 13:09小田代橋13:113分 13:14泉門池14:0815分 14:23青木橋34分 14:57赤沼分岐30分 15:05赤沼バス停G コースタイムの見方:移動時間 到着時刻通過地点の地名出発時刻 今回の山行の費用 交通費 高速 浦和~清滝 3,340円(ETC) 計 6,680円 清滝~浦和 3,340円(ETC) バス 赤沼バス停~湖畔前 420円(大人)、210円(子供) 計 630円 下山後の温泉 日帰り入浴 日光アストリアホテル 1,000円(大人)、500円(子供) 計 1,500円         合計 8,810円 参考リンク ドラぷらhttps://www.driveplaza.com/日光自然博物館https://www.nikko-nsm.co.jp/戦場ヶ原の天気https://tenki.jp/leisure/3/12/58/2628/日光アストリアホテルhttps://www.nikkoastraea.com/spa/ バスで湯ノ湖まで移動した後、赤沼の駐車場へ戻るコース 2018年11月13日(火)、次女を連れて奥日光の戦場ヶ原へハイキングに行ってきました。湯ノ湖から赤沼までゆる~い下りが続くお散歩コースです。歩行距離は約6km。湯滝から歩いた場合は4km程度になります。丹沢の塔ノ岳と鍋割山に行こうかと思っていたのですが、次女の体操教室に間に合わなさそうなので日光へ行き先変更! 東北道で事故渋滞に1時間以上も巻き込まれるというハプニングがあり、中禅寺湖を通り過ぎて戦場ヶ原の赤沼に到着したのが11:20。予定を考えるとギリギリスタートな感じ。いろは坂の手前は紅葉が多少綺麗でしたが、中禅寺湖より上の方はもう紅葉シーズンが終わっていました。そのかわり人も少なかったですね。赤沼の無料駐車場に車を停め、赤沼バス停11:44発の湯ノ湖行きのバスに乗って終点手前の湯ノ湖湖畔バス停で下車。運賃は2人で630円でした。この赤沼から低公害バスが発着していて、中禅寺湖西岸の千手ヶ浜まで行けます。今度使ってみたい。 湯元温泉のバス停から出発 何度も来たことのあるこの場所からスタート。さいたまの小学生はこの時期修学旅行で湯元に泊まっているようで、さいたま市周辺の小学校の名札を付けた子達を見かけます。 バス停のすぐそば、遊歩道の下に湯船(?)があったけど周りに鹿のフンがいっぱい! 湯ノ湖東岸のルート 湯ノ湖と湯滝 湯ノ湖から南に流れ落ちる湯滝の上部に橋があり、渡ると島になっている。湯ノ湖と湯滝に挟まれたこの神聖な雰囲気のある島に馬頭尊の祠が祀られています。写真は無し。 湯滝の左岸を階段で下降。この滝は湯ノ湖に温泉が流れ込んでいるためか真冬でも凍結しない。そういえばこの下にある湯滝の駐車場は有料です。鮎の塩焼きを売っている店の前を通って、鹿ゲートを通過。時間に余裕があれば鮎の塩焼きを食べて休憩といきたいもんですが、今回は無理。急げ~。 湯川沿いに戦場ヶ原へ向かい歩く 湯ノ湖から下、竜頭の滝を経て中禅寺湖に流れ込む湯川沿いに歩きます。この倒木の上には大勢が歩いた跡があるけど、私の登山靴のソールはパターンのエッジが摩耗のため丸くなって滑りやすいので、子供に「渡ってみて!」と言われましたがこりゃ無理ですわ。そろそろ登山靴も買い替えか...。 湯滝から30分ちょいで泉門池(いずみやど)の休憩所に到着。ベンチやテーブルがあってランチ休憩に最適。春や紅葉シーズンだと絶景でしょうけど、この時期はもう寂しい雰囲気しかありませんね。カモの鳴き声が寂しさを余計に増幅させる。ここでカップラーメンをすすってデザートは焼きバナナ。バターで焼き色を付け、砂糖をかけてカラメル状に仕上げたところ甘すぎて不評だった(笑)。最近コンビニでよく見かける個包装のバナナを使った。 木の根っこの様子を見るのに勉強になります。 触られすぎてスベスベになった倒木の根っこ。 カモが楽しそうに遊ぶ湯川がこの下流で竜頭の滝となって中禅寺湖へ流れ込み、さらに華厳の滝の大瀑布となる事に8歳児は気づいておりませぬ。 もうちょいでこのハイキングも終了。向こうに見える山は右から男体山、大真名子山、小真名子山。全部火山ですな。埼玉から見える男体山は富士山の形をしていますが、西から見るとこんな形をしています。 最後に光徳温泉で汗を流しましょ~ 15:05に赤沼の駐車場に無事帰還し、急いで光徳牧場にある日光アストリアホテルへ向かいます。ここのお湯がお気に入りで、奥日光へ来るといつもここの温泉に入ってから帰ります。紅葉シーズンが終わった平日なので先客もおらず、写真を取ることが出来ました。 露天風呂の色は今回はエメラルドグリーンで硫黄の匂いはキツめ。前回は透明で青っぽい色のお湯でしたが、毎回お湯の色や匂いが違うのが不思議ですな~。露天風呂の湯温は高めですが刺すような熱さではなく、何というか柔らかい感じの熱さで長らく浸かっていられます。料金は大人1,000円、子供500円、未就学児無料。 今回は時間に余裕が無かったので寄り道せずに急いで撤収しました。 Reliveで今回のハイキングを振り返る Relive '2018/11/13 戦場ヶ原ハイク' https://cdn.embedly.com/widgets/platform.js
木曽駒ヶ岳

【中央アルプス】千畳敷から木曽駒ヶ岳へ・親子3世代で稜線散歩とテント泊

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夏休みの子連れ山行は中央アルプスの木曽駒ケ岳(2956m)にしました。父と長女と一緒に3人で、ロープウェイを利用して千畳敷から木曽駒ヶ岳頂上山荘のテント場まで歩くコースです。テントを2セットかついで行きました(笑)。
切込湖・刈込湖

【奥日光】誰もいない切込湖・刈込湖を子連れで巡り、〆は光徳牧場のアイスクリーム

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2020年6月28日、梅雨真っ只中、奥日光は晴れ間が期待できそうだということで、切込湖・刈込湖のハイキングコースを子連れで歩いてきました。午前中は雨だったため、誰ともすれ違わない静かな新緑の山道を楽しめました。