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2024-10-09(水)

【北八ヶ岳】 八ヶ岳連峰の最北端、冬晴れの蓼科山を日帰りピストン

すずらん峠駐車場から蓼科山山頂往復コース

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2014年1月23日(日)、北八ツの一番北側に位置する富士山型の目立つ山、蓼科山(2,531m)を単独で登ってきました。この日は雲ひとつない八ヶ岳ブルーの青空の下、蓼科山山頂から360°見渡せる絶景だった。

ルートの詳細
山頂標高:2,531m
歩行距離:7km (往復)
累積標高:1,190m
所要時間:6時間
グレード: 

今回の山行ルート

コースタイム
スズラン峠駐車場(07:00)-標高2110m標識(08:40)-森林限界(10:30)-蓼科山山頂(10:45/11:00)-山頂直下でカメラ捜索(11:10/12:00)-標高2110m標識(13:10)-駐車場(13:50)

さいたまの浦和I.C.から蓼科山登山口の一つであるスズラン峠の駐車場までの経路は二つ。圏央道→中央道の南回りか、関越→上信越道で佐久から北回りで行くかのどちらか。google mapで調べると所要時間はどちらもほぼ同じ約3時間で、走行距離は北回りの方が34km短い。行きは北回りで、帰りは渋滞状況を確認してからどっち回りで帰るか決めることにした。

すずらん峠登山口駐車場~蓼科山山頂

[7:00]午前3時に出発して駐車場に着いたのが6:30。1月23日の日の出時刻は6:56。準備を整えて、明るくなってきた頃に出発。先行者は単独の方一名。日の出前の気温は-15℃でした。

夏道は駐車場から50m下った所にある女ノ神茶屋前のバス停(蓼科山登山口バス停)の横から入るが、雪に覆われたこの時期は駐車場の裏からそのまま入る。バス停からのトレースに合流出来ます。2014年当時は駐車場にトイレも登山届用ポストも無かったが、今はきれいなバイオトイレと登山者カード入れが新設された模様。

蓼科山登頂後、山頂直下の斜面でカメラを紛失したため、この山行時の写真は下山時にスマホで撮ったもののみです。幸いなことに同じカメラを買えるほどのお金が保険会社から下りてきました。
蓼科山標高2110m地点

地形図の通り、平坦→急登→平坦→急登とこなしていくと標高2110m地点の標識に到着。小休止にちょうどいい所だった。この写真は下山時のもの。さらにちょっと登って少し下ると、いよいよ山頂まで標高差300mの急登が現れます。急登とはいっても山頂直下までほぼ樹林帯なので特に怖い所は無し。ピッケル装備で来たんだけど、このルートはストック1本で十分ですね。

蓼科山山頂直下

登山口から3時間45分で森林限界に到着。バラクラバ(目出帽)をかぶり、風対策をしてから山頂を目指します。岩がところどころ露出している所をずっこけないよう注意しながら通過。

蓼科山頂ヒュッテ

[10:45]蓼科山頂ヒュッテの手前でUターンを描くようにして左手の山頂へ向かう。踏み跡を外すと脚の付け根までズボズボもぐってしまい、なかなか復活できない。山頂の方位盤にたどり着いてみると雲一つ無い快晴で、北アルプス全部、南ア、八ヶ岳などなど周囲の山が全て見渡せる絶景でした。寒いけど幸せ。

蓼科山山頂から見た景色

八ヶ岳連峰全体

蓼科山から見た八ヶ岳連峰全体像。

南アルプス

南八ツの裾野と南アルプス。

中央ちょっと奥のピークが北横岳(2,480m)の北峰と南峰。

中央アルプス方面

山頂の風は強い。

この斜面でカメラが滑落。蓼科山頂ヒュッテ南東、標高2480m辺りの緩斜面にPENTAX WG-3GPS(緑)が落ちていたらそれは私のです。そこは登山道から外れた場所で、雪が溶けたら岩だらけなので多分見つかることは無いでしょう…シクシク。

何が起きたのかというと、山頂で15分ほど休憩してから下山しようとした瞬間、いつもカラビナでベルトに繋いでいるカメラを雪の斜面に落としてしまったんですよね。夏だったらポトッと落ちるだけで済むけど、雪の斜面に落ちたカメラはそのままシャーっと滑り落ちてしまったorz…。というわけで今回の山行の記録写真は防水ケースごしにiPhoneで撮影したもののみとなります。

幸いなことに「モンベル野あそび保険(国内旅行傷害保険)」に掛金500円で入っていたので、紛失したカメラの市場価格分のお金が後で振り込まれることになりました。今まで山で大きなケガや遭難をしたことはありませんが、装備の紛失や破損に備えて保険にはしっかり入っておいた方が良いですな~。地図上でGPSのログがその辺りをウロウロしているのは斜面を下りてカメラを捜索していたためです。カメラをあきらめて登山道へ復帰しようと思ったものの、脚の付け根まで埋まる雪の斜面をラッセルして登るのはキツかった。途中で直登をあきらめ蓼科山頂ヒュッテの方へ斜めに登ったログが残っています。今この事を思い出すと雪崩が怖いですね。

蓼科山

[12:00]カメラ救出をあきらめて登山道に復帰後、下山開始前に休憩。はあ~。

蓼科山山頂~すずらん峠駐車場

エビの尻尾が少々

小さくなってしまったエビの尻尾。

尻セード

尻で滑った痕跡があちこちに残っていたので自分も。あ~こりゃ楽だ。アイゼンをひっかけるとケガするので注意。

アイゼン雪団子

登山道が西南向きなので、午後になると雪がべたついて団子になってしまう。

蓼科山

このルートは基本的に歩きやすいので冬山初心者でもOK。アイゼンではなく、スノーシューで登っているパーティーともすれ違った。

尻マット

雪山でザックに座って荷物をつぶしたくない場合、折り畳み式のマットが便利。軽いし、いろいろなメーカーから類似品が多数販売されています。

蓼科山
蓼科山
蓼科山
蓼科山
鳥の巣か熊棚か

だいぶ下の方に下りてきた。ふと見上げてあれは熊棚かな?と思ったけど、周囲は針葉樹ばかりだし登山道の真上にクマが居座る事は無さそうなので、これはきっと大型の鳥の巣ですね。

すずらん峠の蓼科山登山口駐車場

[13:50]蓼科山登山口駐車場に到着。滑落したカメラの捜索をしなければ13時前には下山していたでしょう。

スズラン峠の上の方

駐車場前の車道、ビーナスラインの様子。こっちの坂の上の方へ戻ると白樺湖や佐久方面。

スズラン峠駐車場前

こっちは反対側の坂の下の方。北八ヶ岳ロープウェイや中央道南諏訪I.C.へ向かう場合はこちら。

下山後の温泉は白樺湖湖畔の「すずらんの湯」へ行くことに決定~。

場所はここ。入浴料は大人700円、小学生400円。お疲れ山~。

Reliveで今回の山行ルートを振り返る

Relive ‘2014/01/23 蓼科山ピストン’

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