【茨城】筑波山の隣にある宝篋山を子連れでハイク

常願寺コース~尖浅間山頂~宝篋山~極楽寺コースで下山

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2020年3月22日(日)、小3の次女を連れて筑波山(877m)の南隣に位置する宝篋山(ほうきょうさん、461m)を歩いてきました。日本百名山の一つでもある筑波山の方が知名度もあり人も多いですが、隣の宝篋山もなかなか楽しく登れる子連れ向けの山ですよ。

今回の山行ルート

合計距離: 8.32 km
ルートの詳細
山頂標高:461m
歩行距離:8km
累積標高:588m
所要時間:3-4時間
グレード: (初心者向け)

宝篋山について

宝篋山はつくば市の筑波山から見て、南南東8kmの位置にある標高461mの低山。古くは小田山と呼ばれていて、鎌倉時代中期~文永初期、つまり1260~1270年頃に山頂の宝篋院塔(高さ2.5m)が建てられてからは宝篋山と呼ばれるようになったそうです。地元民には今でも小田山と呼ばれているものの、国土地理院の地形図上の表記が宝篋山(小田山)になったという登山雑誌の記事を読んだ記憶があります。2018年年末~2019年前半のヤマケイの記事だったと思うけど。

麓には極楽寺の跡があり、今でも残る五輪塔や鐘楼跡、地蔵菩薩像が草叢に点在している様子は「千と千尋」のワンシーンを思い起こさせる。宝篋山山頂の宝篋院塔が建立された頃、ここ極楽寺を整備して布教の拠点とした忍性(にんしょう)という僧は1261年に鎌倉入りし、鎌倉極楽寺を開山している。この地と鎌倉の意外な繋がりは調べると面白いかも。

宝篋山登山コース

宝篋山山頂への登山道で主なものは宝篋山小田休憩所から登るルートで、極楽寺コースと常願寺コースの2つがある。今回はこの小田休憩所そばにある無料駐車場から常願寺コースで登り、下山は極楽寺コースを使います。

小田休憩所

宝篋山小田休憩所

小田休憩所の入り口。利用時間は9:00からなので、朝早く来た場合に使えるトイレは駐車場にある仮設トイレのみ。

宝篋山小田休憩所

下山後にトイレを使わせてもらったが、中に資料類も置いてあった。

小田周辺の地図

近くには佐竹氏と幾度も合戦を繰り広げた小田城跡が公園として整備されている。

極楽寺周辺の想像復元図

鎌倉時代中期の極楽寺周辺はこうであっただろうと想像して描いた図。

小田休憩所そばの駐車場

駐車場は小田休憩所の敷地内ではなく、隣接した土地にあります。

小田休憩所そばの駐車場

駐車場は日曜の朝7:30の時点ですでにいっぱい。

駐車場から見る宝篋山山頂の電波塔

山頂の電波塔はよく見える。

小田休憩所駐車場~常願寺コース

[7:30]準備を整えて出発。しばらく田んぼの中を歩く。ここが常願寺コースと極楽寺コースの分岐点。

小田休憩所~常願寺コース

うぐいすなど小鳥のさえずりが響き渡る。

小田休憩所~常願寺コース

昔はさいたまにもこんなせせらぎや小池がありましたね。

常願寺コース・ゲート

動物除けのゲートがあるので、開けて通過。特に何も表示が無いので、山歩きに慣れていない人は面食らうかも。極楽寺コースにも同じタイプのゲートがあった。

常願寺コース

しばらくこんな感じ。

常願寺コース

宝篋山は初心者向けに道標がしっかり整備されている。

常願寺コース

常願寺跡がどこだったのかよく分からなかった。

常願寺コース

下の方は杉林。

常願寺コース

尖浅間(とがりせんげん)というピークを目指します。

常願寺コースの椿

この写真だと分かりにくいが、椿の花が咲き誇っていた。

常願寺コース

くずしろの滝。登山道が沢沿いなので、涼し気な小滝が次々と現れる。

常願寺コース・純平歩道分岐

[8:10]純平歩道分岐。尖浅間をパスしてゆるい傾斜を登れる、地図に載ってないルートが純平歩道にあったような気がする。我々は右へ。

常願寺コース・長長坂

純平歩道分岐からしばらく急登になり、長長坂と表示があった。低山で人の手がよく入っていると何にでも名前を付けたくなるか。

常願寺コース・長長坂

坂自体はそんな大したことはない。

常願寺コース・尖浅間山頂手前

尖浅間山頂まで50m。

常願寺コースから尖浅間

[8:45]尖浅間山頂に到着。大岩がゴロゴロしていて樹木が多い。ここからの眺めはまあまあ。

尖浅間山頂

休憩用のベンチとテーブルもある。

尖浅間~宝篋山山頂

尖浅間・合体木

楢と桜の合体木。

尖浅間からの下り

尖浅間から一旦下る。下った所の鞍部に、純平歩道側へ下る地図に無いルートがあった。そこをトレランのグループが走って下っていったので気付いた。

「豚の角煮岩」

次女が命名、「豚の角煮岩」。宝篋山は筑波山と同様、隆起して出来た山であり、この様な堆積岩が見られる。この地域は中生代~ジュラ紀頃、海底にあったので泥や砂が積み重なって豚の角煮状の岩が出来上がったのである(次女談)。筑波山の花崗岩はこうした堆積岩の中に入り込んだマグマによって形成されたもので、侵食に抵抗しやすかったので宝篋山よりも標高が高く残ったのでしょう。

尖浅間~宝篋山

こんな居心地の良いベンチとテーブルがあった。

尖浅間~宝篋山

山桜の森かな?まだ何も咲いていない。

宝篋城土塁

宝篋山山頂南側の小ピークが宝篋城跡で、その周囲に土塁の痕跡が残っている。

宝篋城空堀

土塁と対になる堀の跡。戦国時代まで小田城周辺で断続的に発生した戦の痕跡。

宝篋山山頂下のバイオトイレ

宝篋山山頂下のバイオトイレ。

宝篋山山頂直下

トイレ休憩の後、宝篋山山頂までもうあと一登り。

宝篋山山頂直下

電波塔の下に到着。表筑波スカイラインからここまで林道が繋がっている。一般車が通行できるかどうかは分からない。

宝篋山山頂

ここにも浅間神社。

宝篋山山頂

[9:30]駐車場から2時間ほどで宝篋山山頂(461m)に到着。

宝篋山山頂

宝篋山山頂から見た筑波山

宝篋山から見た筑波山(877m)。ここから女体山まで約8km。何故かこの地域が群発地震の震源地になっている。

宝篋山山頂の宝篋院塔

常陸国小田の宝篋印塔。鎌倉時代、盛んに作られた宝篋印塔は同じ形状の物が日本各地に見られる。

宝篋山山頂の宝篋院塔・解説文

忍性の指導の元、石匠集団によって作られたと推測される。

[10:00]少々風がありますが、ここでお昼。

ママーのPaletteというパスタ。これは山でも調理しやすい。

ハンバーグドリア。パックのご飯、レトルトの煮込みハンバーグ、とろけるチーズ、デミソースを使用。メスティンで調理。これはうまかった。私のメスティンはドイツのメーカー、Mili Camp製のもの。

モンカフェはバッグの部分がコーヒーに浸らないので使いやすい。

スノーピーク・ダブルウォールマグ

スノーピーク・ダブルウォールマグの450と220はこんな感じに重ねて収納可能。自分用と子供用。重ねた状態で450用の蓋をしめられる。

宝篋山山頂から見た霞ヶ浦

宝篋山から南東へ約10kmの距離にある霞ヶ浦がうっすらと見える。右の電波塔の下に宝篋城の跡があるので下山時に寄り道してみる。

手洗車

このタイプのマニ車は高尾山を思い出す。

宝篋山山頂から極楽寺コースで下山

宝篋山山頂下

[11:20]極楽寺コースで下山。最初の分岐で右に行くと小田城コース。

宝篋城への分岐

宝篋城跡に何があるのか気になったので寄り道。

宝篋城跡

特に何も残っていなかった。

宝篋城跡

宝篋城跡の標識とテーブルとベンチがあるのみ。

極楽寺コース

宝篋城跡から元のコースに復帰し、すぐに南への分岐に入ると極楽寺コース。純平歩道に合流し、しばらく歩くとハナミズキの白い花が満開だった。この白い花は麓の駐車場からも見えましたね。

ニコニコ岩とワニ岩

筑波山のように奇岩に名前を付ける努力がうかがえる。

ニコニコ岩

次女は肉じゃが岩と命名。

ワニ岩

ワニ岩ねぇ、、、我が家にとっては豚の角煮にしか見えない。

極楽寺コースの小滝
極楽寺コースの小滝
極楽寺コースの小滝
極楽寺コースの小滝

極楽寺コースも沢に沿った登山道で、小さな滝が連続して姿を現す。

極楽寺コースのニリンソウ

ゴールデンウィークの頃の上高地によく見られるニリンソウがこんな所に咲いていた。

極楽寺コース

歩きやすくて気持ちのいい登山道。真夏は暑くて嫌になると思うが。

ハート岩

幸せのハート岩。登山客を呼び寄せようと一所懸命努力している感じがよい。金を使う所が全く無いけど(笑)。

極楽寺コース

[12:30]極楽寺コースの入り口に到着。ハナミズキと菜の花がきれいに咲いていた。この奥に極楽寺跡がある。

極楽寺コース

駐車場まであと10分。

極楽寺コース・ゲート

常願寺コースにもあったゲートを開けて通過。

極楽寺公園

東屋のある公園。

小田休憩所の駐車場

[12:40]小田休憩所駐車場へ帰還。山頂で2時間休憩したのを除いても、行動時間は3時間ほどでした。小さい子連れでも大丈夫な、よく整備された初心者向けの良い山でした。おつかれ山~。

Reliveで今回の山行を振り返る

Relive ‘2020/03/22 宝篋山’

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