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2024-04-26(金)

【東北・福島】 安達太良山(1700m)~くろがね小屋泊~

今年の正月山行は東北へ。安達太良山山頂は吹雪で視界が悪かったものの、くろがね小屋のお風呂を楽しめた。

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2016年1月1日(金)、元旦から一泊二日の予定で福島の安達太良山へ行ってまいりました。宿泊した「くろがね小屋」はすぐ近くに湧き出る岳温泉源泉のお湯をかけ流しで楽しめる山小屋。登山口のあるあだたら高原スキー場へは郡山駅からシャトルバスが出ていて便利なので今回は新幹線利用です。シャトルバスを利用できるのはスキー場の営業期間中のみ。

郡山駅西口

今回の山行ルート

↑のSpeedが突然25m/s (時速90km!)になって軌跡が一直線になっている部分は何かの間違い。

元旦の朝の東北新幹線は割と空いていた。よく晴れた正月の青空の下、郡山駅を9:10にシャトルバスで出発。居眠りしているとあっという間にあだたら高原スキー場・奥岳登山口に到着。昼過ぎには本日の目的地、くろがね小屋に着くはずなのでスキー場にある奥岳登山口を10時半出発でもOKです。

今回の費用

新幹線(大宮駅~郡山駅) 片道運賃3,350円
シャトルバス(郡山駅~スキー場) 片道大人1,200円
くろがね小屋宿泊費(一泊二食付き) 一泊二食付き6,600円
シャトルバス(スキー場~岳温泉) 片道大人400円
路線バス(岳温泉~二本松駅) 500円
普通列車(二本松駅~郡山駅) 410円
新幹線(郡山駅~大宮駅) 片道運賃3,350円

交通費は計9,210円で宿泊費が6,600円でトータル15,810円でした。郡山駅~あだたら高原スキー場間のシャトルバスは行き9:10、帰り17:00の一便ずつしか出ていないので行きのみ利用しました。しかもこの2つの便は要予約です。新幹線を郡山駅で降りて、シャトルバスに乗る前に福島交通チケット売り場でチケットを前もって買っておく必要があります。

帰りの郡山駅行き17:00の便は遅すぎて予定に合わないため、岳温泉のバスターミナルで路線バスに乗り換えて二本松駅から帰りました。

【1月1日】奥岳登山口~くろがね小屋

今年の冬は暖かく、スキー場の積雪状況をチェックすると昨年と較べて雪がだいぶ少ないようです。安達太良山も雪が少なめで、ふもとのあだたら高原スキー場のゲレンデは部分的に土が見えていました。今回はくろがね小屋に宿泊して、1月2日の朝に山頂を目指します。

奥岳登山口へスキー場の横を通って登山口へ。登山届ポストはスキー場パトロール詰所前にありました。

旧道への入口まず勢至平へのルートは二通りあって、車でも通れそうな馬車道をたどるか、馬車道をショートカットする旧道を使うかのどちらかになります。山スキーの人は馬車道、スノーシューやアイゼンの人は旧道を使う感じですかね?

旧道の様子。旧道の様子。雪が溶けた後や雨が降った後は非常に滑りやすいルートになります。(秋の安達太良山を下山中に、ぬかるみで盛大に尻もちをついてパンツを泥だらけにした事あり)

八の字で旧道が終わり、傾斜も緩くなる旧道と馬車道の合流地点、八の字。この辺から勢至平方面は斜面が緩くなる。

八の字から見た馬車道八の字から馬車道を振り返ったところ。スキーで下山したトレースが沢山残っている。

勢至平分岐への平坦な道勢至平分岐へ続く平坦な道。くろがね小屋まで急斜面は無し。

勢至平分岐勢至平分岐に到着。くろがね小屋を経由せず山頂へ向かいたい時はここで曲がる。翌日の下山時は山頂からここへ降りてきました。

くろがね小屋が見えてきたくろがね小屋が見えてきた。

福島県営くろがね小屋福島県営のくろがね小屋へ到着~。

この奥が岳温泉の源泉くろがね小屋の奥の方に岳温泉の源泉があります。

くろがね小屋の夕食はビーフカレー12月31日は満員だったそうですが、今夜は6~7割の入りかな。自炊で素泊まりの人も多いです。夕食は名物、お代わり自由なビーフカレー。今夜は作った量が少なめだったらしく途中で品切れになってしまいました。夕食は17:30からで、消灯時間は21:00。源泉掛け流しの温泉風呂の利用はは20:30まで。自分は3回も入ってしまった。


【1月2日】くろがね小屋~安達太良山山頂

温泉卵付きの朝食は6:00から。自炊の人達は早めに出ていきます。小屋を出発してひと登りすると風が強い。安達太良山はいつも西風が強いな~。山頂を目指して登るにつれ視界が悪くなっていきます。山頂の肩に到着すると風が強すぎてバックパックが煽られじっと立っていられない。気温は-5℃、風速は体感で15~20m/s くらい。乳首の岩場登りも今回はパス。ピッケルは必要なしでした。予定ではロープウェイ山頂駅経由でスキー場へ下りるつもりでしたが、道の様子が分かっている勢至平の方へ向かう事にしました。

小屋からひと登りした所から見た篭山小屋を出るとすぐに急登。篭山のピークの向こうに朝日が見えます。

くろがね小屋のある谷間を振り返る急登を登り切った後、小屋がある谷間を振り返る。

安達太良山山頂への登り小屋の人が刺してくれた竹竿を目印にして山頂を目指す。

峰の辻で小休止峰の辻で小休止。風が強いけど山頂はもっと強風でした。

安達太良山頂はずっとガスの中山頂はずっとガスの中で全く見えません。

安達太良山山頂の肩にある標柱。三角点は背後の岩場の上。山頂の肩にある標柱へ到着~。ここまでならスノーシューでも登ってこられます。吹き飛ばされそうな西風なので山頂の岩場を登るのは止めた。

安達太良山山頂なんも見え~ん。

安達太良山頂~登山口

勢至平へ戻ります視界が悪いのでロープウェイ山頂駅へ降りるのは中止。勢至平へ向かいます。

ゴーグルが曇ってよく見えない...ゴーグルが曇ってしまい、竹竿がどこにあるのか分かりにくい。足元の踏み跡も見えにくくて困った。

岳「がく」ではなくて「だけ↑」温泉。2013年の夏に撮った同じ場所の写真がこれ↓

岳温泉↑さらに下ると灌木帯に入ってゆく。

勢至平へ下りてくると風はだいぶ弱くなった
昨日通った勢至平分岐へ到着勢至平まで下ると、風もだいぶ弱くなります。このルートは通過する人が多いらしく、はっきりしたトレースやピンクのリボンでバッチリ把握できる。昨日通過した勢至平分岐点にたどり着いたので、スキー場へ向かって下ります。

陽がさしてくると暑い...高度を下げると山頂を覆っていた雲の下に出て晴れ間が見えるようになってきた。

旧道。土が見える土が見えてる旧道。少ない雪が溶けてグサグサ。

あだたら高原スキー場

人工雪で何とかしのいでいるあだたら高原スキー場の下の方。正月休みだからかスキー客は多めかな?2015年12月17日にあだたら高原スキー場前に日帰り温泉施設が開業していたので、バスが来るまでの待ち時間に汗を流せました。

あだたら山・奥岳の湯

入浴料金 大人600円、子供(4才~小学生)400円
営業時間 10:00~20:0(4月20日~11月4日)
上記期間以外は18:00まで
公式サイト http://www.adatara-resort.com/green/okudakenoyu.stm

ph2.5の酸性泉で、内湯はくろがね小屋上部の源泉から引かれてきたお湯のかけ流し。くろがね小屋の次に源泉に近い温泉施設ですね。露天風呂は気持ちよくて登山の疲れが取れる~。

下山して岳温泉街を散歩

岳温泉のメインストリート早い時間帯のシャトルバスは岳温泉まで。バスターミナル前の坂道が岳温泉のメインストリート。温泉宿が軒を連ねてます。二本松駅行きのバスが来るまで50分の待ち時間があるのでちょっと探検するか…。

ソースカツ丼で有名な「成駒」もさすがに三ヶ日は休業でした。

岳温泉神社に初詣坂の上に岳温泉神社があり、ここで今年の初詣。山でケガをしないようにお祈りしておきました。

岳温泉神社の由来岳温泉神社の由来。ほほー。

二本松駅普通の路線バスで二本松駅へ移動し、在来線で郡山駅へ。1月2日の東北新幹線上り自由席は満席だったのでデッキに立ったまま帰路につきました。

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