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2024-04-27(土)

【奥日光】何となく春の気配がする戦場ヶ原を湯元から竜頭の滝まで縦断

竜頭の滝に車を止め、バスで移動して湯元からゆるい下りの楽ちんハイク

ホームMOUNTAINハイキング【奥日光】何となく春の気配がする戦場ヶ原を湯元から竜頭の滝まで縦断
日程 【日帰り】2021年4月15日(木)
メンバー 【子連れ】ぬこはち・ゆき
天候 晴れ
アクセス
利用交通機関

電車、レンタカー、バス
東武日光駅前でレンタカーを借り、竜頭の滝駐車場に止め、バスで湯ノ湖へ移動。

経路を調べる (google transit)
行きの経路 帰りの経路

地図・ルート・標高グラフ・移動ペース

ルートの詳細
最高地点:1,478m (湯ノ湖水面)
歩行距離:8.8km
累積標高:346m(登り)、547m(下り)
歩行時間:2時間04分
休憩時間:1時間41分
グレード:
コース定数10.2(初心者向き)

コース定数とは歩く時間、歩く距離、登った高さ、下った高さの4つの要素を使って数値化したもので、次の式を用いる。 1.8×行動時間(h)+0.3×歩行距離(km)+10×登りの累積標高(km)+0.6×下りの累積標高(km)
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。

行程とコースタイム

日帰り
行動
2時間04分
休憩
1時間41分
合計
3時間45分
S湯ノ湖・湖畔バス停10:5829分 11:27湯滝11:3627分 12:03泉門池13:3513分 13:48青木橋31分 14:19赤沼分岐8分 14:27しゃくなげ橋バス停11分 14:38竜頭の滝上駐車場5分 14:43竜頭の滝G
コースタイムの見方:
移動時間
到着時刻通過地点の地名出発時刻

今回の山行の費用

交通費 電車賃 JR浦和駅~JR日光駅 2,310円(1人)x2   4,620円
JR日光駅~JR浦和駅 2,310円(1人)x2 9,240円
レンタカー 基本料金 4,675円 5,675円
免責補償 1,100円
バス 竜頭の滝~湯ノ湖湖畔前 580円(1人)x2 1,160円
        合計 16,075円

参考リンク

えきねっとhttps://www.eki-net.com
トヨタレンタカーhttps://rent.toyota.co.jp/member/
東武バスhttps://www.tobu-bus.com/
日光湯元ビジターセンターhttp://www.nikkoyumoto-vc.com/

日光駅前から竜頭の滝駐車場へレンタカーで移動

JR日光駅

[09:20]JR日光駅に到着~。何だか鬼滅の刃を連想させる装飾が施されている。

JR日光駅

JR日光駅正面入口の外観。この駅舎は1912年に完成した白亜の洋館で、今でもきれいに保存されている。1912年は明治45年/大正元年だから鬼滅の刃の舞台っぽく見えるのも当然といえば当然か。

東武日光駅前の路面電車

駅を出て、レンタカーの店舗がある東武日光方面へ歩いていくと、目に飛び込んできたのが2020年3月30日から東武日光駅前に常設展示されるようになった路面電車。1910年から1968年の58年間、ここからいろは坂下のケーブルカー駅前まで走っていた車輌だそうな。日光のケーブルカーと聞いて、そういえば明智平にケーブルカーのプラットホーム跡があったなと、ふと思い出して、色々検索してみた。

日光のケーブルカーについて

いろは坂に入る前、車道の左側に空き地が目立つ場所があるのに気づいたことはありますでしょうか?どうやらそこが路面電車とケーブルカーの乗り換え駅があった場所で、現在の様子からは想像できないほど栄えていたようだ。

上の航空写真で、増村自動車整備工場と馬返公衆トイレの間の大きな空き地が当時の駅舎があった場所だと推測できる。車で通る時に観察すると石垣が今でも残ってますね。そして航空写真をよく見ると明智平から馬返につながる薄い線があり、木が生えていない軌道跡が所々に見える。その線と駅舎跡を結ぶ鉄橋が ↓ の鉄橋で、さらにその下を通る第2いろは坂の橋梁部が見える。この写真右側のガソリンスタンドの跡地は今でも残っています。

日光いろは坂手前の馬返しにあった、路面電車とケーブルカーの乗り継ぎ駅前の様子

この鉄橋はもう無いが、軌道跡を歩いた人による記録はネット上で見つけられる。

日光鋼索鉄道線について

トンネルは今でも通過できるのだろうか?

第2いろは坂ができる前の毛日光ケーブルカーの鉄橋

上から見下ろした馬返の駅舎とケーブルカーの鉄橋の絵葉書。第2いろは坂がまだ開通していない頃の写真。

↑ が明智平と馬返をむすぶケーブルカー軌道跡。一度歩いてみたいな。

レンタカーは東武日光駅前に集中している

東武日光駅前

東武日光駅前のトヨタレンタカーへ5分くらいで到着。東武日光駅前にはトヨレンの他、ニッポンレンタカー、JRの駅レン、ニコニコレンタカーがあるが、JR日光駅前には無い。

トヨタレンタカーで借りたポルテ

レンタカーはJRに乗っている間にスマホで予約した。車種は何でもいいプランにしたらポルテが出てきた。

竜頭の滝駐車場

そして10:36分発のバスに間に合うよう、竜頭の滝駐車場に到着。トイレあり。この季節の平日はガラガラ。

竜頭の滝バス停から湯ノ湖湖畔前バス停へ移動

竜頭の滝バス停

竜頭の滝バス停は坂をちょっと上がった所にある。

日光湯元温泉の一つ手前にある湖畔前バス停

[10:58]終点の湯元温泉バス停の一つ手前の「湖畔前」で下車。またもや鹿の糞だらけだ~(笑)。

湯ノ湖西岸~湯滝

湯ノ湖北岸の木道

湯ノ湖の西岸へ向かう木道。

日光湯元レストハウス

日光湯元レストハウス前を通過。飲食の営業は休止中。

湯ノ湖北岸から見た日光男体山

湯ノ湖北岸から見た男体山(2,486m)。左側からの斜面が切れる所が湯滝の位置。

湯ノ湖の出来た仕組み

湯ノ湖が出来た仕組み。

湯ノ湖西岸から見た湯元レストハウス

湯滝西岸から見た湯元レストハウス(中央)。

湯ノ湖西岸の遊歩道

雪はほぼ溶けて歩きやすい遊歩道。

湯ノ湖西岸の遊歩道

いつも日陰になっていそうな所はまだ雪がたっぷり残っている。

湯ノ湖南岸から見た湯元方面

湯滝南岸から対岸の湯元方面を望む。斜面を通る白い筋が金精道路で、稜線の一番低い所が金精峠。金精峠を越えると丸沼高原スキー場やさらにその先の片品や尾瀬へ行ける。日光白根山の登山口の一つである丸沼高原スキー場へは、さいたまからだと関越道経由でも東北道経由でも距離や時間に大差が無い。

戦場ヶ原周辺の地図

何故か右側が北を指す戦場ヶ原の地図。地図のグリッドの数が南北は9個分、東西は7個ちょいなので、縦長に出来なかったデザイン上の都合だと思うことにしよう。

湯滝の上部

湯滝の上に到着。

湯滝左岸の歩道と階段

湯滝の左岸に付けられたジグザグの歩道を下りる。

湯滝

[11:27]湖畔前バス停から30分ほどで、竜頭の滝よりも迫力がある湯滝に到着。

湯滝

10分休憩して次の休憩適地である泉門池(いずみやど)へ向かう。ここから泉門池へは湯川沿いのルートが通行止めになっているので迂回路を通らなければなりませんが、迂回路への入り口はこの観瀑台の奥にある階段下にあります。そこから小滝周遊道路をたどって迂回路へと入る。

湯川沿いに竜頭の滝までのんびりハイク

湯滝下の湯川

ゆったりと流れる湯川を小滝周遊道路が渡るところ。

小滝~小田代橋間通行止めにとまなう迂回路についてのお知らせ

ここが小滝周遊道路から迂回路への分岐点。2019年の台風の影響で崩壊したルート(小滝~小田代橋)が未だに通行止めなため、迂回路を取るようになっているので注意。どうやら、2018年の山と高原地図には記されていない、新しいルートを迂回路として開設したようだ。

迂回路周辺の林

迂回路周辺の様子。

新たに設けられた迂回路

新しくこのルートを設けるには、草刈りや転圧をおこなったはず。これからもずっと残るかな?

泉門池でランチ休憩

戦場ヶ原・泉門池

[12:03]泉門池に到着。まだ新緑の季節の前なので殺風景ですが、鴨がガーガーとにぎやかである。

戦場ヶ原・泉門池のテーブルとベンチ

池のほとりにテーブルとベンチが多数設置されている。紅葉の季節だと人だらけのこの場所も、今日は誰もおらん。

戦場ヶ原・泉門池でランチ、飯盒炊爨

さてまずは飯盒炊爨。エスビットの固形燃料でご飯を炊く間に、ガスのバーナーでお湯を沸かしております。固形燃料の炎は風に弱いので風防が必須。

戦場ヶ原・泉門池でランチ

ご飯を炊き終わって蒸らし中に肉を焼き始める。

戦場ヶ原・泉門池でランチ。居酒屋天狗のサイコロステーキ

サラダ用にパック詰めで売られているとうもろこしと豆を投入。

戦場ヶ原・泉門池でランチ。飯盒で炊いたご飯。

ピンぼけだ。お焦げ付きのご飯をよそおって、サラダも準備。

戦場ヶ原・泉門池でランチ

サイコロステーキも完成~。お肉は牛のハラミで、付属の大根おろしステーキソースがめちゃうま。木皿と鉄板はこの肉と一緒に購入したもの。こんな重たいものを持って来れるのは、今回のようなハイキングか楽ちん低山のみだな。ちなみにこのハラミ肉と鉄板のセットを「テング酒場」のおインラインショップで購入できます。天狗のサイコロステーキが好きな人におすすめ。もちろん肉だけでも買える。

泉門池とマガモ

泉門池にいるマガモについての解説。ところでこの池の名称が「いずみやど」だったり「いずみやどいけ」だったりするのは何故なんだぜ?と思ったのでちょいと検索。もともと「いずみかど」だったものを誰かが読み間違えて、さらに書き間違えたものがそのまま定着したのではないかと思っていたら、同じ事を考えた人がいた。

自分も「いずみかど」だった説に一票!門に「かど」と振り仮名をしてあったのを「やど」と読み間違えて、「いずみやど」を書いてしまったのが残り続けたのに違いない。

静謐な泉門池の水面

この辺りから水が湧いているようだ。

泉門池と男体山

[13:35]では出発~。

戦場ヶ原方面と小田代ヶ原方面の分岐

右(東)へ分岐するルートをたどると小田代ヶ原へ。

戦場ヶ原を突っ切る

戦場ヶ原

しばらく歩くと開けた戦場ヶ原が見えてきた。

戦場ヶ原と男体山

そびえたつ男体山。

戦場ヶ原はどうしてできた?

戦場ヶ原の出来た仕組み。

戦場ヶ原から見た日光白根山方面

北側の日光白根山方面を振り返る。

戦場ヶ原と男体山

眺めのいい場所にはベンチがある。

戦場ヶ原の名前の由来

日光男体山と赤城山が戦場ヶ原で戦ったという話は小学校の遠足で聞かされた。

戦場ヶ原と太郎山

今は枯れ草ばかりな戦場ヶ原はもうすぐ新緑で覆われる。

戦場ヶ原の赤い川

鉄分が多いらしく、水底の土が赤く染まっている。

赤い川の理由

赤い川についての解説。そういえば赤沼茶屋の辺りまで赤土が広がってますね。

戦場ヶ原と男体山

実はいまだに男体山を登ったことが無い。

戦場ヶ原

北側を振り返る。

戦場ヶ原の湯川

5月1日から9月30日まで湯ノ湖と湯川でマス釣りが解禁されるそうだ。そういえば夏に来ると湯ノ湖は釣り人が多いですね。

戦場ヶ原の熊について

日光湯元ビジターセンターのウェブサイトをチェックすると、5月~11月は熊目撃情報があちこちから寄せられている事が分かる。

小田代ヶ原方面への橋

橋を渡らず、竜頭の滝方面へ南下する。

竜頭の滝と小田代ヶ原方面の分岐

竜頭の滝まであと1.3kmのゆるい下り。

竜頭の滝上流の湯川

竜頭の滝上流の湯川のゆるやかな流れ。

竜頭の滝の最上部

この辺から竜頭の滝の始まり。

竜頭滝上駐車場そばの廃屋

竜頭滝上駐車場そばの廃屋。

竜頭滝上駐車場そばで国道を渡る

ここで国道120号を渡る。

竜頭滝上駐車場

国道を渡ってから見た竜頭滝上駐車場。紅葉のシーズンだとここも車でびっしり。

竜頭の滝沿いの遊歩道

ここから竜頭の滝に沿って舗装された遊歩道を下る。

竜頭の滝

竜頭の滝の中ほど。

竜頭観世堂

龍頭之茶屋そばにある社。

竜頭観世堂
竜頭観世堂

新しいのか古いのかよく分からぬ。

龍頭之茶屋

龍頭之茶屋でお土産でも買うかと思って入ってみたものの、あまり惹かれる物がなかった。

竜頭の滝

[14:43]竜頭の滝の下部に到着~。茶屋の奥に入ると二俣に別れた竜頭の滝を眺めることができるという事を今回初めて知ったぞ。有料じゃなかったんか~。

竜頭の滝駐車場は朝と同じくガラガラ。下山後の温泉は閑散期の平日だったためかどこも休業中で、何とか「日帰り温泉ほの香」という施設を発見した。たまたま空いていたから良かったけど、とにかく狭い。入り口も脱衣場も湯船も狭いので、グループでは行かないほうがいいでしょう。

JR日光駅

レンタカーを返却し、再びピンクのJR日光駅に戻ってきた。

JR日光線

帰りは宇都宮駅構内で餃子を食べてから帰りました。みんみんまで行く気力は無かった…orz。

今回のハイキングを動画で振り返る

Relive ‘2021-04-15 戦場ヶ原縦断’

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山行記録アクセス数トップ5

尾瀬ヶ原

【尾瀬】紅葉が始まったばかりの尾瀬ヶ原を子連れで横断

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2018年9月23日(秋分の日)から2日間、低気圧通過後の秋晴れの中、特にピークを攻めることなく尾瀬ヶ原を子連れで横断してきました。 二人の娘を連れて山小屋泊、そんなにキツくなくて風呂もついている所、、、は何カ所か候補があるんですが、今回は草紅葉を見に行こうと思って尾瀬に決定! 長女(10歳)は3歳・4歳・5歳の夏に尾瀬へ連れてきたことがあって、4歳の時には至仏山(2228m)を登頂しています。今年は5年ぶり。 今回の山行ルート 2018年9月23日 出発・到着時間/高度: 11:30am/1470m → 14:40pm/1420m 2018年9月24日 出発・到着時間/高度: 07:26am/1420m → 12:54pm/1591m 合計歩行時間:8時間40分 歩行距離:19.0km 累積標高(上り):429m 累積標高(下り):336m 今回のコースはこんな感じで福島側の御池(みいけ)から入り、尾瀬温泉小屋に一泊。翌日は見晴経由で鳩待峠にぬけます。御池~温泉小屋間はアップダウンが多少あるものの、翌日は山の鼻までほぼフラット。鳩待峠への登りは1時間程度です。歩行距離は19km。 尾瀬といえば水芭蕉。そのシーズン中は木道が渋滞していわゆる尾瀬ペースで歩くことになりますが、秋にそこまで渋滞がひどくなることは無いような気がします。約25年前の話になりますが高校生の頃、雪の降り始めた尾瀬を横断した時は小屋仕舞いの直前だったこともあり、ほとんど人がいませんでしたね。 さて今回は福島側から入るということで東武鉄道の特急リバティを使います。 昔乗った尾瀬夜行よりはるかに乗り心地が良かった。 ちなみに下今市駅から東武鬼怒川線に入るとスピードが落ち、鬼怒川温泉の廃墟旅館群がよく見えるので廃墟好きにおすすめ。 会津高原尾瀬口駅~御池登山口 会津高原尾瀬口で下車し、バスで御池登山口へ向かいます。会津バスのウェブサイトを事前にチェックすると「尾瀬横断バス乗車券」なんてものを発見してしまったのでありがたく利用いたします。 福島側と群馬側のバス乗車券を別々に買うより930円お得です。 御池~鳩待峠コースの場合のアクセス・交通費 福島IN、群馬OUTのため今回は公共交通機関を利用します。さいたま方面からだと宇都宮線の栗橋駅で東武日光線へ乗り換えて、さらに板倉東洋大前駅で特急リバティに乗換。 【電車】 栗橋→会津高原尾瀬口 乗車券 2,040円 特急券    3,220円 【バス】 会津高原尾瀬口→御池登山口 乗車券 2,440円 特急券     300円 【バス】 鳩待峠→戸倉 乗車券  980円 【バス】 戸倉→上毛高原 乗車券 2,450円 【新幹線】 上毛高原→大宮 乗車券 2,270円 指定席特急券 3,110円 大人1人の往復交通費は16,810円プラスちょっとになります。子供2人分が23,460円。 交通費合計:40,270円 浦和~沼田間の高速料金がETCで片道3,050円なのと比べると高いな~。子連れで新幹線の自由席を確保できる自信が無かったのでしょうがないけど。 東武も特急を使わない場合は2回くらい乗換が必要で、会津高原尾瀬口駅からの始発特急バスを使いたい場合は特急リバティを使ったほうが楽でいいです。 特急バス料金300円を支払って9:50発の特急バスに乗ると会津駒ヶ岳登山口付近まで停まらず一気に駆け抜けてくれます。2時間ほどゆられて今回の登山口、御池(みいけ)に到着。 登山道への入口は駐車場の奥の方にあります。 御池~尾瀬温泉小屋 足ごしらえをして出発するとすぐこんな光景が。 登山口から30分も歩くと上田代。尾瀬ヶ原の山の鼻付近も上田代といいますが、御池側にも上田代という地名があります。ベンチがあったのでここでしばらく黄金色に染まりつつある草原に吹き渡るそよ風を堪能しました。 尾瀬はどこも水が透き通っている。 そしてしばらくアップダウンを繰り返し、雪の重さでねじ曲がった木々に子供たちが興奮している様子を写真に撮ったりしながら1時間半も歩くと天神田代に到着~。 ここには渋沢温泉小屋(廃業)への分岐がありますが、このルートは閉鎖されていて見ての通りすでに入り口から荒廃しています。 ちょっと行くと立派な吊橋があり、30分くらい歩くと次の分岐点に到着。 この分岐から三条の滝経由のルート、渋沢温泉小屋跡へのルート、滝へ下りずにそのまま今日の宿がある赤田代へ向かうルートへ進めます。滝へ下るのが面倒くさかった私達はそのまま赤田代へ直行します。 ちょこちょこアップダウンがある。 50分ほどで滝経由のルートと合流する分岐点に到着。すぐに元湯山荘や休憩所が見えてくる。 15時頃に到着。元湯山荘と並んで建つ尾瀬温泉小屋に今夜は泊まります。登山道から小屋への分岐点に湧き水を使った靴洗い場があるのでそこで泥を洗い流す。 小屋の前にはおしゃれなデッキが!何か飲み物など注文した人が利用可のようです。 今回の宿泊費(一泊二食付き) 大人: 10,260円 子供: 16,200円(2人分)の計26,460円 土日祝日料金プラス眺めの良い本館湿原側の個室料金。赤田代の向こうに至仏山が見える部屋ですが、ちょっとケチって別館の部屋でもよかったかも。でも子連れで相部屋(1人8,640円)はやめておこうと思いました。 交通費40,270円と合わせると今回の費用は66,730円プラスおやつ代。テント泊+車と比べるとえらく高くつきました。 早速部屋へ案内していただき、ひとっ風呂浴びることに。 部屋の写真を取り忘れましたが、小屋の内部写真を少々。  結構広くて清潔な山小屋です。トイレも水洗。尾瀬のように水が豊富な場所にある小屋はええですな~。 連休の日曜日ということもあり結構混んでいましたので、この写真を撮ったのは翌朝。ちゃんとお湯を抜いて清掃中でした。お湯は鉱泉を沸かしたもので鉄分多め。上がり湯用の温水シャワーが浴室内にあるので助かります。 薄暗くなってきた17:00から食堂で夕食。ローストビーフにホースラディッシュがすでにかかっていたため次女は「から~い」と言って食べられず。自炊だとアルファ化米やフリーズドライ、レトルトばかりになってしまうので、炊きたてのご飯が食べられるだけで充分幸せです。 部屋に戻り寝る準備。こちらの尾瀬温泉小屋ではチェックイン時に人数分の糊が効いてパリッとしたシーツを渡してくれます。山小屋では贅沢なことです。20時には2人とも夢の中へ~。 温泉小屋~見晴~山の鼻 5時前には目が覚めて、朝日を浴びる至仏山方面をへやからボーッと眺める。テント泊と違って出発の準備が少なくて済むのはのはいいですね。 6時から食堂で朝食。 次女の食べかけ。 7:30に出発。至仏を右に見ながら30分ほどで見晴の十字路に到着。山小屋が集中しているここに宿泊する人も多いですね。テント場もあるし。 見晴にある弥四郎小屋前の湧き水を子供たちは冷たくて美味しいと言ってました。ここで10分ほど休憩。 天気は下り坂なので羊雲がかかってきた。 尾瀬の数ある池塘のうちの一つ。 雲に隠れる至仏山。 尾瀬ヶ原の北側に位置する山々。熊のすみかだそうです。 ナウシカっぽい 竜宮十字路のすぐ東側で県境を越えて群馬県側へ。 この道標もずいぶん昔からあるね~。 燧ヶ岳がだんだん遠くなる。風がなければこの池塘の水面に逆さ燧が見られるはずだけど残念でした。ここからもうちょい行くと山の鼻に到着です。 山の鼻~鳩待峠 山の鼻は山小屋が3軒とテント場があり、鳩待峠から近いので一気に人の数が増えます。ここでインスタントラーメンの昼ごはん。至仏山荘でお土産のキーホルダーを買わされたりして1時間ほど休憩。 山の鼻~鳩待峠間から至仏がチラチラ見える。 木道が終わり、石段をひと登りすると1時間ちょいで鳩待峠に到着。 以前はこの看板前まで車やバスが入ってきていましたが、今ではバス停や駐車場をやや下の方へ移動させたそうです。という訳で、戸倉へのバス・乗り合いタクシー乗り場は鳩待山荘前ではなく、少し坂を下ったところにあります。人数が9人位集まったところで乗合タクシーが出発。戸倉から新幹線上毛高原駅行きのバスが出るまで1時間半の余裕があったので、尾瀬ぷらり館の温泉で汗を流しました。 上毛高原駅までがまた長くて約2時間のバスの旅。1726発のMaxとき334号に乗るとあっという間で、50分後には無事大宮駅に到着。お疲れさまでした~。 Reliveで今回の山行を振り返ってみる Relive '2018/09/23-24 尾瀬ヶ原横断' https://cdn.embedly.com/widgets/platform.js
残雪期の至仏山

【尾瀬】期間限定で入山できる残雪期の至仏山を子連れで挑戦してみた

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2019年4月28日(日)、残雪期の至仏山を子連れで登ってきた記録です。真っ青な空の下、絶好の登山日和に至仏山山頂に立つと、眼下に広がる真っ白な尾瀬ヶ原や周囲の山々を360度見渡せる絶景を拝めました。
戦場ヶ原

【奥日光】冬の一歩手前、戦場ヶ原を子連れでお散歩

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日程 【日帰り】2018年11月13日(火) メンバー ぬこはち・みー 天候 曇り アクセス 利用交通機関車・バス 車を赤沼駐車場に止め、バスで湯の湖まで移動。 経路を調べる (google transit) 行きの経路 帰りの経路 地図・ルート・標高グラフ・移動ペース 最高地点:1,492m (湯ノ湖湖畔前バス停) 歩行距離:6.5km 累積標高:28m(登り)、123m(下り) 歩行時間:1時間57分 休憩時間:1時間3分 グレード:コース定数:5.9 コース定数とは歩く時間、歩く距離、登った高さ、下った高さの4つの要素を使って数値化したもので、次の式を用いる。 1.8×時間(h)+0.3×歩行距離(km)+10×登りの累積標高(km)+0.6×下りの累積標高(km) コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。 行程とコースタイム 日帰り 行動 1時間57分 休憩 1時間3分 合計 3時間00分 S湖畔前バス停12:0513分 12:18金精道路ゲート11分 12:29湯滝12:3627分 12:56小滝13分 13:09小田代橋13:113分 13:14泉門池14:0815分 14:23青木橋34分 14:57赤沼分岐30分 15:05赤沼バス停G コースタイムの見方:移動時間 到着時刻通過地点の地名出発時刻 今回の山行の費用 交通費 高速 浦和~清滝 3,340円(ETC) 計 6,680円 清滝~浦和 3,340円(ETC) バス 赤沼バス停~湖畔前 420円(大人)、210円(子供) 計 630円 下山後の温泉 日帰り入浴 日光アストリアホテル 1,000円(大人)、500円(子供) 計 1,500円         合計 8,810円 参考リンク ドラぷらhttps://www.driveplaza.com/日光自然博物館https://www.nikko-nsm.co.jp/戦場ヶ原の天気https://tenki.jp/leisure/3/12/58/2628/日光アストリアホテルhttps://www.nikkoastraea.com/spa/ バスで湯ノ湖まで移動した後、赤沼の駐車場へ戻るコース 2018年11月13日(火)、次女を連れて奥日光の戦場ヶ原へハイキングに行ってきました。湯ノ湖から赤沼までゆる~い下りが続くお散歩コースです。歩行距離は約6km。湯滝から歩いた場合は4km程度になります。丹沢の塔ノ岳と鍋割山に行こうかと思っていたのですが、次女の体操教室に間に合わなさそうなので日光へ行き先変更! 東北道で事故渋滞に1時間以上も巻き込まれるというハプニングがあり、中禅寺湖を通り過ぎて戦場ヶ原の赤沼に到着したのが11:20。予定を考えるとギリギリスタートな感じ。いろは坂の手前は紅葉が多少綺麗でしたが、中禅寺湖より上の方はもう紅葉シーズンが終わっていました。そのかわり人も少なかったですね。赤沼の無料駐車場に車を停め、赤沼バス停11:44発の湯ノ湖行きのバスに乗って終点手前の湯ノ湖湖畔バス停で下車。運賃は2人で630円でした。この赤沼から低公害バスが発着していて、中禅寺湖西岸の千手ヶ浜まで行けます。今度使ってみたい。 湯元温泉のバス停から出発 何度も来たことのあるこの場所からスタート。さいたまの小学生はこの時期修学旅行で湯元に泊まっているようで、さいたま市周辺の小学校の名札を付けた子達を見かけます。 バス停のすぐそば、遊歩道の下に湯船(?)があったけど周りに鹿のフンがいっぱい! 湯ノ湖東岸のルート 湯ノ湖と湯滝 湯ノ湖から南に流れ落ちる湯滝の上部に橋があり、渡ると島になっている。湯ノ湖と湯滝に挟まれたこの神聖な雰囲気のある島に馬頭尊の祠が祀られています。写真は無し。 湯滝の左岸を階段で下降。この滝は湯ノ湖に温泉が流れ込んでいるためか真冬でも凍結しない。そういえばこの下にある湯滝の駐車場は有料です。鮎の塩焼きを売っている店の前を通って、鹿ゲートを通過。時間に余裕があれば鮎の塩焼きを食べて休憩といきたいもんですが、今回は無理。急げ~。 湯川沿いに戦場ヶ原へ向かい歩く 湯ノ湖から下、竜頭の滝を経て中禅寺湖に流れ込む湯川沿いに歩きます。この倒木の上には大勢が歩いた跡があるけど、私の登山靴のソールはパターンのエッジが摩耗のため丸くなって滑りやすいので、子供に「渡ってみて!」と言われましたがこりゃ無理ですわ。そろそろ登山靴も買い替えか...。 湯滝から30分ちょいで泉門池(いずみやど)の休憩所に到着。ベンチやテーブルがあってランチ休憩に最適。春や紅葉シーズンだと絶景でしょうけど、この時期はもう寂しい雰囲気しかありませんね。カモの鳴き声が寂しさを余計に増幅させる。ここでカップラーメンをすすってデザートは焼きバナナ。バターで焼き色を付け、砂糖をかけてカラメル状に仕上げたところ甘すぎて不評だった(笑)。最近コンビニでよく見かける個包装のバナナを使った。 木の根っこの様子を見るのに勉強になります。 触られすぎてスベスベになった倒木の根っこ。 カモが楽しそうに遊ぶ湯川がこの下流で竜頭の滝となって中禅寺湖へ流れ込み、さらに華厳の滝の大瀑布となる事に8歳児は気づいておりませぬ。 もうちょいでこのハイキングも終了。向こうに見える山は右から男体山、大真名子山、小真名子山。全部火山ですな。埼玉から見える男体山は富士山の形をしていますが、西から見るとこんな形をしています。 最後に光徳温泉で汗を流しましょ~ 15:05に赤沼の駐車場に無事帰還し、急いで光徳牧場にある日光アストリアホテルへ向かいます。ここのお湯がお気に入りで、奥日光へ来るといつもここの温泉に入ってから帰ります。紅葉シーズンが終わった平日なので先客もおらず、写真を取ることが出来ました。 露天風呂の色は今回はエメラルドグリーンで硫黄の匂いはキツめ。前回は透明で青っぽい色のお湯でしたが、毎回お湯の色や匂いが違うのが不思議ですな~。露天風呂の湯温は高めですが刺すような熱さではなく、何というか柔らかい感じの熱さで長らく浸かっていられます。料金は大人1,000円、子供500円、未就学児無料。 今回は時間に余裕が無かったので寄り道せずに急いで撤収しました。 Reliveで今回のハイキングを振り返る Relive '2018/11/13 戦場ヶ原ハイク' https://cdn.embedly.com/widgets/platform.js
木曽駒ヶ岳

【中央アルプス】千畳敷から木曽駒ヶ岳へ・親子3世代で稜線散歩とテント泊

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夏休みの子連れ山行は中央アルプスの木曽駒ケ岳(2956m)にしました。父と長女と一緒に3人で、ロープウェイを利用して千畳敷から木曽駒ヶ岳頂上山荘のテント場まで歩くコースです。テントを2セットかついで行きました(笑)。
切込湖・刈込湖

【奥日光】誰もいない切込湖・刈込湖を子連れで巡り、〆は光徳牧場のアイスクリーム

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2020年6月28日、梅雨真っ只中、奥日光は晴れ間が期待できそうだということで、切込湖・刈込湖のハイキングコースを子連れで歩いてきました。午前中は雨だったため、誰ともすれ違わない静かな新緑の山道を楽しめました。