2013年7月17日(水)から一泊二日で赤岳をピストンしてきました。天気が良ければ赤岳、横岳、硫黄岳を縦走して美濃戸口に戻るコースを取るはずでしたが、2日目は暴風雨のため予定を変更しておとなしく下山した記録です。
今回の山行ルート
【7月18日】 赤岳展望荘(07:50)-地蔵の頭(08:00)-行者小屋(09:00)-赤岳山荘駐車場(10:30)
美濃戸口~行者小屋
今回は車でやってきました。美濃戸口から林道に入って赤岳山荘の駐車場に車を止めたのが8:00頃。駐車料金は1日1,000円で、下山時に支払う。準備を整えて出発し、まずは南沢コースで行者小屋を目指します。
この苔むした感じがいかにも八ヶ岳ですな~。
鹿の食害の跡。
ヘリポートが見えたらあともうちょいで行者小屋。
あとちょっとだそうですよ!
[10:30]美濃戸の駐車場から2時間ほどで行者小屋に到着。ここで15分くらい休憩。
午前中はまだ天気が良くて周囲の稜線が青空によく映えていた。これは阿弥陀岳(2,805m)。
こっちがこれから一気に登る赤岳(2,899m)。文三郎尾根で行きます。
赤岳の北側にそびえる横岳(2,829m)。予定では赤岳登頂後、赤岳展望荘に宿泊し、翌日は横岳~硫黄岳へ縦走して行者小屋へ下りてくるはずでした。
行者小屋~赤岳
文三郎尾根名物、マムート階段。しばらく延々と階段が続く。
横岳の稜線はきれいですね。
階段なのでグイグイ高度を上げていき、1時間ほどで分岐に到着します。
これから歩く予定の稜線が見渡せると高揚感が増しますね。
分岐まであともうちょい。
[11:45]文三郎尾根分岐に到着して小休止~。
阿弥陀岳と手前の中岳。
階段の次は赤岳頂上直下の岩場に入る。
あともうちょい。
微妙におっかないハシゴを越えると赤岳頂上山荘が見える。
[12:15]文三郎尾根分岐から30分ほどで赤岳山頂(2,899m)に到着。美濃戸の赤岳山荘駐車場から赤岳山頂までの所要時間は3時間45分でした。休憩込み。
赤岳山頂から見た行者小屋と赤岳鉱泉の眺め。30分休憩している間に雲が下りてきた。
赤岳山頂~赤岳展望荘
今度はここに泊まってみよう。
[12:45]急に風向きが変わったので急いで展望荘へ下りる。
急にガスってきた。急げ~。登ってくる人もいるけど。
赤岳展望荘
赤岳山頂から急いで下山して15分ほどで赤岳展望荘に駆け込んだ。その途端、ドザーっと大雨になったので、ずぶ濡れにならずに済みました。
今日は1泊2食付きの大部屋泊まり。大学生の頃もここに宿泊した覚えがある。その時は人が多くてギューギュー詰めだったな。
地下シェルターのような通路を通ってお風呂へ。
風呂は男女入れ替え制。
この日の宿泊客は少なくて、大部屋も食堂もゆったりしていました。風呂に入ったときも自分一人だけ。やはり山の中で汗を流せると快適さが段違い。
浴室にはシャワーもある。こんな稜線上の山小屋で汗を流せるとは嬉しい。
食事はブッフェ方式でおかわり自由。翌日の朝食の白米は残念ながらぼそぼそしていてなかなか喉を通りませんでした…。雨水で炊いてるから味が違うんだろうか?
赤岳展望荘~地蔵尾根で下山
翌7月18日は6:30に小屋を出発して横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→北沢→美濃戸へのコースをとるつもりでした。しかし雨はともかく風が強すぎて、横岳の稜線を歩く気になれなかったので縦走は中止。
7:50頃、風が若干弱まったので地蔵尾根から行者小屋へ下りることにした。
視界悪い。風もすごい。
濡れて滑りやすかった階段。
[9:00]なんとか転倒せず行者小屋へ戻ってきた。ここでコーヒー休憩。
南沢コースの少し幅が広いところとかで道迷いしそうな気はする。
しかし一体どこで迷うんや…。
下るうちにだんだん空が明るくなってきた。
美濃戸山荘すぐ上の分岐に到着。
美濃戸山荘に着く頃には快晴で暑いくらい。赤岳展望荘から2時間半で駐車場へ戻ってこれました~。
中央道の諏訪南I.C.に向かう途中、振り返ると八ヶ岳の稜線は未だ分厚い雲の中。あのまま縦走を続けても暴風雨の中を歩き続けなければならないので、今回の判断はこれでよし。また来ます。
今回の山行をReliveでふりかえる
Relive ‘2013/07/17 赤岳’