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2024-03-29(金)

【栃木・足利】大小山と妙義山、どちらも山頂下に岩場のある好展望な低山を子連れで歩く

崖に「大」「小」の文字が掲げられた、遠くからでもよく見える山

ホーム山行記録子連れ登山【栃木・足利】大小山と妙義山、どちらも山頂下に岩場のある好展望な低山を子連れで歩く
日程 【日帰り】2022年02月13日(日)
メンバー ぬこはち・まさ・みー
天候 曇り
アクセス
利用交通機関

大小山ハイキングコースの入口にある鳳仙寺手前に大きめの駐車場、奥の方にある阿夫利神社手前に小さめの駐車場がある。
経路を調べる (google transit)
行きの経路 帰りの経路

地図・ルート・標高グラフ・移動ペース

ルートの詳細データ
最高地点:313m (妙義山)
歩行距離:3.1km
累積標高:267m(登り)、254m(下り
歩行時間:1時間43分
休憩時間:1時間17分
グレード:
コース定数6.6
コース定数とは歩く時間、歩く距離、登った高さ、下った高さの4つの要素を使って数値化したもので、次の式を用いる。 1.8×時間(h)+0.3×歩行距離(km)+10×登りの累積標高(km)+0.6×下りの累積標高(km)
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。

行程とコースタイム

日帰り
行動
1時間43分
休憩
1時間17分
合計
3時間02分
S鳳仙寺手前の駐車場10:116分 10:17阿夫利神社47分 11:04大小山11分 11:15妙義山12:3420分 12:54大岩11分 13:05阿夫利山神社8分 13:13鳳仙寺手前の駐車場G
コースタイムの見方:
移動時間
到着時刻通過地点の地名出発時刻

今回の山行の費用

交通費 高速 浦和~佐野藤岡 1,450円 2,900円
佐野藤岡~浦和 1,450円
        合計 2,900円

参考リンク

どらぷらhttps://www.driveplaza.com/
栃木県足利市町づくり観光課https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/industory/000061/000904/p002721.html
登山口ナビhttps://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-11111
佐野らーめん会https://sanoramenkai.jp/
やすらぎの湯(スーパー銭湯)https://www.yasuraginoyu.jp/sano/

大小山ハイキング駐車場から、大小山と妙義山のピークを周回

栃木県足利市・大小山の「大小」

栃木県足利市の辺りは何度か耳にしたことのある山がいくつかあり、機会があれば行ってみようと思っていました。両崖山と大小山がその筆頭で、今回は2021年2月の山火事の被害が無かった大小山の方を登ってみることにしました。

大小山と妙義山の山名について

上記の国土地理院の地図では妙義山(313m)の方に大小山と記され、「大小」の文字板が掲げられている大小山(282m)の方が無名になっている。このようなケースの場合、大小山(282m)と妙義山(313m)のピークおよび阿夫利神社など周囲一帯をひっくるめて「大小山」と呼んでいるのでしょう。例えば「筑波山」に女体山と男体山の2つのピークがあるような感じ。

大小山ハイキングコース駐車場

栃木県足利市、大小山のハイキングコース入口にある駐車場

[10:00]大小山を周回するだけなら行動時間が短めなので、いつもの山行より遅めに登山口へやってまいりました。大小山登山口の駐車場は2箇所あり、この鳳仙寺手前の大きめな駐車場か、奥の方にある阿夫利神社手前の駐車場です。トイレは阿夫利神社手前の駐車場の方にあります。これから登る山の山頂が駐車場から見えていると気が楽でいい。

とことこ歩いてきた黒いにゃんこと戯れ

鳳仙寺の

駐車場の下の方からやってきて「なでれ」と言われたような気がしました😻

鳳仙寺のねこ

首輪を付けてるし、かなり人に慣れているねこさんです。

鳳仙寺のメイちゃん

なでなで儀式が一通り終わったらスクッと立ち上がって坂の上の方へ去っていきました。

鳳仙寺前にカフェを発見

大小山、鳳仙寺

下の駐車場から5分で鳳仙寺に到着。さっきの黒もふもふにゃんが中へ入っていった🐈

メイちゃんという名らしいにゃ~ん。

大小山のハイキングコース入口にある鳳仙寺前の天狗茶屋(元・珈琲キャビン喫茶去(きっさこ))

鳳仙寺入口の横にキッチンカーが止まっていて、天狗茶屋というカフェらしきものもある。日曜の朝10時に営業していなかったので、寒い季節は休業しているのかも?

大小山登山口・阿夫利神社前の駐車場

大小山・阿夫利神社手前の駐車場とトイレ

[10:15]日曜だからか、阿夫利神社前の駐車場は満席状態。

大小山・阿夫利神社手前の駐車場のトイレ

ここでトイレを済ませておきます。

大小山・阿夫利神社手前のハイキングコース案内板

大小山と大坊山ハイキングコースの案内。今日歩くルートは赤線の方で、男坂を使います。

大小山・阿夫利神社手前のハイキングコース案内

千間神社を通る方が男坂のコース。見晴台のところは傾斜がキツそうだ。

大小山・阿夫利神社手前の杖置き場

ちょうど入口の所に竹を切って作った杖が用意されていた。使った後は元に戻しましょ~。

大小山・阿夫利神社

大小山・阿夫利神社

阿夫利神社の手前で滝コース(左)と大小山コース(右)に分岐する。左はグルっと大回りしてから大小山を登るコースになります。

大小山・阿夫利神社

比較的新しい作りの社。中に天狗のお面がある。この辺りは天狗の住まう霊場として信仰を集めていたそうだ。

阿夫利神社から男坂経由で文字板のある大小山ピーク(282m)へ

大小山・阿夫利神社そばの動物よけゲート

獣除けのフェンスを通って出発~。

大小山・阿夫利神社の上

しばらく歩きやすい道が続く。

大小山・男坂と女坂の分岐

[10:24]男坂と女坂の分岐。我々は迷わず男坂の方へ。

千間神社

大小山・千間神社

[10:17]ここまで電線がつながっていた。祈祷道場と記されているし、夜に祈祷でもするのだろうか?

大小山・山頂下の岩場

女坂からのコースと合流すると岩場の登りになります。足場やホールドはしっかりしているので初心者でも大丈夫。

大小山・山頂下の岩場

大小山の一帯は板状節理の盛り上がりでできているようだ。

大小山・山頂下の岩場

とりあえず鎖のある岩場も通過。

大小山・山頂下の大小の文字板

[10:45]大小の文字板の下に到着。この見晴台には東屋があり、休憩にちょうど良いポイント。

大小山山頂下の東屋

見晴台の休憩所。1995年に現在の「大小」文字板が設置されるのに併せてこの休憩所が作られた。

大小山から見た東側の三毳山(みかもやま)と晃石山(てるいしさん)が見える

見晴台から東の方を見ると佐野市街の向こうに三毳山(みかもやま)が見える。三毳山の北側には大平山の隣りにある晃石山のピーク。晴れていれば筑波山やスカイツリーが見えるはずだが…。

大小山山頂下の東屋

地元の人が集まって何かしていそうな雰囲気の休憩所でした。

大小山山頂下の東屋から山頂へ

見晴台から稜線へ上がる斜面が急なところには階段が設置されている。

大小山の文字板について

大小山の「大」「小」

「大小」の文字板と同じ高さの所まで来た。文字板まで通じる踏み跡がある。

この「大小」は江戸時代末期、安政2年(1885年)にまず「大」の字が、続いて「小」の字が設置されたのが始まりだそうです。もちろん当時は木製だったわけで、朽ちる度に設置し直すことを繰り返していたそうな。

現在の「大小」はステンレス製で、文字の表面は白い樹脂でコーティングされている。設置されたのは平成7年(1995年)。文字の寸法は大小どちらも高さ7.6m、幅7.2m、重量は「大」が550kg、「小」が500kgで、設置する際は32個のパーツに分割してすべて人力で運び上げたそうです。木製だった先代の「大小」は昭和32年(1957年)に設置され、その後老朽化のため「小」が昭和51年(1976年)、「大」が昭和54年(1979年)に落下し、16年間「大小」の文字が無かった期間がある。現在の文字板は土台が岩盤にボルト止めされ、厚さ1.5mmの白いステンレス板も土台にしっかりボルト止めされているので、メンテナンスされていれば崖ごと崩れない限り半永久的に保つでしょう。 

大小山山頂に続く稜線へ出た

大小山山頂下の分岐

[11:00]左から滝コースが接続してくる。

大小山山頂下

樹木が無ければ周囲がかなり急峻な崖に囲まれているのが分かりますね。

大小山山頂下からの眺め

東南東の眺め。写真中央に鳳仙寺下の駐車場が見える。

大小山山頂(282m)

[11:04]まずは大小山山頂(282m)にとうちゃーく。阿夫利神社から休憩込みで47分で着いた。

大小山山頂(282m)から南側の眺め

大小山山頂から南側の眺望。薄茶色のスジは渡良瀬川の河川敷。晴れて空気が澄んでいれば眺めがもっと良かったでしょう。

大小山山頂からいったん下降して妙義山への登り

大小山ピークから妙義山ピークへは一旦下って、再び岩場を登る必要があります。

妙義山山頂直下の岩場

岩場と言っても、手を使わず脚だけで登れるタイプ。

妙義山山頂直下の岩場を見下ろす

振り返って妙義山ピークと大小山ピークの鞍部を見下ろす。標高差は約50m。初心者向けの山とはいっても、ある程度の高度感がある山です。

大小山の最高地点、妙義山山頂(313m)

妙義山山頂(313m)

[11:15]大小山から10分ほどで妙義山(313m)に到着。こちらの方が見晴らし良し。

妙義山山頂(313m)の三角点

三角点もある。妙義山山頂は狭くてランチ休憩を取るのに適していなかったのでちょっと下ります。

妙義山山頂(313m)下の岩場

予定進路方向にベンチが見えるのでそこまで下る。樹木があるので分かりづらいですが、ヤセ尾根なので転倒しないよう注意。

妙義山山頂(313m)を見上げる
妙義山山頂(313m)下のベンチ

このベンチより先にもうちょい見晴らしが良い場所があったのでそっちへ。

妙義山山頂(313m)下のベンチ

ここで1時間ほどランチ休憩。眼下に広がる佐野市街の向こうに三毳山や大平山が見える。

妙義山から大岩経由で大小山ハイキングコース駐車場へ戻る

妙義山山頂(313m)からの下り

[12:34]下山開始。妙義山の東斜面にはまだ雪が残っていた。

妙義山山頂(313m)下の岩場に張られたロープ

斜面の急なところにロープがかけられていた。

妙義山山頂(313m)下の岩場に張られたロープ

支点の様子。

妙義山山頂(313m)下の岩場に張られたロープ

滑りやすかったので助かりました。

妙義山から阿夫利神社へ下る尾根上の分岐

分岐にはしっかりした道標がある。

仁王像?

仁王像の様な小さな石像。

登りとは反対側から見る大小の文字版

大小山と妙義山を越えてぐるっと回ってきました。

阿夫利神社への分岐で下る

佐野の赤見や西場富士へ続く道と別れ、阿夫利神社へ下ります。

大小山・大岩

[12:54]大岩と呼ばれる地点に到着。このほら穴は戦時中にマンガンを採掘した跡で、この近辺の山の中腹によく見られる。

妙義山(大小山)の下りから見た三毳山と筑波山方面

ちょこちょこと眺めの良いスポットがある。

妙義山(大小山)、大岩の下の岩場

またロープのある岩場。そんなに怖いところではない。

大小山山頂下に掲げられた「大」「小」の文字版

斜面がゆるやかになった辺りで「大小」と見晴台の東屋が見えた。

大小山・阿夫利神社前の駐車場へ下りてきた

[13:05]阿夫利神社前の駐車場に到着。10:00に行動開始でランチ休憩も含めて3時間で下山できる、ちょっと歩きたい時にちょうどいいお山でした。軽い岩登りの練習にもなります。

大小山・阿夫利神社前の駐車場へ下りてきた

駐車場前から見た下山路。

鳳仙寺前の天狗茶屋

大小山・鳳仙寺前の天狗茶屋(元珈琲キャビン喫茶去(きっさこ))

朝10時に営業していなかった天狗茶屋は昼過ぎでも営業していなかった。

大小山・鳳仙寺前の天狗茶屋(元珈琲キャビン喫茶去(きっさこ))

ここは2019年9月まで「コーヒーキャビン喫茶去(きっさこ)」という名で営業していたお店なのだが、大小山の天狗にちなんで「天狗茶屋」として現在は営業?しているようだ。夏はかき氷をやっているらしいのだが…。

↑ 閉店した「喫茶去」のフェイスブック。

大小山ハイキングコース駐車場

[13:13]Google mapでは「大小山ハイキング駐車場」として登録されている駐車場に無事戻ってきた。おつかれ山~。

大小山と妙義山の遠景

南東から見た大小山の全景。「大小」のある大小山ピークの右隣が妙義山で、右端の手前にある三角の山が西場富士(159m)。ここへ東北自動車道を使って来た場合は、佐野藤岡I.C.か佐野SAのスマートI.C.へ戻ると思いますが、途中に美味しい佐野ラーメンの店が沢山ありますので、時間が合えば寄ってみるのもいいかも。

おすすめの佐野ラーメン

大小山ハイキングコース駐車場から一番近くて車を止めやすいのは「日向屋(ひなたや)」。

大小山駐車場から北関東道の佐野田沼I.C.もしくは足利I.C.へ向かうのだったら、10分ほどでたどり着ける「おぐら屋」。

ここで修行した方が昭和60年(1985年)にさいたま市の浦和駅東口で開業したお店が「たかの」といい、浦和のラーメン店のなかでもかなりの高評価です。

浦和の方へ来る機会があればぜひお試しあれ~。私のお気に入りです。

あとは佐野駅周辺に行くと有名店がひしめき合っていますので、良さそうだと思ったところへ行ってみましょ~。老舗の田村屋とか森田屋あたりを選べば間違いないと思います。

大小山・妙義山を周回した今回の山行を動画で振り返る

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