日程 | 【日帰り】2012年6月07日(木) |
メンバー | ぬこはち・こゆ |
天候 | 晴れ |
アクセス | 利用交通機関 車・乗合タクシー尾瀬戸倉の第一駐車場を利用(1日¥1,000)し、鳩待峠へ乗合タクシーで移動。 |
この日は新しく購入したドイターのキッドコンフォートII(小さな子供を背負えるザック)を使って、子連れで尾瀬ヶ原を周回してきました。
地図・ルート・標高グラフ・移動ペース
歩行距離:16.0km
累積標高:244m(登り)、244m(下り)
歩行時間:6時間40分
休憩時間:1時間50分
グレード:(距離が多少あるだけ)
コース定数:19
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。
行程とコースタイム
- 日帰り
- 行動
- 6時間40分
- 休憩
- 1時間50分
- 合計
- 8時間30分
今回の山行の費用
交通費 | 高速 | 浦和~沼田 | 4,080円(ETC) | 計 | 8,160円 |
沼田~浦和 | 4,080円(ETC) | ||||
駐車場 | 尾瀬戸倉第一 | 1,000円(1日) | 計 | 1,000円 | |
乗合タクシー | 戸倉~鳩待 | 大人900円・子供450円(片道) | 計 | 1,800円 | |
温泉 | 日帰り入浴 | 尾瀬ぷらり館 | 大人500円小学生200円 | 計 | 500円 |
合計 | 11,460円 |
参考リンク
鳩待峠から東電小屋まで往復
07:40頃に鳩待峠を出発し、山の鼻へと下る。鳩待から入るルートは東京電力が整備してくれているので非常に歩きやすい。それに対して福島県側の尾瀬の木道は結構ボロいので、御池や沼山峠、大清水の方へ抜ける場合は足元注意。尾瀬の群馬県側の整備は東電の管轄だそうです。
[08:30]子供を背負ったまま、滑らないように注意して歩いたため標準コースタイム通りの50分ほどで山の鼻に到着。この至仏山荘前はテーブルやベンチが沢山あり、休憩するのにちょうどいい。ハイシーズンの週末だと結構人だらけになります。
登山用の子供を背負えるザックについて
子供を連れて山登りをする時、小さい子だとグズって歩くのを嫌がる可能性は非常に高いです。疲れたり眠かったり、気圧の変化で頭痛が起きたり気分が悪くなったりするかもしれません。ザックの中の通常の荷物に加え、子供を抱っこしたまま歩くのは短距離ならまだしも、特に山道を登るのはかな~り無理があります。
そのような事を考慮すると、子連れで山登りする際は子供を背負える市販のザックを使うのがベストでしょう。私が購入したのはドイターのキッドコンフォートIIです。座面の下の荷室の容量は14リットルで若干少なめ。ポケットは沢山ありますが、荷物が多いときは亀の子の様にダブルザックにします。キッドコンフォートの後ろに20リットルくらいのザックを工夫してくくりつける感じ。
ダブルザックにすると左右に振られるし後ろに引っ張られてバランスが悪くて歩きづらいので、荷室の容量が多いキッドキャリーを選ぶなら、オスプレイの「Poco」(容量26リットル)か、モンベルの「ベビーキャリア」(容量26リットル)の二択です。モンベルの方が安いです。
私が何故ドイターを選んだかというと、ドイターのザックって背負いやすいんですよ。背中のパッドやショルダーベルトの使い心地が非常によろしい。自分だけかもしれませんが、オスプレイやモンベルのザックのショルダーベルトは緩みやすいです。荷物が軽かったり短距離なら大して気になりませんが、子供が大きくなって体重が20kg近くなると背中のパッドやショルダーベルトの質は大きな違いをもたらします。ドイターのキッドコンフォートは耐荷重22kgまでとタグに書いてありましたが、うちの場合は子供と荷物の重さを合わせて25kgでこのザックを使って登ったことがあります。長女が5歳の頃だから体重が18kgだったかな?水が4リットルだったはず。
ベビーキャリー3製品
写真はそれぞれ公式サイトのオンラインストアより引用。
3種類の子供を背負えるザックを並べてみると、やはりドイターの方がデザインもいいな。オスプレイとドイターは22kgまで適応しますが、モンベルは16kgまでとなっています。体重16kgだと4歳児までですね。
子供がケガをしたり、体調が悪くなった時のためにも、小さなお子さん連れで登山を楽しむならこうしたザックを使いましょう。4~5歳児を背負うなら体力も必要になります。
4歳児がキッドコンフォートに乗るとこんな感じ。
山の鼻~東電小屋
この日は基本的に晴れでしたが、時折暗い雲が足早に通過していくこともありました。ちなみに2012年関東甲信越地方の梅雨入りは6月9日でした。
梅雨入りの直前で晴れた尾瀬ヶ原の風景と、水芭蕉の咲き乱れる様を眺めながらのハイキング。
山の鼻~牛首の辺りに水芭蕉の群落があります。
こっちも。
至仏山は雪解けの季節になるとしばらく入山禁止になります。ゴールデンウィーク期間中は至仏山山頂まで登って山の鼻へ下ったり出来ますが、例年GW直後から6月一杯は高山植物保護のため立入禁止です。木道がはっきり雪の上に出ていない状況で登山客が大勢訪れると雪の下に隠れた高山植物が踏みにじられる恐れがあるからでしょうね。
牛首の辺りから見た至仏山。
牛首の近くの橋と奥に見える燧ヶ岳。
何枚も同じような写真を撮ってしまう(笑)。
池塘と燧ヶ岳。水芭蕉が群生している所と、ここのように全く生えていない場所の違いは一体何だろう?
ヨッピ吊り橋の手前の辺り。奥に見えるのは至仏山。
ヨッピ吊り橋手前のベンチでちょっと休憩。
うちの子はここまで一緒に歩いたり、疲れたと言って背中に乗ったりしながらここまでたどり着きました。服装は幼稚園の体操着の上にモンベルの雨具を防風のために着せています。
黄色いリュウキンカ?と一緒に咲き乱れる水芭蕉。
ヨッピ吊り橋~東電小屋のどこか。この辺もクマがよく出るそうです。
東電小屋前のベンチでランチ
この日はレトルトの牛丼とパスタを持ってきました。右の鍋は大学生の頃に購入したチタン製のもので、コゲが取れない。お湯を沸かしてご飯を作り、レトルトを湯煎して牛丼を長女に食べさせている間に自分は茹でるだけのパスタの調理に取り掛かる。

これは登山用品店でよく販売しているソル・レオーネのスパゲッティトマト&マッシュルームです。子供は牛丼を全部食べられないので、残った半分を食べている間にパスタが茹で上がるのを待つ。
東電小屋~牛首分岐~鳩待峠
[12:15]東電小屋前で1時間ほど休憩したのでそろそろ鳩待へ戻りますかね。後ろに子供を背負っているとこんな感じになります。
[12:30]ヨッピ橋を通過。それにしても「ヨッピ」という気の抜けた呼称はいったいどこからきたのだろうか?

「ヨッピ」とはアイヌ語で「呼び」「別れ」「集まる」という意味があるそうだ。ほほ~
[15:10]鳩待峠に無事帰還。行動時間は休憩も含めて8時間30分と、ずいぶんゆっくり歩いた尾瀬のハイキングでした。
下山後は尾瀬ぷらり館で日帰り入浴
ぷらり館の入浴料は大人500円でしたが、2022年になってもまだ同じ料金です。小人は小学生のことで、うちの幼稚園児は無料でした。
場所は尾瀬戸倉第1駐車場から橋を渡ってすぐ。