日程 | 【日帰り】2018年03月29日(木) |
メンバー | ぬこしち・こゆ・みー |
天候 | 快晴 |
アクセス | 利用交通機関 車のこぎり山パーキング(500円)を利用。 |
地図・ルート・標高グラフ・移動ペース
歩行距離:3.8km
累積標高:471m(登り)、470m(下り)
歩行時間:1時間36分
休憩時間:2時間12分
グレード:
コース定数:8.1
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。
行程とコースタイム
- 日帰り
- 行動
- 1時間36分
- 休憩
- 2時間12分
- 合計
- 3時間31分
今回の山行の費用
交通費 | 高速 | 浦和~富津金谷 | 4,210円(ETC) | 計 | 8,420円 |
富津金谷~浦和 | 4,210円(ETC) | ||||
駐車料金 | のこぎり山P | 500円(1日) | 計 | 500円 | |
下山後の温泉 | かなや・海辺の湯 | 大人780円、小学生350円 | 計 | 1,480円 | |
合計 | 10,400円 |
参考リンク
車力道に一番近い駐車場から鋸山の展望台へ往復
[09:17]鋸山の登山道の一つである「車力道」入口に一番近い「のこぎり山パーキング」から出発。ここは4台駐車できます。下調べの段階でこの駐車場を発見したものの、止められなかった場合は浜金谷駅すぐ近くの金谷海浜公園の駐車場に止めようと思っていました。空いててよかった~。
のこぎり山パーキングの場所はここ。
こんな手作りのポストがあり、1日500円の料金を投入。
鋸山登山者専用だそうです。
こんな感じの駐車スペース。
[09:24]まずJR内房線のガード下をくぐると安兵衛井戸・沢コースの分岐に到着。沢コースは閉鎖中となっていました。
鋸山・車力道
「おすすめコース」となっている車力道へ進みます。
そしてすぐに車力道と関東ふれあいの道(観月台コース)との分岐。今回は登りに車力道を使い、下山に関東ふれあいの道の一部である観月台コースを使います。
関東ふれあいの道についてのサイト(環境省)の中に、ここが千葉県内のコースの一つとして紹介されています。
館山道路の下をくぐる前、右側の斜面に防空壕跡が複数箇所あり、ヒカリモ発生地であるとの掲示がしてあった。よく分からなかったな。
車力道についての解説
数え切れないほどの石が運び出された車力道。
ここは真夏になると草が鬱蒼と茂りそうな雰囲気だった。
車力道について、写真つきの解説。ほほ~。かつての産業遺跡が残る山が私は好きなんですよ。那須岳の硫黄鉱山としての歴史とかね。
鋸岳の石切り場跡
すごい…ラピュタは日本の千葉にあったんだ!
日本の千葉のラピュタの入口はここ(笑)。
上の写真の階段を上がった所。
これは整備すれば撮影用などいろいろ使える場所になりそうだと思ったものの、天井から石のかけらが四六時中落ちてきそうだ。
成り立ちとか全く違うけど、アメリカのコロラド州にあるメサ・ヴェルデ国立公園内の先住民の住居跡に似ているな~と思ったり。
昭和の団地のようだ。
ラピュタのダンジョンの入口。
どこかへ通じるゲート。
東京湾を望む展望台へ
何か見つけたようだ。
東京湾を望む展望台へと続く急階段。すり減ってる感があり、怖い。
もうちょい上に来ると階段が整備されたものになり、楽になった。
展望台真下の分岐。この奥の方に鋸山の山頂(329m)があるものの、暑くて行く気が無くなっちゃった。
東京湾を望む展望台から、南側の保田方面の眺め。霞んでしまって館山はよく見えない。
こちらは鋸山の北西。港はフェリーの発着がある金谷港。対岸の三浦半島久里浜へ渡ることができる。やはりこっち方面も霞んで三浦半島がちーとも見えない。
金谷港をアップ。上から見ると浜金谷駅前の町はこぢんまりしてますな~。
西側の稜線伝いに進むと、ロープウェイの山頂駅や有名な地獄のぞきへ行けます。地獄のぞきは有料。霞んでいなければ三浦半島の城ヶ島などが見えるはず。
今日のヤマメシはコーンドビーフを使ったビーフシチューを作ろうとしたのだが、、、塩が足りなかったらしくビミョーな味になりました。しかも陽射しが強くて暑くて食べる気が失せる~。冷たいものにすればよかった。
この展望台の見晴らしはいいけど、正午になるとさらに気温が上がって水蒸気量が増え、空がご覧のように霞みすぎております。冬の空気が澄んでいる時に来たほうが良さそうですね。
サークル状のベンチ。ここは日陰がありません。
観月台コースで下山
[12:20]山頂で2時間近くも休憩した後、下山開始。
マムシがおるらしい。
道に敷かれた石がご覧の通り丸くなっています。
今回の山行は登り1時間、下り30分の楽ちんコースなので2人とも元気なまま。
樹間から望む鋸山の石切り場。
ここは観月台という場所で、少し広くなっていました。
観月台の京浜急行グラウンド
なんじゃこれは…。鋸山の形を模した碑が。近くに休憩所だったらしい建物の土台があります。
これはモルタルで山の形を作り、中に石版が埋め込まれて昭和27年(1952年)に立てられた記念碑でした。金谷と久里浜を結ぶ東京湾フェリーが会社として設立されたのは1957年(昭和32年)のことなので、それ以前から対岸の三浦半島から海路でやってくる観光客は増えてきていたようだ。そこで京浜急行がこの「グラウンド」の整備に資金を投じて、京急の鉄道を利用する観光客のさらなる誘致を狙ったのでしょうか。
で、「グラウンド」と聞くと野球やサッカーなどスポーツ用の広場を連想してしまうのですが、ここは尾根上の少し平らになっただけの場所で、スポーツが出来る広場としてのグラウンドという意味ではなさそうです。ただ、何か特定の目的に使う場所をグラウンドと呼ぶ事があるので、それですね。例えばキャンピング・グラウンド(キャンプ場)とか、フィッシング・グラウンド(漁場)とかがあります。この京浜急行グラウンドはパークという意味でグラウンドと名付けたのでしょう。
この京浜急行グラウンドについて調べてくれたブログを発見しました。やはりここは運動用のグラウンドではなくて、売店がある公園のような広場で、飲み物やかき氷を売っていたそうです。上の記念碑にも記されている通り、戦後の復興が進みつつある昭和27年頃だと、対岸の久里浜や浦賀の港から海を渡って景色の良い所にくるのはちょうど手頃な観光旅行だったんでしょうね。今(2022年)から数えると70年前のことになります。当時は娯楽も乏しかったでしょう。
観月台コースの下り
後は金谷港を眼下に眺めながら尾根沿いの道を下ります。
道がスパッと切れ落ちてるなと思ったら、この先は階段地獄でした~。
[13:04]休憩抜きの計算だと展望台から34分で車力道への分岐にたどり着きました。
内房線のガードをくぐる。
[13:07]無事にのこぎり山駐車場に戻ってきました~。
漁師料理かなやで磯遊びをしてお風呂に入って貝を焼いて食べる
ねこ娘たちは海で遊びたいと言うので、良さそうな場所に寄り道。
場所はここ。のこぎり山パーキングから距離3km。
子供達を波打ち際で遊ばせていてふと気が付いた。この海のそばにある施設の下水はどうなっているんだろう?と。後で調べてみようと思い、とりあえず遊び終えてから施設内の温泉で汗と汚れを落としに行きました。
富津市の下水普及率は思ったより低かった
調べてみると、富津市の下水処理人口普及率(平成24年/2012年)は13%に過ぎず、こうした海のそばの施設は下水管がつながっていません。富津市では富津港周辺の市街地が令和になってからようやく下水処理を始めたりしています。金谷のような海沿いの小さな町では各家庭・各施設ごとに浄化槽が設置されていて、処理されてきれいになった水がそのまま海にながされているはずです。下水処理場が遠すぎますしね。ここの施設も駐車場に何か埋まっていたので、おそらくそれが浄化槽です。浄化槽で処理された元下水はパイプで海の沖合へ放流されているでしょう。ドボドボ海へ流すような、パッと見てすぐに分かる排水の手段は取らないはず。理論上、キレイになった元下水が海へ放流されても問題ないとしても、あまり気持ちはよくないな~。
とはいっても、例えば埼玉の荒川沿いに浄水場と汚水処理場がかわりばんこに設置されていたり、日光華厳の滝のすぐ下に下水処理場の排水が滝になって流されていて、その下流に今市市の浄水場があったりするので、あまり気にしないで折り合いを付けて生きてゆくしかにゃいな。

黒いパイプと青いホースが施設に繋がっていた。青いホースは海水の吸水用かな?黒いパイプは排水用にしては細すぎるような気もするけど、山小屋ではこのような黒いパイプで水を水場から汲み上げていたりする。
腹ごしらえをしてから帰る
下水の話は置いといて、これは三味丼。盛り付けがあまり丁寧ではない。さいたまの店の方が盛り付けも味もマシなような気が…。子供たちはお子様セットにしました。
貝焼きセットのはまぐりとアサリ。
貝類は美味しかった。上の海鮮丼がどうだったかはご想像におまかせします…。