日程 | 【日帰り】2020年4月1日(木) |
メンバー | 【子連れ】ぬこはち・ゆき |
天候 | 曇り |
アクセス | 利用交通機関 車市営第3駐車場を利用(有料:1日500円)。 |
地図・ルート・標高グラフ・移動ペース
歩行距離:6.6km
累積標高:731m(登り)、731m(下り)
歩行時間:3時間42分
休憩時間:1時間14分
グレード:
コース定数:18(ある程度歩ける初心者向き。下りはケーブルカーでも可。)
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。
行程とコースタイム
- 日帰り
- 行動
- 3時間42分
- 休憩
- 1時間14分
- 合計
- 4時間56分
今回の山行の費用
交通費 | 駐車料金 | 市営第3駐車場 | 1日500円 | 500円 | |
下山後の温泉 | つくばの湯 | 日帰り入浴 | 大人1,100円(中学生以上) | 計 | 2,200円 |
合計 | 2,700円 |
参考リンク
筑波山ケーブルカー&ロープウェイ | http://www.mt-tsukuba.com/ |
筑波山駐車場ガイド | https://mount-tsukuba.com/journal/tsukubasan-parking-guide/ |
つくば湯 | https://www.ichibou.com/onsen |
登りは白雲橋コース、下りは御幸ヶ原コースで周回するコースでレッツらゴー
4月1日(木)は春休み中の長女を連れて茨城県の百名山である筑波山(877m)へ久しぶりに行ってきました~。天気は薄曇りだったものの、満開の桜が散り始めた日だったようで、桜の花びらを浴びながら歩くのんびり山行でした。
08:00過ぎに市営第3駐車場に到着。この先に土産物屋が貸し出す駐車場が複数ありますが、この駐車場の方が止めやすいし、きれいなトイレもあるので毎回ここに駐車します。それにしても花見が出来そうな駐車場だな(笑)。
筑波山市営第3駐車場のトイレ。この右手の下り坂の途中に神社方面の近道があります。
筑波山神社の山門の右側から、あいまいな道標に従って雲橋コース登山口を目指す。
道端にあった何となく古そうな女體山の石碑。
白雲橋コース入口の手前に新しい駐車場ができていた。白雲橋コースを往復する人はこの駐車場を使うといいかも。1日300円で料金も安い。
駐車場の広さはこのくらい。
場所はここ。新しすぎて知っている人は少ないかも。
白雲橋コース入口~女体山
[08:40]先程の駐車場を左折し、坂道の先にこの鳥居が見える。ここが白雲橋コースの入口。
火気厳禁の看板があちこちに新設されていた。山火事を警戒しているのでしょう。
[08:54]酒迎場分岐通過。この分岐で右へ進むとロープウェイの山腹駅である、つつじヶ丘駅へたどり着ける。女体山山頂方面は左。
薄暗い杉林の単調な登りをしばし続けると白蛇弁天に到着。嘘か真か、白蛇を見つけると金持ちになれるそうな。(笑)
ロープウェイのケーブルをくぐった所にある弁慶茶屋跡までこんな感じの登りが続きます。いい筋トレだ。
二十三丁目(もしくは二十五丁目)の石碑のかけらに初めて気がついた。山頂は何丁目なのか調べてみたが今の所不明。
ニリンソウがきれいに咲いておりました。
[09:44]少し開けていてベンチのある弁慶茶屋跡に到着。5分ほど小休止。
弁慶茶屋跡から女体山山頂までは様々な奇岩を楽しみながら登ります。筑波山上部、今回通った白雲橋コースだと酒迎場分岐より上に分布する岩は斑レイ岩と呼ばれ、花崗岩より硬く風化しづらいためこの様な形で残ったらしい。まだこの地域が海の底にあった白亜紀末、マグマが上昇してきたものの、噴火はせずにそのまま固まってできた斑レイ岩を、今は奇岩として楽しむことができる。
しかしどうやったら岩が風化してこんな奇妙な支え方をするようになるのか不思議ですな~。
出船入船。
これは何だっけ??
お~、本当に大仏に見える。
女体山山頂まであともうちょい。
女体山~男体山
[10:20]筑波山山頂の女体山(877m)に到着。麓の筑波山神社からの所要時間1時間49分でした。ここは人が多いと写真を取るのに順番待ちの行列ができる所。春だから空気が霞んでしまい、あまり遠くは見えず。冬の澄んだ空だとスカイツリーが見えたりします。
女体山と男体山の鞍部にある御幸ヶ原で昼食を取った後、向こう側の男体山を登りに行きます。
女体山山頂すぐ下にある筑波山神社女体山本殿。
今日は半年に一度の御座替(おざがわり)祭の日だったらしく、巫女と神主さんが待機していた。女体山から御幸ヶ原へ下りる途中に神輿とすれ違ったが、去年と今年は祭りの規模を縮小しておこなったそうです(土産店の女将談)。
御幸ヶ原へ向かう。
途中にカタクリの群生地があった。おそらく見頃は過ぎていた模様。
枯れ葉ばかりが目立つカタクリの里であった。
[10:40]女体山から15分ほどで御幸ヶ原に到着。人も少ないのでちょうどいいベンチに座れた。コマ展望台の左側手前にロープで仕切られたエリアが最近設置された「バーナーエリア」。実は2021年3月27日に開設されたばかり。以前から筑波山は火器の使用が禁止されていましたが、こうしてバーナーを利用できるエリアを設定することで、火の気のコントロールを試みていますな。
利用時間は10:00~15:00となっている。向かい側にある土産物店のおばちゃんは、神社に土地代払っているのにこの見張り役はタダ働きなんだよ~と嘆いておられました(笑)。
火器を使う場合はこの砂利か土の上に座り込んで料理しろという事か(笑)。ベンチだけでも設置すればいいのに。実際には男体山山頂の人目につかない所などで火器を使っている人はいましたね。
今日の山ランチはカップラーメンとフルーツ缶詰。サーモスに入れて持ってきた熱湯でラーメンをいただきます。ランチ休憩は47分。
御幸ヶ原から北側を望むと加波山が見え、空気が澄んでいればさらに日光連山も見える。那須岳から筑波山が見えた事もあるが、こちらから那須岳を識別するのは難しいか。
[11:27]ケーブルカー山頂駅すぐそばのトイレ。男体山へはトイレ左側から登り始めます。
途中の見晴らしがいい所にあるベンチ。
[11:42]筑波山男体山山頂に到着。
社の前が眺めのいい場所なので、そちらへ回り込もうとすると建物があった。
門柱やレンガ積みがいかにも古そう。
シャッターの降りた出入口の上にはステンドグラスが見える。
ここは100年以上続く気象観測施設で、今は無人となったが、このコンクリ造りの建物は1928年に建てられたものだそうな。
ステンドグラスのアップ。
筑波山男体山山頂の本殿。女体山と比べると人は少ない。
花崗岩を彫って作られた狛犬。ここには3分ぐらい滞在して下山開始。
男体山の方も斑レイ岩がゴーロゴロ。
ケーブルカー山頂駅前から男体山山頂まで登りは15分、下りは9分でした。
ケーブルカー沿いの御幸ヶ原コースで下山
下山ルートを御幸ヶ原コースに取る。
山頂付近にあるカタクリの里よりもこちらのほうが緑が多くてカタクリの花がきれいに見えます。
しかしずっと階段が続く。
[12:43]御幸ヶ原コースの途中にある水場。
水場の周囲の様子。
ここが男女川(みなのがわ)の源流地点。
側にある岩のくぼみの傍らには「従公之窟」と彫られた石碑が。筑波山では定期的に筑波山禅定という行がおこなわれており、その修行では一般登山道から離れた場所にある窟や岩をよじ登ったりくぐったりするそうだ。この従公之窟はただの窪みなので修行には使わないだろうな~。
触られまくってスベスベになった二股の杉の巨木。
[12:54]ケーブルカー山頂駅から40分ちょいでケーブルカー軌道の中間地点に到着。
なぜ中間地点だと分かるかというと、上りと下りのケーブルカーがここですれ違うから。
乗車しているとあまり実感が無いが、外から見ていると結構な速度を出している。
何とか筑波山ケーブルカーすれ違いの瞬間を撮れた。
緑のわかば号はあっという間に下っていった。
あとは筑波山神社までのんびりと下るだけ。
ケーブルカー山麓駅への分岐に到着。
筑波山の一般的な登山道。この他に作業道や禅定の修行に使われる道がある。
小さな石が炭酸カルシウムなどで固められて出来たさざれ石。礫岩とも呼ばれ、石が堆積した地層があれば日本全国どこにでも見つかる、はず。
筑波山神社の拝殿でお参り。この辺りから上、山頂まで神社の所有地。
鈴のハート。
よくぞここまで木材を組み上げたものだ。
いつの間にかきれいに塗り直された神橋。ちょうどこの日が4月1日の御座替祭に当たり、山頂の本殿と先ほど拝観した拝殿の神の居場所が入れ替わる。橋の手前で執り行なわれている儀式の後、この日だけ橋を歩いて渡ることができる。
山腹ではどこからともなく桜の花びらが舞い散っていましたが、神社周辺ではしっかりと満開の桜の樹を拝めました。
市営第3駐車場への近道を戻る。小さな墓地の横を通ります。
筑波山市営第3駐車場の桜。
2時間前までいた男体山の山頂。
下山後の温泉はつくば湯へ
下山後の汗を流しに前もって調べておいた「筑波温泉ホテル」へ向かい、玄関まで来てみると無情にも「休館日」の表示が…。平日のせいかな。しょうがないので第2候補として選んでいた「つくば湯」へ移動。筑波温泉ホテルへ行くためにさっきここを通過しましたが、また戻ってきた。料金は2人で2,200円。空いてて良かった。
田舎の方に来ると見つけられるドクターペッパーうみゃい。
下から眺めた男体山と女体山。
筑波山の南西から見た筑波山と宝篋山(ほうきょうさん a.k.a 小田山)。宝篋山は中央右寄りのピークにある電波塔が目印。宝篋山も子連れの初心者向けの山としておすすめ。
今回の山行はあまり疲れなかったけど、、、お疲れ山~。