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2024-12-08(日)

【奥日光】何となく春の気配がする戦場ヶ原を湯元から竜頭の滝まで縦断

竜頭の滝に車を止め、バスで移動して湯元からゆるい下りの楽ちんハイク

ホームMOUNTAINハイキング【奥日光】何となく春の気配がする戦場ヶ原を湯元から竜頭の滝まで縦断
日程 【日帰り】2021年4月15日(木)
メンバー 【子連れ】ぬこはち・ゆき
天候 晴れ
アクセス
利用交通機関

電車、レンタカー、バス
東武日光駅前でレンタカーを借り、竜頭の滝駐車場に止め、バスで湯ノ湖へ移動。

経路を調べる (google transit)
行きの経路 帰りの経路

地図・ルート・標高グラフ・移動ペース

ルートの詳細
最高地点:1,478m (湯ノ湖水面)
歩行距離:8.8km
累積標高:346m(登り)、547m(下り)
歩行時間:2時間04分
休憩時間:1時間41分
グレード:
コース定数10.2(初心者向き)

コース定数とは歩く時間、歩く距離、登った高さ、下った高さの4つの要素を使って数値化したもので、次の式を用いる。 1.8×行動時間(h)+0.3×歩行距離(km)+10×登りの累積標高(km)+0.6×下りの累積標高(km)
コース定数の目安●10前後:体力的にやさしく初心者向き ●20前後:一般的な登山者向き ●30前後:日帰り登山の場合、健脚者向き ●40以上:日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要。

行程とコースタイム

日帰り
行動
2時間04分
休憩
1時間41分
合計
3時間45分
S湯ノ湖・湖畔バス停10:5829分 11:27湯滝11:3627分 12:03泉門池13:3513分 13:48青木橋31分 14:19赤沼分岐8分 14:27しゃくなげ橋バス停11分 14:38竜頭の滝上駐車場5分 14:43竜頭の滝G
コースタイムの見方:
移動時間
到着時刻通過地点の地名出発時刻

今回の山行の費用

交通費 電車賃 JR浦和駅~JR日光駅 2,310円(1人)x2   4,620円
JR日光駅~JR浦和駅 2,310円(1人)x2 9,240円
レンタカー 基本料金 4,675円 5,675円
免責補償 1,100円
バス 竜頭の滝~湯ノ湖湖畔前 580円(1人)x2 1,160円
        合計 16,075円

参考リンク

えきねっとhttps://www.eki-net.com
トヨタレンタカーhttps://rent.toyota.co.jp/member/
東武バスhttps://www.tobu-bus.com/
日光湯元ビジターセンターhttp://www.nikkoyumoto-vc.com/

日光駅前から竜頭の滝駐車場へレンタカーで移動

JR日光駅

[09:20]JR日光駅に到着~。何だか鬼滅の刃を連想させる装飾が施されている。

JR日光駅

JR日光駅正面入口の外観。この駅舎は1912年に完成した白亜の洋館で、今でもきれいに保存されている。1912年は明治45年/大正元年だから鬼滅の刃の舞台っぽく見えるのも当然といえば当然か。

東武日光駅前の路面電車

駅を出て、レンタカーの店舗がある東武日光方面へ歩いていくと、目に飛び込んできたのが2020年3月30日から東武日光駅前に常設展示されるようになった路面電車。1910年から1968年の58年間、ここからいろは坂下のケーブルカー駅前まで走っていた車輌だそうな。日光のケーブルカーと聞いて、そういえば明智平にケーブルカーのプラットホーム跡があったなと、ふと思い出して、色々検索してみた。

日光のケーブルカーについて

いろは坂に入る前、車道の左側に空き地が目立つ場所があるのに気づいたことはありますでしょうか?どうやらそこが路面電車とケーブルカーの乗り換え駅があった場所で、現在の様子からは想像できないほど栄えていたようだ。

上の航空写真で、増村自動車整備工場と馬返公衆トイレの間の大きな空き地が当時の駅舎があった場所だと推測できる。車で通る時に観察すると石垣が今でも残ってますね。そして航空写真をよく見ると明智平から馬返につながる薄い線があり、木が生えていない軌道跡が所々に見える。その線と駅舎跡を結ぶ鉄橋が ↓ の鉄橋で、さらにその下を通る第2いろは坂の橋梁部が見える。この写真右側のガソリンスタンドの跡地は今でも残っています。

日光いろは坂手前の馬返しにあった、路面電車とケーブルカーの乗り継ぎ駅前の様子

この鉄橋はもう無いが、軌道跡を歩いた人による記録はネット上で見つけられる。

日光鋼索鉄道線について

トンネルは今でも通過できるのだろうか?

第2いろは坂ができる前の毛日光ケーブルカーの鉄橋

上から見下ろした馬返の駅舎とケーブルカーの鉄橋の絵葉書。第2いろは坂がまだ開通していない頃の写真。

↑ が明智平と馬返をむすぶケーブルカー軌道跡。一度歩いてみたいな。

レンタカーは東武日光駅前に集中している

東武日光駅前

東武日光駅前のトヨタレンタカーへ5分くらいで到着。東武日光駅前にはトヨレンの他、ニッポンレンタカー、JRの駅レン、ニコニコレンタカーがあるが、JR日光駅前には無い。

トヨタレンタカーで借りたポルテ

レンタカーはJRに乗っている間にスマホで予約した。車種は何でもいいプランにしたらポルテが出てきた。

竜頭の滝駐車場

そして10:36分発のバスに間に合うよう、竜頭の滝駐車場に到着。トイレあり。この季節の平日はガラガラ。

竜頭の滝バス停から湯ノ湖湖畔前バス停へ移動

竜頭の滝バス停

竜頭の滝バス停は坂をちょっと上がった所にある。

日光湯元温泉の一つ手前にある湖畔前バス停

[10:58]終点の湯元温泉バス停の一つ手前の「湖畔前」で下車。またもや鹿の糞だらけだ~(笑)。

湯ノ湖西岸~湯滝

湯ノ湖北岸の木道

湯ノ湖の西岸へ向かう木道。

日光湯元レストハウス

日光湯元レストハウス前を通過。飲食の営業は休止中。

湯ノ湖北岸から見た日光男体山

湯ノ湖北岸から見た男体山(2,486m)。左側からの斜面が切れる所が湯滝の位置。

湯ノ湖の出来た仕組み

湯ノ湖が出来た仕組み。

湯ノ湖西岸から見た湯元レストハウス

湯滝西岸から見た湯元レストハウス(中央)。

湯ノ湖西岸の遊歩道

雪はほぼ溶けて歩きやすい遊歩道。

湯ノ湖西岸の遊歩道

いつも日陰になっていそうな所はまだ雪がたっぷり残っている。

湯ノ湖南岸から見た湯元方面

湯滝南岸から対岸の湯元方面を望む。斜面を通る白い筋が金精道路で、稜線の一番低い所が金精峠。金精峠を越えると丸沼高原スキー場やさらにその先の片品や尾瀬へ行ける。日光白根山の登山口の一つである丸沼高原スキー場へは、さいたまからだと関越道経由でも東北道経由でも距離や時間に大差が無い。

戦場ヶ原周辺の地図

何故か右側が北を指す戦場ヶ原の地図。地図のグリッドの数が南北は9個分、東西は7個ちょいなので、縦長に出来なかったデザイン上の都合だと思うことにしよう。

湯滝の上部

湯滝の上に到着。

湯滝左岸の歩道と階段

湯滝の左岸に付けられたジグザグの歩道を下りる。

湯滝

[11:27]湖畔前バス停から30分ほどで、竜頭の滝よりも迫力がある湯滝に到着。

湯滝

10分休憩して次の休憩適地である泉門池(いずみやど)へ向かう。ここから泉門池へは湯川沿いのルートが通行止めになっているので迂回路を通らなければなりませんが、迂回路への入り口はこの観瀑台の奥にある階段下にあります。そこから小滝周遊道路をたどって迂回路へと入る。

湯川沿いに竜頭の滝までのんびりハイク

湯滝下の湯川

ゆったりと流れる湯川を小滝周遊道路が渡るところ。

小滝~小田代橋間通行止めにとまなう迂回路についてのお知らせ

ここが小滝周遊道路から迂回路への分岐点。2019年の台風の影響で崩壊したルート(小滝~小田代橋)が未だに通行止めなため、迂回路を取るようになっているので注意。どうやら、2018年の山と高原地図には記されていない、新しいルートを迂回路として開設したようだ。

迂回路周辺の林

迂回路周辺の様子。

新たに設けられた迂回路

新しくこのルートを設けるには、草刈りや転圧をおこなったはず。これからもずっと残るかな?

泉門池でランチ休憩

戦場ヶ原・泉門池

[12:03]泉門池に到着。まだ新緑の季節の前なので殺風景ですが、鴨がガーガーとにぎやかである。

戦場ヶ原・泉門池のテーブルとベンチ

池のほとりにテーブルとベンチが多数設置されている。紅葉の季節だと人だらけのこの場所も、今日は誰もおらん。

戦場ヶ原・泉門池でランチ、飯盒炊爨

さてまずは飯盒炊爨。エスビットの固形燃料でご飯を炊く間に、ガスのバーナーでお湯を沸かしております。固形燃料の炎は風に弱いので風防が必須。

戦場ヶ原・泉門池でランチ

ご飯を炊き終わって蒸らし中に肉を焼き始める。

戦場ヶ原・泉門池でランチ。居酒屋天狗のサイコロステーキ

サラダ用にパック詰めで売られているとうもろこしと豆を投入。

戦場ヶ原・泉門池でランチ。飯盒で炊いたご飯。

ピンぼけだ。お焦げ付きのご飯をよそおって、サラダも準備。

戦場ヶ原・泉門池でランチ

サイコロステーキも完成~。お肉は牛のハラミで、付属の大根おろしステーキソースがめちゃうま。木皿と鉄板はこの肉と一緒に購入したもの。こんな重たいものを持って来れるのは、今回のようなハイキングか楽ちん低山のみだな。ちなみにこのハラミ肉と鉄板のセットを「テング酒場」のおインラインショップで購入できます。天狗のサイコロステーキが好きな人におすすめ。もちろん肉だけでも買える。

泉門池とマガモ

泉門池にいるマガモについての解説。ところでこの池の名称が「いずみやど」だったり「いずみやどいけ」だったりするのは何故なんだぜ?と思ったのでちょいと検索。もともと「いずみかど」だったものを誰かが読み間違えて、さらに書き間違えたものがそのまま定着したのではないかと思っていたら、同じ事を考えた人がいた。

自分も「いずみかど」だった説に一票!門に「かど」と振り仮名をしてあったのを「やど」と読み間違えて、「いずみやど」を書いてしまったのが残り続けたのに違いない。

静謐な泉門池の水面

この辺りから水が湧いているようだ。

泉門池と男体山

[13:35]では出発~。

戦場ヶ原方面と小田代ヶ原方面の分岐

右(東)へ分岐するルートをたどると小田代ヶ原へ。

戦場ヶ原を突っ切る

戦場ヶ原

しばらく歩くと開けた戦場ヶ原が見えてきた。

戦場ヶ原と男体山

そびえたつ男体山。

戦場ヶ原はどうしてできた?

戦場ヶ原の出来た仕組み。

戦場ヶ原から見た日光白根山方面

北側の日光白根山方面を振り返る。

戦場ヶ原と男体山

眺めのいい場所にはベンチがある。

戦場ヶ原の名前の由来

日光男体山と赤城山が戦場ヶ原で戦ったという話は小学校の遠足で聞かされた。

戦場ヶ原と太郎山

今は枯れ草ばかりな戦場ヶ原はもうすぐ新緑で覆われる。

戦場ヶ原の赤い川

鉄分が多いらしく、水底の土が赤く染まっている。

赤い川の理由

赤い川についての解説。そういえば赤沼茶屋の辺りまで赤土が広がってますね。

戦場ヶ原と男体山

実はいまだに男体山を登ったことが無い。

戦場ヶ原

北側を振り返る。

戦場ヶ原の湯川

5月1日から9月30日まで湯ノ湖と湯川でマス釣りが解禁されるそうだ。そういえば夏に来ると湯ノ湖は釣り人が多いですね。

戦場ヶ原の熊について

日光湯元ビジターセンターのウェブサイトをチェックすると、5月~11月は熊目撃情報があちこちから寄せられている事が分かる。

小田代ヶ原方面への橋

橋を渡らず、竜頭の滝方面へ南下する。

竜頭の滝と小田代ヶ原方面の分岐

竜頭の滝まであと1.3kmのゆるい下り。

竜頭の滝上流の湯川

竜頭の滝上流の湯川のゆるやかな流れ。

竜頭の滝の最上部

この辺から竜頭の滝の始まり。

竜頭滝上駐車場そばの廃屋

竜頭滝上駐車場そばの廃屋。

竜頭滝上駐車場そばで国道を渡る

ここで国道120号を渡る。

竜頭滝上駐車場

国道を渡ってから見た竜頭滝上駐車場。紅葉のシーズンだとここも車でびっしり。

竜頭の滝沿いの遊歩道

ここから竜頭の滝に沿って舗装された遊歩道を下る。

竜頭の滝

竜頭の滝の中ほど。

竜頭観世堂

龍頭之茶屋そばにある社。

竜頭観世堂
竜頭観世堂

新しいのか古いのかよく分からぬ。

龍頭之茶屋

龍頭之茶屋でお土産でも買うかと思って入ってみたものの、あまり惹かれる物がなかった。

竜頭の滝

[14:43]竜頭の滝の下部に到着~。茶屋の奥に入ると二俣に別れた竜頭の滝を眺めることができるという事を今回初めて知ったぞ。有料じゃなかったんか~。

竜頭の滝駐車場は朝と同じくガラガラ。下山後の温泉は閑散期の平日だったためかどこも休業中で、何とか「日帰り温泉ほの香」という施設を発見した。たまたま空いていたから良かったけど、とにかく狭い。入り口も脱衣場も湯船も狭いので、グループでは行かないほうがいいでしょう。

JR日光駅

レンタカーを返却し、再びピンクのJR日光駅に戻ってきた。

JR日光線

帰りは宇都宮駅構内で餃子を食べてから帰りました。みんみんまで行く気力は無かった…orz。

今回のハイキングを動画で振り返る

Relive ‘2021-04-15 戦場ヶ原縦断’

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